ごっつあん

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ごっつあんとは、大相撲隠語で「ありがとうございます」を意味する。

解説[編集]

ごっつぁん・ごっちゃんともいう。ただし、角界内では応答の言葉[1]として使われたり、声をかける時[2]にも使われる意味の広い言葉。力士同士の間では「ごっつあんです」とは最近はあまり言わず、「ちゃんし」となまって発音されることが多い。一般社会でも砕けた表現として使われる。

経緯・背景[編集]

そもそも力士はその体格を生かして何らかの仕事に従事しているというより、言うなれば娯楽の類を提供しているだけであり、間違えば無頼の徒にすぎないという見方も出来る。すなわち、自分の食い扶持を稼ぐ生業として相撲というのは、どうしても有力者の庇護が必要なものなのである。従って何をするにも自分で金銭を支払ってその対価を受け取る一般人とは違い、すべて無料で提供されるという前提で関取という職業が成立しているともいえるのである。そういう相撲取りに対する知識が薄い一般の店の店主にとっては、自分では金を払わないそのずうずうしい姿勢を半ば嘲笑の意味をこめて「あれは『ごっつあんです』だからな」などと言ったりすることから徐々に世間でも知られるようになった。

ごっつあんしてもらう相手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 例えば「今場所は芽が出ているかい(勝ち星を挙げているかい)」と尋ねられれば「ごっつあんです。給金直しました」と答える例など。
  2. ^ 例えばけいこをつけてもらう際に「けいこごっつあんです」といったり、借金を申し込む時には「端紙(はがみ)ごっつあんです」と言ったりする。