序二段

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序二段(じょにだん)は、大相撲番付の1つ。三段目の下、序ノ口の上。全階級の内で実質5部に相当する。

概要[編集]

呼称の由来は、番付表の下から2段目に書かれることに由来する。上から数えたら4段目であるため、江戸時代には「四段目」と呼ばれていた。15日間で7番の相撲を取る。

三段目以上とは異なり定員は決まっていない。近年では概ね東西各約100枚から150枚程度が在籍することが多い。1990年代前半は新弟子が激増したために200枚を超えることもあった。現在までの最多枚数は1994年平成6年)5月場所における210枚である。ここ最近は力士の数が不足しているためか東西で100枚未満となることも少なくない。序ノ口との比率は、規定はないが、序二段4に対して序ノ口1程度とみられる。

優勝賞金は20万円。全段で人数が最も多いので、毎場所7戦全勝が1人以上おり、全勝が複数存在することも少なくなかった。しかし近年は力士数の減少傾向が顕著であり、2013年(平成25年)3月場所では34年ぶりに全勝力士が不在になった(6勝1敗が9人)。

昇進・陥落要件[編集]

序二段に限らず、「番付は生き物」と俗称されるように、成績と翌場所の地位との関係は一定ではない。近年の番付編成の傾向をみると、以下の成績を上げれば翌場所の三段目昇進は確実とされる。

  • 20枚目以内は4勝以上。
  • 40枚目以内は5勝以上。
  • 70枚目以内は6勝以上。
  • 71枚目以下は7戦全勝(優勝の有無を問わず、無条件で昇進)。

序ノ口への陥落についてはさらに流動的で、特に翌場所に大量の新弟子が序ノ口に登場する5月場所は、序二段で負け越しても、序二段下位で全敗あるいは全休でもしない限り陥落せず(序二段も大量増員されるため、番付は下がる)、逆に序ノ口で負け越した力士までが序二段に昇進する。

1950年代までは、場所前半の前相撲新序の資格を得た優秀な新弟子は場所後半に序ノ口の取組に出場し、さらに次場所でいきなり序ノ口を飛び越して序二段の番付に載せたことがあった。現在は前相撲の力士が序ノ口の力士と対戦することはないため、(幕下または三段目の)付け出しではない力士は必ず1場所以上の序ノ口経験を必要としている。

関連項目[編集]