栃飛龍幸也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
栃飛龍 幸也 Sumo pictogram.svg
Tochihiryu 2014 May.JPG
場所入りする栃飛龍
基礎情報
四股名 栃飛龍
本名 本間 幸也
生年月日 (1987-04-23) 1987年4月23日(31歳)
出身 静岡県三島市
身長 178cm
体重 157kg
BMI 49.55
所属部屋 春日野部屋
得意技 突き・押し
成績
現在の番付 東幕下35枚目
最高位 西十両7枚目
生涯戦歴 300勝276敗14休(75場所)
優勝 幕下優勝1回
序二段優勝2回
データ
初土俵 2006年3月場所
備考
2018年10月29日現在

栃飛龍 幸也(とちひりゅう ゆきや、1987年4月23日 - )は、静岡県三島市出身で、春日野部屋所属の現役大相撲力士。本名は本間 幸也(ほんま ゆきや)。身長178cm、体重157kg、血液型O型。最高位は西十両7枚目(2013年5月場所)。突き押しが得意だが、時々右に動く相撲も見せる[1]

来歴[編集]

小学校2年次に相撲を始めた。高校は飛龍高等学校に通い、同じ三島市出身でもある磋牙司は高校の6学年先輩にあたる。

高校を卒業後は春日野部屋関脇栃乃和歌)に入門。2006年3月場所で初土俵を踏んだ。初土俵時から名乗っている四股名は、出身高校の名前が由来の「栃飛龍」。同期生には同じ部屋の栃ノ心や、松鳳山境澤政風竜電らがいる。前相撲は一番出世。番付に名前の載った翌場所以降は勝ち越しを続け2007年1月場所に初めて三段目に昇進したが、この場所で初土俵以来初の負け越しを経験。序二段に落ちた同年3月場所は7戦全勝として克の富士との優勝決定戦にも勝利、序二段優勝を飾った。翌5月場所で三段目に復帰したが、この場所は7戦全敗で終わってしまった。しかし前場所の活躍により、三段目でも高い番付にあったことから、序二段への陥落を免れると、同年7月場所に三段目で初めて勝ち越し。2008年5月場所では幕下に昇進した。

その後は幕下から一度三段目に落ちたが、幕下復帰を狙える番付にあった2009年3月場所前の稽古で入門前からの古傷がある首の骨を折る負傷をしてしまい、2場所全休を余儀なくされる。同年7月場所に序二段の番付で土俵に復帰すると、7戦全勝の華麗な復活を果たし、2回目の序二段優勝。この場所は、場所中に高校時代の恩師が逝去する不幸があり、恩師に1つでも多くの勝ち星を報告したい、という気持ちで臨んだ場所だった。

2010年1月場所で幕下に復帰すると、その場所で幕下では初めての勝ち越しを記録。それ以降は幕下に定着することとなった。同年7月場所では関取昇進の可能性があるといわれる幕下15枚目以内の地位にも初昇格。幕下上位の壁に跳ね返されることもあったが、2011年5月技量審査場所以降はこの地位に定着した。関取昇進は時間の問題と見られ、2011年11月場所は東幕下5枚目の地位で4勝3敗の成績を残したことで場所後の新関取が濃厚視されていた(7番相撲の後の花道で大勢の報道陣が栃飛龍を囲んだ事からマスコミも場所後の関取昇進を信じていたことがうかがえる)[2]がその予想は裏切られ、次の2012年1月場所は西幕下2枚目の番付に留まった。それでも腐らず精進を重ね、2013年1月場所で幕下3枚目の地位で6勝1敗という好成績を残し、翌3月場所での新十両昇進を決めることとなった[3]。新十両の3月場所で8勝7敗を上げた結果として翌5月場所は番付運にかなり恵まれ6枚上昇した西十両7枚目の地位を与えられ、最高位を一気に更新した。その後は幕下に陥落するが同年11月場所に勝ち越しを決めて関取復帰を果たす。2014年1月場所は中日まで6勝2敗と好調だったがそれ以降は12日目の徳真鵬戦での白星を除いて勝ち運から見放され、結局千秋楽に7勝8敗となって負け越しに甘んじた。西十両12枚目の地位で挑んだ翌3月場所は6日目から7連敗した末に5勝10敗の大敗に甘んじ、幕下への陥落を余儀なくされた。その次の5月場所は東幕下3枚目の地位で土俵に上がり、6番相撲で勝ち越しを決め、4勝3敗で場所を終える。この場所では西幕下3枚目の旭大星と東幕下4枚目の希善龍がそれぞれ5勝2敗の成績を残したため再十両が際どい所であったが、結果的に十両から幕下へ落ちる星の力士が6人出たため3人とも十両昇進に与った。同年11月場所は中日まで6勝2敗と好調であったものの後半戦は大崩れし、千秋楽に勝ち越しを懸けたものの敗れて7勝8敗の負け越しを喫した。2015年1月場所は番付据え置きの西十両13枚目の地位に付いたが2014年末にインフルエンザに罹ったことで不調にあえぎ、4勝11敗の不振に甘んじて関取の座を離れることとなった。[4]その後、2015年7月場所は東幕下32枚目まで番付を落とすがそこから負け越しなしで2016年1月場所を迎えた。この場所は西幕下6枚目で6勝1敗(8人による優勝決定戦に進出)と地位と成績を勘案すれば関取復帰も夢ではなかったが翌3月場所は東幕下筆頭の地位を与えられ、ここでは2勝5敗と敢え無く負け越し。その後も関取復帰の機会をうかがう番付で取り続けていたが、西幕下10枚目だった2017年11月場所で7戦全勝の幕下優勝を果たし、翌2018年1月場所での十両復帰が決まった[5]。3年ぶりに十両の土俵となった2018年1月場所は4勝11敗と大敗し、1場所で幕下に陥落となった。東幕下3枚目となった3月場所は4勝3敗と勝ち越したが、番付運に恵まれず翌5月場所は1枚上昇に留まる東幕下2枚目となった。この場所は2勝5敗と負け越し。

エピソード[編集]

  • 磋牙司は自身と同じ春日野系統の入間川部屋所属であり、磋牙司の大師匠に当たる栃錦の弟弟子である栃ノ海について本人から話を聞いたという。このこともあって春日野が勧誘した際にはある程度抵抗なく入門を決めたという。
  • 昨今では本場所の取組にマウスピースを着用する力士が幕内の土俵にも数人ほどいる傾向にあるが、栃飛龍の場合は稽古用も用意している。[6]
  • 2014年8月1日、静岡県沼津市内で振り込め詐欺被害が多発していることから沼津署の要請を受けてJR沼津駅南口で同じ静岡県出身の三段目・香富士(こちらは沼津市出身)と共に被害防止キャンペーンを行った。栃飛龍は母校の飛龍高の卒業生宅で被害が相次いだことに触れ、「詐欺犯の手口は日々変わっているので気を付けてほしい」と話した。[7]

主な成績[編集]

2018年7月場所終了現在

  • 通算成績:300勝276敗14休(75場所)
  • 十両成績:49勝86敗(9場所)
  • 各段優勝
    • 幕下優勝1回(2017年11月場所)
    • 序二段優勝2回(2007年3月場所、2009年7月場所)
栃飛龍 幸也
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2006年
(平成18年)
x (前相撲) 東序ノ口18枚目
4–3 
西序二段112枚目
5–2 
東序二段62枚目
4–3 
西序二段35枚目
6–1 
2007年
(平成19年)
西三段目71枚目
1–6 
東序二段8枚目
優勝
7–0
西三段目17枚目
0–7 
西三段目67枚目
5–2 
西三段目37枚目
4–3 
西三段目22枚目
4–3 
2008年
(平成20年)
東三段目10枚目
3–4 
西三段目21枚目
6–1 
東幕下43枚目
3–4 
西幕下53枚目
3–4 
東三段目7枚目
3–4 
東三段目16枚目
3–4 
2009年
(平成21年)
東三段目34枚目
5–2 
西三段目8枚目
休場
0–0–7
西三段目69枚目
休場
0–0–7
西序二段29枚目
優勝
7–0
東三段目32枚目
5–2 
西三段目7枚目
5–2 
2010年
(平成22年)
東幕下49枚目
6–1 
東幕下23枚目
4–3 
西幕下18枚目
5–2 
西幕下9枚目
2–5 
西幕下18枚目
2–5 
東幕下27枚目
5–2 
2011年
(平成23年)
東幕下16枚目
4–3 
八百長問題
により中止
西幕下11枚目
3–4 
西幕下13枚目
5–2 
西幕下2枚目
3–4 
東幕下5枚目
4–3 
2012年
(平成24年)
西幕下2枚目
2–5 
西幕下7枚目
5–2 
西幕下4枚目
2–5 
西幕下10枚目
5–2 
東幕下6枚目
3–4 
西幕下10枚目
5–2 
2013年
(平成25年)
西幕下3枚目
6–1 
西十両13枚目
8–7 
西十両7枚目
5–10 
東十両12枚目
3–12 
西幕下6枚目
5–2 
東幕下2枚目
4–3 
2014年
(平成26年)
東十両12枚目
7–8 
西十両12枚目
5–10 
東幕下3枚目
4–3 
西十両14枚目
7–8 
西幕下筆頭
4–3 
西十両13枚目
7–8 
2015年
(平成27年)
西十両13枚目
4–11 
西幕下6枚目
2–5 
西幕下21枚目
3–4 
東幕下32枚目
5–2 
東幕下16枚目
4–3 
東幕下11枚目
5–2 
2016年
(平成28年)
西幕下6枚目
6–1[8] 
東幕下筆頭
2–5 
西幕下10枚目
3–4 
西幕下15枚目
5–2 
西幕下8枚目
2–5 
東幕下20枚目
4–3 
2017年
(平成29年)
西幕下13枚目
4–3 
東幕下10枚目
6–1 
西幕下3枚目
3–4 
西幕下6枚目
5–2 
西幕下2枚目
2–5 
西幕下10枚目
優勝
7–0
2018年
(平成30年)
西十両12枚目
4–11 
東幕下3枚目
4–3 
東幕下2枚目
2–5 
東幕下12枚目
3–4 
西幕下17枚目
2–5 
東幕下35枚目
 
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴[編集]

  • 栃飛龍 幸也(とちひりゅう ゆきや)2006年3月場所 -

脚注[編集]

  1. ^ 西幕下7枚目・小柳「理想に近い相撲が取れています」 2016年7月21日15時18分 スポーツ報知
  2. ^ 『相撲』2012年1月号81頁
  3. ^ 栃飛龍が新十両昇進 春場所の番付編成会議 日本経済新聞 2013年1月30日(2013年1月30日閲覧)
  4. ^ 栃飛龍11敗 来場所幕下陥落確実 nikkansports.com 2015年1月26日10時57分 紙面から
  5. ^ “新十両に水戸龍、天空海=大相撲”. 時事ドットコム. (2017年11月29日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112900500 2017年11月29日閲覧。 
  6. ^ 春日野部屋 幕下力士 栃飛龍さん マウスピース・スポーツマウスピースのオーダーメイド 体験レポートVol.003 瀬尾歯科クリニック 2014年3月27日
  7. ^ 振り込め被害防止、栃飛龍関らがPR JR沼津駅南口 静岡新聞SBS 2014/8/ 2 09:33
  8. ^ 8人による幕下優勝決定戦に進出(トーナメント形式の2回戦敗退)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]