NHKワールド・ラジオ日本

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NHKワールド・ラジオ日本
NHK World Radio Japan
種別 短波放送
放送対象地域 世界の旗 世界 国際放送
日本の旗 日本国内でも聴取可能)
略称 ラジオ日本
(ラジオニッポン、Radio Japan)、RJ
コールサイン JOB6〜JOB21
開局日 1935年6月1日
運営会社 日本放送協会(NHK)
本社 〒150-8001
東京都渋谷区神南2-2-1
NHK放送センター
演奏所 NHKラジオセンター
親局 / 出力 KDDI八俣送信所  / 最大300kW
主な中継局 世界各地(当該項参照)
特記事項:開局年月日は社団法人日本放送協会のもの
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NHKワールド・ラジオ日本(エヌエイチケイワールド・ラジオにっぽん、英語: NHK World Radio Japan)とは、日本放送協会(NHK)による地上基幹放送の一種で、短波放送かつ国際放送である。ラジオジャパン: Radio Japan)(略称:RJ)とも呼ばれる。

NHKワールドは、NHKの海外向けサービスの総称で、ラジオ日本はその一つである。

沿革[編集]

※当時の社団法人日本放送協会の英称は "THE BROADCASTING CORPORATION OF JAPAN"
※この頃から「ラジオ東京(Radio Tokyo)」の呼称を使用(フランス語放送が最初)

概説[編集]

1935年(昭和10年)6月1日、日本語英語による1時間のラジオ番組が、北米西部・ハワイ向けに短波で送信され、日本の国際放送(当時は海外放送と呼んだ)の幕開けとなった。社団法人日本放送協会(現在の日本放送協会の前身)による海外放送は開始当初、正式な呼称がなかったが、やがて非公式に「ラジオ・トウキョウRadio Tokyo)」が使用されるようになり、1941年(昭和16年)1月に公式に定着した。なお、当時、欧米において同盟通信社によるモールス信号を使ったニュース送信が「トウキョウ・ラジオ(Tokyo Radio)」と呼ばれており、歴史書などで混同されることが少なくない。なお、この「ラジオ・トウキョウ」の呼称は、後に1951年(昭和26年)に同名で開局した民放局東京放送およびTBSラジオとは無関係である。

社団法人日本放送協会の海外向け放送は、終戦直後の1945年(昭和20年)9月に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の命令によって中止された。1950年(昭和25年)、放送法が施行されると、社団法人日本放送協会は解散し、業務を継承した特殊法人の日本放送協会(NHK)が発足する。この後の1952年(昭和27年)2月、「ラジオ日本(ラジオニッポン、Radio Japan)」として海外向け放送を再開する。1996年平成8年)6月には、NHKの機構改革とともに「NHKワールド・ラジオ日本」となり、現在18の言語を網羅して放送されている。

受信には、短波放送の場合は短波受信機若しくはHF無線機が、衛星ラジオ(デジタルラジオ)の場合は、NHKワールドTVNHKワールド・プレミアムのテレビ放送と同じく、直径2〜6メートルのパラボラアンテナ(日本国内の場合は東経166度にあるインテルサット8号機の衛星受信用パラボラアンテナでも受信可能)、CバンドのLNB、デジタルチューナー(DVB仕様。ハイビジョン方式に対応したDVB-S2仕様でも受信可能)が必要。

初日放送(1935年(昭和10年)6月1日)[1][編集]

1935年昭和10年)6月1日の放送は、ハワイ州を含めた北アメリカ西部に向けて実施された。それよりも前の1934年(昭和9年)に、名崎送信所から試験的に、東京中央放送局(JOAK 現・NHK放送センター)の番組を、当時日本の統治下にあった朝鮮半島台湾満州国中国東北区)など外地へ向けた同時放送を行っていたが、本来の外地だけでなく、世界各地でラジオ番組が聞かれ、受信報告書が送られた。

そこで、1935年(昭和10年)のJOAK開局10周年の事業の一環として、日系人が多く住むアメリカ大陸向けの放送を実施することを決定。同6月1日に、名崎送信所より20kW送信機1台、周波数14600Kc(現・kHzと同じ)により、次のような番組を日本時間10時30分-11時30分に放送した。

  • 10:30 - 日本語と英語による放送開始のアナウンス
  • 10:40 - 海外向け放送開始に際して、当時の社団法人日本放送協会会長・岩原による挨拶
  • 10:50 - 上記岩原の挨拶の英語訳放送
  • 10:55 - 英語によるニュース
  • 11:00 - 吹奏楽「観兵式分列行進曲」、長唄「越後獅子」
  • 11:20 - 日本語によるニュース
  • 11:25 - 翌日の放送番組予告、国歌君が代」斉唱、日本語と英語による放送終了のアナウンス

なおこの当時は、短波放送は季節ごとに電波の伝わりが変わる事から、季節の変わり目を見て周波数を変更しており、夏場は14600Kc、冬場は10660Kc、春と秋の中間期はこの2つの周波数を併用していた。

コールサイン[編集]

コールサインは、名崎送信所にはJOA6〜JOA21、八俣送信所にはJOB6〜JOB21がそれぞれ割り当てられている(いた)が、実際の放送ではこのコールサインの放送はされていない。

現在の放送状況[編集]

「NHKワールド・ラジオ日本」の放送には、日本語と英語を用いた全世界向け「ゼネラルサービス(ジェネラルサービスとも)」と、各言語の対象地域向けの「リージョナルサービス」の2種類がある。また、インターネットでもニュース番組をストリーミング配信している。放送されない時間帯はインターバルシグナルをエンドレスで次の放送開始まで流している[2]

海外向けの放送で、短波送信によるスキップ現象のため、日本国内では電波が入感しにくいが一応日本国内でも受信は可能である。短波の電波伝搬の性質上、八俣送信所KDDI所有・茨城県古河市)からの放送は受信しにくい地域季節・時間帯も存在し、逆に海外の送信所からの放送が受信可能な場合もある。なお、NHKは国内からの受信報告には通常、受信確認証(ベリカード)を発行していない。

また、短波による放送の他、NHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムのテレビ放送と同じ放送衛星を使用したデジタルラジオ放送(衛星ラジオ)も行っており、終日ノンスクランブルで受信できるようになっている(以前は終日、スクランブルが掛けられていた)。海外衛星テレビ受信装置(DVB)の受信設定によりNHKワールドTVが受信できる状態であれば日本国内を含めて受信可能である。

なお、日本語による短波放送の周波数案内や9時前と14時前に次の日本語放送の開始時間の告知も海外中継局に衛星配信している都合上、そのまま流れるが、デジタルラジオでは終日、常に受信したチャンネルで日本語放送が聴取できる。日本国内で衛星ラジオを受信している場合は2011年9月1日開始の「NHKネットラジオ らじる★らじる」とあわせて国内向け放送・海外向け放送のすべてのラジオ放送番組を高音質で聴取することができる。

NHKは基本的にNHK受信料を徴収しての運営であるが、この国際放送の運営に関しては、受信料収入のほか、日本国政府から交付金という形で、補助金が出ている。2006年11月10日には菅義偉総務大臣より橋本元一NHK会長に対し、放送法第33条「NHKに対して放送区域、放送事項、その他必要な事項を指定して国際放送を行うべきことを命ずることができる」という規定に基づき「NHKワールド・ラジオ日本において北朝鮮の日本人拉致被害者へ向けた放送をするよう」命令(その後、「要請」という表現に改めた)された(湾岸戦争当時の「緊急報道」もこのひとつ)。これに基づき、NHKは2007年3月26日から、送信設備に比較的余裕のある時間帯に『しおかぜ』(特定失踪者問題調査会)に設備を供与。これに伴い、長らくKDDIと結んでいた八俣送信所の独占使用契約を解除した。

しかし、先進国での衛星テレビケーブルテレビブロードバンド・インターネットの普及、更にはNHK新生プランにより、先進国への放送はインターネット及び衛星テレビ(NHKワールドTV、NHKワールド・プレミアム、テレビジャパンなど)での放送を重視することになり、2007年10月1日より、ロシアを除く欧州・北米・ハワイ向けの日本語放送の廃止等、先進国向けの放送を中心に大幅な削減を行った。これにより、同地域へそれまで短波で放送されていた番組「ちきゅうラジオ」の放送も、同年10月6日放送分よりインターネットへのストリーミング同時配信に切り替えられた。

また、代替手段としてNHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムのテレビ放送と同じ放送衛星を使用したデジタルラジオ放送も行われるようになった。なお、短波による日本語放送の1日通算放送時間は20時間のまま変更はないが、日本語による独自制作番組も大幅に縮小され、独自制作番組はニュース(11時台、13時台、平日18時台の時間帯のみ)、海外安全情報、周波数案内にとどまり、大半の放送時間が国内向けラジオ第1放送(一部FM放送を含む)の同時放送とラジオ第1放送、第2放送、FM放送および地上デジタルラジオ実用化試験放送の録音番組の時差放送(主にラジオ第1放送の同時放送が国会中継などでできない時間帯)に充てられた。

国際放送局による独自制作では開始冒頭と終了時に「こちらはNHKワールド・ラジオ日本、NHKの国際放送です。東京からニュースをお伝えします(お伝えしました)」というアナウンスがある(かつてはニュース終了後に現在放送中の短波放送の周波数もアナウンスしていた)。国内同時放送ではテレビ国際放送とは異なり、オリンピックやFIFAワールドカップ期間中でも時差放送などの差し替えは一切行わず、ニュース番組の国内同時放送でもテレビ・ラジオの中継音源はそのまま放送される。

ゼネラルサービスとリージョナルサービス[編集]

  • 前述の通り、ラジオ日本には、対象地域を限定しない「ゼネラルサービス」と、対象地域を定めた「リージョナルサービス」がある。ただ、あくまで「ゼネラルサービス」は編成上の考え方で、実際の送信は対象地域を決めて、最適の時間帯・周波数を選んで放送されている。
    • リージョナルサービスは内容も対象地域に限定的であり、ポルトガル語とスペイン語の放送では、発祥地のヨーロッパ向けは2012年4月現在行われておらず、それらの言語を利用するラテンアメリカに向けての内容のみを放送している。
    • 戦前は送信方向ごとに、開始アナウンスに続いて各言語の単番組(ニュース、解説、娯楽などジャンルごと)が数珠つなぎに放送された。番組ごとの独立性は薄かった(今日のコンプレックスに似たものといえる)。
  • 戦前、放送開始ならびに送信系統切替時には、山田耕筰作曲といわれる開始チャイムがテーブルチャイムで演奏され、続いて長唄・越後獅子を管弦楽用に編曲したものが演奏され、放送を開始した。
  • 戦後、長い間「ゼネラルサービス」の放送では、5分間のインターバルシグナル(IS)につづいて、古関裕而作曲によるオリジナルテーマ曲(リージョナルサービスとは別の曲)に続いて毎正時から15分間が英語ニュース、毎15分から30分までが日本語ニュースという、切れ切れの24時間放送がおこなわれていた。また、そのうち一日数回だけ、前後半30分ずつを英語と日本語で分けるという時間帯を設けた。
  • 1980年代に入り、日本標準時(JST=UTC+9)の奇数時から60分間が日本語放送、同偶数時から60分間が英語放送という24時間の交差編成になったが、1982年からラジオ第1放送の『NHKジャーナル』を並行放送するにあたり、例外的に、日本時間21時台の日本語放送と22時台とドッキングして2時間枠とし、英語放送は23時台と24時台を通した2時間枠にした。
  • その後、在外駐在員などの増加と現地からの要望により、日本語放送枠におけるラジオ第1放送の同時放送時間帯は拡大され、2006年以降、ほとんどの日本語放送時間枠で同時放送が実施されている。
    • ラジオの製作1992年3月号の山田耕嗣のコラム「BCLクリニック」によると、このラジオ第1との同時放送の拡大は、試験的に1992年1月の約1ヶ月間、アジア向けに日本時間6:00-9:00の早朝番組『NHKラジオセンター・早朝の部』の同時放送を行い、その時300kWの高出力送信機を使って放送が行われた。その後新たに300kW送信機を建設し、それを活用して1993年以後、ラジオ第1との同時放送(当初は国際放送用の自主制作と並行)を拡充していった。
    • 日本語放送には、かつてゼネラルサービスとは別枠で、「中南米向け」「ハワイ・北米向け」というリージョナルサービスの放送もあり、これらはそれぞれの地域の日系移民を主対象とした放送であった。これらは開局時の編成の名残であり、そのため、早くから、国内向けの演芸・歌謡番組を録音再生放送していた。また、これらの放送は、それぞれの対象地域の、日本語放送局や、日本語新聞社で書き取られ、ソースとして用いられていた。また英語放送の一部もゼネラルサービスと同時放送ながら「北米・ハワイ向けリージョナルサービス」の扱いで放送されたもの、またアジア向けに15分間のダイジェスト版を放送したことが一時あった。
  • 自主制作番組が大幅縮小される前までのラジオ日本の番組は、一部のニュース以外はほとんど録音番組であり、たとえば日本語放送では11時放送分、英語放送では12時放送分から更新されていた。また21世紀に入ってから、それ以前のような英語と日本語をセットにしたような編成はなくなり、日本語、英語が並行で放送される時間帯もあった。

現在の日本語番組の編成[編集]

2017年現在、国際放送独自制作の番組ではニュース(11時台、13時台、土日祝16時台、平日18時台の時間帯のみ)と海外安全情報、それに周波数案内のみとなっている。

特別編成など[編集]

  • 特別編成が実施される場合もある。例えば、国内外の大規模災害や、国内の地震津波警報発令などの緊急報道においては、英語放送の途中に日本語の臨時ニュースが割り込むこともある[3]。また、2008年までは高校野球の決勝戦・閉会式が放送される場合も編成替えが行われるが、その際は、時報1分前の周波数案内枠でその旨を告知していた。
    • 短波による日本語放送、英語放送ともに各1時間単位で放送されているが、2008年まで夏の高校野球の決勝戦・閉会式が放送される場合は14時、15時にも臨時に短波による日本語放送を実施していた[4]
  • また、一部時間帯および特別番組が放送される場合は番組編成の都合上、時報の1分前であっても途中飛び降りした上での周波数案内は放送されない[5]。バンクーバーオリンピック中継やチリ大地震関連の特設ニュース、2011年1月14日の第2次改造内閣の組閣関連の特設ニュース、同年6月2日の菅内閣不信任決議案の採決関連の特設ニュース、同年8月29日の民主党代表選挙関連の特設ニュースでは通常の周波数案内に代わって「こちらはNHKワールド・ラジオ日本です。番組の途中ですが一部の地域では放送を終了します。ご了承ください」という10秒程度のアナウンスが番組の途中に割り込む形で流れた[6]。このアナウンスは特設ニュースなどの特別編成がない限りめったに聴くことができない。また、2011年3月11日に発生した東日本大震災の特設ニュースによる特別編成があった以降は短波・衛星ラジオともすべての時間帯で周波数告知を割愛していた(2011年4月5日から周波数告知を順次再開)ほか、独自編成のニュース終了後およびNHKのど自慢の時差放送終了後、「こちらはNHKワールド・ラジオ日本です。途中からですが、ニュースをお伝えします(番組をお送りします)」という10秒間の飛び乗りアナウンスが流れた(2011年9月上旬〜中旬に数回放送された「旅ラジスペシャルライブ」放送時にも同様のアナウンスが流れた)。
  • ラジオ第1放送の同時放送でも、その時間帯に国会中継や、放映権の都合および電波運用面の都合で放送できないスポーツ番組(『大相撲中継』、『NHKプロ野球』のナイトゲームは除く)が第1放送で放送される場合は、主にFM放送・地上デジタルラジオ実用化試験放送の音楽番組を中心に差し替え、同時・時差放送を行う。国政選挙の政見放送ではローカルニュース枠での放送または全国放送枠の全地域で放送がある場合も適用されるが、全国放送枠の一部地域のみで行われる場合は裏送り扱いでそのまま通常番組を放送。但し、国会中継に関しては本会議場における総理大臣の演説や党首討論など内容によっては通常通りそのまま国内同時放送を行う場合がある。短時間程度の場合はフィラー音楽に差し替えられる場合もある。
  • ただし、日曜日9時台の『日曜討論』と12時台の番組はラジオ第1放送が高校野球全国大会の中継があっても他の放送波で放送されるため、通常通り放送される[7]。例外として2011年の東日本大震災発生以降、緊急ニュースを迅速に伝える対応から同年の選抜高校野球大会を独自編成の定時ニュース放送時を除いてそのまま放送した事例がある。
  • オリンピック中継は過去に2008年の北京大会と2010年のバンクーバー大会でそのまま同時放送を行った事例がある。
  • タイ王国2014年5月22日に発生した「軍事クーデター」では、タイ王国軍による非常事態宣言が軍事政権によって、NHKワールドTV・NHKワールド・プレミアが寸断された為、翌日5月23日から6月18日午前10時(日本時間)まで、タイ在住日本人や日本人旅行者に対して、タイ王国向けに短波放送で24時間臨時日本語放送を、八俣送信所の施設を使って臨時放送を実施した[8]

ニュース番組[編集]

  • 日本語放送のニュースには、NHKラジオ第1放送NHKラジオセンターのニューススタジオから)と並行で送出されるもののほかに、ラジオ日本独自のものがあるが、原稿内容はともに報道局(ニュースセンター)が制作したものである。担当は主にOBアナウンサー(日本語センター専属・嘱託職員・シニアスタッフ・契約出演者)が務めるが、まれに正職員のアナウンサーが入る場合もある。
  • ラジオ日本のストレートニュースは、一日の放送で最も早い回のものだけが生で、その後、日本語以外の言語は原則として録音で繰り返される。また、昼から夜にかけて広い時間帯で放送されている場合は、昼の部、夜の部で別のニュースを放送する。この場合も、夜のもっとも早い時間のニュースがその後の回でも用いられる。また、NHKラジオ第2放送で放送されている英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語ニュースは、その後の時間帯の国際放送でも繰り返し使われる。担当は国際部の各言語アナウンサーであり、作業ローテーションの中に組み込まれている。なお、NHKの正職員以外の契約アナウンサーが担当する場合もある。ラジオ第2での放送時間については後述の項と、NHKラジオ第2放送・番組の一覧を参照。
    • 前述の理由により、たとえばコリアンサービス、中国語放送、ロシア語放送では、生放送の当番アナが置けない時間帯の放送については、冒頭10分のニュースを削除して、録音部分(20分間)だけを放送している。ただし、それらの前後には必ず時間枠の余裕が設けてあり、緊急時にはすぐにニュース枠を拡大できる。

送信所[編集]

送信所所在地の後の放送局名は、中継国際放送送信所の所有者。ない場合は所有者不明。中波・FMでの配信の場合、送信所所有者の後ろに明記した。日本語放送では、周波数アナウンスを行う場合に中継局を介したものであれば、所在国・都市名をアナウンスする場合があるが、時間帯によっては中継局の所在地をアナウンスせず、その放送が行われる対象大陸のみをアナウンスすることもある(例:「シンガポールを中継する東南アジア向けの…」「イギリスを中継するヨーロッパ向けの…」)。

アジア・オセアニア[編集]

アフリカ・ヨーロッパ[編集]

アメリカ大陸[編集]

過去に実施されていた送信所[編集]

1980年代にここのシネス送信所(250kW)からの中継が毎日1時間行われていた。

送信所に関しての備考[編集]

  • 1980年代後半に行われた八俣送信所の大規模改修工事の際、空中線電力の最大出力を500kWで申請していたが、送信所周辺の住宅事情等を考慮して、結局300kWに落ち着いた。改修工事が為されて今日のような送信設備に整備されるまでは、「ラジオ日本(当時の名称)はの鳴くような声」と揶揄され、近隣諸国を除けば受信困難な放送局の一つだった。
  • かつて、パナマに専用の送信所の建設を計画していたことがあった。パナマは北米と南米のほぼ中間に位置しているので、これらの地域での受信状態改善ができると期待されたが、結局実現に至らなかった。
  • 1980年代後半に、八俣送信所周辺の地域の作業停電のため、数時間八俣送信所からの送信が全くできない日があった。この頃の八俣送信所には自家発電設備もなかったのである。
  • BBCとCBC、RFIとは「交換中継(中継国際放送)」という形をとっており、これらの局に中継放送を行ってもらう代わりに、相手局も八俣送信所からアジアオセアニアへ向けての中継送信を行っている。CBC(ラジオ・カナダ・インターナショナル)は1988年から1989年の一時期、日本語放送を八俣送信所からのアジア、オセアニア向けに中継放送を行ったことがあったが、その後中国CRI)・韓国KBSワールドラジオ)の中継に切り替えた。日本語以外の番組は引き続き八俣送信所からの放送を継続していたが、日本語放送自体は1991年3月に廃止、2012年には短波での国際放送そのものを全廃している[9]。またRFI、BBCの国際放送の日本中継もそれぞれ2006年10月[10]、2008年10月[11]に八俣送信中継を廃止されているが、ラジオジャパン側からの中継は廃止となったRCIを除いて継続している。

使用言語[編集]

全世界向け(ゼネラルサービス)[編集]

アジア地域向け[編集]

中東アフリカ大陸向け[編集]

中米南米向け[編集]

ヨーロッパ向け[編集]

番組一覧[編集]

大半の放送時間が国内向けラジオ第1放送(一部FM放送を含む)の同時放送とラジオ第1放送、第2放送、FM放送および地上デジタルラジオ実用化試験放送の録音番組の時差放送(FM放送の番組は国内同時放送の場合あり。主にラジオ第1放送の同時放送が国会中継(総理大臣の演説や党首討論などは除く)や放送権および電波運用面の都合で放送できないスポーツ中継が組まれている時間帯)を行っている。

終了[編集]

  • TOKYO通信(2004年3月終了)
  • TOKYO発 きょうの日本(2008年3月終了)
  • (都市名)からこんにちは(月1回の生放送)

ラジオ第2での放送[編集]

ニュース[編集]

1990年に試験特番として放送を開始(レギュラー化は1992年から)したNHKラジオ第1放送の「ラジオ深夜便」で、午前0時から3時の毎時00分から5分間程度、ゼネラルサービスのニュース番組(0時・2時は英語[12]、1時・3時は日本語。4時は通常のNHKニュース)を数年間放送していたが、その後終了。

それに代わる形で1995年ごろから、NHKラジオ第2放送にチャンネルを移動させる形で、在日外国人向けの外国語ニュースの提供を開始。まず14時と23時から15分間ずつにゼネラルサービスの英語ニュースを同時放送するようになり、その後放送言語が追加された。英語ニュースは当初2回だったが、現在は1回のみとなった。

2016年時点で、ラジオ第2放送での外国語ニュースは、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、ハングルの5言語で、各1日1回放送される。

なお、2012年3月25日実施の周波数変更に伴い、冒頭の「この時間は○○語ニュースをお伝えします」のアナウンスが一部変更され、「これから○○語ニュースをお聞きいただきます」とのコメントに引き続き、各言語の放送がインターネットでのストリーミング配信でも視聴できることと、そのURLをアナウンスするようになった。

その他の備考[編集]

  • 外国で受信される事を目的としているので、日本国内で受信してレポートを郵送してもベリカードは原則として発行されず、広報用のポストカードが送られてくる(外国で受信した証明が出来ないのでベリの送り先を日本国内とした報告も認められない)。しかし、開局記念などの特例で期間限定で国内からのレポートに対しても確認証の発行を行うことがある。外国での受信であれば、報告者は邦人・外国人の別を問わない。また、日本国が領土と定めてはいるが、実効的な支配が及んでいない地域(例:北方領土および日本海東シナ海の国境周辺の小島)からの報告については、その特殊な事情からNHKも受信状態に関心があると思われ、海外報告同様の扱いを受けると思われる。一方、NHKワールドTVとNHKワールド・プレミアムのテレビ放送の受信報告書に関しては、日本国内外を問わずレポートを郵送してもベリカードの発行は行わない。
  • 1957年2月1日〜1958年2月28日、1958年12月19日〜1962年2月28日の間、南極観測隊・越冬隊を支援するためにラジオ日本は航行中の観測船「宗谷」乗組員および南極昭和基地の越冬観測隊に向けて日本語試験放送を放送した。この放送は遠洋漁業を営む船でも聴取され、好評を呼んだ。
  • 2008年4月から2012年3月まで、NHK名古屋放送局の要望で、ポルトガル語の時間というポルトガル語放送の録音番組(毎日の放送の後半20分)が配給されており、愛知・三重・岐阜・静岡県下のNHKラジオ第2放送で、早朝と深夜から再生放送されていた。これは東海地方の多くに日系ブラジル人が多く住んでいたことに配慮して行われたものだが、あくまで名古屋放送局に対する「コンテンツの供給」であり、ラジオ日本の放送とは区別される。

脚注[編集]

  1. ^ 出典・ラジオの製作1992年6月号
  2. ^ 2011年3月11日の東日本大震災発生からしばらくの間はラジオ第1放送の同時放送を含めて終日、日本語放送を同時配信していたこともあった。
  3. ^ M7.6以上の大地震で津波の可能性がある場合、自動音声が流れる。短波・衛星ラジオとも放送中の言語に関係なくすべてのチャンネルで割り込む。
  4. ^ 衛星デジタルラジオでは常に9時台、10時台、14時台、15時台にも日本語放送を行っている。
  5. ^ ラジオ深夜便』放送時は毎時、時報の1分前に一旦途中飛び降りした上で周波数案内が放送される。
  6. ^ 日本語放送のみ。一部の地域における放送終了は短波放送であり、次の時間帯も短波で放送される地域や衛星ラジオではそのまま放送を継続。
  7. ^ ひるのいこい』・『ここはふるさと 旅するラジオ』・『民謡をたずねて』はFM放送、『日曜討論』・『NHKのど自慢』は総合テレビでそれぞれ通常通り放送されるため。
  8. ^ “タイ向け臨時送信終了のお知らせ” (プレスリリース), 日本放送協会, (2014年6月12日), http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/japanese/info/thai_freq.html 2014年9月26日閲覧。 
  9. ^ 日本放送協会の中継国際放送に関する協定の廃止の認可及び日本放送協会所属の中継国際放送を行う基幹放送局の廃止の認可 総務省報道資料 平成24年6月13日
  10. ^ 日本放送協会の中継国際放送に関する協定の廃止の認可 同上 平成18年9月13日(国立国会図書館アーカイブ)
  11. ^ 日本放送協会の中継国際放送に関する協定の廃止及び変更の認可 同上 平成19年6月13日(同上アーカイブ)
  12. ^ この当時、0時の英語ニュースはオープニング直後のヘッドラインを差し換えて、2時のそれは時報の直前に当たる1:58頃にそれぞれ当日の担当アンカーから、ヘッドラインを日本語で説明してから英語ニュースとしていた

関連項目[編集]

外部リンク[編集]