円谷エンターテインメント

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株式会社円谷エンターテインメント(つぶらやエンターテインメント)は、かつて存在した日本の映像制作会社。

会社データ[編集]

歴史[編集]

1989年7月、円谷プロダクションを退社した円谷粲円谷映像を設立。

設立にあたって円谷プロダクションは一切関与していないが、円谷プロダクションの下請けとして『ウルトラシリーズ』関連番組などの制作も手掛けていた。

2004年1月、売り上げの低迷により、アートポートに事業譲渡して名称を円谷エンターテインメントに変更。

その後2015年の円谷映像新社を経て、2022年9月までにマーチャント・バンカーズの子会社または孫会社化(娯楽TV→娯楽TVメディア・コンテンツ→EJTC社(Estonian Japan Trading Company AS))した円谷メディア・コンテンツが継承している[1][2]

作品[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

映画[編集]

オリジナルビデオ[編集]

制作協力[編集]

制作著作[編集]

訴訟[編集]

  • 2007年12月27日、円谷映像から円谷エンターテインメントへの事業譲渡について、円谷粲の説明内容に虚偽があったとして東京地裁に提起した。円谷粲に対して不法行為に基づき、事業譲渡代金相当額5億5千万円の損害賠償を求めると共に、円谷粲が円谷プロダクションの副社長を務めていたことから、円谷プロダクションに対しても使用者責任に基づく、同額の損害賠償の支払いを求めるものであった[5]
  • 2010年7月8日、『ウルトラQ dark fantasy』の企画費未払いについて東京地裁より、約7800万円の支払いを命じられている。円谷プロダクションは円谷映像が債務超過に陥り、円谷エンターテインメントに事業譲渡された際に、プロデューサー料を含む企画費として約9500万円を支払う契約についても引き継がれたと判断されて、円谷プロダクションに支払われなかった約8600万円を求めた訴訟を起こしていた[6]

関連書籍[編集]

  • 竹書房 / イオン 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 

脚注[編集]

関連項目[編集]