ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ

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ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』(ウルトラぎんがでんせつがいでん ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ) は、2010年11月26日(STAGE I)、12月22日(STAGE II)に発売されたオリジナルビデオ作品。

2009年に公開された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の後日談で、2010年公開の『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の前日談となる作品[1]イベントや雑誌展開で登場してきたダークロプスゼロとの映像作品における決戦を描く。ウルトラマンゼロの主演作であると同時に、ZAPのレイ達も活躍するなど、『大怪獣バトル』シリーズからの流れも含んでいる。

特徴[編集]

  • 監督のおかひできにとって、本作はウルトラシリーズ初監督作品である[2][3]。おかは本作について、計算して作り上げているわけではなく、やりながら予想外のものが生まれて拾い上げていったと述べている[4]
    • 冒頭の岩場に佇むウルトラマンゼロのシーンのロケーションが、撮影初日であった[4]。当初はゼロに照明を当てる予定であったが、おかが夕暮れを見て電飾を活かす形にすべきではないかと迷っていたところ、準備していた照明が突然落ちた。これを見た照明の佐藤才輔の賛同もあり、そのまま撮影が敢行された[5]
    • 撮影初期は、ゼロの演技は正統なウルトラマンのイメージのものと、スーツアクターの岩田栄慶の発案による人間的な仕草を取り入れたものの2パターンが撮影されたが、最終的には後者で統一された[4]
    • 絵コンテで参加した漫画家の松原朋広はおかの同郷の友人で、本作の絵コンテはおかの自宅に2週間缶詰状態になって描かれた[4]。この絵コンテを見たゼロ役の岩田やカメラマンの富田伸二はこれ以上のものを作り上げるべく意欲を燃やしたといい、おかは絵コンテが果たした役割は大きかったと述べている[4]。その後、松原はおかが監督した『ウルトラゼロファイト』第一部「新たなる光」にも参加している。
    • 別次元のヒュウガの髭が伸びているのは、ヒュウガ役の小西博之の発案によるものである[4]。髭を剃った後に同じ場所で本次元のヒュウガのシーンを撮影したため、太陽光の当たり方などが異なっているが、編集により調整されており、おかは「無理してやっただけの効果があった」と述べている[4]
  • メカゴモラの描写以外にも、タイトルロゴなどが映画『ゴジラ対メカゴジラ』のオマージュとなっている[4]。また、ウルトラマンレオの登場シーンは漫画『ザ・ウルトラマン』でメロスが初登場する場面をイメージしている[4]

あらすじ[編集]

ZAP SPACYにSOS信号が届き、ハルナ、クマノ、オキを輸送任務に残してヒュウガとレイがスペースペンドラゴンに乗って急行する。

ペンドラゴンは多次元宇宙に浮かぶ謎の惑星チェイニーに漂着し、そこで二人はもう一人のヒュウガ達に出会う。ここではサロメ星人がある秘密実験を行っており、レイ達の前にゴモラに酷似したメカゴモラが出現、レイはゴモラを召喚して応戦する。さらにウルトラマンゼロも駆け付けるが、彼の前にはウルトラマンやウルトラセブンに酷似したニセウルトラ兄弟に加え、かつての自身に酷似した戦士テクターギアブラック、そしてその正体であるダークロプスゼロが立ち塞がる。

登場キャラクター[編集]

登場ウルトラマン

登場怪獣・宇宙人[編集]

ダークロプスゼロ
テクターギアブラックの姿で、ゼロの前に姿を現したロボット戦士。サロメ星人の率いるメカゴモラやニセウルトラ兄弟とともに、ゼロやレイの召喚するゴモラに戦いを挑む。外見はゼロに酷似しているが、ゼロとは色違い(体色は上半身が赤銅、手と下半身が黒)で、額にあるビームランプとカラータイマーと瞳は白く、赤く連結した単眼を持つ。自我を持ち、機械的なエコーのかかった寡黙かつ低い口調で喋る。捕まえたヘロディアを嘲笑し、命を「儚い物」と称する冷酷な一面を持つ。
頭部には、ゼロのゼロスラッガーと同型の宇宙ブーメランダークロプスゼロスラッガー[6]が装着されており、他にもダークロプスゼロショット[1][6]ダークロプススラッシュ[6]など、ゼロと同じような技を使用するが、ゼロツインシュートの模倣技は見せておらず、またプラズマスパークの力を受けていないためにゼロツインソードやプラズマスパークスラッシュなどは使用できない[8]。独自の技として単眼から発射する破壊光線ダークロプスメイザー[1][6]を持つ。さらに胸部に内蔵された砲門(後述するディメンジョンコア)を展開し、相手を時空の狭間へと飛ばす超時空波動光線ディメンジョンストーム[1][6]も発動可能。また、片腕からダークロプスゼロチェンジャー[1][注釈 1]という特殊な光線を放ち、これでメカゴモラを洗脳して自らの配下にしている。それ以外にも上記のダークロプスゼロスラッガーを両手に持ったまま両腕を交差させ、その状態で自らも回転しながら繰り出す突撃戦法も使用し、これで一度はゼロの持っていたゼロツインソードを宇宙の果てまで弾き飛ばしている。また、本作以外にもババルウ星人を一撃で消滅させた紫色の破壊光弾を放つことができる。この時は黒雲を身に纏いながら登場し、ゼロのエメリウムスラッシュですら全く効かなかった[9]
サロメ星人に使役されているが、真の正体はカイザーベリアル率いるベリアル銀河帝国の量産型兵士ダークロプスプロトタイプとして建造された機体。ダークロプスには無い時空移動装置ディメンジョンコアを搭載しており、実験中に機械が故障してベリアルの下へ戻れなくなり、宇宙を彷徨っていたところをサロメ星人に回収され、命令に従うよう改造を施されて手駒として利用されていた。名前の最後の「ゼロ」もダークロプスの第0号であることを意味している。
初戦ではゼロを圧倒してディメンジョンストームで、ニセウルトラマン(SR)、ニセセブン(SR)、ニセエース(SR)ともども、ゼロを時空の狭間に飛ばす。その後、サロメ星人の支配を脱すると基地を破壊して彼らを全滅させ、洗脳・配下にしたメカゴモラとの連携でゴモラを苦しめるが、時空の狭間から帰還したゼロとの再戦ではすでに技を見切られていたこともあり、逆に圧倒される。ゼロの新技ビッグバンゼロでダークロプスゼロスラッガーを破壊され、ディメンジョンストームを放とうとしたところをゼロツインソードによるプラズマスパークスラッシュで切り裂かれる。敗北後、意味深な言葉[注釈 2]を残すと右腕を自身に突き立ててディメンジョンコアを暴走させ、惑星チェイニーを道連れにして自爆を遂げた。
ウルトラマンゼロ THE NEW HERO LEGEND』では一般怪獣と登場しており、ZAPに入隊した子供と一体化したゼロのゼロツインソードで呆気なく倒された。
  • 当初はショーや雑誌展開などで謎の戦士テクターギアブラックとして登場し、本作品で初めて正体が明かされた[6]。ダークロプスゼロの人気が高まったことから、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にダークロプスが登場することとなった[6]
テクターギアブラック
  • 身長:45メートル[1][7]
  • 体重:4万5000トン[1][7]
ダークロプスゼロが鎧=テクターギアを装着していた時の姿。かつてゼロがテクターギアを装着していた姿「テクターギア・ゼロ」に酷似している。テクターギアブラックキックテクターギアブラックタックル、ゼロと同様の体を光球状に変えての連続突進攻撃などで戦う。感情が高まると黒いゴーグルに隠されている目の部分がテクターギア・ゼロのように赤く発光する。
ウルトラマンゼロ 激突!テクターギアブラック!!』ではこの姿でK76星に現れ、ゼロに止めを刺すところをレオに乱入され逃亡する。この時はジオルゴンを一撃で消滅させた白色の光線を使用していた。
以降の続編は雑誌記事で展開され、セブンとゼロの最強必殺技コンビネーションゼロでビームミサイルキング(もしくはクラッシュライザー)共々鎧を爆破され、ダークロプスゼロとしての実体を現す。最後はセブン共々追い詰めるところを、ゼロのゼロスラッガーで変化した「ゼロスラッガーギア」(スーパーフォームもしくはキーパーフォーム)の攻撃を受け、次元の彼方へ消える。
本作にてゼロとの本格的な戦いが描かれる。サロメ星人に反乱しないようテクターギアを装着され、ゼロと戦うが、ゼロと激闘している間に自らテクターギアを破壊し、ダークロプスゼロとしての実体を現した。
『ウルトラマンジード』に登場するダークロプスゼロ
ウルトラマンジード』第3話「サラリーマンゼロ」に登場。
伏井出ケイによって街中に出現し、迎え撃ったウルトラマンジード プリミティブの攻撃を頑丈な身体で平然と受け止め、苦戦させる。ウルトラマンゼロに介入されて一時撤退した後、ゼロをおびき出そうとするケイによって再び出現し、迎え撃ったジードをケイによってさらに出現した2体と共に追い詰めるが、ジードがウルトラセブンのウルトラカプセルを得てソリッドバーニングへ変身したことから形勢は逆転し、3体とも撃破される。
  • 当初は登場するのは1体のみであったが、監督の坂本浩一はソリッドバーニングの多彩な技を見せるため絵コンテで追加し、3体となった[10]
別次元のレイモン[7]
  • 身長:2メートル[7]
  • 体重:220キログラム[7]
惑星チェイニーに辿り着いていた別次元のレイが、レイブラッド星人として覚醒した姿。
同じレイオニクスであるレイの存在をテレパシーで感じ取ったことによってレイブラッドの闘争本能に目覚めかけているうえ、彼と違ってそれを克服する出来事を体験していない(胸にアイスラッガーによる傷痕がない)ことから、バーストモードになっている。レイに比べてやや熱血気味で、コミカルな面も見せる。
レイのパートナー怪獣
メカロボット怪獣 メカゴモラ
サロメ星人が別次元のレイが持つネオバトルナイザーのデータからゴモラを模して製造したメカ怪獣。惑星チェイニーに現れ、ダークロプスゼロと共にレイの召喚するゴモラやゼロに戦いを挑む。ヘロディアは「性能はオリジナルより遥かに優れている」と評する。
戦闘能力はゴモラをベースに設計され、超振動波を元にしたメガ超振動波[1][11][7]や、鎖付きの両手をジェット噴射で飛ばして相手を捕らえるナックルチェーン[1][11][7]の他、全身から発射されるメガボディーミサイル[1][11]や左胸の発光部からのビームクラッシャーメガ[1][11][7]、右手から連射するメガフィンガーミサイル[1][11][7]など内蔵された多彩な武器を使う。装甲も、通常の打撃攻撃はおろか超振動波やリトラの火球の直撃を受けても効かないほど強固である。
その強大な戦闘能力でレイのオリジナルゴモラを圧倒するも、そこに現れたゼロのチョップで角を折られ、ナックルチェーンもウルトラキック戦法で破壊されて一時戦闘不能に陥るが、ゼロとテクターギアブラックの戦闘中に復活すると、サロメ星人の基地に突入しようとするリトラをレイもろともメガ超振動波で撃墜する。その後は修理され、サロメ星人の基地を破壊しようとしたレイたちの前に再び姿を現すも、ダークロプスゼロのダークロプスゼロチェンジャーによって洗脳され、その配下にされる。今度はダークロプスゼロとの連携でゴモラを苦しめるが、時空の狭間から帰還したゼロの乱入でダークロプスゼロと分断され、最後はレイと別次元のレイモンの思念を受けてパワーアップしたゴモラの超振動波を受けて破壊された。
  • 出現シーンなどには東宝の『ゴジラ対メカゴジラ』のメカゴジラへのオマージュがされている[4][11]
  • メカゴモラの登場はシナリオ決定前から予定されていたが、映画と同時進行での作業となったために充分な時間がなく、キャラクターデザインの後藤正行はラフスケッチを描いたのみで細部は造形班に委ねられた[12][11]
  • 「ウルトラマン オフィシャルデータファイル」では、EXゴモラのデータもフィードバックされていると解説されている[要文献特定詳細情報]
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するメカゴモラ(SDI)
映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。
ウルトライブシミュレーションにて千草がウルトライブ。ヒカルがライブしたゴモラ(SDI)、健太がライブしたゴモラ レイオニックバースト(SDI)、美鈴がライブしたEXゴモラ(SDI)と対決を繰り広げるが、千草が調子に乗ってミサイルやビームを乱射して3匹を攻撃したためにひんしゅくを買って袋叩きにされ、尻尾を引きちぎられた果てに4匹の中では最初に敗北した。
『ウルトラマンX』に登場するメカゴモラ
ウルトラマンX』第14話「光る大空、繋がる大地」に登場。身長・体重は初代と同じ[13][14]
地球に呼び寄せたマーキンド星人からスパークドールズの状態でギナ・スペクターの手に渡り、グア軍団の戦力として召喚される。Xioの基地オペレーションベースX周辺で暴れ出し、その後サイバーゴモラと互角の激闘を繰り広げるも、最後はサイバー超振動波とUPGのアリサ隊員の放ったウルトライザーのコンビネーション攻撃で破壊された。
『ウルトラファイトオーブ』に登場するメカゴモラ
ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』に登場。
レイバトスの手により復活させられた個体が登場し、惑星ヨミにて同じくレイバトスの手により復活させられたジュダ・スペクターと共にウルトラマンゼロを追い詰めるが、ウルトラマンオーブがゼロの救援に現れ、こちらと戦うこととなった。ライトニングアタッカー形態のオーブの攻撃を寄せ付けない強さを見せるも、オーブトリニティ形態に変身したオーブの前には手も足も出ず、最後はジュダ・スペクター共々ウルティメイトゼロソードとトリニティウムブレイクの連携攻撃を受けたうえ、オーブスラッシャーによる斬撃で倒された。
『ウルトラマンジード』に登場するメカゴモラ
ウルトラマンジード』第19話「奪われた星雲荘」に登場。
地下基地「星雲荘」を占拠した伏井出ケイの持つ怪獣カプセルの1つから召喚され、星雲荘の管理システム・レムの人間態を強制収容し、破壊活動を開始する。迎え撃ったウルトラマンジードのプリミティブ形態やアクロスマッシャー形態を追い詰めるが、レムがケイによる支配に反発して彼を星雲荘から撃退したうえ、メカゴモラの弱点が首であることをジードに教えたことで、形勢は逆転する。最後はロイヤルメガマスター形態へ変身したジードのスペシウムフラッシャーを受け、爆散した。
侵略星人 サロメ星人
かつてウルトラセブンと戦ったサロメ星人の同族。女性リーダーのヘロディアと男性の助手2名(ガナエス・イラテ)[注釈 3]が登場。
ニセウルトラ兄弟(SRチーム)
  • 身長・体重:本物のウルトラ兄弟と同じ[16][7]
  • 出身地:惑星チェイニー[16][7]
サロメ星人が本物のウルトラ兄弟を模して作り上げたロボット軍団[注釈 4]。惑星チェイニーにやって来たゼロの前に立ちはだかる。
いずれも腰や手足の関節部に、かつてのにせウルトラセブンと同様のプロテクター(強化パーツ)が着いており、それを除けば本物との差異は無く、必殺技や戦闘時の仕草・ファイティングポーズ、声なども本物と同じである。
基地内で量産もされており、サロメ星人はディメンジョンコアを利用してニセウルトラ兄弟をあらゆる次元に送り込み、全宇宙の制圧を企んでいた。別次元に送り込まれようとしていたチームはレイの使役するゴモラの超振動波で起動前に破壊され、基地内で待機していた残りの機体もダークロプスゼロのダークロプスメイザーによって破壊され、基地もろとも全滅した。
  • 名前に付くSRはサロメロボットを意味し、過去のにせウルトラマンやエースロボットとの区別も兼ねた呼称とされる[8][16]
  • スーツは各ウルトラマンの既存のスーツを改造したもの[16]。当初はサロメ星人の基地に並んでいるだけの背景として描かれる予定だった[3]。脚本では、次元トンネルでの戦いで登場するのはプリズ魔であった[3]
ロボット超人 ニセウルトラセブン(SR)
ウルトラセブンを元に作られたロボット。かつて本物のセブンに破壊されたにせウルトラセブンの別機体[1]。SRチームを統率する隊長ロボの役割を担う[1]
本物のセブン同様にニセアイスラッガー、ニセエメリウム光線、ニセワイドショット、ニセウルトラキックなどの同じ技を使う[1]
ゼロと戦った機体は、次元の狭間でニセウルトラマン(SR)とのコンビでゼロを苦しめるが、ウルトラマンレオがゼロの救援に駆けつけたことで形勢が逆転。レオとゼロのタッグに圧倒され、2人の合体光線レオゼロダブルフラッシャーでニセウルトラマン(SR)ともども爆破された。
ロボット超人 ニセゾフィー(SR)
ゾフィーを元に作られたロボット。本物のゾフィー同様にニセM87光線[1]を使う。ゼロと戦った機体は、レイとヒュウガが惑星チェイニーに来た頃にはニセジャック(SR)ともども、すでに倒されていた。
ロボット超人 ニセウルトラマン(SR)
ウルトラマンを元に作られたロボット。
本物のウルトラマン同様にニセスペシウム光線、ニセ八つ裂き光輪、ニセウルトラアタック光線などの同じ技を使う[1]他、猫背のファイティングポーズや、地上に降り立った時に両手を腰に添えるポーズまで再現されている。
ゼロと戦った機体は、ニセセブン(SR)とのコンビで次元の狭間でゼロを苦しめるが、レオがゼロの救援に駆け付けたことで形勢が逆転。レオとゼロのタッグに圧倒され、レオゼロダブルフラッシャーでニセセブン(SR)共々爆破された。
ロボット超人 ニセウルトラマンジャック(SR)
ウルトラマンジャックを元に作られたロボット。
ゼロと戦った機体は、レイとヒュウガが惑星チェイニーに来た頃にはニセゾフィー(SR)ともども、すでに倒されていた。本物のジャック同様にウルトラブレスレットを付けており、ニセウルトラランスを使う[1][注釈 5]。なお、別次元へ送り込まれようとしていた機体は、最初からニセウルトラランスを手にしている。
ロボット超人 ニセウルトラマンエース(SR)
ウルトラマンAを元に作られたロボット。
本物のエース同様にニセメタリウム光線、ニセバーチカルギロチン、ニセパンチレーザーなどの多彩な光線技と[1]、ニセエースリフターといった本物同様のパワー技が得意。
ゼロと戦った機体は、次元の狭間でも光線技やパワーを駆使してゼロと渡り合うが、ワイドゼロショットで爆破された。
銀河皇帝 カイザーベリアル
悪のウルトラ戦士ウルトラマンベリアルがベリアル銀河帝国の皇帝となった姿であり、ダークロプスゼロの本来の主。
サロメ星人に囚われていたダークロプスゼロの脳裏に、紅蓮の炎の中に立つ姿のイメージで現れていた。

登場メカニック・アイテム・その他用語[編集]

ネオバトルナイザー
レイがゴモラとリトラをモンスロードし、戦わせる際に使うバトルナイザー。
惑星チェイニー
本作の舞台である惑星。レイとヒュウガが時空の裂け目に飲み込まれた末に漂着する。サロメ星人の実験により、どの時空にも属さない特異な惑星と化している。
サロメ星人の基地
チェイニーにおけるヘロディアらの研究施設で、ガラス貼りのドームと細身のタワーが合わさった外観となっている。施設の周囲には、外部からの攻撃に備えて強靭なバリヤーが張られ、出入口は岩山に複数隠されている。内部には指令室のほか、メカゴモラやニセウルトラ兄弟(SR)の製造施設兼格納庫が存在している。最後はヘロディアの支配を脱したダークロプスゼロによって壊滅する。

キャスト[編集]

声の出演[編集]

  • ウルトラマンゼロ、ダークロプスゼロ - 宮野真守
  • ウルトラマンレオ - 真夏竜

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

『新しい光』
作詞:田靡秀樹 / 作曲・編曲:小西貴雄 / 歌:voyager
ウルトラマンゼロの応援歌として各地のショーなどでも使用されている。

作品リスト[編集]

話数 タイトル 登場怪獣・宇宙人 ゲスト
ウルトラマン
発売日
STAGE I 衝突する宇宙 ダークロプスゼロ
テクターギアブラック
メカゴモラ
ニセウルトラセブン(SR)
ニセゾフィー(SR)
ニセウルトラマン(SR)
ニセウルトラマンジャック(SR)
ニセウルトラマンエース(SR)
サロメ星人ヘロディア
サロメ星人ガナエス
サロメ星人イラテ
ゴモラ
リトラ(S)[注釈 6]
別次元のレイモン[注釈 7]
カイザーベリアル[注釈 8]
2010年(平成22年)11月26日発売
STAGE II ゼロの決死圏 ウルトラマンレオ 2010年(平成22年)12月22日発売

テレビ放送[編集]

2011年(平成23年)『ウルトラマン列伝』において8月24日よりテレビ初放送。3話連続ドラマ[注釈 9]として再構成され、2話と3話冒頭にヒュウガ船長による「前回までのあらすじ」のナレーションが追加。及び3話ラストに『ベリアル銀河帝国』から数カットがインサートされ、映画との繋がりをより強調する編集版となった。

2015年5月5日から『新ウルトラマン列伝』内で「激闘ウルトラマンゼロ」として再びテレビ放送された。新列伝放送バージョンとしてBGMが差し替えられている。また、列伝では3話連続ドラマだったが今回は本作と『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の内容をひとまとめにしている関係上、4話構成[注釈 10]に変更されダークロプス編の最後に当たる第4話「真の序章」は本編終了後、『ベリアル銀河帝国』の冒頭部が放送されている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『ウルトラの常識 ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇』ではダークロプスチェンジャーと記述している[6]
  2. ^ 後のベリアル銀河帝国の侵略を示唆する言葉であり、映画に繋がる要素の1つになっている。
  3. ^ 名前は『ウルトラの常識 ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇』より[15]
  4. ^ 登場するのはニセゾフィー(SR)からニセウルトラマンエース(SR)の5体までだが、舞台『ウルトラマンプレミア2011』では新しくニセウルトラマンレオ(SR)も登場している。
  5. ^ 『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』DVD解説書や『円谷プロ全怪獣図鑑』では、本物のウルトラブレスレットの変形機能はサロメ星人の科学力でも再現できないため、このウルトラランスもブレスレットが変形した物ではないとされるが[7]、書籍『ウルトラマン オフィシャルデータファイル』第99号での解説では「ブレスレットを変形させた」、『ウルトラマンゼロTHE MOVIE超決戦!ベリアル銀河帝国超全集』では「ウルトラブレスレットは本物と同様の効果を発揮する」と解説されているため[1]、統一されていない。
  6. ^ STAGE Iのみ登場。
  7. ^ STAGE IIのみ登場。
  8. ^ STAGE IIのみ登場。イメージのみの登場。
  9. ^ オリジナル版は全2部作のため、サブタイトルも変更されている。詳細はウルトラマン列伝#各話リストを参照のこと。
  10. ^ 「激闘ウルトラマンゼロ」としては全9話構成。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 超全集 2011, pp. 3-17, 「特別付録 ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ超全集」
  2. ^ 「宇宙船vol.132特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2011」、『宇宙船』vol.132(2011.春号)、ホビージャパン2011年4月1日、 別冊p.23、 ISBN 978-4798602134
  3. ^ a b c 超全集 2011, p. 18, 「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ おかひでき監督インタビュー」
  4. ^ a b c d e f g h i j 超全集 2011, p. 64, 「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ おかひでき監督インタビュー」
  5. ^ 超全集 2011, p. 18、64.
  6. ^ a b c d e f g h i j k 常識 2012, pp. 170-171, 「ダークロプスゼロ」
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, pp. 371-372
  8. ^ a b 『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』DVD解説書より。
  9. ^ ウルトラマンゼロ&ウルトラヒーロー 超決戦DVD』より。
  10. ^ Blu-ray『ウルトラマンジード Blu-ray BOX I』(バンダイビジュアル BCXS-1281)封入 SPECIAL NOTES(構成・執筆:トヨタトモヒサ)
  11. ^ a b c d e f g h i j 常識 2012, pp. 174-175, 「メカゴモラ」
  12. ^ 超全集 2011, pp. 76 - 77.
  13. ^ ヒーロー&怪獣 ウルトラマンX(エックス)公式サイト”. 2017年3月9日閲覧。
  14. ^ X超全集 2016, p. 43, 「ウルトラマンX怪獣大図鑑」.
  15. ^ 常識 2012, p. 169, 「Inside Story ヘロディアの助手はウルトラマン?」.
  16. ^ a b c d 常識 2012, pp. 172-173, 「ニセウルトラ5兄弟(SRチーム)」

参考文献[編集]

関連項目[編集]