ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE

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ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE
監督 北浦嗣巳
脚本 長谷川圭一
川上英幸
製作総指揮 円谷昌弘
ナレーター ボンバー森尾
出演者 杉浦太陽
吹石一恵
市瀬秀和
清水圭
麻田ユリカ
仁科克基
嶋大輔
坂上香織
須藤公一
鈴木繭菓
嶋田久作
大滝明利
高樹澪
川地民夫
高橋ひとみ
西村美保
斉藤麻衣
松尾政寿
東海孝之助
風見しんご
斉藤りさ
加瀬尊朗
中村浩二
大後寿々花
原知佐子
音楽 矢野立美
主題歌 Project DMM「High HOPE」
撮影 大岡新一
編集 松木朗
製作会社 映画ウルトラマンコスモスvsジャスティス製作委員会
配給 松竹
公開 2003年8月2日
上映時間 77分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 5.0億円[1]
前作 ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET
次作 ULTRAMAN
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ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』(ウルトラマンコスモス ブイエス ウルトラマンジャスティス ザ・ファイナルバトル)は、2003年8月2日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画

同時上映は『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』。

キャッチコピーは「コスモス死す?! 2大ヒーロー激突!!」、「人類消滅まで35時間… 君の想いが新たな奇跡(ウルトラマン)を呼ぶ!

概要[編集]

ウルトラマンコスモス』の劇場版第3作にしてシリーズ最終作で、前年公開の『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』の後の世界を描いた作品。

前作では顔見せ程度の登場であったウルトラマンジャスティスは、本作ではキャラクターを掘り下げられており、人間体ジュリや新形態クラッシャーモードなどを披露している。

コスモスについては、テレビシリーズで戦闘形態として頻繁に活躍したコロナモードは本作には登場しないが、前作に引き続きスペースコロナモードが登場する他、新たな最強形態フューチャーモードを初披露[注釈 1]。また、シリーズ初の複合ウルトラマンウルトラマンレジェンドも登場する。

前作に引き続き『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンネオス』で特捜チームの隊長・副隊長・隊員を演じた俳優達が出演している。

本作の音楽は前作と同様、『ティガ』『ダイナ』で劇伴音楽を担当した矢野立美が担当した。

上記の通り『ウルトラマンコスモス』は本作で終了したが、映画『ウルトラマンサーガ』や『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』以降では本作以後の世界が描かれている。

ストーリー[編集]

サンドロスを倒した3年後の物語の2015年。ムサシは宇宙開発センターの大型宇宙輸送宇宙ロケット・コスモ・ノアのパイロットとして地球の怪獣達と共に宇宙に行くことになった。

コスモ・ノアの見送りに新生TEAM EYESの隊長となったフブキがきた。楽しく雑談しながらコスモ・ノアに向かう途中ムサシはジュリに出会う。そしてジュリはなぜお前とコスモスは同化したと問う。その時、TEAM EYES基地から謎のメッセージが届くと同時に空から謎の飛行物体そしてその中からグローカーポーンが出てきた。

駆け付けたコスモスと共に戦うムサシ、だがそのコスモスの前にあのジャスティスが敵として襲い掛かってきた。困惑するコスモスは、ジャスティスに反撃できず圧倒され、グローカーポーンの攻撃からコスモ・ノアを庇って消滅してしまう。一方、デラシオンが地球全ての生き物をリセットすると決定した。果たして勝つのは、ジャスティスの宇宙正義か、それとも、コスモスの地球愛か。

登場人物[編集]

春野ムサシ / ウルトラマンコスモス
前作に引き続き宇宙開発センターのアストロノーツを務める。すべてを守るために再びコスモスと一体化した。
ジュリ / ウルトラマンジャスティス
本作の実質上の主人公[2]。ジャスティスの地球での姿。宇宙正義の決定を伝えてきた。人間の持つ奇跡を信じていなかったが、自らコスモスを信じ希望をもつようになった。冷静沈着だが、根は優しい人物であるようで、ラストで笑うシーンが見られる。また、宇宙正義の決定を裏切ることも多い。
  • 女性が演じているが、性別を超越した中性的な存在として描かれている[3]。企画時は美青年のイメージであったが、純粋なムサシと対峙するキャラクターであることと宇宙正義を背景としうる存在とするために現在の形となった[2]

TEAM EYES[編集]

第2期メンバーとなったTEAM EYES。装備や指令室も一新されている。

第1期メンバーは、敬意を表して“THE EYES”と呼ばれ伝説的な存在となっている。現在は一線を退きそれぞれの道を歩んでいるが、今回行方不明になったムサシの捜索の為に一堂に会する。第1期メンバーについては、第2期隊長のフブキ ケイスケ(風吹圭介)も含めウルトラマンコスモス#TEAM EYESメンバーを参照。

カシマ エイイチ 副隊長
第2期メンバー副隊長。フブキ隊長に劣らぬ熱血漢であり、チームをまとめることもある。
クラモト ナツキ 隊員
第2期メンバーの紅一点。フブキ隊長と行動することが多い。冷静だが、デラシオンの脅威に戦意喪失をしかけてしまった。
ワタライ カズオミ 隊員
アナライズ担当。司令室でのコンソールを主任務とする。最後までデラシオンと交信を行った。
ショウダ リョウジロウ 隊員
エースパイロット。実行力があり、データ解析も得意とする。少々血気盛んな一面も持つ。

SRC[編集]

イケヤマ管理官についてはウルトラマンコスモスを参照。アカギ審議官についてはウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANETを参照。

オオワダ代表
SRC代表。前作では登場しなかった。SRC 本部のバーチャル会議に出現したジュリに対してもその態度と姿勢を崩さない大きな人物である。

その他[編集]

川瀬マリと春野みち子についてはウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACTを参照。防衛軍のイヌガイ司令官とヒジカタ参謀についてはウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANETを参照。

ミオ
コスモスという愛犬[注釈 2]と遊びながらジュリに出会った少女。危険を顧みず、瓦礫に挟まったコスモスを救おうとした。彼女がとった行動がジュリの心を強く動かす。また、グローカールークと戦うジャスティスを応援したり、病院のTVからフューチャーモードに変身したコスモスを見守っていた。

登場メカニック・アイテム・その他用語[編集]

TEAM EYES[編集]

テックライガー
テックサンダーをフルチューンナップした新生EYES の主力作戦航空機。
テクノプラズマエンジンを小型化したテクノプラズマSエンジンを搭載した地球での行動時に使用する通常のテックライガーと、テクノプラズマSIIエンジンを搭載し、ゴールドスーパーストロールを外装にコーティングされた宇宙での任務で活躍するテックライガーKSの2種類を配備している。
また核のコアモジュールは、形状に変化は無いがコクピット内部等は改良されており、ライガーの物はオレンジ、ライガーKSの物はイエローとカラーが異なる。
ライガー3・4号も存在するが、登場しなかった。また、レスキュー機能を重視したテックライガーKS-2は飛行バランスに問題が生じ、実用化に至らなかった。
テックライガー1号
全長:28m 全幅:26m 全高:約6.8m 総重量:18.5t 最高速度:マッハ10 乗員:3名
テックサンダー1号の後継機である「超高速機動機進化型」で、コクピットの電飾のカラーはレッド。性能はサンダー1号の3倍である。武装は、ブライトレーザーD射出砲と、強力威嚇弾や強力閃光弾・強力麻酔弾等を発射する多機能砲、ミサイルランチャーである。カシマとショウダが搭乗した。
  • ミニチュアはテックサンダー1号の改造[4]。 
テックライガー2号
全長:20m 全幅:16m 全高:約8.3m 総重量:19t 最高速度:マッハ7 乗員:3名
テックサンダー2号の後継機である「特殊保護機進化型」。コクピットの電飾のカラーはブルー。サンダー2号の3倍の性能を誇り、エアインテーク内のレーザー砲、多目的ビーム砲で武装し、レーザーラック射出機や多機能砲等の怪獣保護に特化した装備も有する。フブキとナツキのペアが搭乗した。
  • ミニチュアはテックサンダー2号の改造[5]。 
テックライガーKS-1
全長:28m 全幅:26m 全高:約6.8m 総重量:18.5t 最高速度:時速3000km 乗員:3名
宇宙用超高速機動機進化型で、コクピットの電飾のカラーと武装はライガー1号と同じ。フブキとナツキのペアで搭乗した。
テックライガーKS-3
全長:28m 全幅:20m 全高:約8.3m 総重量:20.5t 最高速度:時速3000km 乗員:3名
宇宙用特殊支援機進化型で、コクピットの電飾のカラーはブルー。武装・装備は多機能砲やレーザーラック射出機等。カシマが搭乗した。
テックライガーKS-4
全長:20m 全幅:26m 全高:約6.8m 総重量:17.5t 最高速度:時速3000km 乗員:3名
宇宙用特殊高速機進化型で、コクピットの電飾のカラーはイエロー。ブライトレーザーD射出砲や、エアインテーク内のレーザー砲、多機能砲や多目的ビーム砲など多くの武装を備えている。ショウダが搭乗した。 

SRC[編集]

コスモ・ノア
地球外惑星に怪獣たちの楽園を築き、生態系に極力干渉せずに怪獣との共生の道を模索する「ネオユートピア計画」用の大型宇宙輸送ロケット。
本船に鏑矢諸島に保護されていた怪獣を乗せて、宇宙開発センターから遊星ジュランをはじめとする開拓惑星に飛び立つ予定だったが、物語序盤でグローカーボーンの攻撃により3機が破壊されてしまった。しかし、ラストシーンで見事に再製造され、ムサシたちがパイロットを務めると同時にリドリアスら怪獣たちとともに宇宙へと飛び立った。

統合防衛軍[編集]

主力戦闘機
総攻撃に多用される機体で、グローカーに対し、これまでと同様の編隊攻撃を行った。
原子力潜水艦SSU78
アメリカ海軍所属の大型原子力潜水艦。太平洋上空のグローカーマザーに対してSLBMを発射した。
軍事衛星
計4基が投入されたアメリカやロシアなどの各国のレーザー衛星。それぞれ形状は異なる。搭載されているレーザー砲は直径500キロの小惑星をも破壊できるほどの威力を誇るが、ギガエンドラには通用せず、グローカーに破壊された。

登場ウルトラマン[編集]

ウルトラマンコスモス[編集]

フューチャーモード[編集]

劇場版第3作で登場。光量子空間に閉じ込められていたムサシが仲間達の「未来への可能性、夢を信じる心」で復活し、コスモスに新たな力「フューチャーエナジー」を注いで、グローカーとの最終決戦に挑んだ時のスタイル。

「優しさ」「強さ」「勇気」に「希望」を体現した「未来を信じる、希望の巨人」のモードであり、コスモスの従来の形態を超越する最強のモードである[6]。体色はエクリプスモードと同様だが、模様は異なる。

  • デザインは丸山浩が担当した[7]
能力・技
コスモストライク[7][6][8]
フューチャーモードの必殺技である青い光線。コズミューム光線が新たな力「フューチャーエナジー」によって数倍にパワーアップした[6]。グローカービショップの腕を破壊した。ギガエンドラには効かなかった。
フューチャーフォース[9][8]
相手に自らのエネルギーを注ぐ。ジャスティスを回復させた。
ゴールデンエクストラバリア[9][8]
指先から発するコズミックエナジーとフューチャーエナジーを最大限に結集して作り出す、半球状の光の壁。ゴールデンライトバリアを上回るコスモス最強のバリアである[9]。グローカービショップの光線を防いだ。ギガエンドラのイレイザーボールは防げなかった。
フューチャーパンチ[9]
フューチャーモードで放つパンチ、ストレートやアッパーカットなどのバリエーションがある。
フューチャーキック[9]
フューチャーモードで放つキック、ー飛び蹴りや回し蹴りなどのバリエーションを持つ。ジャスティスと同時にグローカービショップの体の一部を破壊した。
フューチャーチョップ[9]
フューチャーモードで放つチョップ、片手や両手で放つバリエーションがある。
フューチャースウィング[9](本編未使用)
敵を振り回して投げ捨てる大技。
フューチャーフラッシュ(本編未使用)[7][9][8]
強烈な閃光を発して敵の体勢を崩す技。
ゴールデンライト・バリア
ゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution3』で使用した技。基本的にはエクリプスモードが使用していたものと同様。
エクリプススパーク
ゴールデンライト・バリアと同じくゲーム作品『ウルトラマン Fighting Evolution3』で使用した技。基本的にはエクリプスモードが使用していたものと同様。

ウルトラマンジャスティス[編集]

ジュリという人間の姿に変身して地球に飛来。宇宙正義に基づき、人類を守るウルトラマンコスモスと対決する。しかし、子犬を助けようとする少女の姿を見てコスモスが人類の未来を信じる理由を理解し、同じく宇宙正義に基づいて人類を滅ぼすためにやってきたグローカーに対して、コスモスと共闘する。そしてクラッシャーモードに覚醒、さらにはコスモスと一つになりウルトラマンレジェンドとなった。

ジャストランサー
ジュリからジャスティスの姿に戻る時に使用する変身バッジ。中央にカラータイマーのような形の青い石が埋め込んであり、普段は左側だけに羽状のパーツ1枚がある状態でジュリの左胸に装着されているが、変身時には2枚に展開する。
変身プロセス
ジュリが変身を決意しジャストランサーを右手に取ると、ジャストランサーの羽が2枚に展開し、青い石から『正義の光』が溢れる。そのまま胸の中心にジャストランサーを当てると、『正義の光』がジュリを包み込んで変身が完了する。

クラッシャーモード[編集]

スタンダードモードを上回る絶大なパワーを持つ。高い破壊力と持久力を併せ持つ。ジャスティスが真の正義を貫くときに発現すると言われる。

  • 飛行速度:マッハ15
  • 走行速度:マッハ5.5
  • 水中速度:マッハ3.5
  • 潜地速度:マッハ4
  • ジャンプ力:1800メートル
  • 握力:120000トン(人間換算で120キロ)
能力・技
ダグリューム光線
驚異的威力を誇る必殺光線。かなりのエネルギーを消費するため、多用すると命取りになる。グローカールークを倒した。ギガエンドラには効かなかった。
バトレックショット
拳に気を集めて放つ熱線。連続発射できる。グローカービショップにダメージを与えた。
クラッシャーブローム
鋼鉄も引き裂く、渾身パワーの結集。グローカールークにダメージを与えた。
ジャスティスホイッパー
敵の体や腕をつかんで持ち上げ、投げ飛ばす技。スタンダードモードが持つ同名の技より強力で、グローカービショップの巨体を放り投げダメージを与えた。
クラッシャーハイキック
空高くジャンプした後、急降下しながら放つ破壊力抜群のキック。一撃でグローカールークのカギ爪をへし折った。

コスモスとジャスティスの合体技[編集]

クロスパーフェクション[10][8]
コスモス・フューチャーモードとジャスティス・クラッシャーモードの必殺光線を収束させ、強力なエネルギー波で敵を蒸散させる。この時、コスモスは右拳から、ジャスティスは左拳からそれぞれ光線を放つ。グローカービショップを倒したが、ギガエンドラには効かなかった。尚、ギガエンドラに放った際は、コスモスとジャスティスの位置が逆だった。
ダブルローリングアタック
コスモス・フューチャーモードとの連携技。コスモスとジャスティスが同時にジャンプし、空中で並んで回転しながら、敵の頭上に垂直急降下キックを食らわす。グローカービショップに大ダメージを与えた。

ウルトラマンレジェンド[編集]

宇宙の大いなる2つの力(ウルトラマンコスモスとウルトラマンジャスティス)が合体したウルトラマンである。劇中のギャシー星人の伝承では宇宙の神とされている、最強の戦士。必殺技は、全身のエネルギーを一気に放つ宇宙最強の究極技、スパークレジェンド。

  • 身長:50メートル
  • 体重:5万トン
  • 飛行速度:マッハ35
  • 走行速度:マッハ12
  • 水中速度:マッハ9
  • 潜地速度:マッハ9
  • ジャンプ力:4000メートル
  • 握力:20万トン(人間換算で200キロ)
能力・技
オーロラルパワー
相手の攻撃エネルギーを吸収して増幅させ、そのパワーを利用して押し戻す驚愕のパワー。ギガエンドラのイレイザーボールを押し戻した。
スパークレジェンド
体を回転させ、全身のエネルギーを一気に放つ宇宙最強の究極技。ギガエンドラのイレイザーボールを撃ち返し、倒した。
レジェンドプロテクト(本編未使用)
体内から発するエネルギーで壁を作り、あらゆる攻撃を防ぐ。
レジェンドセーション(本編未使用)
重力のある空間でも体を空中で停止できる。
レジェンドクリア(本編未使用)
障害物の向こう側を透視する。
レジェンドヒアリス(本編未使用)
遠くの小さな音でも聞き分けられる。
レジェンドシフト(本編未使用)
気(ウルトラ念力)を駆使した瞬間移動。
レジェンドロックス(本編未使用)
飛行能力のある敵などを空中停止させる。
レジェンドプラクティス(本編未使用)
透明な敵や、幻影を見せる敵を実体化させる。
レジェンドキネシス(本編未使用)
気(ウルトラ念力)を駆使して、物体を空中移動させる。
本編では未使用だったが、『大怪獣バトルRR』では必殺技として存在。気で敵を持ち上げ、地面に叩きつける技として描写されている。
時間移動能力(名称不明/本編未使用)
時間を超越して、過去や未来に行く能力。
レジェンドバースト
『大怪獣バトルRR』で追加された技。レジェンドキネシスで敵を空中に持ち上げた後、スパークレジェンドで粉砕する。
他の作品への登場
ウルトラマンフェスティバル2003ライブステージ』にて、初登場。2003ライブステージオリジナルの怪獣に立ち向かう。
映画『ウルトラマンサーガ』の初期プロットではクライマックスでの登場が予定されていた[11]

登場怪獣・宇宙人[編集]

スペースリセッター グローカー[編集]

デラシオンによって地球に送り込まれた破壊兵器。宇宙正義に基づき人類を抹殺するようプログラムされており、感情と言うものは全く存在しない。青と白を基調としたカラーリングと、赤いモノアイが特徴。下記の4体が存在し、その内3体のグローカーの名称はそれぞれチェスの駒の名前が由来となっている。

スペースリセッター グローカーマザー
グローカーを製造する空母円盤。グローカーポーンを製造する他、生産機能を捨てることで自身も戦闘形態に変形する機能も備わっており、ジャスティスにグローカールークが倒されると、他のパーツを捨て去りグローカービショップ(下記)に変形した。グローカーポーンを製造するためのエネルギー源・アブソリアを加工する。
だが、地球に送られたグローカーマザーは大量にあるグローカーマザーのほんの1機だけに過ぎず、デラシオンが登場した際その周りに大量にいるのが確認できる。
スペースリセッター グローカーボーン
グローカーマザーにより大量生産されるグローカーの初期形態。劇中では5体現れ、破壊活動を行う。主な武器は両腕から撃つ衝撃光球弾のプレスバルブ、両腕のボーンキャノンで、地上から軍事衛星を攻撃できるほどの射程を誇る。ウルトラマンコスモスのキックで1体が破壊され、EYESと地球怪獣達の攻撃で2体が破壊されるも、残った2体は合体してグローカールークになった。
  • DVDのライナーノーツなどでの表記はボーン(BORN)である。
  • 着ぐるみは人型フォルムから掛け離す為、腕が長めに造形されている。
スペースリセッター グローカールーク
グローカーポーン2体が合体したグローカー第二形態。両肩に鋭い刃、顔に6本の刃から成り立つ鋭い顎などを有した攻撃的なフォルムをしており、戦闘能力はポーンの時より格段に上がっている。「抵抗スル者ハ全テ排除」と呟くのが特徴。
武器は両腕の鋭い刃ルークスエッジと、背中のモノアイなどから発せられる衝撃光弾、両肩のルークキャノンで、これらの武器で地球怪獣達を追い詰める。そして刃でリドリアスに止めを刺そうとした所を、テックライガー2号に阻止され、改心したジャスティスと戦う。刃でジャスティスを苦戦させるも、刃を折られ、最期はクラッシャーモードに変身したジャスティスのダグリューム光線で破壊された。
  • 名前の由来はチェスの駒の1つである「ルーク」から。
スペースリセッター グローカービショップ
グローカーマザーが変形したグローカーの最終形態で、「任務ノ障害ヲ完全ニ消去」と言う言葉を復唱する。その見た目は大柄で、巨大な装飾のようなものが施された豪華なデザインをしている。
大柄ゆえに通常の動きは遅めだが、背中のバーニアによって素早さを補っている。武器は頭部のモノアイから連続発射する光弾ブレアビームに、両腕から放たれる光弾ジルサデスビーム、バーニアを用いたバーニアダッシュ、ビショップブロー。全グローカー中トップクラスの戦闘力を誇り、そのパワーはバーニアダッシュでジャスティスを簡単に跳ね飛ばし、腕でコスモスを鷲掴みにして中々放さないほど。
ジャスティスを苦戦させたが、後にフューチャーモードになったコスモスが駆けつける。そして2対1の戦いになりながらも善戦したが、腕や装飾を破壊されるなどして徐々に追い詰められていき、最後はクロスパーフェクションで破壊された。
  • PS2ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』のウルトラモード「コスモスVSジャスティス」並びに「世界10拠点同時侵略指令」に敵として登場。タッグモードでウルトラマンコスモスとウルトラマンジャスティスを選択してクリアすると使用可能になる。必殺技のジルサデスビームと特殊技のバーニアダッシュを持つ。特にジルサデスビームは相手に対してSクラスのダメージを与える。

ファイナルリセッター ギガエンドラ[編集]

デラシオンの最終兵器。6本の腕から発射する消滅エネルギーと中央から発射する1000万度の高熱のイレイザーボールによって惑星を消滅させる。防衛武器としては目のような部分からは破壊光線ギガズマスパートを撃つ。

人類の直径500キロメートルの小惑星を破壊するほどの攻撃やコスモス、ジャスティスが総力を挙げても傷一つ付かない装甲を有するが、最後はレジェンドに破壊された。

  • 『円谷プロ全怪獣図鑑』では独立した怪獣として扱われておらず、後述のデラシオンの項目内で補足情報として紹介されるに留まっている(別名や全長・重量の記載もない)[15]

デラシオン[編集]

宇宙正義に基づいて宇宙の調和を計ろうとする存在。宇宙予言司とも呼ばれる。その姿はインフィニーという光に包まれている[12]

地球が2000年後に宇宙に害をもたらす星になるという予測が出たため、自らの代理人としてウルトラマンジャスティスを地球に派遣し、地球側に地球の全生命のリセットを宣告。さらにグローカーとギガエンドラを送り込んだ。派遣したグローカーが全て倒され、ギガエンドラもウルトラマンレジェンドに破壊されたため、大量のグローカーマザーを率いて自ら現れたが、コスモスとジャスティスの説得によりリセットを撤回し、「希望」というメッセージを人類に残し帰還した。

キャスト[編集]

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

  • ウルトラマンコスモス(ルナモード、スペースコロナモード、エクリプスモード、フューチャーモード)、ウルトラマンレジェンド - 長谷川恵司
  • ウルトラマンジャスティス(スタンダードモード、クラッシャーモード) - 荻野英範
  • ウルトラマンコスモス(エクリプスモード)、ドンロン - 寺井大介
  • リドリアス - 岡野弘之
  • ゴルメデ - 永田朋裕
  • ボルギルス - 山崎義行
  • グローカーボーン第一形態 - 横尾和則岩崎晋弥
  • グローカールーク第二形態 - 山本諭
  • グローカービショップ第三形態 - 田辺信彦
  • ミーニン - 福岡まどか

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「High HOPE」
作詞・作曲 - KATSUMI 編曲 - 大門一也 歌 - Project DMM

映像ソフト化[編集]

2003年12月21日にDVDが発売された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ コスモスが登場するゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』にコロナモードが無いのは本作の設定を基にしているためで、コスモスはルナ、エクリプス、フューチャーにモードチェンジする。ジャスティス(両モード共)とレジェンドもこのゲームに登場している。
  2. ^ コスモス役を演じた犬はソフトバンクのCMでお父さん犬を演じたカイくん役でもある。
  3. ^ 『円谷プロ全怪獣図鑑』では身長・体重を「計測不能」と記述している[15]

出典[編集]

  1. ^ 「2003年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」、『キネマ旬報2004年平成16年)2月下旬号、キネマ旬報社2004年、 160頁。
  2. ^ a b テレビマガジン特別編集 2003, p. 106.
  3. ^ テレビマガジン特別編集 2003, pp. 75、106.
  4. ^ 円谷プロ図録 2013, p. 84.
  5. ^ 円谷プロ図録 2013, p. 85.
  6. ^ a b c 超全集 2003, pp. 22-23, 「ウルトラマンコスモス フューチャーモード」
  7. ^ a b c テレビマガジン特別編集 2003, p. 79, 「フューチャーモード」
  8. ^ a b c d e コスモスイズム 2003, pp. 100-101, 「うなれ!コスモス超技の数々!」
  9. ^ a b c d e f g h 超全集 2003, pp. 121-123, 「ウルトラマンコスモス完全攻略1 ウルトラマンコスモス全技図鑑」
  10. ^ 超全集 2003, pp. 26-27, 「ウルトラマンジャスティス クラッシャーモード」.
  11. ^ 「監督おかひでき×特技監督三池崇史対談」『ウルトラマンサーガ超全集』 構成 間宮尚彦・乗浜彩乃、小学館てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2012年4月23日、57頁。ISBN 978-4-09-105137-0
  12. ^ a b c d e f g h i j k テレビマガジン特別編集 2003, p. 78, 「最終決定事項」
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集 2003, pp. 75-76, 「宇宙人・宇宙怪獣」
  14. ^ a b c d e f g h i j k コスモスイズム 2003, pp. 103-112, 「コスモス怪獣大百科」
  15. ^ a b c d e f g h i j k 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, pp. 304-305
  16. ^ 劇場パンフレットより。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]