「夜に駆ける」の版間の差分
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小説を音楽にするユニット「YOASOBI」として初の作品。小説投稿サイト「[[monogatary.com]]」に投稿された[[星野舞夜]]の小説『[[タナトスの誘惑]]』を原作として作詞・作曲された<ref name="realsound200512">{{Cite news|title=YOASOBI「ハルジオン」原作者・橋爪駿輝が語る、音楽と文学の融合「文章が別の形へ昇華されていくのはエキサイティング」|newspaper=リアルサウンド ブック|date=2020-05-12|url=https://realsound.jp/book/2020/05/post-550709.html|accessdate=2020-05-13}}</ref>。 |
小説を音楽にするユニット「YOASOBI」として初の作品。小説投稿サイト「[[monogatary.com]]」に投稿された[[星野舞夜]]の小説『[[タナトスの誘惑]]』を原作として作詞・作曲された<ref name="realsound200512">{{Cite news|title=YOASOBI「ハルジオン」原作者・橋爪駿輝が語る、音楽と文学の融合「文章が別の形へ昇華されていくのはエキサイティング」|newspaper=リアルサウンド ブック|date=2020-05-12|url=https://realsound.jp/book/2020/05/post-550709.html|accessdate=2020-05-13}}</ref>。 |
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制作秘話として、「ikuraに歌ってもらうことありきで作った。ikuraのことを全く知らない状態だったので、ikura本人のオリジナルやカバー動画も含め聞き、本人になりきって考えて作った |
制作秘話として、「ikuraに歌ってもらうことありきで作った。ikuraのことを全く知らない状態だったので、ikura本人のオリジナルやカバー動画も含め聞き、本人になりきって考えて作った<ref>2021年1月5日放映の以下番組にて語っている。{{Citation|title=ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック - NHK|url=https://www.nhk.jp/p/oneroommusic/ts/MJG6R4RVGM/|accessdate=2021-01-11|language=ja|last=日本放送協会}}</ref>」。「YOASOBIの一発目の曲で、デビュー曲ということもあるし、小説を音楽にするっていう新しい試みの第1弾だった」こともあり、「3カ月はかかりましたね」と語っている<ref name=":0">{{Cite web|title=<初耳学>YOASOBI・Ayaseが下積み秘話を初告白「2DKのDK部分に住んでました」 (2/2)|url=https://thetv.jp/news/detail/1022954/p2/|website=WEBザテレビジョン|accessdate=2021-05-27|language=ja|last=WEBザテレビジョン}}</ref>。 |
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また、大ヒット楽曲としては製作費が非常に安いことも特徴で、「『夜に駆ける』の作曲にかかったお金はゼロ円で。実際にギターが弾ける友達に[[高田馬場]]のカラオケボックスで夜な夜な弾いてもらって作ったので、そういうの込み込みで総製作費3000円ぐらいなのかな」と語っている<ref name=":0" />。 |
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2021年3月末より、[[九州朝日放送|九州朝日放送(KBCテレビ)]]のクロージングBGMにも起用されている。 |
2021年3月末より、[[九州朝日放送|九州朝日放送(KBCテレビ)]]のクロージングBGMにも起用されている。 |
2021年5月27日 (木) 14:59時点における版
「夜に駆ける」 | |||||||||||||||||
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YOASOBIの配信限定シングル | |||||||||||||||||
収録アルバム | 『THE BOOK』 | ||||||||||||||||
リリース | 2019年12月15日 | ||||||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||
ジャンル | |||||||||||||||||
時間 | 4分35秒 | ||||||||||||||||
レーベル | YOASOBI | ||||||||||||||||
作詞者 | Ayase | ||||||||||||||||
作曲者 | Ayase | ||||||||||||||||
チャート順位 | |||||||||||||||||
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「夜に駆ける」(よるにかける)は、日本の音楽ユニットYOASOBIの楽曲。1作目の配信限定シングルとして2019年12月15日にリリースされた。
リリースと背景
小説を音楽にするユニット「YOASOBI」として初の作品。小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作として作詞・作曲された[12]。
制作秘話として、「ikuraに歌ってもらうことありきで作った。ikuraのことを全く知らない状態だったので、ikura本人のオリジナルやカバー動画も含め聞き、本人になりきって考えて作った[13]」。「YOASOBIの一発目の曲で、デビュー曲ということもあるし、小説を音楽にするっていう新しい試みの第1弾だった」こともあり、「3カ月はかかりましたね」と語っている[14]。
また、大ヒット楽曲としては製作費が非常に安いことも特徴で、「『夜に駆ける』の作曲にかかったお金はゼロ円で。実際にギターが弾ける友達に高田馬場のカラオケボックスで夜な夜な弾いてもらって作ったので、そういうの込み込みで総製作費3000円ぐらいなのかな」と語っている[14]。
2021年3月末より、九州朝日放送(KBCテレビ)のクロージングBGMにも起用されている。
チャート成績
2019年11月16日に同曲のミュージックビデオをAyaseのYouTubeチャンネルにて公開し、公開から約7ヶ月でYouTubeでの再生回数は2000万回を突破。SNS上で話題となったほか、同曲がSpotifyのバイラルトップ50(日本、2020年1月)やLINE MUSICの月間ランキング(2020年4月)で1位となり、YOASOBIの代表曲となった[15][16][17]。
2020年5月15日にはTHE HOME TAKEにikuraが出演し、同曲のオリジナルアレンジを一発撮りパフォーマンスした[18]。その後、5月18日~5月24日に集計された2020年6月1日付のオリコン週間合算シングルランキング、Billboard JAPAN Hot 100共に1位を獲得[19]。この集計期間には地上波テレビ番組などへのメディア露出があり、ミュージックビデオの再生回数やストリーミング再生数が急伸した[19]。
2020年12月4日、Billboard JAPANが発表した2020年の年間ランキングにおいて、総合楽曲チャート「Billboard Japan Hot 100」の年間首位を獲得した。チャート開始以来初めて、シングルCDをリリースせずに年間首位を獲得した楽曲となった[1]。
上記のチャート成績が影響し、YOASOBIは2020年12月31日放送のNHK紅白歌合戦へ同曲での初出場が決定した[20]。
ミュージック・ビデオ
- 夜に駆ける
- アニメーション:藍にいな
- 東京藝術大学に在学中のクリエイター・藍にいなによる繊細かつセンセーショナルな表現のアニメーションとなっている[21]。
- 2019年11月16日にYouTubeで公開され、2020年10月21日には1億回再生を突破した。
収録内容
# | タイトル | 作詞・作曲・編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「夜に駆ける」 | Ayase | |
合計時間: |
原作小説
「夜に駆ける」の原作小説は星野舞夜による小説『タナトスの誘惑』『夜に溶ける』である。2019年7月13日に双葉社とソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された[22]。
monogatary.comが開催していたモノコン2019でソニーミュージック賞を受賞している[23]。
タイトルに用いられている「タナトス」はギリシャ神話では「死神」を表し、精神科医ジークムント・フロイトの用語では「死への誘惑」を表すため、そのまま意味をとると「死への誘いこみ」という意味として捉えることができる。また、この作品では基本的に自殺を肯定的に取り扱っている[24]。
同作を作るにあたって、星野舞夜は自殺願望がある女の子や幻覚が見えるという設定がある昔好きだったドラマを参考にしたと言っている[25]。
あらすじ
死に対する欲動「タナトス」に魅せられた彼女から「さよなら」のLINEが送られてきた男性を主人公として、飛び降り自殺をはかる「彼女」を止めようと揺れる主人公の気持ちを描いている。
テレビ出演
番組名 | 日付 | 放送局 | 演奏曲 |
---|---|---|---|
第71回NHK紅白歌合戦 | 2020年12月31日 | NHK | 夜に駆ける |
CDTV ライブ! ライブ! | 2021年1月18日 | TBS | 夜に駆ける |
アンコール | |||
ミュージックステーション | 2021年1月22日 | テレビ朝日 | 夜に駆ける |
カバー
- Ayase feat.初音ミク - Ayaseの1stアルバム『幽霊東京』収録曲[26]。タワーレコードにて限定販売された2ndアルバム『MIKUNOYOASOBI』にも収録されている。
- かしこまり - 編曲・ギターを福井シンリが担当している。
- Toshl - 「ミュージックステーション」でToshlに歌って欲しいとリクエストされた曲の中から三択で視聴者投票によって歌唱する曲を決めるという企画において、投票の結果同曲に入った票が多かった為、番組内にてカバーされた[27][28]。その後Toshl自身のYouTubeチャンネルにミュージックステーションとは別アレンジのカバー動画を投稿した[29]。
- 渡辺直美 -「シブヤノオト and more FES.2020」内において原曲の音源を用いたカバーを披露。
- 森内寛樹 - カバーアルバム『Sing;est』に収録。
- Pastel*Palettes【丸山彩(前島亜美)】 - 2021年3月16日にゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に追加収録[30]。
- プロジェクトセカイ - 2021年5月1日にゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』とAyaseのタイアップ企画の一環として、宵﨑奏(楠木ともり)×初音ミクVer.が追加。また、アナザーボーカルとして星乃一歌(野口瑠璃子)、日野森雫(本泉莉奈)、小豆沢こはね(秋奈)、草薙寧々(Machico)、宵﨑奏の全5種が実装される[31][32]。
脚注
出典
- ^ a b “ビルボードジャパン 年間ランキング2020発表~【HOT 100】はYOASOBI「夜に駆ける」、【HOT Albums】は米津玄師『STRAY SHEEP』が獲得 | Special”. Billboard JAPAN. 2020年12月4日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot 100|Charts|Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN. 2020年5月27日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Download Songs|Charts|Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN. 2020年6月9日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Streaming Songs|Charts|Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN. 2020年5月27日閲覧。
- ^ “【ビルボード HOT BUZZ SONG】YOASOBI「夜に駆ける」が首位”. Billboard JAPAN (2020年5月30日). 2020年5月30日閲覧。
- ^ “【ビルボード HOT BUZZ SONG】YOASOBI「夜に駆ける」が三連覇 上半期チャートを制したOfficial髭男dism「Pretender」がダウンロード&動画再生増”. Billboard JAPAN (2020年6月13日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “オリコン週間 合算シングルランキング 2020年05月18日~2020年05月24日|ORICON NEWS”. ORICON NEWS. 2020年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月27日閲覧。
- ^ “オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2020年05月25日~2020年05月31日|ORICON NEWS”. ORICON NEWS. 2020年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月9日閲覧。
- ^ “オリコン週間 ストリーミングランキング 2020年05月18日~2020年05月24日|ORICON NEWS”. ORICON NEWS. 2020年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月27日閲覧。
- ^ TBSCDTV [@TBSCDTV] (2020年5月31日). "今週のTOP10はこちら!#YOASOBI の「夜に駆ける」が1位!". X(旧Twitter)より2020年5月31日閲覧。
- ^ 日本レコード協会 ダウンロード認定
- ^ “YOASOBI「ハルジオン」原作者・橋爪駿輝が語る、音楽と文学の融合「文章が別の形へ昇華されていくのはエキサイティング」”. リアルサウンド ブック. (2020年5月12日) 2020年5月13日閲覧。
- ^ 2021年1月5日放映の以下番組にて語っている。日本放送協会『ヒャダ×体育のワンルーム☆ミュージック - NHK』 。2021年1月11日閲覧。
- ^ a b WEBザテレビジョン. “<初耳学>YOASOBI・Ayaseが下積み秘話を初告白「2DKのDK部分に住んでました」 (2/2)”. WEBザテレビジョン. 2021年5月27日閲覧。
- ^ “YOASOBI、デビュー曲「夜に駆ける」MVが1,000万回再生突破”. Billboard JAPAN. (2020年4月24日) 2020年5月13日閲覧。
- ^ “ロングタームは計算済?! YOASOBIの新しいヒットの仕方”. Billboard JAPAN. (2020年5月2日) 2020年5月13日閲覧。
- ^ “YOASOBI「夜に駆ける」がついに月間ランキング・BGMランキング1位に!「LINE MUSIC」4月の月間ランキングを発表”. music.jpニュース. (2020年5月12日) 2020年5月13日閲覧。
- ^ “YOASOBIボーカルのikura、話題の楽曲「夜に駆ける」を一発撮りパフォーマンス”. Billboard JAPAN (2020年5月15日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】YOASOBI「夜に駆ける」初の総合首位獲得、ピコ太郎・星野源に次ぐMV再生回数となる約1,400万再生をマーク”. Billboard JAPAN (2020年5月27日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ YOASOBIの初出場が決定!
- ^ “小説を音楽にする新生ユニットYOASOBI、第1章シングル「夜に駆ける」待望のDL配信スタート”. BARKS. 2021年1月22日閲覧。
- ^ “YOASOBI原作小説集が9・18発売 「夜に駆ける」原作の『タナトスの誘惑』など収録:中日新聞Web” (日本語). 中日新聞Web 2020年7月21日閲覧。
- ^ “独創的、王道的、皮肉的!?「モノコン2019」結果発表★原作者デビューした受賞作品を一挙ご紹介!”. 2020年7月21日閲覧。
- ^ 2020/10/05 4分で読了. “『タナトスの誘惑』を読んでからYOASOBI『夜に駆ける』を聴いてみた”. ReaJoy(リージョイ). 2020年10月23日閲覧。
- ^ “ヒット曲の原作誕生秘話〜YOASOBI原作者独占インタビュー〜”. monogatary.com. 2020年7月21日閲覧。
- ^ 人気ボカロP『Ayase』が1周年を記念して “幽霊東京” のセルフカヴァーを公開
- ^ a b “Toshl、YOASOBI「夜に駆ける」カバーに反響「超絶格好良かった」”. Yahoo!ニュース. 2020年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月25日閲覧。
- ^ @YOASOBI_staff (2020.7.24). "ToshIさん…!素敵でした!ありがとうございました! 原曲はこちら!よければ聴いてください!#夜に駆ける#Mステ". X(旧Twitter)より2020年7月25日閲覧。
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の日付が不正です。 (説明) Lua エラー モジュール:TwitterSnowflake 内、48 行目: attempt to index local 'x' (a nil value) - ^ 夜に駆ける フルバージョン Toshl RYUGEN SPECIAL MUSIC MOVIE
- ^ あの『イエスタデイ』『夜に駆ける』が『ガルパ』カバー楽曲で登場
- ^ プロジェクトセカイTwitter公式 2021年4月28日
- ^ プロジェクトセカイTwitter公式 2021年4月28日
外部リンク
- SONGS/NOVELS(YOASOBI オフィシャルサイト)
- 夜に駆ける - Spotify
- 夜に駆ける - Apple Music
- 夜に駆ける - LINE MUSIC
- 夜に駆ける - 歌ネット
- 夜に駆ける - J-Lyric.net