えきねっと

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えきねっととは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が提供するインターネット上での指定券予約サービス及び旅の情報等のインターネットサービスを提供するウェブサイトである。運営と管理はJR東日本グループである「ジェイアール東日本ネットステーション」が行っている。

インターネット予約の特徴[編集]

インターネット上のみどりの窓口としても機能しているため、JR全線の指定券(寝台列車・個室を除く)の予約が可能で、予約した指定券はJR東日本管内のみどりの窓口びゅうプラザ(一部を除く)、指定席券売機で受け取ることができる。2015年3月14日以降はJR西日本の北陸新幹線各駅、和倉温泉駅小松駅加賀温泉駅芦原温泉駅福井駅のみどりの窓口やみどりの券売機で乗車券類の受け取りが可能となる(JR東海や一部の私鉄の路線を含まない場合に限る)。新幹線回数券など指定席が利用可能なトクトクきっぷの指定席予約も可能である。(一部例外あり)なお、トクトクきっぷを利用の上5枚以上の指定券を受け取るとき、2つの新幹線列車を改札を出ずに乗り継ぐ場合(えきねっと上から「2列車の乗り継ぎ申し込み」からの操作を使用した場合は券売機での受取りも可能)、一部のトクトクきっぷの指定券を発券する場合は指定席券売機の利用はできない。

決済にビューカードVISAJCBMasterCardアメリカン・エキスプレス (AMEX)・ダイナースクラブのマークが付いたクレジットカードが必要である(au walletカードは受取時決済のシステムの関係で登録そのものができないが、VISAなどのキャッシュデビットカードは登録可能)。 但し、アメリカンエキスプレスカ-ドのビジネスカードの一部は指定席券売機では買えない。

パソコン版ではJR全線、携帯電話版では九州新幹線以外の新幹線、中央本線特急あずさかいじのみ。しなのは不可)・常磐線の特急ひたち、成田エクスプレス、中央ライナー・青梅ライナーの予約が可能である。なお中央・青梅ライナー券の予約は、えきねっとへの登録クレジットカードがビューカード(TypeIIカードを除く)であることが条件となる。また、携帯電話版では2列車改札内乗り継ぎの予約はできないほか、携帯電話版では山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」の九州新幹線を含む区間は予約できない。 2008年2月24日より、乗車券のみでの申し込み、受け取りが可能になった。当初は経路等の誤発売(規則上購入できないはずの乗車券が購入できるなど)がしばしば発生したが、システム改修を実施し、発生しなくなった。

乗車券や自由席特急券のみの購入など特定の操作を除き、インターネットで予約を行ったきっぷを受け取らなかった場合でも払い戻しの操作を行わないとクレジットカードに購入予定の金額が全額請求されるため、旅行取り止めの際など、注意が必要である。また、変更などにも一部制限があるので注意されたい。

JRのチケット類のほか、JR東日本の国内旅行びゅう商品もえきねっとから予約できる。(会員登録は不要)チケット類は宅配、東京駅引き取り、最寄の駅のびゅうプラザでの引き取りなどが選択できる。このびゅう商品の予約部門はJR東日本の子会社の旅行会社びゅうトラベルサービスが運営している。

もしもし券売機「Kaeruくん」での受け取りも可能だった。しかし、2012年3月に同券売機が廃止されたため、代替設置された指定席券売機に機能が移行しているが、指定席券売機が設置されなかった駅ではインターネット予約の乗車券類の受取ができなくなった。

えきねっと割引[編集]

JR東日本の新幹線の指定席(グリーン車・グランクラスを含む)をえきねっとで予約の上、指定席券売機で受け取ると、えきねっと割引が適用されていた。この割引制度は、新幹線の特急料金から100円から最大で700円を割り引くというもので、乗車券と自由席特急券には適用されない。また、みどりの窓口等では適用されない。また、えきねっと割引は、トクトクきっぷとの併用(ウィークエンドパスなどとの併用は可能)、ジパング倶楽部割引、乗継割引等他の特急券対象の割引との併用はできないこととなっている。

しかし割引を受けるために、えきねっとで予約の上、特定の券売機で受け取るなど、煩雑な点が多い。また割引率も200km以下は100円と低く、JR東日本管内でないと適用されないため、関東から東北新潟長野へ行く場合を除いてあまり意味がなかった。

また、他の割引と併用できない性質上、特に割引率の大きい乗継割引が適用される区間を使う場合、えきねっと割引を適用するとかえって割高になってしまう。このため2つの列車を乗り継ぐ申込については「2列車の乗り継ぎ申込」をすることで、乗継割引適用のきっぷが申し込めるようになったが、一部列車や区間に限られている、3列車以上の乗り継ぎ申し込みができないなどの問題があった。

えきねっと割引より乗継割引の方が割安であるが「2列車の乗り継ぎ申込」では申し込めない場合、予約を1列車ずつ行い、券売機ではなく窓口で受け取り、その際に乗継割引利用の旨を申し出ることで適用される。他の割引制度についても、窓口で受け取れば適用される。いずれにせよこの点についても煩雑な仕組みとなっている。なお、「乗換案内から申込」を利用すると、このケースに該当する場合に「きっぷ受取に注意」の案内が表示される。

乗継割引の方が割安であるが、「2列車の乗り継ぎ申込」ができない例
  • 例:弘前駅 -(特急「つがる」)- 新青森駅 -(特急「白鳥」)- 函館駅
  • 例:八戸駅 -(新幹線「はやて」)- 新青森駅 -(特急「白鳥」)- 函館駅 -(特急「北斗」)- 札幌駅

なお2015年1月31日までの受取をもってえきねっと割引のサービスは終了した[1]

トクだ値・お先にトクだ値[編集]

えきねっと会員限定でなおかつ枚数限定で発売されるJR東日本が指定した日時、区間の新幹線および在来線の特急列車が割引となる乗車券と特急券一体型の特別企画乗車券である(かつては特急券部分のみの料金券タイプも設定されていた)。 『トクだ値』は乗車日の1ヶ月前から当日の午前1時40分前、『お先にトクだ値』は乗車日の1ヶ月前から13日前の午前1時40分前まで予約が可能である。『お先にトクだ値』は新幹線のみの設定である。

割引率は『トクだ値』が新幹線用が5% - 15%、特急列車用が20% - 30%、『お先にトクだ値』は25% - 35%であるが、50%引きとなる『お先にトクだ値 スペシャル』も期間・列車限定で設定されることもある。新幹線用には一部区間において、グリーン車用も設定されている(グランクラスは設定なし)。発売額は、通常期・繁忙期・閑散期でそれぞれ異なる。

年末年始ゴールデンウィークといった他の特別企画乗車券がほとんど利用できない期間でも設定されているが、かつては指定された列車に乗り遅れた場合は特急券部分だけでなく、乗車券としても無効となっていた。現在は乗り遅れた場合は料金券部分のみ無効になり、乗車券は乗車日の当日に限り有効である。途中下車は不可能であり、下車した場合は前途放棄として扱われる。また、設定区間の内方乗車は認められるが、返金の扱いはない。

以前は変更が不可能であったり、取り消しの場合無条件で手数料が取られていたが、2008年12月乗車分よりきっぷの受取り前であれば変更が可能になったほか、受取り前かつ乗車2日前であれば手数料は無料となった。現在は下記の手数料が発生する。

えきねっとチケットレスサービス[編集]

2010年(平成22年)3月13日より「成田エクスプレス」向けに導入されたサービス。携帯電話のインターネット接続サービスより、「えきねっと」のページにて予約すれば、乗車が可能となるものである。同列車では指定席券の発売状況が車掌の端末で確認できるため指定された席に座っている限りは基本的に画面に表示される特急券の予約データを提示する必要もない。普通に特急券を購入するよりも安く、特急券の受け取りが不要で、発車直前まで何度でも予約変更が可能、などのメリットがある。利用に際しては、乗車券を別途用意する必要がある。2013年(平成25年)11月18日からは「あかぎ」の指定席にも対応した。

ちなみにJR西日本では、自社の「J-WESTカード」会員専用((新)e5489)サービスとして、一部の在来線特急を対象とした「チケットレス特急券サービス」を提供している。他に民鉄各社では、京成電鉄東武鉄道西武鉄道小田急電鉄近畿日本鉄道南海電気鉄道などで、同様のサービスを行っている。

また操作・利用方法は異なるが、「モバイルSuica特急券(東北・上越新幹線向け)」や、東海道・山陽新幹線の「エクスプレス予約」に導入された「EX-ICサービス」も、これに類するものと言える。

変更・払い戻し[編集]

変更は1回までは、申し込み券種にかぎらず可能である。2回目以降はできないので一旦払い戻すことになる。ただし「えきねっと特典」が適用される指定券(JR東日本区間完結及び北陸新幹線の指定券変更(異区間申し込み、乗継申し込みの場合は予約されたすべての券がこれらの区間完結の場合に限る))に関しては初回に申し込んだ列車の乗車日から3ヶ月以内であれば何度でも変更できる。

払い戻し手数料は、乗車券・自由席特急券については無料であり、指定席券は通常のJRの切符と同じ(2日前までは330円。前日から発車時刻前までまたは前日から発車時刻前になってから乗車変更されたものの場合は料金券の3割相当額。但し最低330円)である。ただしえきねっと特典が適応されるの指定券(異区間申し込み、乗継申し込みの場合は予約されたすべての券がえきねっと特典適応範囲内完結の場合に限る。また変更された指定券の場合、変更前がえきねっと特典適応範囲内完結の指定券に限る)に関しては発券前であれば1席310円で払い戻しできる。

トクだ値の場合は、「発券後の取消」または「えきねっと特典対象外指定券から変更後の取消」は割引率分の払戻手数料がかかる。

ビジネスえきねっと[編集]

ビジネスえきねっとは、JR東日本が運営する法人顧客向けのJR券オンライン販売システムで、2006年(平成18年)3月からサービスが開始された。

それまで同社が法人顧客向けサービスとして運営していた「宅配システム」(同年12月サービス終了)に代わって開始されたサービスで、パソコンから専用サイトを通じ、全国のJR線の乗車券、特急券、特別企画乗車券などが購入できる。また新幹線・特急列車の指定席の好みの座席を選べる「シートマップサービス」や、携帯電話やスマートフォンからの変更・払い戻し・取消等の手続きにも対応する(新規購入はパソコンの専用サイトのみで可能)など、前掲の「えきねっと」と概ね同様のサービスが受けられる。ただし団体乗車券や「大人の休日倶楽部」「ジパング倶楽部」の割引乗車券、寝台列車、個室、九州旅客鉄道(JR九州)のDXグリーン席、立席特急券、座席未指定券、一部の臨時列車など一部の券種・列車は取り扱いの対象外となっている。

システム利用料は無料で、乗車券類の購入代金は月毎に集計され、一括請求での精算となる。また乗車券類の受領時に必要な、専用の「ビジネスえきねっとカード」は、枚数に関わらず無料で発行される。

専用サイトで購入・予約した乗車券類はJR東日本管内のみどりの窓口、びゅうプラザ、指定席券売機で受領することができる。受領の際には前掲の「ビジネスえきねっとカード」が必要である。ただし、JR東日本以外のJRグループ各社の窓口・券売機、旅行会社では受領できない[注 1]。またびゅうプラザのうち五所川原駅羽後本荘駅横手駅鶴岡駅村上駅原ノ町駅(休業中)、中込駅の7箇所は「ビジネスえきねっと」での予約には対応していない。

前掲のように駅で乗車券類を受領する方法のほか、システム専用の直接サーマル式発券プリンタ「インテリジェントプリンタ (IPR)」を設置すれば、自ら乗車券類をプリントアウトすることもできる。ただし専用通信回線の敷設が必要で(工事費は自己負担)、利用料としてプリンタ使用料(1台につき月額29,000円)と専用通信回線使用料(1台につき月額21,000円)の、月額計50,000円が別途必要となり、プリンタシステム1台あたりの1年間の負担コストは600,000円となる。

福島県郡山市には、システムの運営をサポートする「ビジネスえきねっとセンター」(2007年(平成19年)4月運用開始、業務はJR東日本東北総合サービスが受託)が設置されている。ただし年末年始(12月29日 - 1月3日の間)は同センターが休業となるため、サービス自体も休止される。

JR東日本管内の中小の旅行会社や第三セクター鉄道では、マルス端末の代替として、この「ビジネスえきねっと」のプリンタシステムを使用してJR券の発売業務を行っている。このうち第三セクター鉄道の主な事業者は下記のとおりである。なお前掲のとおり、年末年始は取り扱い休止となる。

青い森たびショップ(三沢駅野辺地駅の2駅)[注 2]
銀河鉄道観光(上盛岡駅前、同社本社内)[注 3]
内陸線旅行センター(鷹巣駅内)
長井駅旅行センター
戸倉駅[注 4]
妙高高原駅新井駅高田駅春日山駅糸魚川駅[注 5]

掲載情報[編集]

設備、駅案内、駅別時刻表案内、路線情報、乗車券・定期乗車券等の運賃案内、JR東日本主催のキャンペーン情報等が掲載されている。また、@Stationを利用したインターネットショッピングを提供しており、鉄道関係グッズから各都県の名産品銘菓等まで、幅広い買い物ができる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 前掲のとおり、JR西日本金沢支社管内の主要駅では「えきねっと」には対応しているが、「ビジネスえきねっと」については対象外となっている。
  2. ^ 移管当初は浅虫温泉駅でもサービスが行われていたが、2014年3月31日をもって発売を終了した。
  3. ^ 移管当初は厨川駅滝沢駅一戸駅でもサービスが行われていた。
  4. ^ 以前は屋代駅でもサービスが行われていた。
  5. ^ このうち糸魚川駅は、JR東日本新潟支社管内の特別企画乗車券「しらゆきWきっぷ」と「えちごツーデーパス」の2券種のみを取り扱う。

出典[編集]

外部リンク[編集]