三沢駅 (青森県)

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三沢駅*
Misawa Station February 2021.jpg
正面口(2021年2月)
みさわ
Misawa
向山 (4.7 km)
(6.6 km) 小川原
青森県三沢市大字犬落瀬字古間木51-7
北緯40度40分9.94秒 東経141度21分13.19秒 / 北緯40.6694278度 東経141.3536639度 / 40.6694278; 141.3536639 (三沢駅)座標: 北緯40度40分9.94秒 東経141度21分13.19秒 / 北緯40.6694278度 東経141.3536639度 / 40.6694278; 141.3536639 (三沢駅)
所属事業者 青い森鉄道
所属路線 青い森鉄道線
キロ程 46.9km(目時起点)
東京から664.2 km
電報略号 ミサ
フマ(古間木駅時代)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
1,023人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1894年明治27年)9月1日
備考 直営駅管理駅
* 1961年(昭和36年)3月に古間木駅から改称[1]
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東口(2011年7月)

三沢駅(みさわえき)は、青森県三沢市大字犬落瀬字古間木(いぬおとせあざふるまぎ)にある、青い森鉄道青い森鉄道線である。

2012年(平成24年)3月31日までは十和田観光電鉄(十鉄)が乗り入れていた[1]

歴史[編集]

  • 1894年明治27年)4月1日日本鉄道古間木駅(ふるまきえき)として開業。一般駅
  • 1906年(明治39年)7月1日:日本鉄道が国有化官設鉄道の駅となる。
  • 1916年大正5年)11月29日:当駅と下田駅の間で、下り第331臨時旅客列車と上り第308貨物列車が正面衝突する事故が発生。当駅の助役の閉塞装置の不正取り扱いが原因で、かかわった助役と駅員が実刑判決を受けた[2][3]
  • 1922年(大正11年)9月4日:十和田鉄道(現在の十和田観光電鉄)の古間木駅が開業[1]
  • 1926年(大正15年)10月1日:十鉄古間木駅が120m移転[1]。同時に駅業務を国鉄に委託。
  • 1954年昭和29年)9月:十鉄古間木駅事務室設置(バス営業所長が駅長を兼務し、業務は国鉄委託)。
  • 1959年(昭和34年)1月1日:十鉄古間木駅の新駅舎落成、国鉄への業務委託を解除。
  • 1961年(昭和36年)
    • 2月:十鉄バス営業所を分離、鉄道専任の駅長を配置。
    • 3月1日:十鉄の古間木駅が三沢駅に改称[1]
    • 3月20日:国鉄の古間木駅が三沢駅に改称。
  • 1964年(昭和39年)7月:十鉄三沢駅が「三沢観光センター」としてリニューアル[1]
  • 1971年(昭和46年)7月:十鉄三沢駅に自動券売機を設置。
  • 1986年(昭和61年)11月1日荷物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅はJR東日本・JR貨物の駅となる。この頃、橋上駅舎となる[4]
  • 1993年平成5年)3月9日[5]:キャタピラー式車いす用階段昇降機(ステッピングカー)を配備[6]
  • 2006年(平成18年)6月:本八戸駅からの石油輸送貨物列車が廃止され、貨物列車の発着がなくなる。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月1日:旧・十和田観光電鉄が「とうてつ」に事業譲渡し、「とうてつ」が新・十和田観光電鉄に社名変更[1]
    • 同年度内(日時不明):JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱が終了[注釈 1]
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)4月1日:十和田観光電鉄線が廃止され[1]、青い森鉄道の単独駅となる。
  • 2020年(令和2年)4月4日:駅前交流プラザみ~くるがオープン。それに伴い、交通広場に移動したバス停、タクシー乗り場が運用開始。み~くる内に観光案内所設置。
  • 2022年(令和4年)1月14日:同日より「青い森たびショップ三沢」が営業休止となる[9]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。青森県内では数少ない橋上駅舎を有する。日本国有鉄道(国鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)時代は、特急急行列車の停車駅だった。

直営駅。また、終日駅員配置駅。青い森鉄道転換当初は八戸駅管理であったが、現在は駅長が配置され、再び管理駅となり、下田 - 上北町間の各駅を管理する。

出札窓口(営業時間:5時50分 - 21時00分、乗車券回数券定期券入場券発売)、自動券売機(稼働時間:始発列車から最終列車まで)、待合室、改札口がある。自動改札機の設置は無く、有人改札口のみである。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 青い森鉄道線 下り 青森方面[10]  
2・3 上り 八戸目時方面[11] 3番線は三沢駅始発盛岡行き[平日のみ]と貨物列車のみ
ホーム 青い森たびショップみさわ
ホーム
青い森たびショップみさわ

十和田観光電鉄(廃線)[編集]

十和田観光電鉄 三沢駅*
Towada-Kanko Electric Railway Misawa Station Misawa Aomori pref Japan01n.jpg
十鉄三沢駅
2012年7月14日
みさわ
Misawa
(2.7 km) 大曲
所在地 青森県三沢市字古間木山53
所属事業者 十和田観光電鉄(十鉄)
所属路線 十和田観光電鉄線
キロ程 0.0 km(三沢起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
495人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1922年大正11年)9月4日[1]
廃止年月日 2012年平成24年)4月1日[1]
備考 * 1961年(昭和36年)3月1日に古間木駅から改称[1]
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青い森鉄道三沢駅西口に隣接する場所に電車が発着していた元駅のバス待合室があった。頭端式ホーム1面2線を有する地上駅であった。ただし、乗り場に番号は付与されていない。通常は西側(県道十和田三沢線寄り)のホームを使用するが、回送電車などが停車して使用できない場合は東側(青い森鉄道線寄り)のホームに停車していた。かつて2両編成の列車では十和田市寄りの部分がホームにかからないため、三沢寄りのドアより降車する措置がとられることがあったが、後にホームが拡張されそのような事態は解消された。

駅舎内に電車出札口・自動券売機2台・バス出札口・駅そばがある。JR・十鉄貨物受渡線が駅南側(古牧温泉東側)にあったが、のちに線路が撤去されている。昭和時代には2階に喫茶店や案内所があったが、のちに2階部分は閉鎖されている。1階もかつて売店が設置されていた場所に自動販売機が置かれており、売店の商品はそば屋「とうてつ駅そば」で販売されている。また、ガム自動販売機もあった。

「とうてつ駅そば」は廃駅となってからも営業を続けていたが、2019年、駅前広場の整備事業に伴い駅舎は解体された[12]。駅舎解体に伴い「とうてつ駅そば」は一時的に近隣店舗に移転したのち[13]、2020年8月7日、駅前交流プラザみ~くる施設内に「とうてつ駅そば三沢駅前店」として再オープンした[14]

貨物取扱[編集]

かつて併設されていた日本貨物鉄道(JR貨物)の駅は、取扱廃止時点で車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着もなかった。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していなかった。

かつては、駅から分岐し在日米軍三沢基地へ至る全長7.9kmの専用線があった。通常は八戸線本八戸駅から米軍向けの石油輸送が行われていたが、 1969年12月までは福岡県山田弾薬庫から弾薬も運ばれていた[15]。 三沢基地への輸送は2006年6月に終了し、終了後専用線は北側を跨ぐ青森県道170号天ケ森三沢線陸橋の先で断線している。

また太平洋戦争前までは、上記の専用線は基地の先、三沢市五川目付近まで伸びており、三沢鉱山からの砂鉄搬出のために使用されていた。廃線跡は、岡三沢8丁目付近から三沢空港前、サークルK浜三沢店前にある青森県道170号天ケ森三沢線と交差し、田園地帯を北東方向へ斜めに横切る道路が該当する。ただし、廃線跡の遺構はほとんど残っていない。

利用状況[編集]

  • 青い森鉄道 - 2019年度の1日平均乗車人員は1,023人であった。
  • 十和田観光電鉄 - 2011年度の1日平均乗車人員は495人であった。

出典は2010年度(平成22年度)まではJR東日本、2011年度(平成23年度)以降は三沢市統計書(運輸・通信・観光)による。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 1,837 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 1,785 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 1,658 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 1,773 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 1,732 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 1,545 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 1,443 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 1,441 [利用客数 8]
2008年(平成20年) 1,462 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 1,430 [利用客数 10]
2010年(平成22年) 1,244 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 1,015
2012年(平成24年) 1,069
2013年(平成25年) 1,107
2014年(平成26年) 1,149
2015年(平成27年) 1,123
2016年(平成28年) 1,103
2017年(平成29年) 1,065
2018年(平成30年) 1,050
2019年(令和元年) 1,023

駅周辺[編集]

三沢市の代表駅であるが、市の中心部は駅から北東2kmほどの場所に広がる。

バス路線[編集]

(宿泊者のみ利用することができる三沢駅~星野リゾート青森屋間を結んでいる送迎バス)

隣の駅[編集]

青い森鉄道
青い森鉄道線
快速「しもきた
下田駅 - 三沢駅 - 上北町駅
普通
向山駅 - 三沢駅 - 小川原駅

かつて存在した路線[編集]

十和田観光電鉄[1]
十和田観光電鉄線
三沢駅 - 大曲駅

その他[編集]

逸話[編集]

十和田観光電鉄線の三沢駅舎には夏になるとツバメが駅舎内に巣を作っていた。なので、夏になるとツバメは駅舎内外を飛び回っていた。昭和40年代には既にツバメが巣を作り住み着くようになり、当時の十和田観光電鉄の社員が餌付けしたという話もある。現在、この十和田観光電鉄線三沢駅舎は、三沢駅西口再開発事業及びバスターミナル整備に伴い解体されてしまい、解体された翌年までは、青い森鉄道線三沢駅東口にあるトイレの入口に巣を作りすんでいたが、現在では姿を見ることがなくなってしまった。

経営移管前の三沢駅[編集]

発着する列車
(三沢シャトルという愛称は廃止されたが、現在でも、平日のみに運行する青い森鉄道線2520M三沢発の八戸行き(八戸にてIGRいわて銀河鉄道線普通列車 盛岡行き[4520M]になる)が運行されている。ただし、八戸→三沢は回送列車である。)
駅設備
近距離きっぷ券売機は現在の青い森鉄道線近距離きっぷ自動券売機と同じ場所に、指定席券売機は現在の青い森鉄道三沢駅の窓口内にある記載台付近にあった。また、新幹線などの空席状況を確認できる空席案内ディスプレイもあった。
  • 自動改札機は、設置されておらず有人改札口のみであった。現在も、自動改札機は設置されておらず、有人改札口のみである。
店舗

現在の、青い森たびショップ三沢がある場所に待合室があり、待合室内にKIOSKがあった。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 鉄道貨物協会「貨物時刻表」において2009年度版から記載が削除され、「JR貨物全営業線」の東北線の欄においても八戸駅とともに減算されている。また、JR貨物公式サイトの環境・社会報告書の記載においては、2008年4月1日時点の駅数では同日廃止の紀伊佐野駅の分のみが減算されている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l “特集 希望の軌道”. 広報みさわ 2012年4月号 (三沢市) (2012年4月).
  2. ^ 久保田博 『鉄道重大事故の歴史』(第2版)グランプリ出版、2000年10月10日、37 - 38頁。ISBN 4-87687-211-2 
  3. ^ 事故写真『歴史写真. 大正6年1月號』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「駅すてーしょん 三沢(東北線)」『交通新聞』交通新聞社、1996年2月21日、2面。
  5. ^ 『三沢市史 通史編』(三沢市・2008年12月1日発行)463頁「年表」(これに詳細な日付記載有り)
  6. ^ “こちら階段昇降機 JR盛岡支社、2駅に”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年3月25日) 
  7. ^ “三沢市長、青い森鉄道にダイヤ見直し要請へ”. 東奥日報 (東奥日報社). (2010年12月4日)
  8. ^ “三沢駅に旅行センター/青い森鉄道初開設”. デーリー東北 (デーリー東北新聞社). (2011年6月15日)
  9. ^ authorName. “「青い森たびショップ三沢」営業休止のお知らせ | 青い森鉄道株式会社” (日本語). 2022年3月5日閲覧。
  10. ^ 三沢駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
  11. ^ 三沢駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
  12. ^ さよなら十鉄三沢駅舎 整備事業で解体へ”. 東奥日報 (2019年2月19日). 2019年2月23日閲覧。
  13. ^ なお、この一時移転した店舗は三沢駅前店のオープン後も同地にて「とうてつ駅そば三沢店」として引き続き営業したが2022年1月31日に閉店している。【閉店】とうてつ駅そば 三沢店” (日本語). 開店閉店.com. 2022年4月15日閲覧。
  14. ^ デーリー東北デジタル” (日本語). デーリー東北デジタル. 2020年7月25日閲覧。
  15. ^ 最終便が三沢到着『朝日新聞』1969年(昭和44年)12月8日朝刊 12版 15面

利用状況[編集]

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]