乙供駅
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乙供駅 | |
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駅舎(2023年9月) | |
おっとも Ottomo | |
◄上北町 (6.9 km) (6.6 km) 千曳► | |
所在地 | 青森県上北郡東北町字上笹橋3 |
所属事業者 | 青い森鉄道 |
所属路線 | ■青い森鉄道線 |
キロ程 |
64.3 km(目時起点) 東京から681.6 km |
電報略号 | トモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
492人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1894年(明治27年)1月4日[1] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有)[2] |
乙供駅(おっともえき)は、青森県上北郡東北町字上笹橋にある、青い森鉄道青い森鉄道線の駅である。
日本国有鉄道(国鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)時代(1984年(昭和59年)2月から[3])には、特急はつかりが1日1往復停車していた時期もあった。
歴史
[編集]- 1894年(明治27年)1月4日:日本鉄道の駅として開業[1]。
- 1906年(明治39年)7月1日:日本鉄道が国有化[1]。官設鉄道の駅となる。
- 1972年(昭和47年)3月15日:貨物扱い廃止[1]。同時に専用線も撤去[4]。
- 1983年(昭和58年)2月1日:無人化[5]。ただし管理駅派遣により出札は継続(以後、青い森鉄道移管まで駅員派遣が継続)。荷物扱い廃止[1][6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]。
- 2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線全線開業に伴い、青い森鉄道に移管。
- 2023年(令和5年)
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線を持つ地上駅である。平成初期までは2面3線で、廃止された中線(2番線)は特急・貨物列車の待避などに使用されていた。現在は架線が撤去され、保守用車両の留置線となっている。互いのホームは跨線橋で連絡している。木造駅舎を有する。
無人駅[2]である(野辺地駅管理)。自動券売機が設置されている[2]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■青い森鉄道線 | 下り | 青森方面[7] |
3 | 上り | 八戸・目時方面[8] |
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改札口(2023年9月)
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ホーム(2023年9月)
利用状況
[編集]2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員・乗降人員推移 | |||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 327 | [JR東 1] | |
2001年(平成13年) | 306 | [JR東 2] | |
2002年(平成14年) | 279 | [JR東 3] | |
2003年(平成15年) | 259 | [JR東 4] | |
2004年(平成16年) | 233 | [JR東 5] | |
2005年(平成17年) | 255 | [JR東 6] | |
2006年(平成18年) | 239 | [JR東 7] | |
2007年(平成19年) | 231 | [JR東 8] | |
2008年(平成20年) | 235 | [JR東 9] | |
2009年(平成21年) | 231 | [JR東 10] | |
2010年(平成22年) | 226 | [JR東 11] | |
2011年(平成23年) | 387 | [国交省 1] | |
2012年(平成24年) | 403 | ||
2013年(平成25年) | 392 | ||
2014年(平成26年) | 425 | ||
2015年(平成27年) | 479 | ||
2016年(平成28年) | 497 | [他 1] | |
2017年(平成29年) | 472 | ||
2018年(平成30年) | 492 | [国交省 2] |
駅周辺
[編集]- 青森銀行乙供支店
- 乙供郵便局
- 青森原燃テクノロジーセンター
- 七戸警察署乙供駐在所
- 東北町役場東北分庁舎(旧・東北町役場)
- 東北町老人福祉センター
- 東北町保健福祉センター
- 東北町中央公民館
- 東北町コミュニティセンター未来館
- 東北町北総合運動公園
- 東北温泉
- みどりの大地とロマンの森公園
- かやぶき家屋「まなか」
- スキー場
- 青森県道173号乙供停車場中野線
- 青森県道8号八戸野辺地線
- 国道394号
- サンデーホームマート乙供店
- マエダストア 乙供店
バス路線
[編集]その他
[編集]- 当駅は東北新幹線七戸十和田駅の青い森鉄道最寄り駅である(Google マップによると9.3 km)。
- 七戸町役場(旧天間林村中心部)の最寄り駅である。
双方とも十和田観光電鉄バスによって結ばれている。
乙供森林鉄道
[編集]かつて、乙供駅から上北鉱山までの全長28.4kmを結ぶ軌道が存在していた。正式名は坪川林道。1919年(大正8年)に開業し、鉱山へ向かう人員や上北鉱山の産出物・坪川流域の林産物の運搬を行っていた。物資の集積された乙供駅周辺は製材所が立ち並ぶなど大いに発展した。1960年(昭和35年)に鉱山軌道が撤去されたのち、1963年(昭和38年)に廃止された[9]。
現在、軌道跡はその一部が農道や水路に転換されているのみで、面影を残すところは少ない。乙供駅からみどりの大地とロマンの森公園へと向かう道路はその一例である[10]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、418頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e f g “乙供駅・上北町駅・下田駅 窓口営業終了のお知らせ”. 青い森鉄道 (2023年2月15日). 2023年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月15日閲覧。
- ^ 『東北町史 年表』(東北町・1997年3月31日発行)257頁「昭和編」。これに、「乙供駅に特急列車停車(上下一本ずつ)。」の記載あり。
- ^ 『東北町史 年表』(東北町・1997年3月31日発行)224頁「昭和編」。これに、「乙供駅の貨物集約が実施され専用線撤去」の記載あり。
- ^ 「通報 ●東北本線有壁ほか8駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1983年1月31日、2面。
- ^ 「日本国有鉄道公示第195号」『官報』1983年1月31日。
- ^ “乙供駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
- ^ “乙供駅”. 青い森鉄道. 2021年4月11日閲覧。
- ^ 青森県史. 青森県史編さん委員会
- ^ “山行記録: 乙供森林鉄道跡”. ヤマレコ. 2020年4月30日閲覧。
- ^ 令和3年3月13日ダイヤ改正について (PDF) - 青い森鉄道
利用状況
[編集]- JR東日本
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月3日閲覧。
- 国土交通省
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月2日閲覧
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2020年9月12日閲覧
- その他
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 統計情報リサーチ、2020年8月28日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 乙供駅 - 青い森鉄道