IGRいわて銀河鉄道

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アイジーアールいわて銀河鉄道株式会社
IGR Iwate Galaxy Railway Company
Igr logo.svg
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 IGR
本社所在地 日本の旗 日本
020-0133
岩手県盛岡市青山二丁目2番8号
設立 2001年平成13年)5月25日
業種 陸運業
法人番号 3400001002068
事業内容 旅客鉄道事業
旅行業
倉庫業
駐車場業
洗車場業
広告業
損害保険代理業
生命保険契約の締結の媒介
郵便切手及び収入印紙の売りさばき並びに酒類及びたばこの販売業
旅行用品、飲料品、食料品、医薬品、化粧品、日用品雑貨、玩具、中古品等の小売業
飲食店業
動産の賃貸業
各種イベントの実施
チケット販売、クリーニング、写真現像等の取次業
不動産の売買、賃貸、仲介、鑑定及び管理業
看板・標識案内板等の製造・販売業
自動車賃貸業
自動車整備業
清掃及び廃棄物処理業
人材派遣業
造園及び緑地整備・管理業
農林業
以上に付帯関連する一切の業務
代表者 代表取締役社長 菊池正佳
(2013年7月1日現在)
資本金 18億4,970万円
(2013年7月1日現在)
発行済株式総数 36,994株
売上高 40億3,274万7千円(2013年3月期)
営業利益 4億602万7千円(2013年3月期)
純利益 2億3,473万9千円(2013年3月期)
純資産 19億8,108万7千円(2013年3月期)
総資産 39億8,354万8千円(2013年3月期)
従業員数 230名(男性193名・女性37名)
JR東日本と岩手県からの出向36名、臨時雇用社員等11名、非常勤社員22名を含む
(2013年3月31日現在)
決算期 3月末日
主要株主 岩手県 54.06%
盛岡市 15.84%
二戸市 4.7%
岩手町 4.5%
一戸町 4.0%
滝沢市 3.5%
東北電力 2.2%
アイシーエス 1.1%
奥州市 1.0%
他41名
外部リンク www.igr.jp/
特記事項:会社情報は第12期事業報告(2013年度) (PDF) 、岩手県総務部財政課作成の平成25年度県出資等法人運営評価結果についての政策地域部の項目・平成25年度県出資等法人運営評価レポート(平成25年7月1日現在)による
役員は11名(代表取締役1名、取締役7名、監査役3名)
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アイジーアールいわて銀河鉄道株式会社(アイジーアールいわてぎんがてつどう)は、岩手県盛岡市に本社を置く、第三セクター方式の鉄道事業者である。東日本旅客鉄道(JR東日本)から引き継いだいわて銀河鉄道線を運営するほか、旅行業や不動産事業も営んでいる。なお、社名のアイジーアール (IGR) は「Iwate Galaxy Railway」の略であり、Gは「Ginga」ではない。

概要[編集]

東北新幹線盛岡 - 八戸間開業に伴い、並行在来線としてJR東日本から経営分離されることとなった東北本線盛岡 - 八戸間のうち、目時駅構内南方の県境上にある会社分界点より岩手県側を運営している。

青い森鉄道より運転指令も受託して一体的な運用がされていたが、目時以北については2010年7月3日にJR東日本盛岡指令青森分室に移管され、2010年12月4日から青い森鉄道の指令所として運用されている。運転指令の分離に伴い、2010年12月11日に新指令システムへの移行を行い、JR盛岡総合指令室内からIGR運輸管理所内に移転した[1]

なおIGR本社は2015年11月16日に盛岡市上田一丁目(JR山田線上盛岡駅北側[2])から同市青山二丁目の青山駅南口駅舎2・3階[3]岩手県道223号盛岡滝沢線沿い)へ移転。これに合わせ青山駅には南口(厨川中学校・青山一丁目・南青山町・大新町地区方面)通路と駐輪場が新設された[4][5][6]

社名の由来[編集]

社名は会社設立前の発起人会が公募して決定し、2001年3月22日盛岡グランドホテルにおいて発表した。同日、優秀作品賞の表彰式が行われ、一戸町の当時24歳の主婦が受賞した。応募作品総数は2,642点で、最も多かったのが「みちのく鉄道」の172点だったが、一番多かったものが社名になった訳ではなく[7][8]、郷土の偉人である宮沢賢治の著書「銀河鉄道の夜」に由来する「いわて銀河鉄道」に決定された。ところがいざ法人登記しようという段になって商号調査したところ、盛岡市内に「いわて銀河鉄道」という会社が既に法人登記されていることが判明したため、苦肉の策として「IGR」を頭に付けた[9]。当時はアルファベットの商号登記ができなかったため、登記上及び鉄道事業許可上の社名は「アイジーアールいわて銀河鉄道株式会社」[10]である。以後、特に差し支えがなければ社名の先頭の「アイジーアール」は「IGR」と略して記述する。

経営状況[編集]

開業以来、2004年度決算までは赤字だったが、2005年度決算で初めて当期純利益を計上し、2008年度まで4年連続で黒字決算となった。これは、新駅(青山駅巣子駅)設置により利用者の減少に歯止めが掛かっていることやコスト削減などによる営業損失の縮小、および通学定期運賃の激変緩和措置などによる補助金収入(特別利益)が増大したことが要因となっている。

2009年度決算はいわて銀河鉄道線を経由する寝台特急列車の運賃・料金収入の減少などにより、当初は再び赤字に転落するものと見込まれていた[11]が、コスト削減策や増客策が奏功し、2005年度(2006年3月期)から5年連続で単年度黒字を計上した。その後、2010年度決算は東日本大震災の影響もあり赤字に転落したが、2011年度決算より単年度黒字に回復。2012年度決算では累積赤字を解消する見込み[12]となったことから、2013年3月16日ダイヤ改正時より定期券の大幅値下げと一部区間の普通運賃値下げが実施されている[13]。なお、消費税率8%改定に伴い、2014年4月1日からは普通運賃・定期券いずれも値上げとなった。

2013年度は台風18号や豪雪により運休や施設被害が出た影響で、当期利益は(当初計画1億7800万円を大幅に下回る)8100万円と大幅減収の見込みとなったが、それでも3期連続で単年度黒字を達成した[14][5]

今後はさらなる列車ダイヤ及び運賃体系の見直し(盛岡から滝沢好摩いわて沼宮内二戸金田一温泉各駅で折り返す列車の増便、普通運賃値下げ区間拡大など)、老朽駅舎の建て替えによるバリアフリー対応(厨川渋民岩手川口の各駅)、既存の渋民・好摩両駅から離れている旧玉山村域中心部へのアクセス改善策として両駅間への新駅設置、乗降客の多い駅への自動改札機導入などが検討されている。

沿革[編集]

組織[編集]

IGRいわて銀河鉄道 組織図による。

  • 本社および登記上の本店:〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号[3][18]青山駅 南口駅舎2・3階)[20]
    • 青山駅利用客用マイカー駐車可能区画は4台分整備され、残りの区画はIGR公用車専用駐車場となっている。
  • 経営企画本部
    • 経営統括部(総務・法務G、経理G、企画・広報G)
    • 安全対策室
    • 事業企画部(営業サービスG、不動産本店・事業開発G)
      • 盛岡駅グループ(盛岡駅と青山駅 - 御堂駅の駅管理)
        • IGRインフォメーション[21]
      • 二戸駅グループ(二戸駅と奥中山高原駅 - 金田一温泉駅の駅管理)
      • 銀河鉄道観光(旅行業部門):〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号 青山駅南口駅舎兼IGR本社社屋1階
      • IGRいわて銀河鉄道不動産
        • 本店:〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号 青山駅南口駅舎兼IGR本社社屋1階(不動産物件検索用タッチパネルを待合室に設置)
        • 厨川駅店:〒020-0124 盛岡市厨川一丁目17番1号 厨川駅待合室内(旧銀河鉄道観光窓口跡)
          • 以前は盛岡駅店もあったが、駅ビルフェザン」大規模改装に伴い2017年4月24日より厨川駅店へ一本化された(旧盛岡駅店は待合室機能のみを存続)。
      • IGRクリーンサービス:〒020-0124 盛岡市厨川一丁目17番1号 厨川駅事務室内(旧銀河鉄道観光窓口跡)
      • IGR駅舎内飲食店
        • 地産地消レストラン「びすとろ銀河」:〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号 青山駅南口駅舎兼IGR本社社屋1階
        • 串焼き処 銀河:〒020-0622 滝沢市野沢90番地 IGR滝沢駅舎内(旧銀河鉄道観光窓口跡)
      • IGR駅舎内売店・コンビニエンスストア
        • 沿線地域特産品販売店「銀河マルシェ」:〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号 青山駅南口駅舎兼IGR本社社屋1階
        • 産直「ニコニコ駅こずや」:〒028-5221 二戸郡一戸町小鳥谷字中屋敷1番地 小鳥谷駅待合室内
        • ミニストップいわて銀河鉄道一戸駅店:〒028-5301 二戸郡一戸町西法寺字稲荷10番地1 IGR一戸駅舎1階(旧キオスク跡)
          • 上記店舗のうち一戸駅舎内「ミニストップ」は「WAON」対応。「びすとろ銀河」・「銀河マルシェ」・「串焼き処銀河」は2016年8月より「MORIO-Jカード」に対応開始(但し「びすとろ銀河」はMORIO-Jポイント付与のみ実施)。
  • 鉄道事業本部
    • 運輸部(運輸・車両G)
      • ぎんが指令(輸送指令・設備指令・旅客指令) - 2002年12月1日から2010年12月10日まではJR盛岡総合指令室内に併設されていた[22]
      • 運輸管理所:〒020-0137 盛岡市天昌寺町5番5号(JR東日本盛岡車両センター隣)
      • 乗務員養成センター(運輸管理所内)
    • 設備部(施設G、電気G)
      • 設備管理所
        • 本所:〒028-4125 盛岡市好摩字上山3番地3(好摩駅北側、旧・JR東日本盛岡第一保線区好摩管理室)
        • 盛岡事務所:〒020-0033 盛岡市盛岡駅前北通13番41号 東北新幹線高架下JRビル内
        • 一戸事務所:〒028-5311 二戸郡一戸町高善寺字野田126番地6 (一戸駅北側)
          好摩駅東側にある「IGR設備管理所倉庫(線路保守用部品保管庫および線路保守点検作業用公用車駐車場)」は毎年10月第二土曜日に開催されている「銀河鉄道まつり」の会場となっており、まつり開催時は線路保守作業車「マルチプルタイタンパー」が展示および作業実演のため一戸事務所より、IGR7000系車両1編成が展示のため運輸管理所より好摩駅までそれぞれ回送される。さらにIGR社員(運転士・車掌・設備管理所作業員)を対象とした「実車を用いた非常時における乗客避難誘導訓練」も好摩駅東側にある側線にて年に数回実施されている。

銀河鉄道観光[編集]

IGRいわて銀河鉄道の旅行業部門で、近畿日本ツーリストグループ特約店。旅行業登録番号は岩手県知事第2-186号。開設から2006年11月25日までは滝沢駅構内に店舗が所在。その後厨川駅構内に移転し、2009年3月14日まで同駅業務の委託を受けていた。委託終了後は旅行業務のみに戻ったが、2010年3月にIGR本社内へ移転。2015年11月16日のIGR本社移転に伴い当部門も青山駅南口駅舎兼IGR本社新社屋1階へ再移転し、これに合わせて年末年始を除く土日・祝日も利用可能な常設窓口を新設。窓口営業時間も以前より拡大された。

  • 〒020-0133 盛岡市青山二丁目2番8号(青山駅南口駅舎兼IGR本社社屋1階)
  • 営業時間:9:30 - 18:30(年末年始(12月29日 - 1月3日)は休業)

IBCラジオ盛岡駅前探偵団」にて毎週木曜日にCMを不定期で放送している。

IGRいわて銀河鉄道不動産[編集]

IGRいわて銀河鉄道の不動産業部門で、盛岡駅長の管理下にある。免許番号は岩手県知事(2)第2352号。2015年11月16日に本店は青山駅南側のIGR本社新社屋1階へ移転した。

  • 本店(IGR青山駅南口駅舎兼本社社屋1階) :IGR本社移転に際し岩手県内初となる「不動産物件検索用無人タッチパネル」を導入。青山駅利用者が列車待ちなどをする間にIGR沿線不動産物件を検索でき、気に入った物件情報は印刷する事も可能。
  • 盛岡駅店(IGR盛岡駅待合室内) 営業時間:9:00 - 17:00(水曜は休業)
  • 厨川駅店(IGR厨川駅待合室内。2016年12月5日開設) 営業時間:9:30 - 17:00(火曜・水曜は休業)

路線[編集]

  • いわて銀河鉄道線 盛岡 - 目時 (82.0km)
    • 盛岡駅北方の場内信号機下にある会社分界点 - 目時駅南方の県境上にある会社分界点より南側、及び好摩駅花輪線側場内信号機下にある会社分界点より東側。盛岡駅構内IGR線乗り場(0・1番線)に当線用0キロポストは無く、線路上および線内各踏切に設置されているキロポストは(旧東北本線時代のまま)東京起点からの通算表示となっている(目時駅構内にも青い森鉄道線用0キロポストは無く、当線より引き続き東京起点からの通算表示)。

車両[編集]

以下の車両が運輸管理所に在籍している。

  • IGR7000系 : 2両編成7本の計14両が在籍。うち6両が路線開業時に新製された車両、残る8両は路線開業時にJR東日本より購入した車両[19]。現在は全ての車両が更新されている。

運賃・料金など[編集]

大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改訂[23][24]

キロ程 運賃(円) キロ程 運賃(円)
初乗り1 - 2km 150 41 - 45 1,200
3 - 4 210 46 - 50 1,330
5 - 6 290 51 - 55 1,440
7 - 10 310 56 - 60 1,550
11 - 15 370 61 - 65 1,690
16 - 20 510 66 - 70 1,810
21 - 25 650 71 - 75 1,950
26 - 30 780 76 - 80 2,080
31 - 35 920 81 - 82 2,360
36 - 40 1,060

ただし、下記の区間では乗継割引運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)が適用される。

盛岡駅 - 東北本線・田沢湖線山田線連絡
山岸 上盛岡 小岩井 大釜 岩手飯岡 仙北町
350 300 400 350 350 300 青山
430 380 480 430 430 380 厨川
510 460 560 510 510 460 巣子
510 460 560 510 510 460 滝沢
好摩駅 - 花輪線連絡
滝沢 渋民
450 430 東大更
470 450 大更
目時駅 - 青い森鉄道線連絡
斗米 金田一温泉
450 350 三戸
460 360 諏訪ノ平
  • 特急料金 500円
  • 急行料金 260円
  • 入場券 140円

開業当初から北海道新幹線開業前まで、特急・急行料金の設定があったが、IGRの各駅では特急券・急行券の発売を行わなかった。

乗車券は、社員配置駅と青山・巣子・一戸駅では窓口及び自動券売機で発売、それ以外の委託駅では窓口(小繋駅は駅前の里やま市場で発売)で硬券を発売している。斗米・目時以外の各駅では硬券の入場券が購入できる。

割引運賃・企画乗車券など[編集]

  • 青い森鉄道や三陸鉄道で発売しているような全線乗り放題の1日乗車券は通常は発売していない。ただし、コロプラが提供する携帯電話・スマホの位置情報ゲームコロニーな生活」と連動した自社線内用の1日乗車券「コロプラ1日フリーきっぷ」は発売している[25][26]。また、JRで発売している一部の特別企画乗車券(トクトクきっぷ)には、いわて銀河鉄道線内の全線または一部区間が乗り降り自由のものが発売されている。
  • 知的身体障害者への運賃の割引はキロ数に関係なく適用(5割引)されるが、学割などの割引制度はない[27]
  • CANPASS・CANPASSプラス
    • 大学生用の割引定期券で、CANPASSは盛岡・滝沢・目時の各駅 - IGR各駅相互間、CANPASSプラスはいわて銀河鉄道線各駅から滝沢駅経由、岩手県交通のバスで岩手県立大学または盛岡大学の間に設定されている。4月から翌年3月まで利用できるが、購入には通常の定期券購入とは異なり、事前登録が必要。
  • あんしん医療きっぷ
    • 病院通院者の優先車両「IGR地域医療ライン」開始(2008年11月)に合わせて発売されている往復割引乗車券で、金田一温泉 - 岩手川口間の各駅で発売する。購入や利用に関しては盛岡市内の医療機関に通院していることを証明する書類が必要。2012年3月31日までは奥中山高原以北のみで発売されていた[28]
  • 中学生往復半額きっぷ
    • 学校の長期学休期間(夏休み冬休み春休み)に中学生のみ適用されるきっぷ。利用する場合は、有人駅の窓口で「生徒手帳」などの中学校に在学している証明書の提示が必要。また、花輪線・東北本線などのJR線から利用する場合は好摩駅・盛岡駅で一旦下車してIGR窓口で本きっぷを購入することになる[29]。JR線との連絡きっぷは発売してない。なお、青い森鉄道が発売している同種のきっぷ「夏休み中学生割り」「中学生ホリデーフリーきっぷ」などと同様に、いわて銀河鉄道線と青い森鉄道線に跨るものは発売していない。ただし前述の「IGR・青い森フリーきっぷ」は、中学生でも有人駅窓口で「生徒手帳」を提示した場合のみ、小児(小学生)と同額で購入可能。また、青い森鉄道では2015年夏休み期間から高校生まで対象を拡大した「中学生・高校生専用 学トクホリデーフリーきっぷ」が発売されたが、IGRでは、現時点では高校生までを対象としたきっぷの発売予定は無い。
  • フェザン買物きっぷ
    • 発駅から盛岡駅(盛岡発のきっぷもあり)までの往復乗車券と盛岡駅ビル「フェザン」および「ホテルメトロポリタン」の盛岡本館およびNEW WINGレストラン各店で利用できる2000円の買物券が付いたきっぷ。青い森鉄道で先に発売している「ラビナお買い物きっぷ」の岩手版ともいえるきっぷである。なお、発売・利用期間は、2017年3月までの土休日、「さんさ踊り」期間の平日と年末年始期間の平日。年末年始も利用できる点と平日(先述の「さんさ踊り」期間と年末年始の平日を除く)は利用できない点が、「ラビナお買い物きっぷ」とは異なる。無人駅から利用する場合や有人駅から利用する場合で窓口営業時間外から利用する場合は、盛岡駅で発売する。また、本きっぷには、青い森鉄道の「ラビナお買い物きっぷ」とは異なり、予め「お買物券」が付いているのではなく、「引換券」が付いており、フェザン本館2階インフォメーション(総合案内所)でお買物券に引き換える必要がある。
  • 玉山地域 列車でおでかけきっぷ(旧:玉山区 列車でおでかけきっぷ)
    • 盛岡市玉山区在住で、「玉山区列車でおでかけきっぷ」購入証の発行を受けた満70歳以上の人を対象に、渋民駅または好摩駅から盛岡駅までを割引で利用できる乗車券。なお、本きっぷは、盛岡市が実施する「まちなか・おでかけパス事業」の一環として発売している。「玉山地域列車でおでかけきっぷ」購入証発行申込書は、渋民駅と好摩駅の窓口および盛岡市役所玉山総合事務所等に置かれ、購入証発行時は運転免許証や健康保険証など年齢を証明する公的書類の提示が必要となり、購入証発行には必ず本人が窓口に出向かなければならない。なお、2016年4月1日から、きっぷの名称が変更されたが、利用条件や効力は変更無い。[30]
  • 奥中山高原子どもの森きっぷ・奥中山高原温泉スキーきっぷ
    • 発駅から奥中山高原駅までの往復乗車券と奥中山高原地区の岩手県北バスが乗り降り自由となるきっぷ。なお、奥中山高原温泉スキーきっぷは冬期の発売で、奥中山高原スキー場リフト券と温泉がセットになる。[31]
  • アピオきっぷ
    • いわて銀河鉄道線各駅から滝沢駅までと滝沢駅前からアピオ前(岩手産業文化センター)までの岩手県交通の往復乗車券がセットになったきっぷ。利用日の1か月前から利用当日まで発売。利用可能日は、年末年始を除く土日・祝日。いわて銀河鉄道線各駅窓口と小繋駅から利用する場合は同駅前にある「里やま市場」で、斗米駅から利用する場合は二戸駅でそれぞれ発売。[32]
  • IGRホリデーフリーきっぷ
    • 2016年10月1日から2017年1月29日までの土日祝日(2017年1月1日~3日含む)に、いわて銀河鉄道線全線乗り放題の1日乗車券。本きっぷの提示でIGR関連の食事施設での特典がある。

岩手県交通・岩手県北バスとの連絡割引定期券・割引乗車券[編集]

  • IGR・バス乗継通勤定期券
  • すごe-きっぷ
    • 巣子 - 青山の各駅から盛岡駅まで列車を利用し、フリーエリアは岩手県交通・岩手県北バスの路線バス、盛岡都心循環バス「でんでんむし」が1日乗り放題となる乗車券。フリーエリアはIGR・バス乗継通勤定期券利用可能区間と盛岡都心循環バス「でんでんむし」全区間。ただし、急行バス・特急バス(急行盛岡大船渡線、特急千厩盛岡線、106急行バス)は利用できない。

IGR・バス乗継通勤定期券は盛岡 - 好摩間の各駅といわて沼宮内一戸二戸の各駅で、すごe-きっぷは盛岡 - 巣子間の各駅でそれぞれ発売しているが、Nanak1階にあるバス乗車券・定期券売り場では発売していない。

発売終了した乗車券[編集]

  • 連絡ミニ回数券(2014年3月31日発売終了[34]
    • 青山 - 滝沢間の各駅とJR岩手飯岡仙北町大更の各駅間で発売する連絡回数券。ただし、大更発着の場合は滝沢 - 大更間のみの発売となっていた。
  • らくとく空港きっぷ(2014年3月31日発売終了[34]
    • 青山 - 目時の各駅から盛岡駅まで列車を利用し、盛岡駅から花巻空港まで岩手県交通の空港連絡バスが利用できる片道割引乗車券[35]。両社通しで利用の運賃が割引になるほか、花巻空港の一部サービスが割引になる。盛岡・斗米・目時を除く各駅と岩手県交通空港案内所で発売していた。
  • IGR・青い森フリーきっぷ
    • 2014年12月5日から2015年1月4日の土日祝日(12月27日と12月28日を除く、1月2日金曜日は適用)と2015年7月から2016年3月までの特定の週末に最大2日間、いわて銀河鉄道線と青い森鉄道線全線乗り放題の「IGR・青い森フリーきっぷ」が発売された[36]

貸切運賃[編集]

設定区間は次の通り[37]

  • 盛岡 - いわて沼宮内間 10万円
  • 盛岡と御堂・奥中山高原間 12万円
  • 盛岡と小繋 - 目時間 15万円

ただし、設定区間以外に申込みのあった貸切運賃は、区間の片道の営業キロに見合う運賃となる。

申込者の希望によっては青い森鉄道まで入線する(JRは不可)。

連絡運輸[編集]

連絡運輸の範囲は次の通りである。

JRとの連絡運輸[編集]

東日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸規則別表によると次の通り。

  • 連絡対象駅:盛岡駅、好摩駅、八戸駅(青い森鉄道を連絡する場合)
盛岡駅連絡の場合
好摩駅連絡の場合
通過連絡運輸の場合
JR6社(JR北海道・JR東日本・JR東海JR西日本JR四国JR九州)の各駅から次の区間を経由でJR6社の各駅に発着するもの。
  • IGRいわて銀河鉄道線の盛岡駅 - (目時駅) - 青い森鉄道の八戸駅を経由
  • IGRいわて銀河鉄道線の盛岡駅 - IGRいわて銀河鉄道の好摩駅経由
なお、2010年12月4日以降は、東北本線の経営分離拡大に伴い、JR6社の各駅より花輪線・好摩駅・当線・青い森鉄道線を経て、八戸駅・野辺地駅青森駅よりJR6社の各駅に発着する区間で通過連絡の利用が可能となる[39]
3社連絡(JR東日本・IGR・青い森)の場合
青い森鉄道線を経由して、IGRいわて銀河鉄道の各駅 - JR東日本の以下の各駅の相互間
  • IGRいわて銀河鉄道線の各駅とJR東日本の長苗代駅 - 鮫駅
  • IGRいわて銀河鉄道盛岡駅とJR東日本の油川駅 - 蟹田駅間、JR北海道の全線各駅

同規則上、JR各駅を出発駅としなければ連絡する切符等を発売できないが、同規則第14条の例外規定により、津軽線油川駅以北への駅と連絡する場合は、JR6社の各駅で、いわて銀河鉄道線各駅から出発となる切符を発売できる。

IGRいわて銀河鉄道旅客営業規則上の連絡運輸[編集]

IGRいわて銀河鉄道旅客営業規則別表[24]による連絡運輸範囲は次の通りであり、JRと異なっている。

  • 連絡対象駅: 盛岡駅、好摩駅、目時駅
盛岡駅連絡の場合
  • IGRいわて銀河鉄道線の各駅とJR東日本の一ノ関駅 - 仙北町駅(東北新幹線を除く選択乗車も除外しているかは不明)の各駅間
  • IGRいわて銀河鉄道線の青山駅 - いわて沼宮内駅間の各駅とJR東日本の大釜駅 - 赤渕駅並びに上盛岡駅 - 上米内駅の各駅間
好摩駅連絡の場合
  • IGRいわて銀河鉄道線の盛岡駅 - 渋民駅の各駅とJR東日本の東大更駅 - 大館駅の各駅
目時駅連絡の場合
  • JR東日本の長苗代駅 - 鮫駅の各駅
  • 青い森鉄道線の三戸駅 - 八戸駅の各駅
取り扱い券種
JR東日本(東北新幹線を除く)
  • 普通乗車券(片道・往復)
  • 通勤定期券(1・3・6か月)
  • 通学定期乗車券(1・3・6か月)
  • 団体乗車券
青い森鉄道
  • 普通乗車券(片道・往復)
  • 通勤定期乗車券(1・3・6か月)
  • 通学定期乗車券(1・3・6か月)
  • 団体乗車券

青い森鉄道との連絡運輸[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ IGRの新指令システムが運用開始しました (PDF) [リンク切れ] - IGRいわて銀河鉄道プレスリリース、2010年12月11日。
  2. ^ 岩手県庁舎に近い県有施設で、本社沿線とは全く離れた場所に立地していた。
  3. ^ a b 本社を移転しました - IGRいわて銀河鉄道、2015年11月16日
  4. ^ 2014年3月21日付・岩手日報朝刊5面記事にて報道。
  5. ^ a b 青山駅に本社移転 IGRが来年6月 南口を新設して入居 - 盛岡タイムス 2014年3月21日、2014年3月21日閲覧
  6. ^ a b “取締役会の内容について” (PDF) (プレスリリース), IGRいわて銀河鉄道, (2014年3月20日), オリジナル2014年5月12日時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20140512223914/http://www.igr.jp/wp/wp-content/uploads/2014/03/2014.HP_1.pdf 2015年11月17日閲覧。 
  7. ^ 盛岡以北の県内在来線/「いわて銀河鉄道」/に三セク社名内定 2001年3月23日付河北新報記事
  8. ^ IGRいわて銀河鉄道 沿革
  9. ^ 『鉄道ジャーナル』2002年10月号p.31。この記事によるとその会社は鉄道とは全く無関係。
  10. ^ 平成20年度鉄道要覧による
  11. ^ 岩手日報(2009年11月26日付、朝刊1面)
  12. ^ IGRが来月4月から運賃を値下げ(9月27日のニュース) - 岩手朝日テレビ(2012年9月27日更新、2013年5月7日閲覧)
  13. ^ 国鉄・JRから運営を引き継いだ事業者では、唯一の普通運賃値下げを行った。
  14. ^ 2014年3月20日に開かれた第54回IGR取締役会の席上にて報告[6]
  15. ^ a b “IGRいわて銀河鉄道株式会社、青い森鉄道株式会社及び青森県に係る鉄道事業の許可について” (プレスリリース), 国土交通省, (2002年5月28日), http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/08/080528_.html 2014年12月16日閲覧。 
  16. ^ 青山南口がいよいよ開業します - IGRいわて銀河鉄道、2015年11月13日
  17. ^ “IGRと三鉄が台鉄と姉妹協定へ 互いに観光PR”. 岩手日報 (岩手日報社). (2016年5月24日). http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160524_3 2016年6月6日閲覧。 
  18. ^ 国税庁 法人番号検索サイト”. 2016年10月25日閲覧。
  19. ^ a b 第1期事業報告 (PDF) による。
  20. ^ 2015年11月15日までは盛岡市上田一丁目2番32号の「岩手県立病院付属棟」がIGR本社社屋だった[19]
  21. ^ IGRインフォメーションについて - ウェイバックマシン(2009年9月6日アーカイブ分)
  22. ^ 青い森鉄道の指令システムについて (PDF)
  23. ^ 普通運賃表(連絡運輸範囲含む) (PDF) - IGRいわて銀河鉄道、2014年4月5日閲覧
  24. ^ a b 旅客営業規則 別表 - IGRいわて銀河鉄道、2014年4月5日閲覧
  25. ^ コロプラ1日フリーきっぷ - IGRいわて銀河鉄道、2014年8月21日閲覧
  26. ^ 青い森鉄道や三陸鉄道などでも同種の乗車券を発売しているが、いずれも他社線に跨がるものは発売していない。
  27. ^ 特殊割引乗車券発売規則 - IGRいわて銀河鉄道
  28. ^ IGR地域医療ライン4/2サービス拡大!! (PDF) - IGRいわて銀河鉄道プレスリリース
  29. ^ 中学生往復半額きっぷ (PDF) - IGRいわて銀河鉄道プレスリリース
  30. ^ 平成28年度 企画きっぷ発売のお知らせ - IGRいわて銀河鉄道ホームページ(2016年4月1日リリース)
  31. ^ 奥中山高原温泉・スキーきっぷ (PDF) - IGRいわて銀河鉄道ホームページ
  32. ^ アピオきっぷ - IGRいわて銀河鉄道ホームページ
  33. ^ “「IGR・バス乗継通勤定期券」のエリア拡大!” (PDF) (プレスリリース), IGRいわて銀河鉄道, (2010年11月26日), オリジナル2011年7月22日時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20110722110703/http://www.igr.jp/NewsRelease/news20101126.pdf 
  34. ^ a b 平成26年4月1日以降の企画乗車券運賃について (PDF) - IGRいわて銀河鉄道、2014年3月3日
  35. ^ らくらく空港きっぷ (PDF)
  36. ^ IGR・青い森フリーきっぷ (PDF) - IGRいわて銀河鉄道ホームページ
  37. ^ 団体のご利用・列車の貸切
  38. ^ a b 大釜駅と湯瀬温泉駅はPOS端末設置の簡易委託駅だが、委託契約上連絡乗車券を発売できない。
  39. ^ JR 連絡運輸 取扱会社線一覧表

関連項目[編集]

外部リンク[編集]