三島駅

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三島駅
南口(2007年3月)
南口(2007年3月)
みしま
Mishima
所在地 静岡県三島市一番町
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細
日本貨物鉄道(JR貨物)
伊豆箱根鉄道駅詳細
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三島駅(みしまえき)は、静岡県三島市一番町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・伊豆箱根鉄道である。JR東海の東海道新幹線、JR東海・JR貨物の東海道本線(JR東海が第一種鉄道事業者でJR貨物が第二種鉄道事業者)、伊豆箱根鉄道の駿豆線の合計3路線が乗り入れている。駅番号は東海道本線がCA02、駿豆線がIS01。本項では日本国有鉄道時代に存在していた三島信号場についても記述する。

東海道本線の運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。

概要[編集]

三島市の代表駅である。JR東海の駅舎と伊豆箱根鉄道の駅舎は分離されているが、駅構内は隣接し、線路がつながっている。JR東海の南口駅舎は富士山三嶋大社をイメージしたものになっており、中部の駅百選にも選定された。

東海道本線で運行される列車のうち、当駅に停車するものは普通列車が中心だが、東京駅発着で東海道本線と駿豆線を直通運転する特急踊り子」も停車している。当駅以西へ向かう特急列車も存在していたが、2007年平成19年)3月18日の特急「東海」の廃止により消滅した。快速「ムーンライトながら」は下りのみ(臨時を含む)当駅に停車していたが、2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で臨時列車への格下げと同時に停車駅が見直され、両方向とも当駅通過となった。その他夜の下りホームライナー1本が当駅始発で運転されていたが、始発駅が沼津に変更され、こちらも当駅への停車がなくなった[注釈 1]。東海道新幹線の列車は、「こだま」の全列車と、東京 - 岡山間(上下各1本は新大阪発着・下り1本は広島着)の「ひかり」が1日上下6本ずつ(2時間に1本)停車し、「こだま」は当駅発着列車も設定されている。

駅は東海道本線の丹那トンネル開削に伴って1934年昭和9年)12月に開業した。同時に、1898年明治31年)に運行を開始した駿豆線も下土狩駅から起点を変更し乗り入れた。この三島駅は2代目であり、駿豆線の起点であった下土狩駅が初代の三島駅であった。1969年(昭和44年)4月には東海道新幹線側にも駅が完成し、1987年(昭和62年)4月に行われた国鉄分割民営化では、それまで日本国有鉄道(国鉄)が運営していた三島駅の旅客営業をJR東海、貨物営業をJR貨物がそれぞれ継承した。

JR三島駅の事務管コードは▲520102となっている[1]

歴史[編集]

当駅は1934年昭和9年)に開業した。丹那トンネル開削に伴う熱海 - 沼津間の開通に合わせての開業である。この三島駅は2代目であり、長泉町にあった初代三島駅こと下土狩駅と区別するため、「三島新駅」と呼ばれた[2]

1889年(明治22年)に東海道線が国府津駅から静岡駅まで開通した際、東海道宿場町三島宿として栄えた三島町に駅は開設されなかった。その理由は、町の人々が鉄道建設に猛反対したため[3]鉄道忌避伝説)と、積極的な誘致活動を展開したが地勢の都合で鉄道を通せなかったため[4]とも言われる。

いずれにせよ鉄道が通らなくなり、人の流れから外れた三島町は寂れた。苦境を脱するために、1891年(明治24年)に隣の長泉村(長泉町の前身)に駅を開設するよう国に請願したが、これは却下された[3]。そんな中、東海道本線から伊豆半島中部温泉地への便を図る目的で、沼津から大仁に至る「豆相鉄道」(伊豆箱根鉄道駿豆線の前身)の計画が立てられた。その話を聞いた三島町では土地の無償提供まで行って誘致を行い、三島町を経由して長泉村で東海道線と接続するように計画を変更させた[3]。これが功を奏し、東海道線が開通した9年後に豆相鉄道線の分岐駅として、ようやく現在の下土狩駅である初代三島駅が設置されたのである。

その後、丹那トンネルを開削し、勾配のきつい御殿場経由から熱海経由に東海道本線のルートを変更させようという計画が発表された。三島町ではその話を聞くや明治時代の二の舞は起こすまいと、当初丹那トンネルの出口に当たる函南から直線ルートで沼津まで抜け、三島市街を通過せずその南を通るルートが取られる予定であったのを、当時の鉄道院総裁であった後藤新平の元へ三島町長が直接請求をするなど当初から積極的な誘致を行い、市街北部を通過させる計画に変更させ、現在地に新しい三島駅を開設させた[3]。それに合わせて以前の三島駅を下土狩駅に改称し、豆相鉄道改めた駿豆鉄道の起点も新しい三島駅に変更された。三島町ではようやく市街地近くに東海道本線の駅が開設された事を大いに喜び、新駅の開業日には富士山を模した駅舎の前に同じ形のアーチが組まれ、同町のみならず、周辺からの人も集めて盛大な式典が催された。また夜になると、アーチには電飾が翌朝まで灯されたといわれる[3]

新幹線の駅は、新幹線の開業翌年から在来線駅に隣接して保線基地や車両基地信号場が設けられたが、駅は設置されなかった。しかし開通後、駿河銀行の岡野豪夫頭取などを中心に地元からの強い要望があり[注釈 2][5][3]、開業5年目の1969年(昭和44年)4月に当駅にもホームが開設された。これは、新幹線の新駅第1号となるものでもあった。

年表[編集]

完成したばかりの三島駅(1934年)
  • 1934年(昭和9年)12月1日丹那トンネル開業に伴う東海道本線のルート変更と同時に三島駅(2代目)として開業、旅客・貨物営業開始[6]。同時に駿豆鉄道線(現在の伊豆箱根鉄道駿豆線)が乗り入れ。
  • 1965年(昭和40年)
    • 4月8日:長泉町内に「新幹線三島電留線基地計画」が確定したのを契機に、「国鉄新幹線静岡県東部地域新駅設置期成同盟会」が設立される。
    • 9月27日:東海道新幹線に三島信号場を開設。折返線と引上線を設置(後に電留線も設置)。
  • 1967年(昭和42年)11月8日:国鉄理事会で、三島での新駅設置が正式に決定する。
  • 1968年(昭和43年)4月9日:駅舎の着工。
  • 1969年(昭和44年)4月4日:駅舎の完成。
  • 1969年(昭和44年)4月25日:東海道新幹線の駅が従来の三島信号場を格上げする形で開業[6]
  • 1974年(昭和49年)10月1日:貨物の取り扱い範囲を専用線発着の車扱貨物のみに縮小[6]
  • 1986年(昭和61年)11月1日荷物の取り扱いを廃止[6]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により、国鉄の駅は東海旅客鉄道(JR東海)と日本貨物鉄道(JR貨物)が継承[6]
  • 1993年(平成5年)2月6日:在来線改札口に自動改札機を導入。
  • 1995年(平成7年)12月27日三島駅乗客転落事故が発生。
  • 1998年(平成10年)11月10日:新幹線改札口に自動改札機を導入。
  • 2001年(平成13年)9月3日:第3回「中部の駅百選」に選定される[7]
  • 2002年(平成14年)3月15日:伊豆箱根鉄道改札口に自動改札機を導入。
  • 2003年(平成15年)10月1日:東海道山陽新幹線のダイヤ改正によりひかりが増停車。(一日3往復から6往復に増加し9時台~19時台に2時間ごとの停車となる。)
  • 2007年(平成19年)5月:東レ専用線廃止。その後、2008年3月15日のダイヤ改正で、当駅を発着する貨物列車の設定が廃止された。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月1日:東海道線でICカードTOICA」の利用が可能となる。
    • 6月6日:アスティ三島(駅構内の商業施設)がグランドオープン。
  • 2013年(平成25年)8月:駅舎の耐震補強工事が完了、新駅舎の使用を開始[8]
  • 2014年(平成26年)7月17日:アスティ三島サウスの増設部分が開業[9]

駅構造[編集]

JR東海[編集]

JR 三島駅
北口(2009年7月)
北口(2009年7月)
みしま
Mishima
所在地 静岡県三島市一番町16-1
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 ミシ
駅構造 高架駅(新幹線)
地上駅(在来線)
ホーム 1面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
30,859人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1934年昭和9年)12月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 120.7km(東京起点)
熱海 (16.1km)
(25.5km) 新富士
所属路線 CA 東海道本線静岡地区
駅番号 CA  02 
キロ程 120.7km(東京起点)
CA01 函南 (6.2km)
(5.5km) 沼津 CA03
備考 駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
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ホーム・駅構内[編集]

在来線ホームは駅構内の南側にあり、その北側に新幹線ホームがある。在来線ホームは地上にあり、新幹線ホームは高架上にある。

在来線ホーム(1 - 4番線)
在来線は島式ホーム2面4線を使用する。南側のホームが1番線と2番線、北側のホームが3番線と4番線である。内側の2番線と3番線が駅の本線であり、外側の1番線と4番線は待避線副本線)である。また、4番線の北側にも待避線が1本あるがホームはない。貨物列車の待避に使われている。
東海道本線から駿豆線に乗り入れる特急「踊り子」は上下列車とも1番線の函南寄りから発着する。この1番線の線路ではホーム途中に東海道本線から駿豆線への左片開き分岐器が設置されており、建築限界を破らないようにホームの線路側端に湾状に抉られた部分がある。この部分には黄色の回転灯が2つ設置されている。
ホーム上ではKIOSK[10]桃中軒立ち食いそば・うどん店[11]が営業している。
新幹線ホーム(5・6番線)
新幹線は島式ホーム1面2線を使用する。ホームの南側が5番線、北側が6番線である。ホームがある線路は待避線(副本線)であり、その外側にホームのない本線(通過線)がある。島式ホームの外側に本線(通過線)を設ける構造は日本の新幹線駅では当駅のみである(2022年度末に北陸新幹線の金沢駅~敦賀駅間が延伸開業される際、途中の福井駅が1面2線のみで開業することが決まっている。ただし同駅には通過線が造られない)。当駅始発・終着を除く「こだま」号の大半は、通過列車を待避する。ホームの南側には検修庫(三島車両所検修線)が設置されているため、ここから在来線ホームを見渡すことができない。
検修庫の東側には新幹線の保線基地(三島保線所)が置かれている。また、駅の西方には三島車両所の新幹線留置線が広がっている。車両所・保線所の他に、新幹線関連の機関として三島電力所と三島信号通信所が駅構内に置かれている。
ホーム上では、コンビニエンスストアベルマート)やKIOSK[12]、桃中軒の駅弁販売店[13]や立ち食いそば・うどん店[11]が営業している。
ホームの使用状況
番線 路線 方向 行先 備考
在来線ホーム
1 駿豆線直通 修善寺方面 特急「踊り子」専用
(両方向とも同一ホーム発着)
CA 東海道本線
(駿豆線からの直通)
上り 熱海東京方面[注釈 3]
2 CA 東海道本線 下り 沼津静岡方面[注釈 3]  
3 上り 熱海・東京方面 東北本線宇都宮駅まで直通
4 下り 沼津・静岡方面 当駅始発
上り 熱海・東京方面 1日1本のみ
新幹線ホーム
5 ■ 東海道新幹線 下り 名古屋新大阪方面  
6 上り 新横浜・東京方面  
  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)で「上野東京ライン」として案内される、東京駅から大宮方面に直通する列車は、当駅では(東海道線上り)「東京経由」と案内される。
  • 当項では東海道線をオレンジで示しているが、駅の案内にはラインカラーを示していない。

駅舎・設備[編集]

構内のオートウォーク
アスティ三島

駅の出入口は、在来線ホームの南側にある南口と、新幹線ホームの高架下にある北口の2か所。改札内は地下通路で結ばれている。地下通路の在来線ホームと新幹線ホームの間には、日本で初めて設置された平面付き二段階エスカレーターオートウォークがあり、「ゆうロード・三島」と命名されている。このエスカレーターは登場当初日立製作所CMでも紹介された。エレベーターは、地下通路と各ホームの間および地下通路と南口の間の合計4か所に設置されている。在来線側の3基は1999年度に、新幹線側の1基は2006年度に整備された[14]

南口の駅本屋は神保忠良によって設計された[15]木造一階建て372平方メートルで[15]、屋根の緩やかな曲線により富士山と三嶋大社の社をイメージしているといわれる。南口にはJR線の改札口が1か所あるほか、伊豆箱根鉄道との乗り換え口がある。改札口・乗り換え口のいずれも自動改札機が導入されている。駅本屋には自動券売機(在来線のものはTOICA対応・タッチパネル[注釈 4])やJR全線きっぷうりばがあり、南口側にはTOICAチャージ機、TOICA非対応のタッチパネル式自動精算機が設置されている。また南口・北口には、エクスプレス券売機指定席券売機)が設置されている。連絡改札口には自動精算機はない南口側の改札外では、ベルマート[10]JR東海ツアーズ三島支店[16]が営業している。1934年の開業当初から使用されてきたが、2013年に初代駅舎と同様の外観とし、耐震基準に適合する駅舎に建て替えられた。

高架下にある北口の駅舎には、在来線・新幹線の各改札口や両線の乗り換え口が開設されている。北口は南口と異なり深夜は営業しておらず、そのため地下通路は夜間閉鎖される。駅舎内には南口と同様にすべての改札で自動改札機が導入されている。改札外にはタッチパネル式自動券売機(在来線のものはTOICA対応・タッチパネル式)、JR全線きっぷうりばが設置されている。在来線北口改札内にはTOICAチャージ機とタッチパネル式自動精算機があり、新幹線連絡改札口の在来線側には新型のタッチパネル式の新幹線特急券自動券売機がある[注釈 5]。北口側では、新幹線改札内でギフトショップ(ギフトキヨスク三島)が、在来線改札内でベルマートが営業している[10]他、飲食店などが入居する「アスティ三島」が北口駅舎に併設されている。また2014年には南口にもアスティ三島が新設された。

発車標は、以前は在来線・新幹線のホーム共に反転フラップ式であったが、LED式に更新された。このほかにも在来線ホームにはLED式の列車接近案内表示器や、新幹線ホームにはLED式のお知らせ表示器がある。改札口前の発車標は北口・南口双方ともすべてLED式となっている。

JR東海の駅長駅員配置駅(直営駅)であり、管理駅として函南駅を管理している[17]

南北自由通路推進事業[編集]

駅の南側と北側を結ぶ自由通路は無い。改札外に出てしまった場合、逆側の出口に行くには、再度140円の入場券を購入するしかない。改札外で南北を相互に行き来するには一般道を大きく迂回する必要があり、徒歩で10分程度かかる。南口側から北口側へ移動する場合、駅前通りを東(函南方)へ約200メートル歩き、三島駅東交差点から北へ約200メートル歩いて線路下のガードをくぐり、そこからさらに西(沼津方)へ約200メートル歩かなければならない。三島市は2006年(平成18年)に三島駅南北自由通路推進事業を発足させ、関係機関と協議を重ねているが実現には至っていない[18]

伊豆箱根鉄道[編集]

伊豆箱根鉄道 三島駅
駅舎
駅舎
みしま
Mishima
(1.3km) 三島広小路 IS02
所在地 静岡県三島市一番町16番1号
駅番号 IS01
所属事業者 伊豆箱根鉄道
所属路線 駿豆線
キロ程 0.0km(三島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
8,599人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1934年昭和9年)12月1日
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頭端式ホーム2面3線を有する地上駅。南側の単式ホームが7番線、北側の島式ホームが8番線と9番線である。8・9番線のホーム上には売店と休憩所がある。駿豆線に乗り入れる特急「踊り子」はJR東海側の1番線から発着する[注釈 6]

駅舎はホームの東端にあり、JR三島駅南口に隣接している。駅舎内部には駿豆線の改札口やJR線との連絡改札口が開設され、自動券売機(連絡改札口の1台と駿豆線改札口の2台のうち1台はタッチパネル式)と自動改札機が設置されている[注釈 7]。立ち食いそば屋は改札口横にあり、改札内外のどちらからでも利用可能。トイレは改札外にある。その他にコインロッカーが駿豆線の改札前に設置されている。また電車発車時に発車ベルと発車ブザーが流れるが、電車接近放送などの自動放送はない。この発車予告音は、かねてより伊豆箱根鉄道西武鉄道等の西武グループ各社が協賛しているアニメ作品『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇場版公開(2019年1月4日)を記念して、2018年12月13日より同作品の楽曲「HAPPY PARTY TRAIN」に変更されている。但し、新幹線通勤客に配慮し、通勤通学時間帯を避けて午前10時から午後3時までの間で使用される[19]。駿豆線はTOICA非導入であるため、連絡改札口ではTOICAおよび相互利用が可能なICカードは利用できない[20]

発車標は改札前・ホーム(8・9番線の自動販売機の前のみ)・JRの地下通路の南口へのエレベーターの横に設置されており、すべてLED式である。

ホームの使用状況
番線 路線 行先
7・8・9 駿豆線(普通列車) 修善寺方面
  • 7番線は使用される頻度が低く、ごく一部の営業列車や回送列車などが使用する。このため、8・9番線に比べるとホーム幅が狭く、売店や自動販売機、ベンチなども設置されていない。

貨物取扱・専用線[編集]

新幹線車両所仕業棟下の東レ専用線トンネル、レールは撤去されている(在来線ホームより)

JR貨物の駅は臨時の車扱貨物のみを取り扱い、2010年現在の取り扱い品は伊豆箱根鉄道大場工場を発着する大雄山線鉄道車両のみである。

2007年5月下旬まで、駅北側にある東レ三島工場へ続く専用線(全長約1km非電化)があり、重油末広町駅根岸駅発送)やエチレングリコール浮島町駅発送)が到着していた。しかし、同年7月よりボイラーの燃料が都市ガスへ転換され、取り扱い量の半分以上を占める重油輸送が終了し専用線は廃止された。線路も撤去され道路や駐車場に転用されている。

また、専用線内に貨物ホームがあり、有蓋車(1994年10月にコンテナ化)輸送も行われていたが、1998年10月に廃止された。なお、専用線は駅の5番線北側の側線から分岐していたため、発着する貨車はすべて上り貨物列車で輸送されていた。

駅弁[編集]

桃中軒が製造する駅弁の全種類が当駅(北口・新幹線ホーム)で販売されている。主な駅弁は下記の通り[21]

  • ふじのくに浜ちらし
  • とり重
  • 鯛めし
  • 三島宿 ぶたのみそ仕込み弁当
  • ふじのくに大浜ちらし
  • さとやまのさち「黒米弁当」
  • 港あじ鮨
  • 富嶽あしたか牛すき弁当
  • 伊豆龍馬飛翔会席膳
  • 桜えびめし
  • 韮山反射炉弁当
  • 天城紅姫あまご寿司
  • 清流うなぎ弁当

利用状況[編集]

旅客[編集]

  • JR東海 - 2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員30,859人である。
  • 伊豆箱根鉄道 - 2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は8,599人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員
年度 1日平均乗車人員 出典
JR東海 伊豆箱根鉄道
1993年(平成05年) 21,642 11,142 [* 1]
1994年(平成06年) 18,245 11,111 [* 2]
1995年(平成07年) 30,701 11,052 [* 3]
1996年(平成08年) 31,338 11,236 [* 4]
1997年(平成09年) 30,281 10,630 [* 5]
1998年(平成10年) 29,782 10,544 [* 6]
1999年(平成11年) 29,190 10,146 [* 7]
2000年(平成12年) 29,188 9,901 [* 8]
2001年(平成13年) 29,447 9,958 [* 9]
2002年(平成14年) 29,337 9,983 [* 10]
2003年(平成15年) 29,216 9,790 [* 11]
2004年(平成16年) 29,306 9,451 [* 12]
2005年(平成17年) 29,574 9,439 [* 13]
2006年(平成18年) 29,882 9,371 [* 14]
2007年(平成19年) 30,447 9,394 [* 15]
2008年(平成20年) 30,210 9,379 [* 16]
2009年(平成21年) 29,198 8,896 [* 17]
2010年(平成22年) 29,314 8,794 [* 18]
2011年(平成23年) 29,214 8,426 [* 19]
2012年(平成24年) 29,686 8,729 [* 20]
2013年(平成25年) 30,567 8,748 [* 21]
2014年(平成26年) 29,670 8,480 [* 22]
2015年(平成27年) 30,318 8,619 [* 23]
2016年(平成28年) 30,457 8,548 [* 24]
2017年(平成29年) 30,859 8,599 [* 25]

貨物[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、1993年度(平成5年度) - 2013年度(平成25年度)の貨物発着トン数の推移は以下のとおりであった。

貨物輸送推移
年度 発送 到着 出典
1993年(平成05年) 6,427 88,328 [* 1]
1994年(平成06年) 5,453 68,242 [* 2]
1995年(平成07年) 5,662 65,155 [* 3]
1996年(平成08年) 7,089 54,733 [* 4]
1997年(平成09年) 8,603 62,636 [* 5]
1998年(平成10年) 7,745 55,748 [* 6]
1999年(平成11年) 5,635 40,598 [* 7]
2000年(平成12年) 5,413 38,756 [* 8]
2001年(平成13年) 4,860 34,670 [* 9]
2002年(平成14年) 4,746 33,898 [* 10]
2003年(平成15年) 4,936 36,238 [* 11]
2004年(平成16年) 5,212 38,650 [* 12]
2005年(平成17年) 5,032 45,801 [* 13]
2006年(平成18年) 4,672 35,433 [* 14]
2007年(平成19年) 1,480 3,838 [* 15]
2008年(平成20年) 800 1,200 [* 16]
2009年(平成21年) 800 1,200 [* 17]
2010年(平成22年) 800 1,200 [* 18]
2011年(平成23年) 800 800 [* 19]
2012年(平成24年) 800 800 [* 20]
2013年(平成25年) 800 800 [* 21]

駅周辺[編集]

箱根の坂は東海道の難所の一つに挙げられるが、その箱根西坂の麓の宿場町として、また、伊豆国の中心地(ただし三島は伊豆国の北西寄りに位置しているため、駿河国の各地とも接している)として三島は古くから栄えてきたことから、周辺には見どころも多い。源頼朝平家打倒の旗揚げをした事で有名な三嶋大社は南口から南へ徒歩10分の距離であり、三島市の名勝である楽寿園は南口を出てすぐである。が名物で、これを扱う料理店も駅周辺に散在している。

北西に約1 - 2kmほど行くと御殿場線下土狩駅がある。ここは当地に駅ができるまで「三島駅」を名乗っており、当時は駿豆線も下土狩駅まで延びていた。

なお、三島市の中心市街地としては、当駅周辺よりも三島大通り商店街に隣接する伊豆箱根鉄道駿豆線三島広小路駅付近を挙げる場合が多い。また、三島市役所へは三島田町駅が最寄り駅である。

駅から数百メートル進むと伊豆国と駿河国との境目があり、そこは長泉町である。また、西隣の沼津市も駿河国である。

前記の通り、南口側と北口側を結ぶ自由通路がないため、駅の周辺は線路を境に分断された形となり、南口周辺と北口周辺では様相が異なっている。

南口[編集]

南口駅前(2002年7月6日)

南口側には駅前広場が整備され、環境先進都市を目指している三島市にふさわしい、水と緑が溢れる美しい駅前広場となっている。駅前広場はツインロータリー方式で西側がバス乗り場、東側がタクシーと一般車の乗降場となっている。

  • 観光案内所
    • 三島駅南口観光案内所ステーション
    • 富士・伊豆・箱根観光案内所
  • 公共施設
    • 三島市役所
    • 三島市民文化会館(ゆうゆうホール)
    • 三島市商工会議所
    • 三島市民生涯学習センター(いきいきホール) - 三島市立図書館併設
    • 三島警察署三島駅前交番
  • 郵便局・金融
  • 宿泊施設
    • ビジネスホテルあい川
    • ホテルアルファーワン三島
    • ホテル昭明館
    • ホテルセレクトイン三島
    • ドーミーイン三島
    • ホテルニューかのや
    • HOTEL MASSIMO MISHIMA
    • 三島グリーンホテル
    • 三島シティホテル
    • みしまプラザホテル
    • 旅館山月
  • 公園

北口[編集]

北口駅前広場(2009年2月)

東レの工場をはじめとする企業の施設や公共施設、文教施設が中心でその周辺に社宅や住宅街が広がっている。商業施設は南口側に比べると少ない。

北口交差点から西に少し歩くと歩道に長泉町のカントリーサインが立てられている。下記施設のうち、東レ三島工場や静岡銀行三島駅北支店は長泉町に所在する。

北口前の再開発事業[編集]

北口前にあった約1万m2規模の三共三島工場が2003年に平塚工場に移転統合されたことに伴い、その跡地を利用した駅前の再開発事業が行われている。跡地は、三島市が約3035m2・日本大学が約4920m2・増進会出版社(現・Z会)が約1651m2を取得した。

三島市は北口前の正面部分の土地を取得。この土地を利用して駅前広場のリニューアル工事を行い、2006年3月に完成した。広場は南口と同様にツインロータリー方式である。東側は一般車専用、西側はバス・タクシー専用。一般車専用レーンは東側からも利用可能。

日本大学は北口の北東部分の土地を取得。地上8階建て・延べ床面積約1万5000平方メートルの「三島キャンパス・三島駅北口校舎」が2012年に完成し、日本大学国際関係学部の校舎として使用されている。1階にはコンビニエンスストアや飲食店のテナントが入っている。(ちなみに三島キャンパスの本校舎は北口から歩いて15分ほどの駅の北東部にある)

増進会出版社は日本大学取得部分の東側の土地を取得。2009年に「Z会三島本社ビル」が完成し稼働している。館内には「大岡信ことば館」が併設されている。

2006年8月には、北口駅前広場奥に新しい自転車駐輪場が完成した。3階建ての建物に約1,400台が収容可能である。さらに2008年4月には静岡県立三島長陵高等学校が立体駐輪場の東側に開校した。

この他、三島駅北口再開発関連では、北口交差点付近にビジネスホテル東横インが進出し、2008年秋に開業した。東横インは宿泊客向けに南口や三島広小路駅行のシャトルカーを夕方から夜の時間帯に限り運行している。

バス路線[編集]

南口[編集]

南口バスターミナルには、西武グループ伊豆箱根バス小田急グループ東海バスオレンジシャトル西伊豆東海バス小田急箱根高速バス富士急グループ富士急シティバス富士急山梨バス富士急静岡タクシーが乗り入れている。行先は主に三島市街や沼津裾野方面であるが、御殿場プレミアム・アウトレット富士急ハイランド松崎などの観光地への直通便もある。バス乗り場は1番から6番までで、一部の便を除き当バスターミナル始発である。

近距離路線[編集]

  • 伊豆箱根バス
    • 大岡・自由が丘経由 沼津駅
    • 新道経由・旧道経由 沼津駅行
    • 旭ヶ丘・加茂・富士見台行
  • 富士急シティバス
    • 裾野駅入口・岩波駅経由 御殿場駅
    • 裾野駅経由 東急千福ヶ丘行
    • 裾野駅・須山経由 ぐりんぱ行(2014年4月6日まで、スノータウンYetiまで延長運行)・富士花めぐりの里行
    • 富士ビレッチ行
    • 芙蓉台・見晴台・伊豆佐野行
    • 光ヶ丘団地行
    • 下土狩駅・国産電機経由 沼津駅行
    • 下土狩駅経由 桃沢郷行
    • 【快速】長泉なめり駅経由 がんセンター
    • 駿河平行
    • 桜堤・徳倉循環 三島駅行
  • 東海バスオレンジシャトル
    • 山中・箱根峠経由 元箱根港
    • 新道経由・旧道経由 沼津駅行
    • (卸団地)・医療センター経由沼津駅行
    • サントムーン・静岡医療センター・岡村記念病院経由 三島駅行
    • 西玉川・サントムーン経由 沼商
    • 新城橋・大平車庫行
    • 川原ヶ谷・三恵台行
    • 遺伝研坂下経由 夏梅木循環
    • 柳郷地行
    • 玉沢行

中距離バス[編集]

  • 東海バスオレンジシャトル・西伊豆東海バス
  • 富士急シティバス
    • 【直通】御殿場プレミアム・アウトレット行
    • 【急行】裾野駅入口・ぐりんぱ経由 富士山新五合目

高速バス[編集]

深夜便[編集]

  • 伊豆箱根バス
    • 【臨時】大場・伊豆長岡・大仁経由 修善寺駅行

三島市コミュニティバス[編集]

北口[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 備考
三島駅北口 1 三島エクスプレス 池尻大橋 バスタ新宿 東海バスオレンジシャトル
小田急箱根高速バス
南口も停車
2 みしまコロッケ号 東名江田渋谷駅 バスタ新宿 富士急シティバス
京王バス東
南口も停車
  下土狩駅・長泉役場 がんセンター 富士急シティバス 南口も停車
  桜堤・徳倉循環 三島駅 富士急シティバス 南口も停車
3 特急バス[22] 伊豆の国市役所・順天堂大学静岡病院・古奈温泉南口 長岡温泉駅 伊豆箱根バス 東駿河湾環状道路経由
4 WILLER EXPRESS 京都駅高速長岡京桃山台駅WBT大阪梅田 なんば(OCAT WILLER EXPRESS西日本

その他[編集]

  • 当駅のJR線と伊豆箱根鉄道駿豆線の連絡線には、数10cmながらデッドセクション(無電区間)が設置されている。これは、両路線とも直流1500V電化されているが、両路線の電流混触させないためである。
  • 駅の南北を結ぶ自由通路の建設計画が、産官学の代表者で組織された三島市南北自由通路推進協議会によって策定されており、2006年現在JR東海との協議が行われている[23]。協議中の計画案は、駅東側に橋上通路を建設する案と、JR在来線上に橋上駅舎を設置し現在の地下通路を自由通路とする案の二つ[23]である。
  • 1991年から年に一度、JR東海と伊豆箱根鉄道が合同で1番線で伊豆箱根鉄道の車両(主にテレビアニメ作品仕様以外の3000系電車)を用いて訓練を実施することがある。この時伊豆箱根鉄道の車両が営業運転では入線することがないJR側のホームに入線する。この訓練の様子は静岡県内のメディアなどでも紹介される[24]

隣の駅[編集]

※新幹線の停車駅および特急「踊り子」の東海道本線内の停車駅は各列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
■ 東海道新幹線
熱海駅 - 三島駅 - 新富士駅
CA 東海道本線
普通
函南駅 (CA01) - 三島駅 (CA02) - 沼津駅 (CA03)
伊豆箱根鉄道
駿豆線
特急「踊り子」
CA 東海道本線 三島駅 (CA02) - 三島田町駅 (IS03)
普通
三島駅 (IS01) - 三島広小路駅 (IS02)

脚注[編集]

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記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし、乗車整理券は始発駅変更後も改札外の自動券売機で沼津からの分を販売している。
  2. ^ 三島市を中心とした17市町村が「国鉄新幹線静岡県東部地域新駅設置期成同盟会」を設立した。
  3. ^ a b 駅構内における案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。
  4. ^ 在来線の券売機はTOICA導入時にすべてタッチパネル化された。
  5. ^ 南口同様、在来線の券売機はTOICA導入時にすべてタッチパネル化され、同時に在来線北口の改札口の前(改札内)にTOICAチャージ機が設置された。また、新幹線のものは連絡改札にあるものも含めてすべて新型のタッチパネル式に更新された。
  6. ^ 当駅から修善寺行に乗車する場合、改札係員に「踊り子」号に乗車する旨を伝えれば乗車できる。また、伊豆箱根鉄道側からも修善寺行「踊り子」号に関する案内放送が流れる。ただし、反対に修善寺発「踊り子」号を当駅で下車する場合はJR改札口ではなく、連絡改札口を通って駿豆線改札口から出場しなければならない。
  7. ^ 自動券売機ではバス連絡乗車券(伊豆長岡乗り換え長岡温泉まで)も購入可能。

出典[編集]

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 原口隆行著 『日本の路面電車 2』 JTB、2000年
  3. ^ a b c d e f 原口隆行著 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  4. ^ 森信勝著 『静岡県鉄道興亡史』 静岡新聞社、1997年
  5. ^ 写真でみる するが80年のあゆみ
  6. ^ a b c d e 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
  7. ^ 第3回『中部の駅百選』25駅の認定について[リンク切れ] Archived 2008年9月15日, at the Wayback Machine.(中部運輸局ホームページ)
  8. ^ 【社長会見】三島駅 駅舎耐震化の完了について 東海旅客鉄道ニュースリリース 2013年9月11日
  9. ^ 長谷川隆(2014年7月14日). “JR三島駅南口:新商業施設完成 17日から営業”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  10. ^ a b c 東海キヨスク株式会社 : 主要駅マップ(三島駅コンコース・在来線ホーム)、2009年9月12日閲覧。
  11. ^ a b 桃中軒 店舗紹介、2009年9月12日閲覧。
  12. ^ 東海キヨスク株式会社 : 主要駅マップ(三島駅新幹線ホーム)、2009年9月12日閲覧。
  13. ^ 桃中軒 駅弁、2009年9月12日閲覧。
  14. ^ 東海旅客鉄道編『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年、784頁
  15. ^ a b 交建設計・駅研グループ著 『駅のはなし』 交通研究協会、1996年
  16. ^ JR東海ツアーズ 三島支店、2009年9月12日閲覧。
  17. ^ 『東海旅客鉄道20年史』
  18. ^ 三島駅南北自由通路推進事業”. 三島市. 2019年6月1日閲覧。
  19. ^ 「ラブライブ!サンシャイン!!」第3弾ラッピング電車「Over the Rainbow号」運行開始のお知らせ (PDF) - 伊豆箱根鉄道 2018年12月7日
  20. ^ 他会社線乗換改札口のご利用|TOICA|JR東海” (日本語). toica.jr-central.co.jp. 2018年9月22日閲覧。
  21. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、 158頁。
  22. ^ 特急バス運行開始
  23. ^ a b 市長大いに語る 三島駅南北自由通路(三島市ホームページ)による
  24. ^ “三島駅で合同訓練を行いました 2013年6月11日”. 伊豆箱根っと (2013年6月13日). 2014年6月14日閲覧。

利用状況[編集]

静岡県統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]