和倉温泉駅

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和倉温泉駅*
Wakuraonsen-eki.JPG
駅舎(改修前、2006年)
わくらおんせん
Wakuraonsen
所在地 石川県七尾市石崎町タ55-3
北緯37度4分30.10秒 東経136度55分31.73秒 / 北緯37.0750278度 東経136.9254806度 / 37.0750278; 136.9254806座標: 北緯37度4分30.10秒 東経136度55分31.73秒 / 北緯37.0750278度 東経136.9254806度 / 37.0750278; 136.9254806
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
のと鉄道
電報略号 ワク
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
(JR西日本)438人/日
(のと鉄道)200人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1925年大正14年)12月15日[2][3]
乗入路線 2 路線
所属路線 七尾線**(JR西日本)
キロ程 59.5 km(津幡起点)
金沢から71.0 km
七尾 (5.1 km)
所属路線 七尾線**(のと鉄道)
キロ程 5.1 km(七尾起点)
七尾 (5.1 km)
(3.5 km) 田鶴浜
備考 共同使用駅(JR西日本の管轄駅)
直営駅
* 1980年に和倉駅から改称[2]
** 七尾 - 和倉温泉間は両線の共用区間[2]
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和倉温泉駅(わくらおんせんえき)は、石川県七尾市石崎町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・のと鉄道である[1]

概要[編集]

能登地方の代表的な温泉である和倉温泉への最寄駅である。JR西日本管内で最も北に位置する駅でもある(2020年時点)[4]事務管コードは▲541820[5]。JR西日本が七尾鉄道部管理の直営駅として管理を受け持っている。

1925年鉄道省七尾線が延伸した際に「和倉駅」として開業した(1928年までは終点駅)[2][6]1980年に「和倉温泉駅」に改称され、1987年からJR西日本の駅となった[2]1991年に七尾線が当駅まで電化されるのと同時に、路線の北半分がのと鉄道に経営移管され、JR七尾線の終点駅は当駅、のと鉄道七尾線の起点駅は1駅南の七尾駅となり(当駅は国鉄・JRとしては63年ぶりに終点駅に戻ったことになる)、七尾駅 - 当駅間はJRとのと鉄道の共用区間となった[2][7][8]。その際、普通列車は七尾駅を境に系統分離して金沢駅 - 七尾駅間はJR、七尾駅 - 穴水駅 - 輪島駅間はのと鉄道が運行することとし、共用区間ではJRは特急列車のみの運行となった[2]

したがって当駅には、大阪駅金沢駅から七尾線に直通する当駅発着のJRの特急列車と、七尾駅を起点とするのと鉄道の普通列車のみが乗り入れている[2][6]

歴史[編集]

駅構造[編集]

和倉温泉駅 配線図

田鶴浜駅

2 1


STR
STR+l ABZgr
STR STR
BSl STR+BSr STR+BSl BSr
BSl STR+BSr STR+BSl BSr
BSl STR+BSr STR+BSl BSr
BSl STR+BSr STR+BSl BSr
STR STR
STRl ABZg+r
STR
2 1


七尾駅

相対式ホーム2面2線を持ち[26]、列車交換が可能な地上駅[1][3]。コンクリート2階建の駅舎を備える。1番のりば側に駅舎があり、2番のりばへは跨線橋で連絡している[1]

JR用の自動券売機みどりの券売機(七尾線内では唯一えきねっとで予約したきっぷ受け取りが可能)[27]が設置されているほか、のと鉄道の自動券売機も設置されている[21]。なお、改札はJRの特急列車の発着時のみ行い[28]、のと鉄道の利用客は乗車時に整理券を取り、下車時に運賃・切符を運賃箱に入れる。2021年3月13日から七尾駅方面のみICOCAなどの全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードが利用可能となっている[22][23]。ただし、当駅 - 七尾駅間で運行しているのと鉄道の車両では利用できない[22][24]

時期は未定であるが、2030年(令和12年)度までに当駅の無人化が予定されている[25]。また、みどりの窓口を廃止したことに伴い、みどりの券売機を遠隔対応のみどりの券売機プラスへの切り替えを予定している(時期は未定)[29]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 JR七尾線 上り 七尾金沢方面 特急「サンダーバード」「能登かがり火」「花嫁のれん
のと鉄道七尾線 七尾行き 普通
特急「のと里山里海号
下り 穴水方面 普通
特急「のと里山里海号」
  • のと鉄道の普通列車は基本的に上下線とも1番のりばに停車するが、1番のりばに特急列車が停車している間は2番のりばに停車する[28]。また、列車交換を行う場合は七尾行き(上り)が1番のりば、穴水方面(下り)が2番のりばに停車する。
  • 入線メロディは七尾線内のほかの駅とは異なり、「和倉音頭」が使用されている[28]

利用状況[編集]

「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 乗車人員
(人/日)
年度 乗車人員
(人/日)
年度 乗車人員
(人/日)
JR西日本 のと鉄道 JR西日本 のと鉄道 JR西日本 のと鉄道
2001 647 416 2011 382 230
2002 588 329 2012 384 230
2003 546 296 2013 410 233
2004 548 290 2014 422 253
1995 1,033 637 2005 460 274 2015 626 263
1996 959 560 2006 489 265 2016 556 212
1997 875 581 2007 461 251 2017 515 205
1998 751 552 2008 455 277 2018 466 194
1999 708 534 2009 406 259 2019 438 200
2000 704 507 2010 400 252
出典:石川県統計書 七尾市統計書

駅周辺[編集]

駅のロータリーは、石川県道1号七尾輪島線石川県道248号和倉和倉停車場線が丁字型に交差する部分にある。石川県道248号和倉和倉停車場線を北に向かい、「和倉温泉東」交差点をさらに進むと 和倉温泉の温泉街に至る。「和倉温泉東交差点」から東に 石川県道47号七尾能登島公園線能登島大橋をわたると能登島に至る。

また、駅から東には石川県道133号石崎港線が伸びている。

駅北
駅南

バス路線[編集]

駅前に北鉄能登バス能登島交通丸一観光「和倉温泉駅前」バス停がそれぞれ設置されている[30][31][32]

北鉄能登バス[編集]

能登島交通[編集]

丸一観光[編集]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
七尾線
  • 普通列車の設定がないため、施設上の隣の駅を記載する。
七尾駅 - (小島信号場) - 和倉温泉駅
*:打消線は廃止信号場
のと鉄道
七尾線
七尾駅 - 和倉温泉駅 - 田鶴浜駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ のと鉄道の窓口は、翌4月1日から七尾駅のJR西日本窓口跡地に移転した。
  2. ^ 和倉線の支線、「石崎漁港」発着便は「和倉温泉駅」バス停より1つ七尾駅寄りの「石崎口」バス停を経由し、「和倉温泉駅」は経由しない。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 全駅43号、p.27。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 全駅43号、p.11。
  3. ^ a b c 川島 2010, p. 56.
  4. ^ データで見るJR西日本2020 駅 (PDF)”. 西日本旅客鉄道. p. 91 (2020年9月). 2021年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月15日閲覧。
  5. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  6. ^ a b 朝日 2010, p. 19.
  7. ^ 朝日 2010, p. 26.
  8. ^ のと鉄道に「いろは」順で名づけられた49のトンネルがあった”. マイナビニュース (2018年2月24日). 2021年9月15日閲覧。
  9. ^ 『中島町史 通史編』中島町役場、1996年3月28日、677頁。
  10. ^ a b c d 朝日 2011, p. 21.
  11. ^ a b c d 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年10月1日、153頁。
  12. ^ 「グンと広くスマートに 七尾線和倉温泉駅が新装オープン」『交通新聞』交通協力会、1980年7月12日、2面。
  13. ^ 『JR金沢支社、みどりの窓口増設』平成元年2月22日日本経済新聞地方経済面北陸[要ページ番号]
  14. ^ 朝日 2011, p. 20.
  15. ^ JR西日本、七尾線観光列車「花嫁のれん」公開”. トラベルWatch (2015年8月21日). 2021年9月15日閲覧。
  16. ^ 「トワイライトエクスプレス」団臨が北陸本線を走行! 北陸DC開催概要を発表”. マイナビニュース (2015年8月25日). 2021年9月15日閲覧。
  17. ^ チャン知り 2015年09月10日 七尾線観光列車「花嫁のれん」の魅力”. あさチャン. TBSテレビ (2015年9月10日). 2021年9月15日閲覧。
  18. ^ “観光列車「花嫁のれん」出発 期待乗せ能登路駆ける”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2015年10月3日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000004356 2021年9月15日閲覧。 
  19. ^ 「JR七尾鉄道部 和倉温泉駅リニューアル」『交通新聞』交通新聞社、2017年3月6日。[要ページ番号]
  20. ^ 「和倉温泉駅 改修が完了」『北國新聞(朝刊)』北國新聞社、2017年3月3日、4面。
  21. ^ a b c 土屋武之「ワンマン新型電車とICOCAで先取り 新スタイルの七尾線」『鉄道ジャーナル』第55巻第6号(通巻656号)、成美堂出版、2021年6月1日、 42 - 43頁、 ISSN 0288-2337
  22. ^ a b c “七尾線でICOCAがご利用いただけるようになります! e5489で「チケットレス特急券」「eチケットレス特急券」を導入します!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2020年12月18日), オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201218120607/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_ticketless_hokuriku.pdf 2020年12月19日閲覧。 
  23. ^ a b “変わる能登の鉄路 JR七尾線・イコカ利用開始、高松駅は無人化、全車両ワンマン化”. 北國新聞 (北國新聞社). (2021年3月14日). オリジナルの2021年3月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210314095326/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/356080 2021年3月24日閲覧。 
  24. ^ a b JR西日本、七尾線に521系新車両を導入。七尾線全線がICOCAに対応”. トラベルWatch (2019年9月10日). 2021年9月15日閲覧。
  25. ^ a b “3月で6駅無人化 七尾・北陸線 JR西、利用減少”. 北國新聞 (北國新聞社). (2021年2月27日). オリジナルの2021年2月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210227000440/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/342529 2021年4月23日閲覧。 
  26. ^ 川島 2010, p. 38.
  27. ^ えきねっと JR北海道およびJR西日本 北陸エリアでのお受取りについて
  28. ^ a b c 川島 2010, p. 57.
  29. ^ “福井)8割を無人駅へ、北陸エリアでJR西”. 朝日新聞デジタル. (2020年8月29日). オリジナルの2020年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201024032511/https://www.asahi.com/articles/ASN8X76JVN8VPISC01B.html 2021年9月15日閲覧。 
  30. ^ 北鉄能登バス路線図 (PDF) - 北陸鉄道
  31. ^ 能登島交通 時刻表(曲線、南線) (PDF) - 七尾市総務部企画財政課
  32. ^ 金沢・富山発高速バス、夜行バス|丸一観光グリーンライナー
  33. ^ a b “1日バス券 来月発売 七尾駅−和倉温泉 商品割引も”. 北陸中日新聞Web. (2021年3月20日). https://www.chunichi.co.jp/article/221230 2021年9月15日閲覧。 
  34. ^ “昭和の青バス 走ってます 北鉄能登バス 路線譲渡30周年”. 北陸中日新聞Web. (2021年8月9日). オリジナルの2021年8月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210809151242/https://www.chunichi.co.jp/article/307654 2021年9月15日閲覧。 

参考文献[編集]

  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
  • 『週刊 JR全駅・全車両基地』43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]