鷹ノ巣駅
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鷹ノ巣駅 鷹巣駅 |
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たかのす Takanosu |
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所在地 | 秋田県北秋田市松葉町 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 秋田内陸縦貫鉄道(駅詳細) |
鷹ノ巣駅(たかのすえき)は、秋田県北秋田市松葉町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である[1]。
本記事では、隣接している秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の鷹巣駅(たかのすえき)についても、併せて記述する。
概要[編集]
秋田内陸線が国鉄阿仁合線だった時代には鷹ノ巣駅という1つの駅だったが、第三セクター転換時に秋田内陸縦貫鉄道の駅舎が敷地内西側に別に建てられ、鷹巣駅と称した。JRと秋田内陸縦貫鉄道の改札は別になっているが、ホームは繋がっており、実質的には同一駅である。
JRと秋田内陸縦貫鉄道はレールがつながっており、当駅を経由する両線間の直通運転は2009年度には25本あり、青森ねぶた祭や桜の開花期に合わせて運行されており[2]、2015年でも弘前 - 鷹巣 - 角館間で臨時快速列車(森吉山麓紅葉号など)が運行されている[3]。ただし、手動で分岐器を動かしてレールの切り替え、列車の入換作業をする必要があり、その作業に30分ほどかかっている[2]。信号機や連動装置などを整備して分岐を自動化するには1億6000万円の費用が必要と試算されており、導入の是非が議論されている[2]。
歴史[編集]
- 1900年(明治33年)10月7日 - 官設鉄道である奥羽北線(現在の奥羽本線)の一般駅として鷹ノ巣駅が北秋田郡鷹巣町に開業[1]。
- 1934年(昭和9年)12月10日 - 国鉄阿仁合線が開業する。
- 1973年(昭和48年)8月15日 - 鷹ノ巣駅にみどりの窓口オープン。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 阿仁合線が秋田内陸縦貫鉄道に転換する。同鉄道の駅は鷹巣駅と呼称する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、奥羽本線の駅はJR東日本の駅になる。
- 2006年(平成18年) 3月18日 - JR駅のみどりの窓口を廃止して「もしもし券売機Kaeruくん」が稼働を開始する[要出典]。
- 2012年(平成24年)2月8日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」の営業を終了し、指定席券売機利用開始[4]。
- 2015年(平成27年)10月1日 - 業務委託化。鷹ノ巣駅長・助役を廃止。同時に夜間早朝の駅員配置がなくなる[要出典]。
駅構造[編集]
両社の駅は駅名が異なりかつ駅舎も個別に設けられているが、構内は共用しており改札内の乗り継ぎが可能となっている。
JR東日本[編集]
JR 鷹ノ巣駅 | |
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![]() 鷹ノ巣駅 駅舎
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たかのす Takanosu |
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◄前山 (5.4km)
(3.2km) 糠沢►
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所在地 | 秋田県北秋田市松葉町3-1[1] |
所属事業者 | ![]() |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 384.9km(福島起点) |
電報略号 | タス |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
584人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1900年(明治33年)10月7日[1] |
備考 | 業務委託駅 |
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。
大館駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービスが受託)。直営駅時代は管理駅でもあり、前山駅・糠沢駅の2駅を管理していた。委託化に合わせて早朝夜間駅員不在となった。
駅舎には指定席券売機、自動券売機、待合室がある。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年に営業終了し撤去された。指定席券売機で購入できない乗車券類は、隣の内陸線旅行センターが取り扱っている[5]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■奥羽本線 | 上り | 東能代・秋田方面 |
2・3 | 下り | 弘前・青森方面 |
3番線は当駅始発の下り列車が使用する。なお、上下共用の待避線であり、両方向の発着と折り返しに対応している。
秋田内陸縦貫鉄道[編集]
秋田内陸縦貫鉄道 鷹巣駅* | |
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鷹巣駅 駅舎
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たかのす Takanosu |
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(1.3km) 西鷹巣►►
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所在地 | 秋田県北秋田市松葉町3-2 |
所属事業者 | 秋田内陸縦貫鉄道 |
所属路線 | ■秋田内陸線 |
キロ程 | 0.0km(鷹巣起点) |
電報略号 | タス |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)11月1日 |
備考 | 社員配置駅 |
*JRの駅とホームを共用しているため駅名標では鷹ノ巣と表記。
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頭端式ホーム1面1線を有する地上駅。JR1番線の秋田寄りにある。
社員配置駅。駅舎には出札窓口のほか、秋田内陸線旅行センターがある[5]。
利用状況[編集]
- JR東日本
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 | 893 |
2001 | 852 |
2002 | 787 |
2003 | 787 |
2004 | 726 |
2005 | 694 |
2006 | 673 |
2007 | 671 |
2008 | 674 |
2009 | 663 |
2010 | 624 |
2011 | 646 |
2012 | 629 |
2013 | 678 |
2014 | 638 |
2015 | 648 |
2016 | 584 |
駅周辺[編集]
南側は、駅前からアーケードのある商店街が延び、金融機関や、市役所をはじめとする公共施設が集積している。東側の国道105号沿いには、大型商業施設が進出している。北側には、列車や鉄道施設防護の防雪林があり、平坦な田園風景が広がっている。
- 北秋田市役所
- 鷹巣年金事務所
- 北秋田市立図書館
- 北秋田市文化会館
- 北秋田市交流センター
- みちのく子供風土記館
- 北秋田市民ふれあいプラザ
- 特別養護老人ホーム つむぎの彩(いろ)
- 鷹巣郵便局
- 秋田銀行鷹巣支店
- 北都銀行鷹巣支店
- 東北労働金庫鷹巣支店
- 秋田県信用組合鷹巣支店
- 鷹巣町農業協同組合本所
- 秋田県道102号大館鷹巣線
- 秋田県道24号鷹巣川井堂川線
バス路線[編集]
駅前商店街のアーケード下に「鷹巣駅前」停留所があり、秋北バスの路線バスと秋北タクシーのリムジンバスが発着する。
隣の駅[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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