9999 (アルバム)

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9999
THE YELLOW MONKEYスタジオ・アルバム
リリース
録音 2018年7月[1] - 2018年11月
日本 (東京)
米国 (Sunset Sound, LA)
ジャンル ロック
レーベル ATLANTIC/ワーナーミュージック・ジャパン
プロデュース 吉井和哉
チャート最高順位

CD (週間)

CD (月間)

  • 1位 (オリコン 月間ROCKアルバム
    01位2019年4月)[6]
  • 5位 (オリコン 月間アルバム
    05位2019年4月)[7]

デジタル・ダウンロード (週間)

デジタル・ダウンロード (月間)

  • 3位 (レコチョク 月間アルバム
    03位2019年4月)
  • 3位 (レコチョク 月間ハイレゾアルバム
    03位2019年4月)
ゴールドディスク
Gold disk.png ゴールド (日本レコード協会 2019年4月)
THE YELLOW MONKEY アルバム 年表
THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST
(2017年)
9999
(2019年)
『9999』収録のシングル
  1. 砂の塔
    リリース: 2016年10月19日
  2. ロザーナ
    リリース: 2017年5月21日
  3. Stars
    リリース: 2017年10月27日
  4. Horizon
    リリース: 2017年11月29日
  5. 天道虫
    リリース: 2018年11月9日
  6. I don't know
    リリース: 2019年1月25日
ミュージックビデオ
“9999”全曲ダイジェスト映像
オリジナル13曲 + 毛皮のコートのブルース
- YouTube
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9999』(フォーナイン)は日本のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの9枚目のオリジナルアルバム。2019年4月17日ワーナーミュージック・ジャパンATLANTICレーベル)よりリリースされた。

解説[編集]

2001年に活動を休止・2004年に解散し、2016年に再結成をしたTHE YELLOW MONKEYによるオリジナルアルバム。前作『8』(2000年)から本作までの期間は19年と、自身最長となった。タイトルは本作が9作目のスタジオ・アルバムであることから着想し、「“苦(く)”と同音の“9(く)”が4つで、『4人で苦労を超える』」という意味も込められた[11]

レコーディング作業はバンドとしては初めてアメリカ西海岸地域でも行われ、ロサンゼルス(LA)の「サンセット・サウンド・レコーダーズ」で6作品を録音。LAでの録音は、木造の老舗スタジオ・年代物の楽器や機材・伝統的な録音スタイルなど、あらゆる部分にヴィンテージな要素を導入し[12]ガレージロックを目指して制作[13]ガレージの歪んだ音の中にある美しさを追求した[14]。また、音作りに際してボーカル・吉井和哉ザ・ビートルズの音に例え「汚い美しさ、歪んだ美しさがある」「原点回帰じゃないけど、そういう音を求めていた」と語っている[15]

ソングライティングにおいて常々、「」と駆け引きをしている吉井によると、このアルバムは愛のエッセンスの比重が多くなった[13]。吉井は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た時も、吉井からすれば普通の歌詞であるフレディ・マーキュリーの歌に大泣きし、ストレートな愛の歌を肯定的に考えるようになっている[13]

CDアルバムは、初収録曲「この恋のかけら」とLA録音6曲を合わせた7曲と、既発曲を交互に収録[11]。ダウンロードアルバムには、ボーナストラックとしてインディーズ時代の曲「毛皮のコートのブルース」を収録。この曲はレコーディングした音源が過去になく、バンドは今回初めてレコーディング[16]

ディスクジャケットにデザインされたグラフィックは、文明/都市、生命、動物、草花を象徴する[17]。このグラフィックは生命のサイクル、宇宙、過去/未来、葛藤がコラージュされている[17]。このアートはバンドアイデンティティであるアジアらしさがユーモラスに含まれる[18]。ジャケットデザインを手掛けたのは、ドイツハンブルクの2人組芸術チーム「Rocket & Wink」[17]

収録曲[編集]

#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「この恋のかけら」吉井和哉吉井和哉土屋昌巳
THE YELLOW MONKEY
2.天道虫吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
3.「Love Homme」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
4.Stars (9999 Version)」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
船山基紀 (ストリングス編曲)
5.「Breaking The Hide」吉井和哉菊地英昭THE YELLOW MONKEY
6.ロザーナ吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
7.「Changes Far Away」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
8.砂の塔吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
船山基紀 (ストリングス編曲)
9.「Balloon Balloon」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
10.Horizon菊地英昭菊地英昭THE YELLOW MONKEY
11.「Titta Titta」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
12.ALRIGHT吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
13.I don't know吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
合計時間:


  1. この恋のかけら
    ミディアムバラード[19]。前アルバム『8』の最終曲「峠」に続く内容の歌詞であるため、曲順を1曲目にしたらよいのではないかとスタッフから提案があった[20]。吉井によると、既発の曲は『8』の続きであり、“新しいTHE YELLOW MONKEYの曲”は2018年11月にリリースした「天道虫」が最初で、それ以降に発表する「この恋のかけら」の曲自体は“新しいTHE YELLOW MONKEYの曲”に属する[21]。また偶然に、ギター・菊地英昭(以下「英昭」)の演奏するアルペジオが「峠」に類似する[22]
    「天道虫」録音後、「この恋のかけら」を日本国内で録音[23]。2018年7月、土屋昌巳プロデューサーとともにスタジオ入り[1]。レコーディングスタジオは、アメリカの雰囲気があるスタジオで作りが古く、ヴィンテージ機器も設置されているため[24]、音楽メディア関係者がこの曲をLA録音と誤解するほどアメリカのサウンドが響く[25]。曲中、前後に関係なく演奏されるギターは、ミック・ロンソンモット・ザ・フープル)に影響を受けている演奏で、土屋が一つだけ出したアイデア[1]。吉井によると、この曲はデヴィッド・ボウイの曲「ヒーローズ」の曲調もある[26]。歌詞のキーワードはロードムービー[26]
    「峠に着いたよ」、というメッセージを伝える曲を作ることに吉井は使命感を持っていた[27]
    この曲のレコーディング中、吉井はメンバーにLA行きを提案した[26]
  2. 天道虫
    テレビ東京テレビドラマ『天 天和通りの快男児』主題歌。
    サッポロビール「サッポロ 本格辛口」CM曲。CMには吉井和哉が出演[28]。ビールを片手に吉井が吠える。アルバム『9999』リリース前日に再上映されたTHE YELLOW MONKEY再結成ドキュメンタリー映画『オトトキ』(2017年)でも吉井はメンバーたちとビールで吠えている。
    吉井がソロ作品でしか手掛けていなかったストーナー・ロックをTHE YELLOW MONKEYで取り込み[27]、歌詞は前アルバム『8』収録曲「メロメ」から展開させた[29]
    曲の間奏/アウトロで、アメリカのロードムービー『イージー・ライダー』の使用曲として知られる「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」間奏/アウトロの演奏スタイルを引用する[22]
  3. Love Homme
    グルーヴィー[30]乗りやすいブギーロック[31]。愛の分類の中でも「性愛」が濃密な歌[32]
    イントロから廣瀬洋一(HEESEY)のベースが曲をリードする[33]。LA録音6曲を担当したエンジニアのケニー・タカハシ[* 1]からの助言で、この曲はベースを指で弾いている[34]。廣瀬は1967年製のサンダーバード1本をLAに持って行き、LA録音6曲のベース演奏に使用した(このベースとは異なるが、LA以外の録音曲もそれぞれ1960年代のベースを使用している)[35]
    歌詞の中で、菊地英二(以下「英二」)のドラムス演奏「ゴーストノート」[* 2]が言及されている[34]。この曲は、これまでになくシンバルが半分も出ない[36]
    ギターはクイーンブライアン・メイの影響がある[34]。『9999』リリース日の4月17日は、1975年にクイーンが初めての日本に到着した日でもあり、日本では2015年に「クイーンの日」(The Queen Day)として制定された[37]。英昭が1人で同時にギター2本分の演奏をする[34]
    LA録音。
  4. Stars (9999 Version)
    アルバム・ヴァージョンは、スマートに、グルーヴは残しつつ、バランスよく仕上げている[38]。イントロ部分は、「Love Homme」同様のテクニックで、英昭がギター2本分の同時演奏をする[34]
  5. Breaking The Hide
    吉井によるとこの曲は「毛皮のコートのブルース」(『9999』ダウンロード盤ボーナストラック)と一脈通じ、映画『愛の嵐』の世界観がある[39]。この曲に関して吉井はザ・クラッシュアイアン・メイデン[* 3]にも言及している[40]。英昭は東ヨーロッパのイメージとして仮歌の曲を準備した[41]。吉井は苦悩して東ヨーロッパ的な歌詞を付けた[40]ヴァンパイアの主題がシークエンスする。支配する者の物語の中で、支配を憂う者の音楽が存在を示す[* 4]
    タイトルの「Hide」とは、英昭の名前(Hideaki)に加え[40]、英昭の歌声がL'Arc〜en〜Cielのボーカル・hydeに似ていることにも掛かっている[38]
    英昭のソロ使用ギターは、掘り出し物のフライングV[41]。年代はLA録音曲の使用楽器としては新しい1980年代以降[42]。弦は当時のままの使用感がある[42]。このフライングVは英昭が大ファンであるマイケル・シェンカーが所有していた、マイケル・シェンカーのサイン入りのもの[42]。ギターソロのパートではバンドが一丸となって疾走する[19]
    兄・英昭の作った強いリフに弟・英二がドラムス演奏を炸裂させる[43]
    LA録音。
  6. ロザーナ
    再集結後の新録セルフカバー・アルバムTHE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』のリリース発表日にこの曲がファンクラブ会員に配信された。
  7. Changes Far Away
    TBS系『news23』エンディングテーマ。
    ソウルバラード[31]。アルバム『9999』のハイライト作品ともいえる[44]、正統ロック[45]
    バンドはLAでレコーディングのための合宿をして、その時に歌詞が完成した[46]。「この日のためにあの日があったんだ」という情動をストレートに歌う[46]
    過去は今のために、今は未来のためにある、という趣旨で曲のタイトルが命名された[46]
    吉井の希望によりブライアン・メイが多用するギター・オーケストレーション奏法を採用[20]。吉井は、この奏法の先駆者はミック・ロンソンであるとみていて、ミック・ロンソンの影響があるギターフレーズも入り、英昭にメイで演奏してもらうことにしたのもミック・ロンソンの影響がある[47]。この曲はまた、吉井によると、エルトン・ジョンザ・バンドの風合いがある[47]。ほんの少し、ビリー・ジョエルであると廣瀬が加える[48]
    映画『ボヘミアン・ラプソディ』が流行り始める時期より一足先にレコーディングが行われた[20]。吉井には、ソロ活動でアメリカ・西海岸に行った過去がある。その時は寂しさや不安、なぜ1人なのだろうかという気持ちがあった[49]。『9999』のためにメンバー4人で西海岸のヨシュア・ツリーの場所へ来た時、吉井は、「もしかして自分は、このアルバムのためにこれまでアメリカでリサーチしてたわけ?」と思った[49]
    この曲の作詞や曲アレンジが行われたのは、吉井が『ボヘミアン・ラプソディ』を観る前のことで、LAでは11月2日公開予定の看板が出始めていた[47]。吉井は日本に帰国してから『ボヘミアン・ラプソディ』を観て号泣[41]。ロックバンドのアートであった[* 5]ロックンロールは間違っていない、この大ヒット映画に吉井はそう思った[50]
    『9999』リリースの頃にあっても吉井の心には6thアルバム『SICKS』が燦然と輝いている[51]1997年にリリースされた『SICKS』は、日本におけるロックンロールのマスターピース(名盤)といわれ[52]日本レコード協会プラチナディスク認定の売り上げ枚数を誇った。それからTHE YELLOW MONKEYが解散して2016年に再結成するまでの期間、世界はCDが売れない時代の只中を歩み、日本の音楽市場もまたしかりであった。CD不況といわれて久しい時代に生まれた『9999』は、しかしなおもこのバンドにゴールドディスクをもたらし、CDヒットチャートは上位を飾った。
    LA録音。
  8. 砂の塔
    25thシングル。TBS系金曜ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』主題歌。
  9. Balloon Balloon
    1960年代グループ・サウンズのテイストがある歌謡ロック[31]。吉井によると、歌詞は南佳孝の影響から「ジャコウネコ」や「カフェオレ」を用いた[53]。アパートのフレーズは、架空フランスのヴィンテージ・アパートをイメージして作詞した[53]ボブ・ディラン風の言葉も躍る[45]。英昭の演奏がスパニッシュ[54]。“『9999』世界最速先行試聴会”参加者9999名のうち975名に行ったアンケートの「一番気に入った曲は?」という項目で最も人気があった(ぴあ刊行誌『ぴあMUSIC COMPLEX』調べ)[55]
    LA録音。
  10. Horizon
    作詞・作曲を吉井和哉以外のメンバーが担当するのは初めてである。映画『オトトキ』主題歌/『FINAL FANTASY XV』2 Year Anniversaryテーマソング。
    “『9999』世界最速先行試聴会”で観客を前に高揚した吉井が曲を中断して「一番大切な曲」とコメント(MC)した[30]
  11. Titta Titta
    絵本の世界観がある曲[56]。それに関して吉井はザ・ビートルズのアニメーション『イエロー・サブマリン』(後に絵本化)、廣瀬は『不思議の国のアリス』に言及した[56]。吉井によると、この曲は「1969年洋楽のエッセンス」が入っている[57]。英昭のギター演奏がザ・ローリング・ストーンズを想起させる[45]。前半で吉井のギターソロ演奏を聴くことができる[27]
    「Titta Titta」というタイトルは、エキゾチック、サイケデリックなこの曲調と、魔法の呪文をイメージしたもの[58]イタリア語の「」(Città / チッタ)も関係する[56]。最高のエロティックと格好良さで呪文を唱える[58]。仮タイトルは「ラヴィ・シャンカールおじさん[58]
    LA録音。
  12. ALRIGHT
    再集結して最初の発表曲。音圧が若干抑えめになっている、冒頭の一瞬のノイズがカットされている、などわずかに原曲との相違が見られ、表記はないがアルバム・ヴァージョンとなっている。
  13. I don't know
    テレビ朝日系列木曜ミステリー『刑事ゼロ』主題歌。
    LA録音。年末ライブ「メカラ ウロコ・29 FINAL」(2018年12月28日、日本武道館)にて初披露された。

初回生産限定盤DVD[編集]

映像外部リンク
SELECTION of THE YELLOW MONKEY ダイジェスト映像 ("9999" 初回生産限定盤収録) - YouTube
  • SELECTION of THE YELLOW MONKEY
再集結以降に行われたライブから、選りすぐりの10曲を収録。再集結後初ライブであった2016年5月11日から2018年末の日本武道館ライブを時系列で追いかける。この構成により、アルバム完成までの流れを見ることができ、再集結したてのバンドが幾つものライブを行いながら次第にグルーヴを強めるのがわかる[59]。最後は再集結を正式に発表する前のセッションを振り返る。
  1. 楽園(2016年5月11日、国立代々木競技場 第一体育館)
    再集結初ライブ2曲目。1曲目「プライマル。」は終盤まで紗幕で覆われ、実質的に「楽園」が表舞台で初披露した最初の曲であった[59]
  2. 熱帯夜(2016年8月28日、福島・あづま総合体育館)
    この曲は再集結後、この福島公演「ARE YOU A BELIEVER?」と熊本公演「KUMAMOTO SPECIAL」[* 6]だけで演奏された[59]
  3. ROCK STAR(2016年9月1日、熊本B.9 V1)
    熊本地震復興支援無料ライブ「KUMAMOTO SPECIAL」。
  4. パンチドランカー(2016年12月18日、倉敷市民会館)
    再集結ホールツアー「SUBJECTIVE LATE SHOW」ファイナル公演。
    この曲のMCで、吉井は苛烈を極めたバンド史上最大のツアー「PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99」について触れ、「あのツアーは我々にとって誇れる、チャンピオンベルトみたいなツアー」と語っていた。
  5. 聖なる海とサンシャイン(2016年12月28日、日本武道館)
    年末ライブ「メカラ ウロコ・27」。照明と映像の演出が引き立っている[60]
  6. O.K.(2017年11月5日、三重県文化センター 大ホール)
    このファンクラブツアー「DRASTIC HOLIDAY」ではアコースティックコーナーがあり、ハードな原曲から切ない曲に変貌した「O.K.」アコースティック・ヴァージョン[61]
  7. ALRIGHT(2017年12月10日、東京ドーム)
    「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017」より。再集結を歌ったこの曲は[62]、この日のライブ最大の見せ場[59]
  8. 追憶のマーメイド(2017年12月28日、福岡ヤフオク!ドーム) 
    年末ライブ「メカラ ウロコ・28 九州SPECIAL」。22年ぶりの演奏に、バンドのスタッフが聴いた歓声は再集結ライブの「プライマル。」同様であった[59]
  9. 天道虫(2018年12月28日、日本武道館)
    年末ライブ「メカラ ウロコ・29 FINAL」。「天道虫」ライブ初披露の日。
  10. Subjective Late Show(2015年8月某日、都内スタジオ) 
    再集結発表前の2015年8月、メンバーが15年ぶりにセッションをした都内スタジオの1曲目。
  • STORY of THE YELLOW MONKEY(another STORY)
アルバム制作期間中のドキュメンタリー映像。『9999』リリースが発表された2018年12月19日より定期的に公開しているYouTube番組「STORY of THE YELLOW MONKEY」[* 7]の未公開映像を含む。

CD先着購入特典[編集]

  • SELECTION of THE YELLOW MONKEY【primal】」 [9:16]
16年ぶりのアリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」の幕開けとなった2016年5月11日代々木公演の「プライマル。」をオリジナル編集にて収録したDVD。各メディアでの生放送や生配信、各地ビジョンでの生中継など100万人が体験し、まさに再集結の【primal】となった瞬間を映像化。初回生産限定盤のDisc2「SELECTION of THE YELLOW MONKEY」がこれで完結するといえる。(『9999』特設サイト解説文より)
4組の9本線からなるDVDラベルのデザインは、Rocket & Winkによるもの。

アナログ盤[編集]

01. この恋のかけら 〜 13. I don't know
アナログ盤2枚組LP(完全生産限定)は、オリジナル全13曲を収録。『9999』ジャケットステッカーが早期購入特典となっている。

ダウンロード・アルバム[編集]

01. この恋のかけら 〜 13. I don't know
14. 毛皮のコートのブルース
ダウンロード盤は、オリジナル全13曲に加え、ボーナストラックとして14曲目に「毛皮のコートのブルース」が収録されている。全サイト共通特典。
「毛皮のコートのブルース」は、インディーズ時代の未レコーディング曲。蠱惑のこの曲で過去の生産は1999年12月29日武道館の「We are Petticort Laner de 公演」のライブ音源を『メカラ ウロコ・LIVE DVD BOX』(2009年)にボーナスディスクとして封入したのみ。それはあくまでライブ音源となっており、『9999』リリースに合わせてTHE YELLOW MONKEYは初めてきちんとした形で「毛皮のコートのブルース」のレコーディングをした。2019年4月4日、歌詞が解禁された[63]。この曲は今後ツアーで演奏する予定がある[56]
インディーズ当時、この曲を作るにあたり吉井に影響を与えたのは、アレハンドロ・ホドロフスキー映画、夢野久作マルキ・ド・サドアンディ・ウォーホール監修フランケンシュタイン映画『悪魔のはらわた』(Flesh for Frankenstein)など。(『9999』特設サイト“「毛皮のコートのブルース」とは?”より)
吉井によると、この曲は5曲目「Breaking The Hide」との関連性が強い[39]
日本国内録音、土屋昌巳プロデュース[20]
映像外部リンク
9th Album「9999」backing track(Instrumental)ダイジェスト - YouTube
15. この恋のかけら (backing track) 〜 27. I don't know (backing track)
iTunes予約限定特典。予約期間は2019年1月25日から4月16日
オリジナル全13曲(1. この恋のかけら 〜 13. I don't know)のバッキングトラック(インストゥルメンタル)が収録されている。


初回生産限定盤
(CD + DVD)
通常盤
(CD)
完全生産限定アナログ盤
(2枚組LP)
ダウンロード盤
0
オリジナル全13曲
(#1.「この恋のかけら」 〜 #13.「I don't know」)
初回生産限定盤DVD
(全10曲ライブ + ドキュメンタリー)
先着購入特典「プライマル。」ライブDVD
(なくなり次第終了)
THE YELLOW MONKEYデザイン配送BOX
(楽天ブックス限定[* 8] / 受付終了)
早期購入特典ステッカー
(なくなり次第終了)
ボーナストラック
「毛皮のコートのブルース」
オリジナル全13曲バッキングトラック
(iTunes限定[* 9] / 受付終了)

参加ミュージシャン[編集]

Love Homme
  • ケニー・タカハシ - ファルフィッサ・オルガン & プログラミング
Stars (9999 Version)
ロザーナ
Changes Far Away
砂の塔
  • 鶴谷崇 - キーボード

Balloon Balloon
  • ジェイミー・ミュホベラック - オルガン
Horizon
  • 鶴谷崇 - キーボード
Titta Titta
  • ジェイミー・ミュホベラック - オルガン
ALRIGHT
I don't know
  • ジェイミー・ミュホベラック - オルガン

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ケニー・タカハシは、米国在住の日系人エンジニア。ナールズ・バークレイのデビュー・アルバム『St. Elsewhere』(2006年)により第49回グラミー賞「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」受賞。ザ・ブラック・キーズの7thアルバム『El Camino』(2011年)により第55回グラミー賞「最優秀ロック・アルバム」受賞。その他、ノラ・ジョーンズ『...Little Broken Hearts』(2012年)、U2Songs of Innocence』(2014年)、レッド・ホット・チリ・ペッパーズThe Getaway』(2016年)、マイケル・キワヌカ『Love & Hate』(2016年)などのエンジニアを担当する。(“Kennie Takahashi | Credits | AllMusic”. AllMusic.com.)
  2. ^ 「ゴーストノート」(ghost note / grace note)といわれる装飾音は、小さな音であるが、曲をグルーヴィーにする。ドラムスの有名なゴーストノート演奏はTOTOロザーナ」。
  3. ^ アイアン・メイデンのボーカル・ブルース・ディッキンソン1990年、THE YELLOW MONKEYの代表曲「JAM」の根底にある曲「すべての若き野郎ども」(モット・ザ・フープル)のカバーをソロ作品でリリースしている。
  4. ^ ワルシャワ公国ポーランド)出身のショパンは、諸外国に支配される祖国を離れてフランスに移住した後も、愛国的な音楽を作曲した。移住後の作品「英雄ポロネーズ」は、ポーランド舞曲“ポロネーズ”の最高傑作の1つ。
  5. ^ 吉井は次のように語った。「映画の『ボヘミアン・ラプソディ』があれだけヒットしたというところに、ロックバンドたるものの持つ人間関係の美しさと儚さと、楽曲の力強さと、言葉の純粋性と、そしてフレディ・マーキュリーみたいなああいう独特で強烈なパーソナルの普遍性、そうしたものが揃った時のパワーってやっぱり凄くアートだなと感じたんです。」(「LONG INTERVIEW [美しい笑顔]」, 『SWITCH VOL.37 NO.7』, p. 45)
  6. ^ 熊本公演の演奏は、シングル「砂の塔」ファンクラブ限定予約盤に付属する「SPECIAL LIVE DVD」に収録されている。
  7. ^ 予告編は2018年11月より開始。
  8. ^ 2019年4月11日(木)23:59 までの予約が対象。
  9. ^ 販売期間は2019年4月16日(火)まで。

出典注[編集]

  1. ^ a b c 「土屋昌巳 Interview」, 『音楽と人 2019年5月号』, p. 29
  2. ^ オリコン 週間 ROCKアルバムランキング
  3. ^ オリコン 週間 アルバムランキング
  4. ^ Billboard Japan Hot Albums
  5. ^ Billboard Japan Top Albums Sales
  6. ^ オリコン 月間 ROCKアルバムランキング
  7. ^ オリコン 月間 アルバムランキング
  8. ^ Musicman-net (2019年4月23日)
  9. ^ Billboard Japan Top Download Albums
  10. ^ オリコン 週間 デジタルアルバムランキング
  11. ^ a b 「スペシャルグラビア&グループインタビュー」, 『TV Bros. 2019年5月号』, p. 13
  12. ^ 「スペシャルグラビア&グループインタビュー」, 『TV Bros. 2019年5月号』, pp. 13-15
  13. ^ a b c 「SPECIAL INTERVIEW」, 『スカパー!TVガイド プレミアム 2019年4月号』, p. 28
  14. ^ STORY of THE YELLOW MONKEY #03
  15. ^ 音楽ナタリー 1/3 (2019年4月11日)
  16. ^ リアルサウンド 2/2 (2019年3月7日)
  17. ^ a b c Billboard JAPAN (2019年1月18日)
  18. ^ 「Chapter:05 CREATOR interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 49
  19. ^ a b ロッキング・オン (2019年3月28日)
  20. ^ a b c d 「スペシャルグラビア&グループインタビュー」, 『TV Bros. 2019年5月号』, p. 16
  21. ^ 「THE YELLOW MONKEY Interview」, 『音楽と人 2019年5月号』, p. 22
  22. ^ a b 「Chapter:03 ALBUM 『9999』 interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 31
  23. ^ 「Chapter:01 吉井和哉×EMMA interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 16
  24. ^ BARKS 1/2 (2019年5月7日 )
  25. ^ 「THE YELLOW MONKEY」, 『MASSIVE Vol.34』, pp. 82-83
  26. ^ a b c 「Chapter:03 ALBUM 『9999』 interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 30
  27. ^ a b c 「EXCLUSIVE SOLO INTERVIEW WITH... KAZUYA YOSHII “LOVIN”」, 『B-PASS ALL AREA Vol.10』, p. 20
  28. ^ サッポロビール (2019年3月27日)
  29. ^ 「THE YELLOW MONKEY 新たな4人の最大値を刻む。19年ぶりのニューアルバム」, 『ぴあMUSIC COMPLEX Vol.13』, p. 52
  30. ^ a b リアルサウンド 2/2 (2019年3月28日)
  31. ^ a b c スパイス (2019年3月28日)
  32. ^ 47NEWS (2018年5月29日)
  33. ^ 「FEATURED BASSISTS 1 廣瀬“HEESEY”洋一 THE YELLOW MONKEY」, 『ベース・マガジン 2019年6月号』, p. 26
  34. ^ a b c d e 「Chapter:03 ALBUM 『9999』 interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 34
  35. ^ 「FEATURED BASSISTS 1 廣瀬“HEESEY”洋一 THE YELLOW MONKEY」, 『ベース・マガジン 2019年6月号』, pp. 28-30
  36. ^ THE YELLOW MONKEY インタビュー (2/2)」, 『music UP's vol.174』
  37. ^ スパイス (2019年4月9日)
  38. ^ a b 「Chapter:03 ALBUM 『9999』 interview」, 『Talking Rock! 2019年5月号』, p. 35
  39. ^ a b 「吉井和哉 Interview」, 『音楽と人 2019年5月号』, p. 7
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参考文献[編集]

雑誌
  • 「ニューアルバム「9999」リリース! THE YELLOW MONKEY さなぎから蝶」、『スカパー!TVガイド プレミアム 2019年4月号』 (東京ニュース通信社) 第22巻第4号28-29頁。JAN 4910154290492 
  • THE YELLOW MONKEY インタビュー」、『music UP's vol.174』 (ジャパンミュージックネットワーク)0-2頁、2019年4月。 
  • 「特集: THE YELLOW MONKEY Neverending Epilogue」、『TV Bros. 2019年5月号』 (東京ニュース通信社) 第33巻第5号6-25頁。JAN 4910066950590 
  • 「THE YELLOW MONKEY」、『音楽と人 2019年5月号』 (音楽と人) 第13巻第6号4-31頁。JAN 4910021610590 
  • 「THE YELLOW MONKEY」、『Talking Rock! 2019年5月号』 (トーキングロック) 第13巻第4号4-51頁。JAN 4910166610592 
  • 「THE YELLOW MONKEY」、『B-PASS ALL AREA Vol.10』 (シンコー・ミュージックムック)2-51頁、2019年5月。ISBN 9784401647668 
  • 『ぴあMUSIC COMPLEX Vol.13』 (ぴあMOOK)4-5頁、48-63頁、2019年5月。ISBN 9784835640341 
  • 「創造の挑戦者たち。09 THE YELLOW MONKEY」、『Pen 2019年5/1・15 GW合併号』 (CCCメディアハウス)124-125頁。JAN 4910279630593 
  • 増田勇一 「THE YELLOW MONKEY」、『MASSIVE Vol.34』 (シンコー・ミュージック・ムック)78-85頁、2019年5月。ISBN 9784401647743 
  • 「FEATURED BASSISTS 1 廣瀬“HEESEY”洋一 THE YELLOW MONKEY」、『ベース・マガジン 2019年6月号』 (リットーミュージック) 第33巻第6号22-33頁。JAN 4910179490693 
  • 「THE YELLOW MONKEY」、『月刊スペシャ 6月号』 (スペースシャワーTV)12-15頁、2019年6月。 
  • 「30th ANNIVERSARY THE YELLOW MONKEY」、『SWITCH VOL.37 NO.7』 (スイッチ・パブリッシング)12-91頁、2019年7月。ISBN 9784884185183 
オンライン

外部リンク[編集]