マイケル・シェンカー

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マイケル・シェンカー
Michael Schenker
Michael schenker.jpg
基本情報
出生 1955年1月10日(59歳)
出身地 ドイツの旗 ドイツ
ニーダーザクセン州
ヒルデスハイム郡
ザルシュテット
ジャンル ハード・ロック
職業 ギタリスト
活動期間 1972年 -
レーベル BMG
共同作業者 マイケル・シェンカー・グループ
UFO
スコーピオンズ
公式サイト Official Website
著名使用楽器
Gibson Flying V
Dean Signature V model

レズリー・ウェストなど

マイケル・シェンカーミヒャエル・シェンカー[1]Michael Schenker1955年1月10日 - )は、ドイツ出身のハードロックギタリスト。白と黒の2色で塗り分けられたギブソンのギター「フライングV」を使用していることで有名[2]。日本ではアルバムの邦題から「」とも称される。

実兄はスコーピオンズのリーダーであるルドルフ・シェンカー、実妹はヴィーヴァのキーボーティストであるバーバラ・シェンカー

来歴[編集]

兄であるルドルフ・シェンカーの影響で幼少期よりギターを始める。11歳で初ステージを踏み、15歳でスコーピオンズのデビューアルバム『恐怖の蠍団』にリード・ギターとして参加した(なお、ルドルフがリズムギターを務めた)。

1973年6月、リードギターを探していたUFOからオファーを受け加入。これは、前年にスコーピオンズがUFOのドイツ・ツアーの前座を務めた際、UFOの当時のギタリストだったミック・ボルトン(バーニー・マースデンとの説もあり[要出典])が突如失踪し、急遽マイケルを借りたという出来事がきっかけであった。

UFOには1978年まで在籍し6枚のアルバムに参加。UFOの世界的な成功に貢献する一方、メンバーとのコミュニケーションやアルコールの問題を抱えていた。

UFO脱退後、短期間ながら古巣のスコーピオンズに所属した後、1979年に自らのバンド、マイケル・シェンカー・グループ(MSG)を結成。デビューから1984年までに4枚のスタジオ・アルバムと2枚のライヴ・アルバムを発表。ロック・ギターの名手として一時代を築いた。

ボーカルのロビン・マッコーリー加入にともない、1986年から1993年にかけては「マッコーリー・シェンカー・グループ」名義で活動。3枚のスタジオ・アルバムをリリースした。

1993年、UFOの再結成に参加。新アルバムのレコーディングやライブ活動で1995年まで在籍した。

1996年、マイケル・シェンカー・グループを再始動させる。近年は並行して自身のソロ・プロジェクトも行っている。

2006年には、ヴァッケンの野外コンサートで、息子でFaster Infernoのギタリストのタイソン・シェンカーと競演した。

音楽性[編集]

奏法そのものはペンタトニック・スケール主体の極めてオーソドックスなロック奏法(セオリー通りの奏法)の積み重ねである。彼の使用するギターにはビブラート・ユニットが搭載されていないが、ネック・ベンディングによりアーミングに似た効果を出すこともある。

ヘッドを左手で押して音程を下げるのだが、あまりに強く押すのでネックが折れることがあり、リペアーマン泣かせであった。

機材[編集]

元々、白と黒にリフィニッシュしたギブソン・フライングVを使用していたが、現在はディーン製のシグネイチャーモデルのフライングVを使用している。1980年代には、Performanceというカスタムギターメーカーの制作した、レプリカのフライングVを使用していたこともあった。

このカラー・コーディネートに至ったきっかけは、白と黒のVを交互に演奏していて、ある時「1本のVをいっそのこと白と黒に塗ってしまおう」と思いついたからとの事。

アンプは、マーシャルの50Wスタックタイプを愛用。エフェクトは、CryBaby社のワウペダル、BOSS社のコーラスとデジタルディレイをそれぞれ2台ずつ使用している。

逸話[編集]

  • 1992年にはMSGでの来日公演が予定されていたが、マネジメントが勝手に契約しチケットを売り出したものの、当のマイケル本人に伝わっておらず、マイケルが激怒。来日直前になって来日中止になった。
  • 時にはライブの途中でギターを放り投げて演奏を放棄してしまうこともあり、日本でも最近の例として2006年11月の中野サンプラザ公演において、二日酔いの殆ど演奏が不可能な状態でステージに登場し、2曲が終わった所でステージから降りてしまうという事件が発生した(翌年2月に振り替え公演)[3]
  • 当時、白と黒のフライングVが、マイケル・シェンカー・モデルとしてフェルナンデス、グレコ、トーカイ、アリアプロⅡから発売されていた。

作品[編集]

スコーピオンズ[編集]

UFO[編集]

マイケル・シェンカー・グループ / マッコリー・シェンカー・グループ[編集]

  • 神(帰ってきたフライング・アロウ) - The Michael Schenker Group (1980)
  • 神話 - M.S.G. (1981)
  • 飛翔伝説〜M.S.G.武道館ライヴ - ONE NIGHT AT BUDOKAN (1981、ライブ)
  • 黙示録 - Assault Attack (1982)
  • 限りなき戦い - Built To Destroy (1983)
  • ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ - Rock Will Never Die (1984、ライブ)
  • パーフェクト・タイミング - Perfect Timing (1987) (マッコリー・シェンカー・グループ)
  • セイヴ・ユアセルフ - Save Yourself (1989) (マッコリー・シェンカー・グループ)
  • マイケル・シェンカー・グループ - M.S.G. (1991) (マッコリー・シェンカー・グループ)
  • アコースティックM.S.G.! - Nightmare : The Acoustic M.S.G. (1991) (マッコリー・シェンカー・グループ)
  • The Essential Michael Schenker Group (1991、ベスト)
  • 神々の饗宴〜M.S.G.ライヴ!!〜 - M.S.G. Unplugged (1992、ライブ) (マッコリー・シェンカー・グループ)
  • リトゥン・イン・ザ・サンド - Written in the Sand (1996)
  • ストーリー・ライブ - The Michael Schenker Story Live (1997、ライブ)
  • ジ・アンフォーギヴン - The Unforgiven (1999)
  • ライヴ〜ジ・アンフォーギヴン・ワールド・ツアー - The Unforgiven World Tour (2000、ライブ)
  • ビー・アウェア・オブ・スコーピオンズ - Be Aware of Scorpions (2002)
  • アラクノフォビアク - Arachnophobiac (2003)
  • ヘヴィー・ヒッターズ - Heavy Hitters (2005)
  • テイルズ・オヴ・ロックンロール〜25thアニヴァーサリー・アルバム - Tales of Rock'n'Roll (2006)
  • イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー - In the Midst of Beauty (2008)
  • MSG 30周年記念コンサート~ライヴ・イン・トウキョウ - The 30th Anniversary Concert: Live in Tokyo (2008)
  • バイ・インヴィテーション・オンリー - By Invitation Only (2011)

ソロ[編集]

  • Thank You (1993)
  • The Story Of Michael Schenker (1994)
  • Thank You 2 (1998)
  • Thank You With Orchestra (1999)
  • Adventures of the Imagination (2000)
  • The Odd Trio (2000)
  • Thank You 3 (2001)
  • Dreams And Expressions (2001)
  • Forever And More: The Best Of Michael Schenker (2003)
  • Thank You 4 (2003)
  • Doctor, Doctor: The Kulick Sessions (2008)
  • Greatest Riffs (2009)
  • Temple Of Rock (2011)
  • Temple of Rock - Live in Europe (2012)
  • Bridge The Gap (2013)

その他のプロジェクト[編集]

  • Contraband (1991)
  • The Plot (2003)
  • Under Construction (2003)
  • Schenker-Pattison Summit - The Endless Jam (2004)
  • Siggi Schwarz & The Electricguitar Legends (2004)
  • Schenker-Pattison Summit - The Endless Jam Continues (2005)
  • Siggi Schwarz & The Rock Legends (2005)
  • Siggi Schwarz and Michael Schenker - Live Together (2006)
  • Acoustic Project - Gipsy Lady (2009)

[編集]

  1. ^ 国外では英語の発音で呼ばれるため、ドイツ国内のみ
  2. ^ ただし、スコーピオンズの1972年のプロモーションビデオ「I'm Going Mad」でマイケルが弾いているのはレスポール・モデルのギターであり、フライングVではない。
  3. ^ Words from REV

外部リンク[編集]