FLOWERS for ALGERNON

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FLOWERS for ALGERNON
氷室京介スタジオ・アルバム
リリース
録音 オーシャン・ウェイ・レコーディング
フリーダムスタジオ
スカイスタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル EASTWORLD/東芝EMI(現・ユニバーサル・ミュージック)
プロデュース 吉田建
氷室京介
ヒロ鈴木
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • 第30回日本レコード大賞
    アルバム大賞
  • 氷室京介 年表
    FLOWERS for ALGERNON
    (1988年)
    NEO FASCIO
    1989年
    『FLOWERS for ALGERNON』収録のシングル
    1. ANGEL
      リリース: 1988年7月21日
    2. DEAR ALGERNON
      リリース: 1988年10月7日
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    FLOWERS for ALGERNON』(フラワーズ・フォー・アルジャーノン)は、日本のミュージシャンである氷室京介の1枚目のアルバム。

    1988年9月1日東芝EMI(現・ユニバーサル・ミュージック)のイーストワールドレーベルよりリリースされた。

    背景[編集]

    BOØWY解散後、約半年を経て発売された氷室京介のファースト・ソロ・アルバム。

    BOØWY時代の音楽性を残しつつも、キーボードを前面に押し出したサウンドと、普遍性とメッセージ性を持たせた歌詞を使った楽曲の収録などにより、BOØWY時代にはなかった新たな方向性を示した。 タイトルは氷室が同アルバム制作にあたって強い影響を受けたダニエル・キイスの小説、『アルジャーノンに花束を』の原題をそのまま使用している。

    ツアー[編集]

    本作リリース前に、「KING OF ROCK SHOW "DON' T KNOCK THE ROCK"」と題し、野外ステージを中心とした5都市全5公演のライブツアーを実施。また、本作リリース後には「KING OF ROCK SHOW "FLOWERS for ALGERNON"」と題し、1988年10月1日高松市民会館を皮切りに、9都市全13公演の全国ツアーを実施している。ツアーファイナルの1989年1月3日1月4日には東京ドームの2日間連続公演を実現している。後に氷室はこのツアーのことを「アルバム1枚分しか自分のソロでの楽曲がなくて、それじゃステージが成立しないから、BOØWYの曲やカバー曲をセットリストに入れなきゃならなかったから(『KING OF ROCK SHOW "FLOWERS for ALGERNON"』は、セットリストの約半分がBOØWYの曲と吉田拓郎(「たどりついたらいつも雨降り」)、デヴィッド・ボウイ(「サフラジェット・シティ」)、ビートルズ(「カム・トゥゲザー」)等の他のアーティストのカバー曲で占められていた)、その意味ではフラストレーションがあったね。また、BOØWY時代とは違う感じのステージにしたかったから、ダンサーを入れたりして試行錯誤をしていたのが今ステージをビデオで見ると解る。『この時は一生懸命やってるし、それはそれでいいんだけど、今見ると何やってんだろうな』と言う感じ(笑)」と語っている。

    批評[編集]

    称賛/栄誉[編集]

    この作品で第30回日本レコード大賞アルバム大賞を獲得。授賞式には本人が出席し、「ANGEL」・「ALISON」を披露、また受賞の喜びを「このアルバムを作ることができたのは、スタッフ、ファン、そして、あとは俺の実力だと思ってます」とコメントした。これにより氷室は久々に公の場に姿を現した。

    収録曲[編集]

    A面
    全編曲: 吉田建、氷室京介。
    #タイトル作詞作曲時間
    1.ANGEL氷室京介氷室京介
    2.ROXY氷室京介氷室京介、吉田建
    3.LOVE & GAME氷室京介氷室京介
    4.DEAR ALGERNON氷室京介氷室京介
    5.SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL氷室京介、松井五郎氷室京介
    6.ALISON氷室京介、松井五郎氷室京介
    B面
    #タイトル作詞作曲時間
    7.SHADOW BOXER氷室京介、松井五郎氷室京介
    8.TASTE OF MONEY氷室京介氷室京介、吉田建
    9.STRANGER氷室京介氷室京介
    10.PUSSY CAT氷室京介氷室京介
    11.独りファシズム泉谷しげる氷室京介

    曲解説[編集]

    1. ANGEL
      1stシングル。本アルバムに合わせてリミックスが施されている。発売当時のライヴではキーを半音下げて歌っていたが、1998年ごろからオリジナルと同じキーで歌うようになった。
    2. ROXY
      作中の「くすんだ車で」の部分は、一説には尾崎豊へのオマージュといわれている。2003年以降のライヴではアレンジを変えて演奏されている。
    3. LOVE & GAME
      小泉今日子のアルバム『Hippies』(1987年)のために提供した「3001年のスターシップ」(作詞:湯川れい子)のセルフカバー。また、仲村知夏のアルバム『STREET ANGEL』(1989年)に収録されている「BE COOL」(作詞:松宮晴吉)にも同じメロディーの楽曲を提供している。原曲は、BOØWY時代にアルバム『BEAT EMOTION』の製作用に録られたデモテープに収録されていたものである。
    4. DEAR ALGERNON
      2ndシングルとしてシングルカットされた。ライヴでは氷室自身が弾くアコースティック・ギターの弾き語りスタイル(途中からバンドが演奏に加わる)で演奏された。
    5. SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL
      「KING OF ROCK SHOW」ツアーではCDのオリジナル通りに演奏されたが、1989年以降のツアーではアレンジを大幅に変えて演奏されており、曲中ではライヴ・ツアーのメンバー紹介を氷室が行うといったことが多くあった。
    6. ALISON
      日本レコード大賞で「ANGEL」と共に披露された。テレビ神奈川の天気予報ではインストがBGMに使われている。
    7. SHADOW BOXER
      「BOØWY時代に氷室が行っていた楽曲の製作方法をソロで行うとどういう楽曲になるか」というコンセプトで作られた楽曲。
    8. TASTE OF MONEY
      2003年頃までのライヴでは多く演奏されていた。
    9. STRANGER
      本人曰く、「夢を見ているヤツらに送るのが『DREAMIN'』、ないヤツらに送るのが『STRANGER』」とのこと。
      1998年発売のベストアルバムCollective SOULS 〜THE BEST OF BEST〜』には、ボーカルがリテイクされたバージョンが収録された。
    10. PUSSY CAT
    11. 独りファシズム

    スタッフ・クレジット[編集]

    参加ミュージシャン[編集]

    スタッフ[編集]

    • 吉田建 - プロデューサー
    • 氷室京介 - プロデューサー
    • LEON PENDARVIS - ストリングス・アレンジメント
    • MICHAEL O'REILLY - レコーディング・エンジニア
    • JAMES FARBER - レコーディング・エンジニア、ミキシング・エンジニア
    • 村瀬範恭 - レコーディング・エンジニア
    • KOHEI NAKAGAWA - レコーディング・エンジニア
    • 子安次郎(東芝EMI) - A&Rディレクション
    • 広瀬哲(東芝EMI) - A&Rディレクション
    • 土屋浩(ユイ音楽工房) - マネージメント
    • 鈴木“ゾンビ”よしのり - マネージメント
    • ヒロ鈴木 - コ・プロデューサー
    • 石坂敬一(東芝EMI) - エグゼクティブ・プロデューサー
    • 後藤由多加(ユイ音楽工房) - エグゼクティブ・プロデューサー
    • "KAKIEMON" - アートディレクター、デザイナー
    • YUJI FUJIMOTO - デザイナー
    • BRUNO DAYAN - 写真撮影
    • LOUISIANA COMPANY - プロデューサー
    • KAORU OHBINATA - クリエイティブ・ディレクター

    リリース履歴[編集]

    No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
    1 1988年9月1日 東芝EMI/イーストワールド LP
    CD
    CT
    RT28-5300
    CT32-5300
    ZT28-5300
    1位
    2 2003年7月21日 東芝EMI/イーストワールド CCCD TOCT-25085 - デジタルリマスタリング盤、紙ジャケット仕様