JAM/Tactics

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JAM/Tactics
THE YELLOW MONKEYシングル
初出アルバム『TRIAD YEARS actI〜THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (#1)』
FOUR SEASONS (#2)』
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル TRIAD / 日本コロムビア
プロデュース 吉井和哉
宗清裕之
ゴールドディスク

   ゴールド (日本レコード協会 1996年3月)

   プラチナ (日本レコード協会 1996年4月)
チャート最高順位
  • 週間6位(オリコン
  • 1996年3月度月間11位(オリコン)
  • 1996年4月度月間12位(オリコン)
  • 1996年度年間39位(オリコン)
THE YELLOW MONKEY シングル 年表
太陽が燃えている
(1995年)
JAM/Tactics
(1996年)
SPARK
(1996年)
ミュージックビデオ
JAM - YouTube
テンプレートを表示

JAM/Tactics」(ジャム/タクティクス)は、1996年2月29日に発売されたTHE YELLOW MONKEY9枚目のシングル。発売元は日本コロムビア・トライアドレーベル。

概要[編集]

前作からおよそ半年ぶり、5枚目のアルバム『FOUR SEASONS』発売後初のシングル作品。THE YELLOW MONKEY唯一の両A面シングルでもある。ロングヒットとなり、累計売上は60万枚(オリコン調べ)[* 1]をセールス。13枚目のシングル「BURN」に次いで、2番目の売り上げを記録している。

「JAM」[編集]

ハ長調で構成されている三連符のロックバラード。「ヘヴィな音像と憂いを帯びたメロディを軸にしたバラードナンバー」であり、THE YELLOW MONKEYのブレイクを決定的にした楽曲である[2]NHKポップジャム』エンディングテーマに起用された(1996年1月12日 - 3月)。本作の次のシングル「SPARK」発売後にTHE YELLOW MONKEYはファンハウス(現・アリオラジャパン)へ移籍したため、本曲と「SPARK」は次のアルバム『SICKS』には未収録となった。公式アルバムに初収録されたのは解散後の2004年に発売された『MOTHER OF ALL THE BEST』であった。

ライブでは、「THE YELLOW MONKEYという王国があったとしたら、その国の国歌として聴いてほしい」と紹介されている[3]

グラムロックバンド・モット・ザ・フープルが1972年に発表した「すべての若き野郎ども(All the Young Dudes)」が本曲のモチーフとされている。本作の半年後である8月31日に発売されたモット・ザ・フープルのトリビュート・アルバムMOTH POET HOTEL』では、THE YELLOW MONKEYは「ホナルーチ・ブギ(Honaloochie Boogie)」のカバー、吉井はモット・ザ・フープルのキーボーディスト・モーガン・フィッシャーらとともに「すべての若き野郎ども」のカバーをそれぞれ発表している。

本曲は、『パンチドランカー・ツアー』(1998年 - 1999年)で音響スタッフが転落事故死したことや、難航したリリース当時のプロモーション担当で吉井の友人である中原繁が2000年3月に急死したことが思い出される特別な楽曲であるということが吉井により語られている[4]。2001年1月に行われた『メカラ ウロコ・8』における吉井のMCにおいても、亡くなった中原繁と『パンチドランカー・ツアー』スタッフに捧げるものであると伝えられ、本曲の演奏が行われている[5]

2004年にTHE YELLOW MONKEY解散後に開催された展示会・フィルムコンサート『メカラウロコ・15』の、12月26日に東京ドームで行われた最終日には[6]メンバーが黒ずくめの衣装で登場し、本曲を演奏した[7][8]。歌が終わりに差し掛かると、ライブにおける本曲の恒例であった終奏大合唱が吉井のあおり立てで会場にいつまでも響き渡り、吉井が「ずっと歌っててください」と言うと笑いが起きた。やがて会場は合唱に取って代わり悲痛な叫びと拍手に包まれた。曲の演奏が終わるとメンバーは去って行った[7]

解散中のソロ活動において吉井は度々本曲を演奏しており、吉井が大トリを務めた『JAPAN JAM 2010』では同じくソロ活動中の菊地英昭(EMMA)らをゲストに迎え、アンコールの最後にフジファブリックとの共演で本曲が演奏されている[9]

2016年、15年ぶりに再集結し活動を再開した同年12月31日の『第67回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし「JAM」を歌唱、吉井は「解散する前、紅白に出ることが夢の一つだったので、きょうようやくかないました。再集結してよかったです」と表明した[10]。同日の朝日新聞には歌詞全文を載せた上で「残念だけど、この国にはまだこの歌が必要だ」「今晩JAM歌います 2016年ありがとうございました デビュー25周年にむけて THE YELLOW MONKEY」のメッセージを記した一面広告[* 2]が掲載された[10][12]

「Tactics」[編集]

5枚目のアルバム『FOUR SEASONS』(1995年)からのリカット。「ダンサブルなグルーヴを強調した」[2]、「アッパーなロック・ナンバー」で「70年代のグラム・ロックを思わせるような、煌びやかなアレンジもはまっている」このバンドらしさのある楽曲である[13]ホ短調で構成。フジテレビ系アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』エンディングテーマに起用された(1996年1月10日 - 5月1日)。同アニメは日本国外の諸地域でも放映され、本曲は各国のアーティストによるバージョンが諸地域で起用されている。

制作背景[編集]

「JAM」[編集]

楽曲制作は、1995年9月~10月頃に行われた[14]。当時のディレクターである宗清裕之によると、吉井は、前述の「すべての若き野郎ども」が頭にあり、「僕は日本の『すべての若き野郎ども』を作りたいんです」と語っていた[15]。「ロックンロール・アンセム」を作りたいという思いが吉井たちにはあった[16]

吉井は本曲について、「ある日自分が抱えている不条理を、全部紙に書いてそれに曲を乗せた7分近いバラードを作った。 社会的なこと、プライベートなこと等、思うことを遠慮なく全部書いた。 今ならそのまま世に出せるが、当時はそういうわけにはいかなかった。少しずつ詩を削っていき、 5分ちょっとの曲になった」と語っている[17]

歌詞の「外国で飛行機が墜ちました〜」の部分が取り沙汰されることが多いが、吉井は重要なのはその後「こんな夜は逢いたくて〜また明日を待ってる」まで続くラインであると語っている[18]。また、このラインについて吉井は「ちょうどオウム真理教地下鉄サリン事件とか、阪神・淡路大震災とかあって、子供を持つ身としては不安な世の中だったから、それも大きかった。『君に逢いたくて』というくだりは、当時、娘に向けて書いたんです。あまり家にいてやれなかったですし」と語っている。さらに、その部分は当初メロディーが作られておらず、本番にアドリブで歌われた。テイクワンの歌唱が採用されたが、最後の1フレーズで吉井が感極まって詰まってしまったため、そこだけ歌い直している[19]

吉井はシングル候補として本曲をコロムビアのディレクター・宗清裕之に提案したものの、コロムビアの宣伝会議では脅し文句が並べ立てられ、「我々宣伝がここまで培ってきたものをぶち壊す気ですか」「この曲じゃあテレビに出られません」「バラードで勝負なんて早いですよ」と、発売は強く反対された[15]。この理由として、スマッシュヒットとなった8thシングル「太陽が燃えている」がヒットチャートを意識した、キャッチーでポップかつハードロックな楽曲であったため、コロムビアの宣伝・営業、そしてマスコミによって同様の曲が望まれていた[15]。月刊誌『音楽と人』1996年2月号(前月上旬発売)はそのような営利を突き付けられている状況を逆手に取り、レコード会社が発売に反対する問題作というストーリーに仕立て上げたインタビューを表紙に掲載した[15]。この巻頭特集の中で『音楽と人』編集長市川哲史は、レコード会社やスタッフが現行路線を求めるのは分かるが日本のロックシーンと一線を画す「孤高のロック感が格好良い」このバンドに営利的方向性を持った「市場の論理」を武器として用いないでほしいと訴えた。

1996年1月12日に『TOUR'96 "FOR SEASON" at 日本武道館』で初披露されたものの[20]、吉井は演奏前のMCで発売が未定であることを説明していた。しかし、当時のプロモーション担当であった中原繁がこの曲を気に入り、中原は「これは代表曲になるよ。会社の上の人間がなんて言おうが、オレが絶対売ってやるよ」と、吉井に語り、バンドの所属事務所(上層部)に強く推したことで2月29日に発売が決定した[17]

ラジオ番組『吉井和哉のオールナイトニッポン』は阪神・淡路大震災から1年経過した1996年1月17日に本曲を初オンエアし[* 3]、翌週以降もオンエアを続けた。

本作発売から8日後の3月8日に『ミュージックステーション』出演が決定したが、当初は4分の枠での演奏予定だった。しかし、吉井は曲が削られてしまうことから「絶対に出ない」と語っていたが、プロモーターである中原の熱心な交渉によって異例の5分枠を取ることに成功。アウトロ以外省略なし(歌詞の省略なし)で披露された[21]

2000年3月18日、中原は宮崎県のアマチュアバンドコンテスト会場で大動脈瘤破裂により息を引き取った[22]。中原が会場トイレで倒れているのを発見したスタッフの話によると、トイレのスピーカーから聴こえていた会場の演奏は本曲のカバーであった[22]。中原がプロモーターを務めていたトライアドレーベル(2007年に休止状態に入り、2014年に吉井和哉がコロムビアに再移籍した事により復活)の復活記念ライブ『TRIAD ROCKS -Columbia vs Triad-』(2015年5月19日)において、吉井は中原が手掛けたロックバンド・ミッシェル・ガン・エレファントのデビュー曲「世界の終わり」、続いて本曲を披露した[23]

吉井は、沢田研二の楽曲「おまえがパラダイス」と本曲は結びつきが強く[要出典]、この2曲は「同じ引き出し」にあるとしている[24][出典無効]

「Tactics」[編集]

吉井は以前から本曲のシングル化を望んでおり[25]、1996年1月10日に開始となるテレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマに起用されたことで「JAM」とともに両A面シングルに収録された[15]。アニメを制作したソニー系列会社SPEビジュアルワークスの取締役は「歌詞に主人公の名前が登場するような、アニメ的な楽曲を使うことは最初から考えていなかった。むしろ、アニメファンじゃない人が買おうと思える楽曲先行の作品を起用したかった」という[26]。エンディングテーマに関してはソニー系だけでなく、本曲含む他社のアーティストの楽曲も対象となった[26]

記録[編集]

1996年3月11日付のオリコンシングルチャートで初登場7位を記録し、8thシングル「太陽が燃えている」の最高位9位を更新した。翌週には6位と順位を上げ、初登場から4週連続、計5回のTOP10入りを記録した。1996年3月度月間11位、4月度月間12位と、2か月間に渡って売れ続け、最終的には年間39位、売り上げは60万枚を記録した。66万枚を売り上げた13thシングル「BURN」に次いで、自身2番目の売り上げを記録している。

反応と評価[編集]

当時のディレクターである宗清裕之(コロムビア)はこのシングルの予想順位を「30位」としており、バンドのマネージメント事務所「ボウィンマン」の社長である大森常正は「それ以下」としていた[15]

「JAM」[編集]

吉井は以前、「最近取材なんかで、俺たちに影響を受けたっていう若くて有名なミュージシャン達と話すと、みんな『JAMは最高ですよ』って言ってくれる」と語っている[17]

NHK-FMの『ミュージックスクエア』ではリスナーからの人気が特に高く、「週間」「月間」「年間」「心に残る90年代の曲(1999年末放送)」と、番組のあらゆるリクエストランキングで1位をとり続けた[27]

ファンからの人気も高く、解散後の2004年に行われたオリコンの人気投票「あなたが選ぶ THE YELLOW MONKEY BEST1」と、2012年にナタリー×レコチョクで行われた人気投票「アナタの好きなTHE YELLOW MONKEYの曲を教えてください!」でともに第1位となった[28][29]。2013年に行われたベスト盤『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』のファン投票では、19thシングル「バラ色の日々」に次いで2位となっている。また、『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』の特設サイトで行われた「私のTHE YELLOW MONKEY『この1曲』」という企画において、番組パーソナリティを務めた中村貴子がこの曲を投票している[27]

2017年3月24日、東京外国語大学の卒業式では立石博高学長が次のように本曲を紹介した。

もちろん私たちも自分の国、自国の伝統や文化を愛する態度を大切にしたいと思います。しかし、地球市民であるためには、自国民ではない人々にも思いをはせ、他国の伝統や文化を尊重することが必要です。昨年、ノーベル文学賞がボブ・ディラン氏に与えられ、歌詞というものがもつ力を私たちに改めて示しましたが、外国の他者へ思いをはせることの大切さを、私は日本のロックバンド「The Yellow Monkey」の歌詞をとおしてつねづね思い起こしています。この歌詞の一部を紹介させてください。

立石はこのように述べると「外国で飛行機が墜ちました」のくだりから最後までを朗読した[30]

「Tactics」[編集]

THE YELLOW MONKEYのオフィシャルフォトグラファー有賀幹夫は、「Tactics」で思い出されるのは1996年「野性の証明ツアー」の熱いステージで、「バンドがどんどん上がっていくときのオーラだったり、ファンの熱狂的な雰囲気だったり。あのときはアイドルバンドだったよね、いい意味で。ストーンズだって、アイドルだったわけだから」と振り返る[15]

2012年、実写映画『るろうに剣心』公開を記念してレコチョクが行った「るろうに剣心名曲ランキング」のユーザー投票で、テレビアニメ版全10曲中(オープニング3曲、エンディング7曲)、「Tactics」は5位にランクインした[31]

前述の「あなたが選ぶ THE YELLOW MONKEY BEST1」では16位[28]、『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』のファン投票では34位にそれぞれランクインしている。

「JAM」とニュース[編集]

「JAM」の飛行機事故に関するくだりは実際の出来事に基づくもので、吉井が世の中の不条理を書いていたあるときテレビをつけていると外国の飛行機事故のニュースが流れ[32]、ニュースキャスターは「わりと満面の笑みで」日本人の乗客がいなかったことを伝えた[32]。邦人安否を伝えるにあたり、ニュースキャスターが満面の笑みで嬉しそうに見えるようなことがあってはならないであろうと吉井は疑問を感じた[32]

「JAM」をきっかけにスマートニュース社を設立した実業家で社会学研究者でもある鈴木健は、田原総一朗との2016年の対談で次のように語った[33]

ザ・イエロー・モンキーというバンドの『JAM』という曲をご存じですか。そこに「外国で飛行機が落ちました。ニュースキャスターは嬉しそうに『乗客に日本人はいませんでした』」と言ったという歌詞が出てきます。これは象徴的な歌詞で、既存のニュースメディアは日本人に向けて発信されている。つまり国民国家を前提としたメディアであるということがわかります。僕は国家単位のニュースがいいとか悪いという議論をするつもりはありません。ただ、オルタナティブとして、国民国家を前提としない情報伝達の仕方があってもいいんじゃないかと思ってます。

また、吉井は2015年のトライアド復活ライブ『TRIAD ROCKS -Columbia vs Triad-』において次のように語った後に「JAM」を披露した[34]

今聞くとウソみたいと思うかもしれないけどさ、昔は外国で飛行機事故があったとき、ニュースキャスターは笑顔で「乗客に日本人はいませんでした」って言ってたんだよ。そう考えると、この曲を作ってよかったんだと思える。

2016年に出演したテレビ番組『バズリズム』で語ったところによると、吉井はニュースキャスターが「わりと満面の笑み」であったことについて、「嬉しそうにするのはまずいんじゃないの?」と思ったということであった[32]

2023年4月26日朝日新聞天声人語にて、スーダン内戦から邦人58人が退避したというトップ記事と合わせて本曲の歌詞が引用された。

ミュージックビデオ[編集]

「JAM」のミュージックビデオ(以下MV)は吉井自らの監督で撮影された。2007年12月19日よりバンド初のMVデジタル配信解禁楽曲として「レコード会社直営♪ムービー」、「レコ直♪ビデオクリップ」、「モバイルコロムビア」から「JAM」のMVが配信された。さらに同日発売された吉井和哉のシングル「バッカ」のPVに、「JAM」のPVに出演した小学校4年生の男の子(三嶋啓介)と小学校5年生の女の子が再度成長した姿で出演している[35]なお、後に発売された吉井のアルバム『VOLT』の発売に合わせたスペースシャワーTVの特集番組『吉井和哉 SPECIAL 〜VOLT〜』(2009年3月15日)で、吉井は三嶋をゲストに迎えている[要出典]

MVはディレクターズ・カット版もあり、本編では未採用となったシーンも使われている。DVD『CLIPS Video Collection 1992〜1996』(2000年)、DVD『THE YELLOW MONKEY CLIP BOX』(2004年)に収録。前述の「バッカ」MVの終盤において手首から血のりが流れるシーンは[36]、同ディレクターズ・カット版から再使用されている。

収録曲[編集]

全曲 作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY

  1. Play JAM [5:18]
  2. Play Tactics [4:28]
  3. Play JAM (Karaoke) [5:18]
  4. Play Tactics (Karaoke) [4:28]

収録作品[編集]

JAM

Tactics

  • FOUR SEASONS』(1995年11月1日)
  • 『TRIAD COMPLETE BOX』(1997年12月10日)
  • 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- ベスト・テーマ・コレクション』(1998年3月21日) ※コンピレーション・アルバム
  • 『THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION』(1998年12月10日)
  • 『SO ALIVE』(1999年5月26日) ※ライブテイク
  • 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- プレミアム・コレクション』(1999年12月18日) ※コンピレーション・アルバム
  • 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- COMPLETE CD・BOX』(2002年9月19日) ※コンピレーション・アルバム
  • 『MOTHER OF ALL THE BEST』(2004年12月8日)
  • 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- Complete Collection』(2011年7月27日) ※コンピレーション・アルバム

カバー[編集]

JAM
Tactics
  • レックス・ラング[40] ※米国版『るろうに剣心』で声優としても出演し、エンディングを英語で歌唱している。
  • キム・ドンシク(김동식 Kim Dong-Sik) ※韓国版『るろうに剣心』の歌い手。
  • リカルド・シルバRicardo Silva)(2013年4月3日、『Ricardo Silva (Original Motion Picture Soundtrack)』) ※ラテンアメリカスペイン語版『るろうに剣心』(Samurai X 2005 Dbz)。マルク・ウィンスロー(Marc Winslow)のフィーチャリング・バージョンも存在する。
  • M.O.E.(2012年3月28日、ミニアルバム『もっと笑顔になるCD』)
  • sumika(2016年12月7日、ミニアルバム『SALLY e.p』初回限定盤) [41]

吉井和哉によるセルフカバー[編集]

JAM
  • DVD『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budoukan』(2007年、2012年にBlu-ray『TOUR 2006 THANK YOU YOSHII KAZUYA』として同内容が収録)
  • DVD『the motion picture TOUR2009 宇宙一周旅行』(2009年)
  • DVD/Blu-ray+CD『10-TEN-』(2013年)
  • DVD/Blu-ray『TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYA』(2013年)
  • シングル『クリア』(2015年)※ライブ音源
Tactics

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 累計売上を80万枚とする資料もある[1]
  2. ^ この「JAM新聞広告」は、クリエイター・長久允が手掛けた。長久は、自身が監督を務めた映画『そうして私たちはプールに金魚を、』に出演した湯川ひな並木愛枝を再度起用して「母と娘とザ・イエロー・モンキー 『砂の塔』CM」の監督も務めた[11]
  3. ^ 当日の放送は震源に最も近い野島断層が走る北淡町の旅館から、生放送で行われた(ゲストは泉谷しげる)。なお、同月15日(成人の日)には、同町の小学校体育館でTHE YELLOW MONKEYの4人とキーボードの三国義貴による『淡路島での新成人を祝うライブ』が行われた。

出典注[編集]

  1. ^ 『THE YELLOW MONKEY/BURN』 (2000年)、386頁。
  2. ^ a b 森朋之 (2016年3月22日), THE YELLOW MONKEY 再集結記念特集, ナタリー, https://natalie.mu/music/pp/theyellowmonkey04 
  3. ^ 【紅白リハ】イエモン、紅白出場はデビュー時から「視野に入れていた」, ORICON NEWS, (2016年12月29日), https://www.oricon.co.jp/news/2083842/full/ 
  4. ^ 【紅白】イエモンが歌う名曲「JAM」とは!?, ザテレビジョン, (2016年12月29日), http://thetv.jp/news/detail/97026/ 
  5. ^ THE YELLOW MONKEY 『メカラウロコ・8』 2001.1.8, hot express music magazine, (2001年1月8日), http://www.hotexpress.co.jp/live_report/theyellowmonkey/ 
  6. ^ THE YELLOW MONKEY、「JAM」の演奏のみ, BARKS, (2004年12月27日), https://www.barks.jp/news/?id=1000004481 
  7. ^ a b Petticoat Lane PRESENTS THE EXHIBITION AND VIDEO FESTIVAL OF THE YELLOW MONKEY『メカラ ウロコ・15』2004.12.26(SUN)東京ドーム完全ライヴレポート!, hot express music magazine, (2004年12月26日), http://www.hotexpress.co.jp/live_report/theyellowmonkey2/ 
  8. ^ イエモンの葬儀だ…一夜限りの再結成, スポーツニッポン, (2004年12月27日), https://web.archive.org/web/20041227170429/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/12/27/01.html 
  9. ^ 吉井和哉 | JAPAN JAM 2010 | クイックレポート, RO69, (2010年5月16日), https://rockinon.com/quick/japanjam2010/detail/34856 
  10. ^ a b 【紅白】初出場イエモンが「JAM」熱唱 吉井和哉「再集結してよかった」, ORICON NEWS, (2016年12月31日), https://www.oricon.co.jp/news/2083993/full/ 
  11. ^ 長久允, 2016年10月17日の投稿, facebook, http://www.facebook.com/permalink.php?id=100009726484410&story_fbid=355123118155235 
  12. ^ 「今夜、一緒に歌ってください」 THE YELLOW MONKEYが朝日新聞朝刊に名曲「JAM」の歌詞一面広告, ねとらぼ, (2016年12月31日), https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1612/31/news022.html 
  13. ^ ザ・イエロー・モンキー / マザー・オブ・オール・ザ・ベスト, CDジャーナル, http://artist.cdjournal.com/d/mother-of-all-the-best/4104100590 
  14. ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』 1996年2月号
  15. ^ a b c d e f g 森朋之 (2013年7月31日), 徹底座談会で明かされる真実とそれぞれの1曲: さまざまなストーリーを生んだ「JAM」, ナタリー, https://natalie.mu/music/pp/theyellowmonkey03/page/4 
  16. ^ 向原康太 (2016年10月16日), ニュース > アーティスト情報 > イエモン、再集結後は楽屋が賑やかに?, Real Sound, https://realsound.jp/2016/10/post-9734.html 
  17. ^ a b c 『COMPLETE BURN』 (2005年)
  18. ^ 『bridge』2007年5月号 (ロッキング・オン) Vol.52 SPRING 2007
  19. ^ 『失われた愛を求めて』 (2007年)
  20. ^ イエモン「TRUE MIND」完全盤に「JAM」初披露シーンも, ナタリー, (2012年9月20日), https://natalie.mu/music/news/76910 
  21. ^ 『おセンチ日記』 (1996年)
  22. ^ a b 『メカラウロコ・15』に展示された吉井和哉による銘文から。
  23. ^ 吉井和哉、亡き友に捧げる歌に3千人が熱狂!, ザテレビジョン, (2015年5月21日), http://thetv.jp/news/detail/58982/ 
  24. ^ NHK BSプレミアムThe Covers』 (2014年11月10日 放送)
  25. ^ TRIAD COMPLETE BOX』ブックレット
  26. ^ a b ヒット曲の仕掛けを見抜く10の法則, 日経エンタテインメント!, (1998年5月), http://www.peeep.us/c3ba6daa 
  27. ^ a b 私のTHE YELLOW MONKEY「この1曲」
  28. ^ a b あなたが選ぶ THE YELLOW MONKEY BEST1 TOP30 結果発表!!, ORICON NEWS, (2004年12月8日), http://www.oricon.co.jp/music/special/041208_02.html 
  29. ^ イエモン名曲&PV一斉配信開始、楽曲投票1位はあの名曲, ナタリー, (2012年6月20日), https://natalie.mu/music/news/71427 
  30. ^ ご卒業おめでとうございます! (2016年度卒業式・学位記授与式), 東京外国語大学, (2017年3月24日), http://www.tufs.ac.jp/topics/2016_9.html 
  31. ^ “るろうに剣心名曲ランキング” 1位はジュディマリの名曲, Billboard JAPAN, (2012年8月23日), https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/6684/2 
  32. ^ a b c d イエモン「今夜、一緒に歌ってください」 全面広告で『JAM』合唱訴える【紅白歌合戦】, ハフィントン・ポスト, (2016年12月31日), https://www.huffingtonpost.jp/2016/12/31/the-yellow-monkey_n_13907998.html 
  33. ^ 経営者は東大博士! 人気ニュースアプリの生みの親【2】 -対談:スマートニュース会長・共同CEO 鈴木健×田原総一朗, 『PRESIDENT』2016年2月29日号 田原総一朗の「次代への遺言」, http://president.jp/articles/-/17436 
  34. ^ 中村拓海 (2015年5月20日), 吉井和哉が「TRIAD」復活イベントで決意表明 「日本のロックをこれからも築いていきます」 (2/3), Real Sound, https://realsound.jp/2015/05/post-3296_2.html 
  35. ^ 吉井和哉、PVに隠された「バッカ」と「JAM」の共通点, BARKS, (2007年12月19日), https://www.barks.jp/news/?id=1000036531 
  36. ^ 高橋栄樹 (監督). 吉井和哉 - バッカ(5分8秒より再生) (YouTube). 2022年6月24日閲覧
  37. ^ V系アーティストによる90年代カヴァー・コンピ第二弾発売決定, BARKS, (2011年9月27日), https://www.barks.jp/news/?id=1000073522 
  38. ^ CLIFF EDGE、新作でイエモン「JAM」大胆サンプリング, ナタリー, (2013年11月22日), https://natalie.mu/music/news/104142 
  39. ^ 相川七瀬が布袋寅泰「POISON」熱唱、タイムマシン仕様のデロリアンに乗る”. 音楽ナタリー (2023年11月2日). 2023年11月7日閲覧。
  40. ^ Lex Lang, インターネット・ムービー・データベース, https://www.imdb.com/name/nm0485670/ 
  41. ^ sumika、新曲の初OA決定! 新作にはイエモン“TACTICS”のカバーも収録, RO69, (2016年11月1日), https://rockinon.com/news/detail/150872 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]