デザインあ

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デザインあ
Design a 01.jpg
「デザインあ」展より
ジャンル 子供向け番組
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHKEテレ
監修 佐藤卓中村勇吾
出演者 本文参照
外部リンク デザインあ
デザインあ(通常版)
放送時間 土曜日 7:00-7:15(本放送)(15分)
放送期間 2011年4月2日 -
オープニング 「あ」のテーマ / コーネリアス
デザインあ 5分版
放送時間 平日 7:25-7:30
月曜日 15:55-16:00
木曜日 17:40-17:45(5分)
放送期間 2011年10月1日 -
テンプレートを表示

デザインあ』(: DESIGN-AH)は、NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)で放送されている、デザインを題材とした番組。

2010年9月5日にパイロット版が放送された後[1]2011年4月2日に本放送を開始した。

概要[編集]

身の回りにあるものをデザインの視点から見つめ直すことで、「デザインの面白さ」を伝えつつ、子供達の「デザイン的な視点と感性」を育むことを番組の目的としている[2]

番組スタッフの中心となるのは、全体の構成を担当する佐藤卓(グラフィックデザイナー)、音楽を担当するコーネリアス(ミュージシャン)、映像監修を担当する中村勇吾(インターフェースデザイナー)の3名。子供向け番組であるものの、デザインとそれにまつわる創造的な視点を、モーショングラフィクスとサウンドデザインを駆使して高い完成度で表現し、デザインというテーマを子供向けの番組として組み立てた点が革新的であると高い評価を受けている[3]。番組タイトルにある「」は50音の最初の文字であり、「デザインの面白さを学ぶ最初の入口」という番組コンセプトが込められている。

テーマ曲の『「あ」のテーマ』(歌:Chocolat)は、「あ」の声だけで構成された楽曲で、公式サイト内に閲覧者の描いた「あ」の文字が変化する様子に会わせてテーマ画像が流れる特設サイトが用意されている。

2011年10月1日より、過去の放送を再構成したショートバージョン『デザインあ 5分版』の放送を開始した。5分版では、冒頭で「今日は○○」(画面表示はブラックバックに白抜き文字で「○○」)と、その日のテーマとなる題材を紹介するナレーション(声・國村隼)が挿入される。なお、5分版では下記で紹介する主なコーナーのうち、「デザインの人」は出演者の肖像権の関係もあり放送していない。

放送時間[編集]

通常版
土曜日 7:00 - 7:15(本放送)
2週にわたって新作2本を放送し、次の2週で再放送を行うというローテーションで放送されている。
2014年度までは、金曜日の15:45 - 16:00に再放送枠が設けられていたが、2015年度のEテレキッズにおける編成見直しに伴い、当該再放送枠は廃止された。
5分版
月曜日 - 金曜日 7:25 - 7:30
木曜日(再放送) 17:40 - 17:45
5分版の各年度ごとの時間変遷は下記の通りである。
期間 放送時間(日本時間
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
2011.10.01 2012.03.31 (放送なし) (放送なし) 17:25 - 17:30
2012.04.03 2013.03.28 (放送なし) 15:35 - 15:40 (放送なし) 15:35 - 15:40 (放送なし)
2013.04.02 2014.03.27 16:15 - 16:20 16:15 - 16:20
2014.03.31 2015.03.27 07:25 - 07:30 (放送なし)
2015.03.30 2016.04.01 (放送なし) 17:40 - 17:45 (放送なし)
2016.04.04 2017.03.31 15:55 - 16:00 (放送なし)
2017.04.03 (放送なし)
5分版については、台風や地震など大規模な天災が発生した際には、予告なしに「手話ニュース」に差し替えられ、休止となる場合がある。

主なコーナー[編集]

子供向け番組でもあり、数分間の短いコーナーをつなぎ合わせた構成となっている。基本的に一回の放送中にコーナーが重複することはないが、時おりひとつのコーナーを連続して流すスペシャル回(#76「デザイン問答」スペシャル、#72「ない世界」スペシャル、#68「うごきのトレース」スペシャル、など)を放送することがある。

デザインの観察
#1で初登場。身の回りに日常的にあるもの(醤油差し風呂敷寿司など)をテーマに、デザインの視点から観察してみる映像表現。観察対象となる「もの」はひとつではなく、ボールなら野球やテニス、ラグビーボールといった具合に同じグループをまとめて扱う。また、観察は「もの」単体で完結するとは限らず、モデルによる実演(傘であれば開いたり回転させる、弦楽器であれば調弦の様子など)をまじえることもある。
つくる
#41で初登場。身の回りにあるもの(鉛筆など)の製造工程を順に追い、完成するまでを見せる。
植物や鉱物などの天然資源を採掘・採集するシーンから始まることが多い。何が作られているかは明かされず、製造工程を映す間は作業音のみが流れ、最後に完成品と共に名前とBGMが流れる。ナレーションは一切挿入されない。映像製作は山中有。
デザインの見学
#54で初登場。「デザインの観察」同様、日常で目にするものを観察するコーナーだが、日用品を扱う「観察」とは異なり、外にあるものを文字通り「見て学ぶ」コーナーとなっている。
デッサンあ
#1で初登場。性別や年齢の異なる12名があるものを放射状に等間隔に取り囲み、それをデッサンする過程を撮影したもの。同じものでも、見る人や角度によって見方や表現が異なることを楽しむ。阿部洋介の企画による[4]
モチーフとなるものは「誰もが知っているもの」「じっくり見てみるとデザインや造形的な発見があるようなもの」をベースに「スタジオに持ち込めるもの」「小さすぎず、大きすぎないもの」「1時間くらい動かないもの」「回転体でないもの」から選ばれる。静物に限らず、ノージー(『ノージーのひらめき工房』メインキャラクター)、サンタクロースピエロ消防士ボディービルダー獅子舞、ゴン太くん(『できるかな』のキャラクター)など、人やキャラクターをモチーフとすることもある[4]。デッサンの合間には参加者が静物のモチーフを触ったりモデルがパフォーマンス等を行う様子が挿入される。
まれに「脳内デッサンあ」と題し、参加者がモチーフを見ずにデッサンを行うパターンがある。デッサン中の間、モチーフは布で隠されており、終了後に答え合わせが行われる。
デッサンを行う12人の中には安齋肇楳図かずお蛭子能収かせきさいだぁ≡片桐仁ラーメンズ)、加藤夏希小島あやめさかなクン、坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)、篠原ともえShinya (DIR EN GREY)、津田寛治鉄拳中田敦彦オリエンタルラジオ)、はいだしょうこパンツェッタ・ジローラモHITOEマキタスポーツ松尾貴史水森亜土もう中学生八嶋智人八代亜紀山崎静代南海キャンディーズ)など、毎回1名以上の著名人が含まれているが、あくまでもデッサン参加者の一人として扱われ、エンドロールにも名前は表示されない(コーナー冒頭で一般参加者を含めた五十音順で紹介される)が、EPGにおける番組情報の出演者一覧にはクレジットされる。また、大塚いちお(『みいつけた!』のアートディレクター)、いぬんこ(『シャキーン!』のイラストレーター)、ショーガどろぼう(『シャキーン!』アニメ担当「ふりふり組織」のメンバー)、ピエール杉浦(『シャキーン!』『大!天才てれびくん』などの放送作家)など、他番組のスタッフが登場することもある。
「デッサンあ@デザインあ展」として、イベント「デザインあ展」(後述)で収録されたものもある。この場合は観覧者による8方向からの描画で著名人は参加しておらず、カンバスへの描画ではなくタブレット端末を用いた描画となっている。
解散!
#1で初登場。身の回りにあるものを分解してパーツを並べる様子を描くストップモーション・アニメーション。合図のホイッスルとともに、パーツが勝手に解散するように描かれる。場合によっては「解散」が済んだあと、同じくホイッスルを皮切りに映像が巻き戻されることで再び元の形に「集合」することもある(『集合』中はBGMも逆再生のものが流される)。さらに派生したパターンとして、「解散!」を撮影するスタッフや機材までもが「解散」するメタ要素を含んだ「解散!の解散!」、カメラが移動しながら人や車を「解散」させる「大解散!」[5]などがある。
分解は徹底的に行われ、ハッサクは果肉の粒(砂じょう)の一粒一粒まで、トランプはカードに貼り付けられたマークをはがすところまで行われる。映像制作は岡崎智弘
はせる
#1で初登場。身の回りのものや事象のデザインを一から再構成してみて、結果的にそのデザインが極めて合理的に出来ていることを再確認するアニメ。
2人の男女の会話で進行される。声の担当は本多力山脇唯ヨーロッパ企画)、アニメーション担当はミズヒロ
シンプルマーク
#61で初登場。世界的に用いられている記号(ピクトグラム)がどのような要素から構成されたかを改めて考えるアニメ。「はせる」同様、2人の男女の会話で進行される。2人が試行錯誤を重ねつつシンプルかつ伝わりやすいピクトグラムを考案するが、毎回そのピクトグラムが既に実在していたというオチで締めくくられる。
声の担当は本多力と山脇唯(ヨーロッパ企画)、アニメーション担当はミズヒロ。
うごきのデザイン
#10で初登場。「赤い人」の行動観察から、身の回りにある、皆が気持ちよく行動できるように考えられたデザイン(整列乗車など)を確認するアニメ。初めはあらゆるシチュエーションにおける「不便なデザイン」で赤い人がトラブルに巻き込まれる様子が描かれ、その後はデザインが改良された状況下で赤い人がスムーズに行動できる様子が描かれる。赤い人は既婚者で子供も5人いるが、しばしば家族の前で大人げない振る舞いを見せては後述のナレーションにつっこまれる事がある。
声の担当は笑い飯西田幸治中西哲夫)。普段と異なり標準語でしゃべっている[6]。アニメーション担当はミズヒロ。
ない世界
#21で初登場。「あって当然」と思われる身の回りの日用品(ハンガーなど)がなかったらどういうときに困って、それが何の役割を持つかを再確認するアニメ。「ない」もの以外はまったく同じ状況下で「ない世界」と「ある世界」両方をシチュエーション別に経験する。シチュエーションごとに登場する人物も同じだが、回数が進むにつれてひげをたくわえた紳士風の男性が毎回登場するようになった。ない(もしくは『ある』)状況が複数に影響するときなど、場合によっては同じ顔の男性が複数登場することもある。
声の担当はパンツェッタ・ジローラモ。アニメーション担当はミズヒロ。
ちょうどいい
#29で初登場。身の回りにあるもの(ドアノブの角度、階段の段差など)が人間工学的に「ちょうどよく」作られていることを再確認するためのアニメ。「キャロライン」という女性(名前だけでコーナー自体には登場しない)を恋人にもつ男性が、工学的に設計されていない状況で悪戦苦闘し、最終的に最適化された「ちょうどいい」設計に安堵する形で描かれる。劇中では要所にシットコム風のラフトラックが入る。
声の担当は森本レオ。アニメーション担当はミズヒロ。
デザイン問答
#41で初登場。すべてのモノの形や仕組みには理由があることを、「先生」(声 - 平泉成)と「少年」(声 - 安西英美)の電話相談形式による「問答」により説明するアニメ。
質問の冒頭で「先生!」「なんだい?」「先生!」「なんだい?」と掛け合いを行い、質問に対する解説が終わると「モノには全て理由がある」という結論で締めくくられる。
先生はデザインに関する質問には正確無比に答えるが、自身のことになると「年齢は27歳」「高級ペルシャ猫を飼ってる」「容姿はジュード・ロウそっくり」など必ず妙な見栄を織り込む。少年はデザインに対する関心は高いが、先生に対し無愛想な態度を取る事があり、問答が済むと素っ気なく電話を切ってしまう。
アニメーション担当はミズヒロ。
明朝さんとゴシックさん
#71で初登場。長身細身の明朝さん(声 - 中西哲夫)とがっちり体型のゴシックさん(声 - 西田幸治)が、町中の看板類(看板類の写真のみ実写)を“ハント”し、その看板が明朝体で書かれているか、ゴシック体で書かれているかの違いで、どのような印象を与えるかを知る。制作担当は岡本欣也、アニメーション担当はミズヒロ。
SOUND OF COMP OSITION
#1で初登場。身の回りにあるものの基本的なレイアウトパターンを、音(リズム)と実写合成アニメで理解させる映像。「composition」とは構成・組み立ての意味。
1 DAY
#2で初登場。「にぎる」などの普段の生活で繰り返される基本的な動作を再確認し、その体の動きを映像化する。
モノ目線
#6で初登場。日用品を扱う立場ではなく、扱われる日用品(モノ)からの目線で撮影された映像。「モノ」の声は我修院達也
たぬき師匠
#81で初登場。「○○の気持ち」のお題で、身近なモノの立場を演じる落語小咄)。最後に「ぽーんぽこぽん」のかけ声と共に、落語家が実はそのモノだったという演出で締める。出演は立川吉笑。映像制作は浜根玲奈
思ってたんとちがう
#29で初登場。一般的に考えられているものと全く違う状況(外見はスイカ柑橘類、落とすと粉々に砕ける段ボール、など)を表した特殊映像表現。
映像製作は柴田大平。声の担当は西田幸治(笑い飯)。なお、相方の中西哲夫も”思ってたんとちがうスペシャル”で一部担当している。ちなみにタイトルの「思ってたんとちがう」は、2008年のM-1グランプリ決勝で笑い飯が最終決戦に進出できなかったときに西田が叫んだ台詞。
おれがあいつであいつがおれで
#81で初登場。山中恒の同名の小説のように、何となく似ている2つのモノ(みかんみかんゼリー握り寿司の玉子と黒板消し将棋盤駐車場三色団子信号機など)が形のみ残して入れ替わる様子を表したアニメーション。映像製作は柴田大平。
あな
#16で初登場。様々なものの穴のシルエットを描き、それが何の穴かを推理する。穴は「わけるあな」や「とおすあな」など、機能や役割によって分類され、二つでワンセットにまとめて紹介される。
からだのカタチ
#10で初登場。様々な道具を使う動作をパントマイムで表現し、モノのいろいろな使われ方を表現する短編映像。出演はエルベ。
ぶぶん
#11で初登場。様々な「ぶぶん」(部品)を次々と映し出し、最終的にそれが組み合わさって何になるかを表す。
「ぶぶん」のデザインの面白さを再検証する短編映像。
かたちの式
#25で初登場。三角や四角、丸と行った基本図形を組み合わせることで様々な造形が示せることを秒刻みの「足し算」でリズミカルに表現したアニメ。
音のデザイン
#27で初登場。身近なものから発せられる、意味を持った音(警告音や終了の合図など)を表現する映像。紹介される音は毎回「○○の音(○○には『来ましたよ』等、呼びかけの言葉が入る)」というくくりで数個がまとめて紹介される。
わたしのまるとしかく
#24で初登場。挿入歌「まるとしかく」から派生したコーナー。様々な職業の人にとっての「まる」と「しかく」を見る映像。
な〜んだ?
#45で初登場。あるものの機能や使用法といった特徴を文字だけでいくつか表現し、最後に実物が表示されるまで何であるかを推理する(いわゆるなぞなぞ)。文字が登場する度に別々の声(市原悦子、岸端正浩、他)で読み上げられ、実物が示されたときに一斉に読み上げる。
うごきのトレース
#46で初登場。あるものの動きを構成要素(各部品や機構、使用する人の動きなど)で分解し、それぞれの要素を単色背景に白色のアニメーションで個別に見せる。
しわけ
#50で初登場。スライドショーのように連続で表示されるものを形状などの条件によって即座に分類する。分類の際にはその対象が条件のどちらに該当するかが声で示されるが、条件についての説明(「シンメトリー」「アシンメトリー」が何であるかについて、など)は一切行われない。声の担当は森田美由紀(NHKアナウンサー)。
ぬきさし
#53で初登場。ある日常的な光景から、場所や状況を示す風景の部分を「抜い」た(人物だけの)絵を見せ、次に抜いた絵を「挿し」込む。当たり前に見ているものから情報を取り払うことで、普段見ているものを新たな視点から見直す。映像製作はNoritake。
考えていない
#61で初登場。普段無意識に行っている動作(上着を羽織る、眼鏡をかける等)を高速度撮影し、それをスロー再生しながら細かく分解し実況することで、自分たちがどのように動作しているかを改めて考えて、分かりやすいようにする。出演は牧野愛(モデル・女優)、ナレーター(実況)は三宅民夫(NHKアナウンサー)。
ストン
#61で初登場。同じような動作(握る、座る、など)でも、シチュエーションや対象物の違いで動作に微妙な差が生まれる様子を表した映像。
のこり
#61で初登場。もののできあがったときに残った部分(いわゆる「バリ」)から、何ができあがったのかを再確認する映像。ナレーターはピーター・バラカン。映像製作はパーフェクトロン(クワクボリョウタ、山口レイコ)。
うらおもて
#78で初登場。様々なものの裏面を観察し、そのものの役割や仕組みを表した映像。映像製作はパーフェクトロン。
しまう
#62で初登場。様々なものの仕舞い方を同じ所作(畳む、巻く、など)ごとに集めた映像。ナレーターは久保田祐佳(NHKアナウンサー)。映像製作はplaplax(小原藍、近森基)。
アン ドゥ トロワ
#82で初登場。日常の様々な仕草を「アン、ドゥ、トロワ」(1,2,3)のかけ声と共に3コマのイラストで表す。初めはパントマイムのように動作を行う人間のみ描かれたイラストが繰り返し流れ、その後に道具や風景などを重ねたイラストが繰り返し流れる。最後に「Très bien(素晴らしい)」の声で締めくくられる。イラストレーションはNoritake、映像製作はplaplax。
なんやかんや
#82で初登場。身の回りにある自動で動くモノ(自動ドア、コピー機など)の内部動作を図解したアニメーション。映像では内部動作をキャプション付きで微細に表しているが、ナレーションでは「なんやかんやありまして」の一言で済まされる。映像製作はplaplax。
一語一絵
#73で初登場。一つの言葉に対して、それを示唆する写真を入れ替えながら並べる映像。制作担当は岡本欣也、ナレーターは久保田祐佳・近田雄一(共にNHKアナウンサー)。
そざい体操第一
#89で初登場。身の回りにあるもの(スポンジ、チューブ入り絵の具など)が、ラジオ体操のような動きをするストップモーション・アニメーション。必ず最後に、"それだからこそできる動き"のパートが入る(スポンジなら水を出すなど)。出演は文月(モデル)。
チーム○○
#93で初登場。何かをするために集められたものをひとつずつ紹介していき、何をするために集めたものなのかを推察する。ナレーションは濱田マリ
もん
#101で初登場。家紋の制作過程を線画で解説しながら、さまざまな家紋を紹介していく。ナレーションは渡辺篤史。冒頭では紋章上絵師の波戸場承龍が家紋を制作するシーンが導入される。
ガマンぎりぎりライン
#109で初登場。物が唐突に変化する様子(スナック菓子の袋の封を切る、永久磁石で離れた場所のゼムクリップをくっつけるなど)を、ヴォカリーズによるア・カペラの歌唱と折れ線グラフで表現する。
間に合わせる
#115で初登場。あることをするために使いたい物が手元にないとき、さまざまな代替物でそのことをする様子を紹介する(団扇の代わりに帽子で体をあおいで涼を取るなど)。登場する代替物の中には毎回一つ代用に適さない失敗例も含まれる(代わりにリンゴを使う等)。出演は照英
ポスターフライト
#117で初登場。著名なポスターを、まるでポスターの上で空撮をしているかのようなカメラワークで紹介する。
くりかえし
#121で初登場。同じ動作の繰り返しで作られる様々な物をアニメーションで表現。
見えないものを見る
#134で初登場。空気の流れや温度の変化など、人間が肉眼で見る事のできないものを特殊なカメラで視覚的に観察する。ナレーションは高橋美鈴(NHKアナウンサー)。
きせる
#135で初登場。あらゆる目的や状況に適した服装を考察し、ゲーム感覚で一人の男性に服を着せていくアニメーション。毎回考察は途中から極端な方向へエスカレートするため、男性が着せられていく服装は本来の目的から大きくかけ離れたものになってしまうのがオチとなる(近所の裏山へハイキングに行くのに冬山登山のような重装備をさせる等)。
声の担当はアンガールズ山根良顕田中卓志)。アニメーション担当はミズヒロ。
かたち
#141で初登場。色や質感、フォルムを際立たせた撮影手法で、デザイン性のある物体の形を観察する。
なおす
#145で初登場。破損した品物の修復作業を観察する。
なに鬼?
#154で初登場。俯瞰撮影された野外の子供達がどのような種類の鬼ごっこを遊んでいるかについてモーションキャプチャによる点のアニメーションを交えて解説する。ナレーションは増田明美
デザインの人
#1で初登場。様々なジャンルのデザイナーによる、子供達にデザインに興味を持ってもらうためのメッセージ。子役によるナレーションを通じて「気に入っているデザイン」「デザインをする時に大切にしている事」等を質問する。
これまでの出演は(出演順に)深澤直人柴田文江山中俊治渡邉良重仲條正義祖父江慎面出薫小泉誠津村耕佑韓亜由美伊東豊雄振付稼業air:man皆川明原研哉須藤玲子廣村正彰岩崎一郎佐藤可士和永井一正ひびのこづえ小林章クライン・ダイサム・アーキテクツ田川欣哉内藤廣平野敬子ジョン前田葛西薫辻川幸一郎暦本純一山本秀夫喜多俊之森本千絵川上元美南雲勝志松永真東信手塚貴晴由比狐野扶実子浅葉克己鹿目尚志福田哲夫三谷龍二坂崎千春山口信博五十嵐久枝山崎亮上田壮一五十嵐恵美星野若菜梅原真服部一成奥村文絵柏木博長嶋りかこ中村好文町口覚角田陽太横川正紀竹村真一柘植伊佐夫和田智鈴野浩一・禿真哉松岡正剛中島信也
みんなの「あ」
#10で初登場。最後のコーナーとして放送される。視聴者から「あ」の文字を自由にデザインした絵(応募用紙 (PDF) には「あ」の文字が薄く点線で描かれている)を募集し、佐藤卓と中村勇吾が選んだ作品を紹介する。
紹介される際には、名前(姓は紹介されない。表記は日本人は平仮名、外国人は片仮名)と年齢のみが紹介される。
クラッチ
「あ」の文字を様々な方法で表現した数秒間の超短編映像。コーナー間のアイキャッチ的に用いられる。
様々なデザイナーやクリエイター(阿部洋介イム・ジョンホ梅津岳城岡崎智弘佐藤修悦、中村勇吾、細金卓矢見富拓哉らっパルなど)が通常の実写映像やハイスピードカメラを使ったスーパースロー、あるいはCGなどを駆使して製作している。
「あ」くん
5分版に登場するキャラクター。「『あ』くん」は呼称であり、正確な名称は「あ」一文字。黒い画面いっぱいに顔(目の部分がひらがなの『あ』になっており、四角い口と鍵括弧のような鼻)が表示される。番組冒頭や終了時、コーナーの合間などに現れ、直前のコーナーについてのちょっとした感想や挨拶を述べる。

挿入歌[編集]

コーナーの一つとして音楽とクリエイターによる映像表現の組み合わせが放送される。複数回放送されても基本的に同じ内容の繰り返し。作曲はすべてコーネリアス

「あ」のテーマ
#10で初登場。番組のテーマ曲。曲に合わせてCGで表現された「あ」の文字がアニメーションする他、「あ」のコールやクラップがカウントされる。映像製作は中村勇吾。
まるとしかく
#10で初登場。身の回りの図形の基本形である四角の働き(丸であれば回転や集合、四角であれば区分や均一化、整理など)などを再確認する映像。歌は嶺川貴子。映像製作は中村勇吾。
デザインかぞえうた
#17で初登場。身の回りのデザインにまつわる数を1から10までの数え歌風に見せる映像。映像製作は中村勇吾。
おととおんがく
#21で初登場。音の組み合わせ(高低や長短、リズムなど)で音楽ができあがることを表現した映像。歌は大野由美子 (Buffalo Daughter)。映像製作は中村勇吾。
カラーマジック
#29で初登場。8つの「色」(ホワイトレッドブルーイエローグリーンオレンジパープルブラック)にスポットを当て、その「色」の持つ雰囲気や色の組み合わせ(混色や色の分解)を表現した映像。歌はsalyu×salyu。映像製作は中村勇吾。
やじるしソング
#37で初登場。身の回りにある、様々な矢印の示す役割(誘導や注目、感情表現など)を表現した映像。歌はやくしまるえつこ。映像製作は岡崎智弘。
てざわりうた
#41で初登場。ものに触れるシーンとそれに対応した歌詞(オノマトペ)を用い、様々なものの感触(手触り)を表現した映像。歌は青葉市子。映像製作は阿部洋介。
どうせんうた
#49で初登場。「うごきのデザイン」から派生した、街や建物の中にある計算された「動線」を表現した映像と歌。赤い人とそれに続く人が「あるく」「まがる」「とまる」「のぼる」「おりる」の基本動作で動き回り、駅や交差点、店舗などの「人の集まる空間」がよどみなく効率的に移動できるようデザインされていることをあらわしている。なお、移動経路には電車やエレベーターなどの移動手段も含まれるが、あくまで動線は「人の動き」であるため、搭乗中に本人が静止している場合は歌詞中でも「とまる」と明示されている。歌は小山田圭吾。映像製作はミズヒロ。
せん
#57で初登場。日常で用いられる線(ノートの罫線や星座の星をつなぐ線、区の境界など)とその役割(目安や関連づけ、区切りなど)を表現した映像。赤い玉とそこから伸びた線が白い画面の上を動き回り、日常で用いられる「線」を描いた後、実際のものが浮かび上がる。歌は原田郁子
「あ」のテーマ・アコースティック
#60で初登場。テーマ曲をChocolat・salyu・小山田圭吾・salyuシスターズ(ヤマグチヒロコ・山崎恵利子・木村圭見)の6名が暗いスタジオの中でアカペラで歌う様子を撮影した映像。映像製作は中村勇吾。
つなげる
#61で初登場。自分の身の回りのものがどのように作られるかを表現し、周囲の人々とのつながりを再確認する。歌はハナレグミ。映像製作はNoritake、ミズヒロ。
ガラガラ
#69で初登場。様々な模様、すなわち「柄」(タータンボーダー唐草模様、など)をラップに乗せて表現した映像。歌(ラップ)はCibo Matto。映像製作は中村勇吾。
TIME
#77で初登場。時間単位から世紀まで下りながら、時間と人とのつながりを表現した映像。歌はアート・リンゼイ。映像製作はミズヒロ。
文字ハンティング
#86で初登場。街中に点在する看板や標識等の「文字」を探索し、それらを単体のデザインとして着目する。明朝さんとゴシックさんが登場。歌はjan and naomi。
ともるひかる
#93で初登場。身の回りにある火や光が光源としてどのような役割を果たしているかを表現。歌は坂本真綾
SHOOT&EDIT
#98で初登場。様々なカメラワーク(トラック、パン、ファストフォワードなど)や映像効果を紹介し、それぞれがどのようなものなのかをミュージック・ビデオ風に表現した映像。歌はLEO今井バックバンドとしてREI、岡村夏彦、シゲクニ、白根賢一が出演。
まつ
#101で初登場。一度使い終わり元の場所に戻され、再び使われる時を待ち続ける「道具」の視点を描く。歌は高橋幸宏
めでたい
#105で初登場。だるま水引など縁起物にまつわるデザインの意味をラップに乗せて表現した映像。歌(ラップ)はKAKATO (環ROY×鎮座DOPENESS)。
ことのはうた
#109で初登場。「話す」「歌う」「残す」事で世の中を動かす「言葉」の存在に着目する。歌は中納良恵 (EGO-WRAPPIN')。
うちとそと
#117で初登場。「内側」と「外側」の概念を表現した映像。
ピッタリ
#126で初登場。すき間なく重ねたり敷き詰めたり揃えたりできるよう工夫されたデザインを取り上げている。歌は小山田圭吾。映像制作はおムすび。
てんせんめん
#129で初登場。デザインとしての点・線・面にそれぞれ与えられる役割を表現した映像。歌はChocolat&Akito
森羅万象
#140で初登場。「もん」に登場してきた様々な家紋を紹介する。歌は大野由美子。
ぐるぐる
#149で初登場。回転する物や渦を巻いたデザイン、あるいは回転という概念を与えられる事象のビジュアルを集めた映像。歌は岸田繁くるり)。

スタッフ[編集]

受賞歴[編集]

関連商品等[編集]

CDアルバム[編集]

『デザインあ』『デザインあ2』
コーネリアスサウンドトラックアルバム(WPCL-11286 / 2013年1月23日発売)。NHKエデュケーショナルの企画・制作で、発売元はワーナーミュージック・ジャパン。テーマ曲や挿入歌、コーナーBGMを含む全25曲を収録。2018年3月に、2枚目のオリジナルサウンドトラックがリリースされた。
発売日 タイトル 規格品番 収録曲
2013年1月23日
2013年9月13日
デザインあ WPCL-11286 (CD)
JS10S003 (10インチLP)
2018年3月21日
デザインあ2 WPCL-12842 (CD)

イベント[編集]

デザインあ展
佐藤卓がディレクターとして携わる21_21 DESIGN SIGHT東京ミッドタウン内)にて2013年2月8日から同年6月2日まで開催された展覧会。デッサンあ、みんなの「あ」、あな、等のコーナーの体験企画やデザインの観察、挿入歌を表現したスペースなど。21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人三宅一生デザイン文化財団、NHKエデュケーショナル主催。

書籍[編集]

『デザインあ 解散!』
番組内のコーナー「解散!」をビジュアルで再構成した絵本小学館 / ISBN 978-4-09-726500-9)。しめじ・ブロッコリー・ランドセル・将棋など17作品を収録。監修は同コーナーを手がける岡崎智弘。
『デザインあ あなのほん』
番組内のコーナー「あな」を再構成した絵本(小学館 / ISBN 978-4-09-734892-4)。番組で紹介した12個の「あな」をクイズ形式で紹介。監修はNHKエデュケーショナル

脚注[編集]

  1. ^ デザイン あ(9/4) - NHKデジタル教材ブログ(NHK for Schoolブログ) 2010年8月31日
  2. ^ 「デザインあ」とは、 - デザインあ公式サイト
  3. ^ a b c d テレビ番組 [デザインあ] - グッドデザイン賞公式サイト内
  4. ^ a b デッサンは回る”. デザインあ・あブログ. 日本放送協会 (2015年1月19日). 2015年1月31日閲覧。
  5. ^ 大解散のお知らせ”. デザインあ・あブログ. 日本放送協会 (2015年1月13日). 2015年1月18日閲覧。
  6. ^ 2011年9月16日の発言西田幸治 (@nishida0528) - Twitter
  7. ^ “2012年度グッドデザイン大賞テレビ番組「デザインあ」に決定!” (PDF) (プレスリリース), 経済産業省, (2012年11月26日), http://www.meti.go.jp/press/2012/11/20121126003/20121126003.pdf 2012年11月26日閲覧。 
  8. ^ “JAGDA賞2013:選考経緯・展覧会情報” (プレスリリース), 日本グラフィックデザイナー協会, (2013年1月10日), http://www.jagda.org/information/jagda/1671 2013年1月29日閲覧。 
  9. ^ “72nd Annual Peabody Awards: Complete List of Winners” (プレスリリース), ジョージア大学, (2013年3月27日), オリジナル2013年5月18日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130518145332/http://peabodyawards.com/2013/03/72nd-annual-peabody-awards-complete-list-of-winners/ 2013年4月1日閲覧。 

外部リンク[編集]