ひとりでできるもん!

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ひとりでできるもん!
ジャンル 教育番組料理番組
脚本 星みつる
製作
制作 日本放送協会NHK教育テレビ
放送
音声形式 ステレオ放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 1990年11月4日 - 2006年3月31日
回数 1577回 + 特集9
NHKアーカイブス
パイロット版
放送期間 1990年11月4日
放送時間 日曜15:50-16:10
放送分 20分
回数 1
第1期 水沢舞
(1992年度のみ「新・ひとりでできるもん!」)
出演者 平田実音
松村泰一郎 ※1992年度 - 1993年度
オープニング 1991年度 山野さと子「魔法のゲーム」
1992年度 舞ちゃん「ときめきランド」
1993年度 舞ちゃん「ワクワクしてる!」
放送期間 1991年4月1日 - 1994年4月2日
放送時間 1991年度 月曜 - 金曜16:45-17:00
1992年度 月曜 - 金曜16:10-16:25
1993年度 月曜 - 土曜17:30-17:45
放送枠 母と子のテレビタイム
放送分 15分
回数 323回 + 特集2
第2期 天野天・葉月恋
出演者 坂田慎一郎山岸里紗
オープニング 1994年度 山野さと子「それとも…エンジェル」
1995年度 石田よう子「ちょっぴりシェフきぶん」
放送期間 1994年4月4日 - 1996年3月29日
放送時間 1994年度 月曜 - 金曜16:40-16:55
1995年度 月曜 - 金曜16:35-16:50
放送枠 母と子のテレビタイム
放送分 15分
回数 205回 + 特集1
第3期 糸山雄大・石田比奈子
出演者 糸山雄大石田比奈子
オープニング 山野さと子「パオパオパワー」
放送期間 1996年4月1日 - 1998年4月3日
放送時間 月曜 - 金曜16:35-16:50
放送枠 母と子のテレビタイム
放送分 15分
回数 210回 + 特集3
第4期 水沢まい
出演者 秋田きよ美
平田実音早川亜希、玄應太雅、大沢理恵
オープニング 瀧本瞳「元気をチャージ!」
放送期間 1998年4月6日 - 2000年3月31日
放送時間 1998年度 月曜 - 金曜07:50-08:05
1999年度 月曜 - 金曜07:31-07:46
放送枠 母と子のテレビタイム
放送分 15分
回数 212
第5期 今田まい
出演者 伊倉愛美
笹本玲奈酒井ゆきえ安藤聖
オープニング 山野さと子「きゃんびー・ワンダーランド!」
放送期間 2000年4月3日 - 2002年3月29日
放送時間 2000年度 月曜 - 金曜07:31-07:46
2001年度 月曜 - 金曜17:15-17:30
放送枠 あつまれ!わんパーク
放送分 15分
回数 207回 + 特集1
ひとりでできるもん!どきドキキッチン
出演者 鈴木湧太小代優華
オープニング キラリンガールズ with ゆう太&ゆうか「ぜったいに元気!」
エンディング 0930「あっちこっち しあわせ」
放送期間 2002年4月1日 - 2004年4月2日
放送時間 2002年度 月曜 - 金曜07:31-07:46
2003年度 月曜 - 金曜07:30-07:45
放送枠 あつまれ!わんパーク
放送分 15分
回数 210回 + 特集1
ひとりでできるもん!どこでもクッキング
出演者 森野熊八枝元なほみ
オープニング 五條真由美「はんじゅくコロンブス」
エンディング Paix2「SAYいっぱいを、ありがとう」
放送期間 2004年4月5日 - 2006年3月31日
放送時間 2004年度 月曜 - 金曜07:30-07:40
2005年度 月曜 - 金曜07:35-07:45
放送枠 あつまれ!わんパーク
放送分 10分
回数 210

ひとりでできるもん!』は、1991年4月1日から2006年3月31日までNHK教育テレビで放送された幼児から小学校中学年向けの料理をメインとした教育番組である。

概要[編集]

1990年11月4日パイロット版を放送したあと、1991年4月1日からシリーズ化し、ドラマ仕立ての内容で約2年おきに主人公を変えながら放映していた[1]。当初は小学生の視聴者向けに、実際に小学生が料理をすることで簡単な料理を教える番組だったが、1998年度から2001年度の2シリーズは基本的な家事全般を教える番組になり、その後は料理専門番組に戻った。

テレビ番組で小さな子供に包丁を使わせること自体がタブーであったこの時代にあって、小学生向けの料理番組という意表を突いた新しいジャンルを切り開いた番組である。単に調理方法を指導するだけではなく、ミュージカル仕立てで料理方法を紹介したり、当時としてはまだ珍しいCGを使ったRPG風のゲームコーナーで料理や食品に対する簡単なクイズを出してみたりなど、子供の興味を引くような工夫が随所にあったのが、注目度を向上させた理由である。

なお、音楽は第3シリーズを除き、ほとんどの楽曲を池毅が制作しており、最終的に800曲以上を番組に提供した。

2009年5月6日には『ETV50 もう一度みたい教育テレビ こどもスペシャル』で、1991年4月1日(初回)放送分が字幕放送を実施の上で再放送された。

変遷[編集]

期間 放送時間(日本時間
1991.04.01 1992.04.03 月曜 - 金曜 08:00 - 08:15(15分) 月曜 - 金曜 16:45 - 17:00(15分)
1992.04.06 1993.04.02 月曜 - 金曜 08:10 - 08:25(15分) 月曜 - 金曜 16:10 - 16:25(15分)
1993.04.05 1994.04.02 月曜 - 金曜 08:00 - 08:15(15分) 月曜 - 土曜 17:30 - 17:45(15分)
1994.04.04 1995.03.31 月曜 - 金曜 08:05 - 08:20(15分) 月曜 - 金曜 16:40 - 16:55(15分)
1995.04.03 1998.04.03 月曜 - 金曜 16:35 - 16:50(15分)
1998.04.06 1999.04.02 月曜 - 金曜 07:50 - 08:05(15分)
1999.04.05 2000.03.31 月曜 - 金曜 07:31 - 07:46(15分) 月曜 - 金曜 17:16 - 17:31(15分)
2000.04.03 2001.03.30 月曜 - 金曜 17:15 - 17:30(15分)
2001.04.02 2002.03.29 (放送無し)
2002.04.01 2003.04.04 月曜 - 金曜 07:31 - 07:46(15分)
2003.04.07 2004.04.02 月曜 - 金曜 07:30 - 07:45(15分) 月曜 - 金曜 17:17 - 17:32(15分)
2004.04.05 2005.04.01 月曜 - 金曜 07:30 - 07:40(10分) 月曜 - 金曜 17:20 - 17:30(10分)
2005.04.04 2006.03.31 月曜 - 金曜 07:35 - 07:45(10分) 月曜 - 金曜 17:25 - 17:35(10分)

各期[編集]

1991年 - 1993年度(第1シリーズ)[編集]

ゆうひが丘小学校2年生の水沢舞ちゃん(演:平田実音)が、親に買ってもらった携帯ゲーム機で公園で遊んでいた。するとゲームの中にオジャ魔、ヤジャ魔というキャラクターが現れ、「まいちゃん、もう降参なり〜」と話しかけられ、驚く舞ちゃん。

舞ちゃんが自宅に帰ると、お母さんは編集の仕事で不在。おじゃまとやじゃまが「お腹空いた〜」と言うので、舞ちゃんがお料理を作ってあげることに。

しかし、料理中の舞ちゃんをあの手この手で困らせるオジャ魔、ヤジャ魔。そこに料理のことなら何でも知っているクッキングが現れ、舞ちゃんに料理の仕方を教えてあげることになる。

番組中では、オジャ魔、ヤジャ魔が食材をゲームの世界に持って行ってしまうので、クッキングから教えてもらった魔法の呪文「アイ マイ ミー マイ[2]」を唱えゲーム内に入り、食材を取り返しに行く。ゲームはファミコンタッチで、アクションとクイズを合わせた内容となっている。

このシリーズは好評をうけ唯一、3年間放送された。当初は舞ちゃん単独での出演だったが、1992年4月からは弟の文(通称「文ちゃん」)が登場。番組タイトルも『新・ひとりでできるもん!』(しん・ - )となりリニューアルするも、翌年にはまた『ひとりで-』にタイトルが戻った。視聴率が10%を超えるなど教育テレビとしては異例なまでの人気を集め、その後のシリーズ化に繋がった。このシリーズは各メディアでも取り上げられ、テキストやビデオCDが多く発売され、3年間務めた。『ひとりでできるもん!』のテキストはその後月刊化された。

番組は月 - 木曜日放送分までが通常回で[3]、金曜日放送分が前半に「舞ちゃん通信[4]」、後半に「今週のおさらい[5]」という編成であった。放送枠が土曜日まで拡大された1993年度は金曜日放送分が全編「今週のおさらい」となり、土曜日放送分は前半に「舞ちゃん通信」、後半は「舞・ヒットソング[6]」となった。

1993年12月25日には、同じ教育テレビで放送されている『天才てれびくん』とのコラボレーションが実現し、東京ディズニーランド開業10周年を記念して、特別番組ミッキー&舞ちゃんの夢と魔法のクリスマス』が放送された(天才てれびくんの出演者は、須山彩清野努小林一裕)。また、同年に行われた第44回NHK紅白歌合戦の企画『1993ステージショー』にも、須山彩、山口美沙と共にゲスト出演した。

最終回では、お父さんの転勤で舞ちゃん一家がアメリカに引っ越すこととなり、クッキング以外のサブキャラクターも舞ちゃんと一緒にアメリカへ行くというシーンで終了した。

登場人物[編集]

主人公。ゆうひが丘小学校に通う女の子。
まいちゃんの弟。愛称は「ぶんちゃん」。1992年 - 1993年度に出演。
魔法のゲームの世界の住人。料理に詳しいコックさん。まいちゃんに料理の作り方を優しく教えてくれる。アニメキャラクター。
魔法のゲームの世界の住人。「~じゃーん」が口癖。一人称は「俺」。CGキャラクター。
魔法のゲームの世界の住人。「~じゃりー」が口癖。一人称は「僕ちん」。CGキャラクター。
魔法のゲームの世界の住人。リボンをつけているのがリボン、髪を束ねているのがヘアー、眼鏡をかけているのがソックス。アニメキャラクター。
1992年度に出演。
  • チンカイトウ
1993年度に出演。

1994年 - 1995年度(第2シリーズ)[編集]

クッキング以外のレギュラーとサブキャラクターが一新。男の子と女の子2人の主役として、天野天ちゃん(坂田慎一郎)と女の子・葉月恋ちゃん(山岸里紗)が登場。当初はこの二人が異なる平行世界におり、ゲーム機のような画面を通してでしか関わることはなかった。 取り上げるジャンルも料理に限らず、掃除・洗濯やアウトドアなどに拡大していった。1994年度の本放送は夕方のみで、朝の放送枠では第1シリーズの1993年度放送分を再放送していた。

登場人物[編集]

男の子の主人公。
女の子の主人公。
  • メイキング→クッキング(声:川久保潔)
前シリーズに引き続き登場。アニメキャラクター。
CGキャラクター
猫の三人組。眼鏡をかけているのがアン、帽子を被っているのがポポ、太っているのがタマ。アニメキャラクター。

1996年 - 1997年度(第3シリーズ)[編集]

糸山雄大石田比奈子の2人がそのまま本名で出演した。キャラクターのアニメやCG表現を廃し、シリーズで初めて着ぐるみのドランが登場。当シリーズのみ音楽制作を藤田大土が担当した。また、2年間同じOP曲が使用されるようになった。敬老の日にスペシャルとして、霞ヶ浦のお年寄りや子どもたちと出演者やドランが交流する『ひとりでできるもん!~教えておじいちゃん、話しておばあちゃん』や、群馬県の野反湖を訪ね、山村暮らしを体験し秋の味覚を味わう『ひとりでできるもん!~とびっきりの秋!おいしぞ楽しいぞ』も放送された。

登場人物[編集]

男の子の主人公。
女の子の主人公。
  • キャプテン・パオ・ドラン(声:入江崇史
パオで地球にやってきたドラゴン。着ぐるみキャラクター。

1998年 - 1999年度(第4シリーズ)[編集]

主人公はまた一人に戻り、2代目まいちゃんを秋田きよ美が務め、その際料理を教える舞お姉ちゃん役には中学生(1998年度)・高校生(1999年度)になった初代舞ちゃんの平田実音がレギュラーで登場した。この年から基本的な家事全般を教える番組になった。音楽制作に第1、2シリーズを担当した池毅が復帰した。

番組はアメリカで生まれ育ったまいちゃんが単身帰国し日本で生活することになり(経緯は不明)、料理以外の家事等をCGキャラクターのコロンに教えてもらう形式になった。料理コーナーはまいちゃんが身に付けている特殊なペンダントを光らせ、それを通じてキッチンを模した異空間(CG映像)へ呼び出し、モニターに映る初代舞ちゃんと共演した。この時、初代舞ちゃんは2代目まいちゃんを「チーまいちゃん」と呼んでいた。2年目の夏ロケは沖縄・竹富島で行われた。

最終回では、まいちゃんの自立によりコロンが自らの役目を終えて、まいちゃんの家から出ていくシーンが映された。

登場人物[編集]

主人公。アメリカから日本に単身帰国し、トモ姉の家に預けられたが、トモ姉が多忙で家を空けがちであるため、一人でいる時間が多い。
「コドモドコ」と言うホームページにいた。亀やカエルのような姿をしている。一人になりがちなまいちゃんに一人でやることの楽しさを教えていく。CGキャラクター。
1991年 - 1993年度の主人公だった「初代舞ちゃん」。マイ・ミー・キッチンでまいちゃんに料理を教える。
まいちゃんのおばの大学生。まいちゃんと一緒に暮らしている。愛称は「トモ姉」。

2000年 - 2001年度(第5シリーズ)[編集]

小学一年生の今田まい(3代目まいちゃん:伊倉愛美、以下、まいちゃん)が自宅に帰ると、お母さんはお仕事で不在中。まいちゃんが「また仕事かあ。一人でつまんないなあ」と冷蔵庫のホワイトボートに描かれていたプリンに目、鼻、口、手などを描き足して(落書きして)いると、その落書きが表に飛び出してきた。その落書きは自分を「由緒正しい落書き“エノーラ ケンノビッチⅢせい(世)”」と言うが、まいちゃんは「じゃあ、“エノケン”ね」と簡略化してしまう。エノケンは「まいちゃん、一緒に遊ぼうよ」とタンタタタウンにまいちゃんを誘う。まいちゃんのタンタタタウンに行く時のかけ声は「タンタタタウンへチックタック」で、やるキッチンに行く時は「やる気まんまんやるキッチン!」と音楽に乗せて踊りながら叫ぶ。

番組は、基本的に月曜日から金曜日までの5回の放送で同じ主題を扱う。また、2週連続で同じ内容が放送される。主に番組の流れは日常→エノケン登場→まいちゃんがタンタタタウンに向かい料理以外のことに挑戦。ほんきーハウスが腹が減るので、まいちゃんが“やるキッチン”に向かい料理を作る。なお、やるキッチンに向かうと自動的に衣装が変わる。やるキッチンにはカマドーラという見習いシェフがいて、毎回シェフを呼び、シェフとともにまいちゃんに料理の仕方を教える。シェフは、ラン・ハンジュク(笹本玲奈)、サンデー・パッフェー(安藤聖)、マダム・すととん(酒井ゆきえ)、フランソワーズ・あらドーモ(犬山イヌコ)、サラディーナ(池澤春菜)の5人が週替わりで出演、シェフごとに得意とする料理は異なる。また、「りょうりかいじん べんとうべん(IKKAN)」といった料理の悪役が出演したこともある。1年目の夏のロケはベトナム。チンちゃんという同世代の女の子に出会い生活をともにした。2年目の夏のロケは京都太秦時代劇に挑戦した。

また、伊倉はまいちゃんとして同じ教育テレビの『みんなの広場だ!わんパーク』に2度出演した。1度目はその番組が開始する前の収録で、第1回(2000年4月8日放送)に多くのNHK教育ゲストとともに出演し「今田まいです。ひとりでできるもん! よろしくね!」とアピールした。その時の聞き役は、その番組の司会者の平田実音(番組では「ミーオ」として出演)であり初代と3代目の共演が見られた。その時、平田はティーノに「(まいちゃんはお料理大好きだけど)ミーオは料理得意なの〜?」と聞かれ、平田は「もちろんよ、私はだって〜 …ゴホン、何でもない(笑)」と誤魔化していた。2度目は1年目9月頃にラン・ハンジュク(笹本玲奈)とともに出演した。

最終回、まいちゃんはお母さんの手伝いをいろいろとこなし、最後のセリフは「今田まい、今日もきっとパーでき!」だった。

また、伊倉はその後の2004年から同じ教育テレビの『天才てれびくんMAX』でてれび戦士として2006年度まで3年間出演し、1年目には『ひとりでできるもん!』のネタが多く使われ、ドラマでは「パーでき」ポーズの披露もした。同番組で共演している一つ年上の篠原愛実は「私はまいちゃんのファンだった」と明かした。また、2007年2月15日の生放送では「君にたべさせ隊」隊長の細川藍トマトを使った料理で対戦。その時に懐かしの「やるキッチン」の映像が流れた。

2001年度においては朝の放送がなくなっていた。

登場人物[編集]

主人公。小学1年生の女の子。
本名は「エノーラ・ケンノビッチIII世」。元はまいちゃんが描いたプリンの落書き。まいちゃんを舞台であるタンタタタウンへ連れて行く。一人称は「おいら」。CGキャラクター。
やるキッチンにいるかまどのような姿をしたアシスタントシェフ。関西弁を話す。料理が得意らしいが、「口は出しても手は出さん」が口癖で、料理を頼まれる度に体のいい言葉で逃げている。CGキャラクター。
  • ほんきーハウス(声:平野俊隆)
タンタタタウンにある意思を持った家。お腹が減ると「はらぺこコール」を鳴らし、まいちゃんに料理を注文する。CGキャラクター。
ほんきーハウスの疫病神で、「ジャージャーコンビ」と呼ばれる悪キャラ。幾度も子分をけしかけたりして悪事を行う。CGキャラクター。
スペシャルシェフの一人。卵料理に詳しい。
スペシャルシェフの一人。
  • サンデー・パッフェー(安藤聖
スペシャルシェフの一人。
スペシャルシェフの一人。フランス帰りで「あらドーモ」が口癖。2000年度のみ出演。
スペシャルシェフの一人。料理の女神。2000年度のみ出演。

2002年 - 2003年度(どきドキキッチン)[編集]

2002年度から番組タイトルが『ひとりでできるもん! どきドキキッチン』となった。初めて番組ロゴを一新した。また、それまでのシリーズでは年ごとにオープニング映像がリニューアルしていたが、このシリーズから2年間同じオープニング映像が使用された(次のシリーズも同様)。なお、このシリーズからエンディング映像が新たに加わった(ちなみに、この映像では年ごとにリニューアルしていた)。

再び男の子&女の子の兄妹コンビ主演になる。番組は放送開始当初のほぼ料理のみの内容のスタイルに戻した、各地の幼稚園を回って行われるクッキングクイズコーナー「クックのはてな?デリバリー」や主人公がロケに出て料理に関する様々なことに挑戦するコーナー(2003年度のみ)が放送された。家事を教えるコーナーは本編とは独立したミニコーナー「キラリンガールズのきれいんぐタイム」として継続し、2002年度のみ放送された。その年をもって家事のコーナーは消滅し、2003年度からはほぼ料理100%の番組となった。このシリーズより耳が不自由な人向けの字幕放送を開始。

兄妹の春野ゆう太(鈴木湧太)、春野ゆうか(小代優華)は公園で遊んだ最中に謎の商人に出会う。その商人は小さなキッチンセットを売っていたが、近くにいた犬にセットにいたカバの人形をうっかり奪われてしまう。2人は犬を捕まえ、カバの人形を取り返してくれたお礼にキッチンセットを無料でもらった。2人は家に帰りキッチンセットで遊ぼうとしたが、そのセットの中に謎の呪文と挿絵が書かれた紙切れを見つける。その紙に書かれた呪文を読んだ途端に2人は小さくなりキッチンセットの中に入ってしまう。2人はキッチンセットの世界にいたクック店長とナナに「ここのレストランを手伝ってほしい」と頼まれ、料理に挑戦することになった。

レストランの客は多数存在し、その多くが専用ソングと共に登場する。1年目の夏ロケはイタリア・ピエモンテ州、2年目の夏ロケは北海道で行われた。

これまで毎月発売されてきた番組テキストはこのシリーズをもってなくなることになり、次シリーズでは大幅な改変が行われる。

登場人物[編集]

主人公の兄妹。
どきドキキッチンの店長。「~だなぁ」が口癖。カバにそっくりだが、本人曰くカバではないらしい。居眠りすることもあるが、その寝言が料理の作り方の重要なヒントになっている場合も。着ぐるみキャラクター。
どきドキキッチンのレジ係のミツバチ。お客のうわさ話をするのが趣味。お姫さまとは仲が悪い。CGキャラクター。
なお、オープニングと本編ではキャラクターデザインが異なっている。
どきドキキッチンのアシスタントシェフ。びっくり箱の姿をしている。CGキャラクター。

2004年 - 2005年度(どこでもクッキング)[編集]

2004年度から番組タイトルが『ひとりでできるもん! どこでもクッキング』となった。

大幅に内容も変更。『からだであそぼ』のスタートに伴い放送時間を15分から10分に縮小した。このシリーズではそれまでいたようなレギュラー子役は登場しないスタイルとなり、隔回で出演する大人レギュラー調理師の「アジー・クマ(森野熊八)」と「エダモン(枝元なほみ)」が、「みぃる」「ゴッチ」と共に「みぃる号」に乗って全国各地を回り、その町でオーディションによって選ばれた子供たちと料理をする、という内容でオープニングにはCGも使われている。

日本テレビ系列で放送されていた『モグモグGOMBO』と同じような形式で一般視聴者の子供に料理指導をする構成は、地域の名所・名物や郷土料理の紹介、実際に調理師と料理を作ることで調理体験から食育に繋がった。また、このシリーズのエンディングテーマ「SAYいっぱいを、ありがとう」(歌:Paix2)は、『NHK歌謡コンサート』でも歌われたことがあった。

『どきドキキッチン』と同じく2年間放送されたが、視聴率の回復には向かわず、2006年3月をもって『ひとりでできるもん!』シリーズは15年の歴史に幕を下ろした。

登場人物[編集]

子供達と料理の夢から誕生した。実際の年齢と性別は不明だが、精神年齢は10歳で、一人称は「僕」。タメ口を駆使しながら子供達と触れ合う。着ぐるみキャラクター。
みぃるの相棒でツッコミ役。調理器具をかき集めたような姿をしているが、こう見てもハイテク。ノリノリのDJ風の口調で話す。
隔回で出演。この番組内で共演することはなかった。

スタッフ[編集]

1991年 -
  • 作 - 星みつる、佐藤牧子
  • 音楽 - 池毅(第3期のみ藤田大土
  • 料理指導 - 坂本廣子、平本ふく子
  • アニメーション - 矢沢則夫、狭山太郎
  • CG - 町田保、田中光昭
  • テレビゲーム - デジタルエフェクツ
  • 制作協力 - NHKソフトウェア、81プロデュース
1998年 -
  • 家事監修 - 阿部絢子、杉井明美、三井悠示
  • 料理監修 - 舘野鏡子
  • 脚本 - 星みつる
  • メインアニメーター - 川内裕司、籏禮直喜、末武更織
  • 撮影監督 - 杉井秀幸(長野県須坂園芸高等学校)
  • CGディレクター - 赤坂朋弘、田中光昭
  • 音楽 - 池毅
  • 音楽制作 - 日本コロムビア
  • 振付 - T-ASADA
2000年 -
  • 家事監修 - 阿部絢子
  • 料理監修 - 舘野鏡子
  • 脚本 - 星みつる、カメ田マスオ
  • アートディレクション - 伊神彰宏
  • メインアニメーター - 旗禮直喜、末武更織
  • CGディレクター - 小川栄規、田中光昭
  • 音楽 - 池毅
  • 音楽制作 - 日本コロムビア
  • 振付 - T-ASADA
2002年 -
  • 家事監修 - 阿部絢子
  • 料理監修 - 高城順子、藤井恵
  • 脚本 - 星みつる、かめだますを、野口智子
  • アートディレクション - 伊神彰宏
  • 音楽 - 池毅
  • 音楽制作 - 日本コロムビア
  • 振付 - 鈴木智絵

主題歌[編集]

年度 OP/ED タイトル 作詞 作曲 編曲
1991 OP 魔法のゲーム 山野さと子 星みつる 池毅
1992 ときめきランド 舞ちゃん(平田実音 竜真知子 
1993 ワクワクしてる!  
1994 それとも…エンジェル 山野さと子 木本慶子
1995 ちょっぴりシェフきぶん 石田よう子 小滝清美
1996/1997 パオパオパワー 山野さと子 日暮眞三 藤田大土
1998/1999 元気をチャージ! 瀧本瞳 木本慶子 池毅
2000/2001 きゃんびー・ワンダーランド! 山野さと子  
2002/2003 ぜったいに元気! キラリンガールズ with ゆう太&ゆうか 及川眠子
ED あっちこっち しあわせ 0930 星みつる  
2004/2005 OP はんじゅくコロンブス 五條真由美 桑原永江  
ED SAYいっぱいを、ありがとう Paix2(ぺぺ) 里乃塚玲央

OP = オープニング主題歌、ED = エンディング主題歌

「どきドキキッチン」のOPは、主題歌の歌詞を忠実に再現したものだった。

放送リスト[編集]

ゲーム[編集]

ゲームボーイ
  • 『ひとりでできるもん! 〜クッキング伝説〜』 バップより1992年12月18日発売
    • クイズ方式のRPGという異色作だが、クイズの内容は日常的に料理をしている者ではないと難しい[10]上に問題数が少ないので何度も同じ問題が出る、HPを消費してアイテムを買う様子が少女売春や強制労働を連想させる、突然強敵とエンカウントするなどゲームバランスが悪い、パスワード制でありパスワードを打って再開するとこれまで獲得したアイテムが全部消去された状態になるなど低年齢層向けとは言えない出来になっている[11]
プレイステーション
  • 『キッズステーション ひとりでできるもん!』 バンダイより2001年4月26日発売
PC (Windows/Macintosh)

シリーズ終了後[編集]

2006年4月からは後継番組として『味楽る!ミミカ』が始まる。この番組は『ひとりでできるもん!』とほぼ同じスタッフによる子供向け食育番組であったものの、ほとんどが止め絵アニメで、大きく内容が異なった。番組は3年間放送され、1年目は子役がスタジオで料理する形式だったが、2・3年目は料理の作り方の紹介だけになり、視聴者によるクッキングのコーナーが追加された。

2009年3月からは『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』が開始。この番組では主要スタッフが『味楽る!ミミカ』からほぼ入れ替わったが、内容はアニメパートと実写パートをつなぎ合わせた番組で、子役がスタジオで料理をする形式が復活し、かつての『ひとりでできるもん!』に近い形になった、この作品の主役は小5→中2であるが、『幼稚園』に掲載されたり、2011年度からは幼稚園児の子役をレギュラーに加えるなど年齢対象はほとんど変わっていなかった。

2013年4月からは『すすめ!キッチン戦隊クックルン』がスタートした。

2015年3月からは『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』がスタートした。

脚注[編集]

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  1. ^ 最初のシリーズのみ3年
  2. ^ NHK教育テレビ 2009年12月31日放送「ETV50 もう一度見たい教育テレビ こどもスペシャル ひとりでできるもん!」での字幕より。
  3. ^ 1週目に本放送をした後、2週目は1週目のリピート放送となる。また、高校野球期間や年末年始などで放送休止のある週などは過去の回からの再放送となる。
  4. ^ 視聴者からのお便りを紹介するコーナー
  5. ^ その週で作った料理の総集編
  6. ^ 視聴者からの投稿で過去に放送した楽曲のリクエストコーナー
  7. ^ NHK教育テレビの大晦日長時間特別番組。番組全体の進行を兼ねて5パート(11:35-11:45,12:20-12:30,14:20-14:30,15:44-15:55,17:54-18:00,計47分)に分けて放送。
  8. ^ 2000年度第9週(2000年8月21日 - 25日)再編集版
  9. ^ 2002年度第9週(2002年8月19日 - 23日)再編集版
  10. ^ 当時インターネット黎明期であり、一般家庭にインターネットが普及しているとは言い難かったのでクイズのためにインターネット検索を頼るのは現実的ではなかった
  11. ^ 株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p32-33

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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