左利き

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レオナルド・ダヴィンチの『レダの頭部の習作』。ダヴィンチの描画の多くに見られる陰影をつけるために書かれた描線は画面左上から右下への斜線になっており、彼が左利きであることがうかがえる。
左手で文字を書く人

左利き(ひだりきき)とは、一般的に人間利き手であること、またはそのような人のことを指す。ただし広義には手・だけでなく、のいずれかが左優位の場合にも用いられる。

概要[編集]

左利きの人は一般的に右手に比べて左手がより器用で、多くの動作に左手を使うことを好む[要出典]。例えば、文字を書く、料理をする、を使うなどである。

左利きの人で、完全に左利きという人は比較的少ない[要出典]。「を持つのは左手だが、字を書くのは右手」などがあり、広義の意味で言えば「クロスドミナンス」の人が多い。これは、左利きの割合が世界的に見ても低く、基本的に「右利き」のために作られている物が世の中に多く不便な事や、親から躾られて右利きに直される事が多いためである。

左利きの人を指す言葉として「(左)ぎっちょ」(語源は毬杖から)、「サウスポー[1]」「レフティー」「グーフィー[2]」などがある。地域によっては「ぎっちょ」は差別用語にあたるため、放送禁止用語になっているが、日本の東北地方では普通に方言として使われており、決して差別や相手を馬鹿にしているわけではない。

なぜ左利きは少数なのか[編集]

1977年の統計では成人人口の8%から15%が左利きである[3]。また、わずかながら女性よりも男性の方が左利きが多いという統計結果もある[4]。この割合は古今東西を問わずほぼ一定である。古代の壁画や石像を見ても右利きの方が圧倒的に多かった。そのため矯正の影響で国によって左利きの割合は多少異なるが[5]、左利きが少数なのは文化教育食事など後天的要因によるものではないことが分かっている。しかし、なぜ左利きが少数なのか、なぜ10%前後で変動がないのかについてははっきりとした理由が分かっていない。遺伝の影響があることは分かっており、子供が左利きとなる確率は一般集団で約10%だが、片親が左利きの場合は約20%、両親が左利きの場合は26%に上がる[6]。双子研究によって、利き手が決まる原因を遺伝要因と環境要因に分けることができ、25%が遺伝要因によって説明できる(遺伝率25%)[7]。残りの75%が環境要因で、この環境には胎内環境や偶然による影響も含まれる。ただし利き手を決めるメカニズムは不明である。

以下に左利きが発生する要因とされている説を列挙する。

脳の半球説[編集]

言語と手仕事の両面において、高度な運動神経を必要とする場合、の片側の半球で判断をした方が、左右両方のを使うよりも効率的であるという理論である。脳の左側は言語を制御しているので、左脳が制御する右半身の方が発達して右利きとなる。一方で左利きの人は脳の働きが左右で逆になっていると予測できる。この理論にも問題はあり、右利きの人の90%以上は左脳に言語野があるが、左利きの人も70%近くが左脳に言語野をもつ。ただし残りの30%は予測通りに言語野が右脳にあるか、左右の脳に分散している(脳機能局在論も参照)。

左利きの人の脳は、右利きの人よりも脳の各所に機能を分散する度合いが高い。左利きの人が脳卒中の発作に見舞われた場合、右利きの脳卒中患者よりも復帰が早い。

遺伝[編集]

1970年代以降に単一遺伝子によって利き手が決定されるという理論が提唱された[5]。マリアン・アネットの理論がその代表で、右利き遺伝子が優性、左利き遺伝子が劣性と仮定された。ただし両親からともに左利き遺伝子を受け継いだ場合は、右利きか左利きかが環境によって偶然に決定され、それが完全にランダムなら左利きの割合は12.5%になる[8]。しかしゲノムワイド関連解析の結果から、利き手の決定は単一遺伝子では説明がつかず、40以上の遺伝子座が関与していると推定されてる[9]

胎内の性ホルモン[編集]

ゲシュヴィンドらは、テストステロンなどの性ホルモンが、胎児の左脳の発達を遅らし、右脳の発達を促進することで、左利きが生じるという説を1980年代から発表している[5]

胎内での姿勢[編集]

プレヴィックは、胎内での胎児の姿勢が、聴覚系の発達に影響を及ぼし、それが小脳を通じて利き手に影響するという説を提出している[5]。この理論では多数の人間が右利きとなるが、妊娠後期の胎児の前庭器官に何らかの損傷が発じると、聴覚系のシステムが変容され、左利きが生まれる[5]

利き手の決定時期[編集]

メカニズムは不明だが、利き手は出生前に胎内で決まっているという研究がある。 2004年、英ベルファストのクイーンズ大学博士・ピーター・ホッパーによって行われた研究によると、人間が右利きになるか左利きになるかは妊娠10週間目の頃に決定しているという新発見がなされた。

この研究にあたって、妊娠中の女性1000人に超音波走査を実施した結果、例えば10週間目から12週間目の頃に胎児が左手の親指よりも右手の親指を頻繁に吸っていた場合、子供はほぼ確実に右利きとして生まれてくるという関係性が得られた。

またホッパーらはそれ以外にも10週間目の頃の胎内での手の動きと利き手の関連性についてのいくつかの発見があったとしているが、胎内において脳が手に対してそれらの命令を出しているという証拠はなく、また脳の命令よりは脊髄反射によるものである可能性が高いと話している[10]

その他[編集]

左利きの戦士は左手に剣を持ち、右手に盾を持って戦うため、左半身にある心臓を危険にさらし致命傷を負う確率が高くなり、従って右利きの人間が多く生き残るという説があった。これは非常によく言われる説であるが、否定されている。まず、心臓の位置は左半身ではなく身体のほぼ中央にある。さらに盾を使ったとされる年代や地域は限定され、盾がまだない石器時代から左利きが少数であることも説明できない。

利き手の「矯正」の是非とマナー[編集]

個人差は多く見られるが、大人になるほど利き手の変更は困難である。そのため、日本を始めとする世界の多くの国で、幼少時に周囲の人物が、箸や鉛筆・ペンなどを使う「利き手の変更」を行なわせようとすることが多い。しかしこの「矯正」は本人が望んだものではないため、うまく腕を動かせないストレスに加え、「矯正」の指導をする親が激しく叱ることが多く悪影響が少なくない[11]

洋の東西を問わず、かつては左利きを身体障害者と考える人・地域は多く、さらには知的障害の一種のように扱う人もいた。そのため利き手の矯正はかなり高い比率で、時には厳しい体罰を伴ってでも矯正されていた。近年、左利きは障害ではないことが広く知れ渡ると同時に個性のひとつとして考えられるようになったため、矯正する親の割合は減ってきたが、後述の文字筆記上の不便さから学校受験などで不利になると考え、また生活上の不便(後述)を考えて矯正する親も多い[12]

また一部には、我が子をクリエイティブな能力のある子供に育てようと、右利きの子供を左利きにしようとする親もいるが、同様の悪影響があるため全く薦められない[13]

幼少時はまだ利き手が定まっていないと考えがちであるが、変更しようとする=既に左を多用しているわけで、この段階で利き手は明確に定まっている。利き手は箸や筆の持ち方とは全く異なることを理解しなければならない。幼少期の変更が多いのは適切な時期だからではなく、親の影響力が強い時期であるからと考えられる。

しかしながら、「右」と「左」とにそれぞれ意味をもつ文化では、右手左手を使い分けが定められている場面もあり、それを無視すれば礼儀やマナーに反することにもなる。そのため時と場所によっては、利き手にかかわらず右手でなければならないことがあるのは言うまでもない。

例えばインドでは左手は一般的に排便の処理をする「不浄の手」であり、食べ物を左手で食するのは多くの場合マナー違反である。また、日本の多くの「道」や文化では(書道・茶道・花道・弓道等や日本料理等)では、利き手に関わらず、右優位のしきたりが決まっている事がある。これらはルールやマナー(時には危険回避の為)として単に合理的なものもあれば、利き手の概念に囚われず"「道」としての心"を培う為のものが多く存在する。

左利きの不便[編集]

左利き用の刃物類
左利き用ギターの専門店。左利き用は、形状も弦の張り方も、さらに胴体が共鳴構造になっている場合にはブレイシングの配置といった内部構造に至るまで、右利き用(写真右端の1丁)と左右が逆である(谷口楽器にて)

世の中の製品(道具や機械、楽器など)は、右利き用に設計されているものが多い。これは左利きにとって不便なだけでなく、危険性が高い場合がある。また一般に左利き用の製品は右利き用に比べ割高であり、経済的負担を強いられる。

  • 機械の操作ボタンの多くは(向かって、以下同)右側に配置されている。
    • エレベーターのボタン、パソコンテンキーエンターキーカメラシャッターボタンなど、ほとんどが右利きを前提にしている。ただし定員の多いエレベーターは左側にもボタンがある機種もある。
    • テレビ受像機の電源スイッチや、自動販売機の硬貨投入口は向かって右側にある。
    • ノートパソコンマウスの差込み口(USBジャック)、DVDなどの光学ドライブは右側についているものが多い。また有線ネットワークアダプタのコネクタが左側に付いていることが多く、ケーブルを挿すと左側のスペースにはみ出るほか、CPUクーラーの排気口も左側に付いていることが多く、熱気が左側に排出されるためマウスを左側に置きにくい。また、マウスを使用する際、メインでクリックする方を左ボタンとしている。(右手の場合に押しやすい人差し指が左ボタン、押しにくい中指が右ボタンに配置される)
    • 電話機の受話器は左手で持つように配置・配線がなされている。右手でダイアル・またはプッシュボタンを操作したり、メモを取ったりするため。ただし、中には受話器を本体の上の方に横向きで左右どちらからでもセットできるように設計されている物も在る。
    • コンピュータゲームにおける格闘ゲームFPSの専用コントローラーでは、右手での操作にかなりの高速操作と精度を求められる(左で操作するのはスティック1つだが、右手では4~6個のボタンを操る)。FPSに関しては、一般的に流行しているのはコンシューマー(家庭用ゲーム機器、ゲームパッドプレイが主力)であるものの、賞金が高額な大会ではパソコン版タイトルをマウスとキーボードで行うことが多い(コンシューマーゲームではマウスを禁止する大会もある)。特にマウスは「銃の照準」を合わせるため、極めて精密な操作が必要とされる。更に場合によっては、マウスに非常に多くのマクロボタンもついており「右手で照準を合わせながら状況に応じてマクロボタンを押す」などの操作で、左利きプレイヤー不利になっている。特にこのジャンルは「デバイス(道具)の差」が顕著になり、自分に合った「FPSゲーム競技用マウス、キーボード、マウスパッド」の3点セットをプロでなくても揃えることが珍しくない。一般PC用のマウスに比べ市場も狭く高額であるため左利きプレイヤーは苦労させられることが多い。
  • 日本の自動改札機は右側に投入口やICカードセンサーがある。
  • 洋式の水洗式便所の洗浄レバーも通常はタンクの右側にある。
  • 缶コーヒーや缶ジュース等の飲み口(プルタブ)は右手で開けやすいよう、切り口が左奥方向に折れていく構造になっている。
  • アイロンの電源コードは本体右側から出ている物が多い。左手でアイロンをかけるとコードが邪魔になる。
  • 机に引出しが付く場合は概ね右側にある(ただし学習机では引出し部分が机の左右どちらにも置けるものもある)。
  • 公衆電話ボックスの折れ戸式の扉は、左手では非常に開けにくい構造になっている。
  • 多くの文字は右手で書くことを前提としている。
  • 学校では、教壇に向かって左側が窓に面する構造になっている。右手で筆記する際に外光を受けて手元を明るくするため。
    • 文字の多くは上から下への縦線と左から右への横線で出来ているが、左から右への横線が左手では書きにくい。これは習字や英語の筆記体で特に問題になる。左利きは紙を右へ傾けて字を書くと横線が左上から右下への斜線になるため書きやすくなるので、多くの左利きが無意識のうちに紙を傾けて書く。また鏡文字を書いてしまう左利きもいる。
    • 横書きで左から右へ文字を書く場合、書いた文字に左手が触れ、乾いていないインクがにじんでしまうことがある。(縦書きやアラビア文字ヘブライ文字ではその心配はない。)
    • なお左利きでも右利きと同様にペンの鞘を右手前に倒して(ペン先を左前につきだして)持つ者もおり、その場合は上記の左から右への横線の書きにくさや、横書きの際に乾いていない文字に左手が触れるといった問題が起こりにくく英語の筆記体も普通に書ける。
  • 刃物・工具の類も右利き用に作られたものが多い。
    • はさみの噛み合わせはほとんどが右利き用であり、左手では扱いづらい(刃が噛み合いにくく、親指側へ引く力を入れる必要があり、はさみダコができやすい)。左利き用や両利き用のはさみも存在するが、左利き用は右利き用に慣れた者には扱いづらい。線に沿って切るときには外側から覗きこまないと正確に切ることができない、何かに添えて対象を切ることができない。
    • 工作などで使用する作業用のカッターナイフは国内シェアの殆どが右利き用であり、左利き用は極めて少ない。ただし、刃自体は両刃になっている物が殆どであるため、握った時に柄をひっくり返すと左利きの者でも問題なく使用できる。
    • 片刃である日本剃刀、小刀、和庖丁の多くも右利き用である。また両刃であるカッターナイフも左手で持つとロック部分を手のひらで覆うかたちになるのでしっかりと握ることが出来ない。
    • 缶切りも本来は右手で引く力を利用して開けるが、左手では押し込む操作となる。(近年ではプルトップ式が主流になり、困難は減った。)
    • 錠前コルクスクリューパチンコなどは、右手で回転しやすくなっている。なおスロパチンコにはCRサンダーVという左ハンドルの機種があった[14]
    • 剣道では利き手に関わらず、右手が柄の鍔側・左手が柄頭を握るように指導される。ただし、当人にとっては逆の方が都合が良い。
    • 弓道では利き手に関わらず、左手に弓、右手に矢を持つ。ただし、当人にとっては逆の方が都合が良い。
    • 卓上式のボール盤は操作するハンドルが右側に付いている。
    • 電動丸ノコではモーターの右側に刃があり、右手で操作する場合は体と刃の間にモーターが位置するが、左手では刃が体に接近しており危険性が高い。安全カバーがある場合、固定していない側の木材が安全カバーに引っかかり、キックバックを起こしやすい。左利き用の製品もあるが右利き用と比べると選択肢は皆無。
    • 草刈り機は使用者から見て反時計回りに刃が回転しており、右利きの行い易い、草刈り機を右側に抱え先端部で右から左へ刈る動作にしか対応していない。左利きが草刈り機を左側に抱え、右利きと同様に右から左に刈ろうとすると、キックバックした際にキックバックを押さえきれずに、刃が足を直撃する可能性が高い。(草刈り機の構造上、左から右へ刈るという動作もできない。)特にU字ハンドルものはハンドルの右側にスロットルレバーがあり、左手側を軸にして右手で押したり引いたりして回転させるように扱う必要がある。また燃料式のものは始動用のスターターロープも左手で本体を押さえ、右手でロープを引いて始動させる必要がある。
    • 多くの電動工具にはスイッチのロックボタンがあり、右手の人差し指で押すことが想定されているが、左手では意図しない時に無意識にボタンが押されてしまい危険である。
  • 急須は持ち手の左側に注ぎ口があり、左手では外側に傾けないと注げない。ただし左利き用の物も存在する。
  • すり鉢は右手ですり易い回転方向に溝がつけられている。左利き用の物はほとんど市販されていない。
  • ファミリーレストランのスープ用おたま(レードル)は左利きの場合、非常に注ぎにくい。一部の店舗には左右両方に対応したものもあるが、尖ったほうから注ぐという先入観を捨てれば丸いおたまを使うのと同様に左手でもさほど苦労しない。
  • 定規の目盛りの多くは左から右に向って振られている。右手で持って計測するのに都合がよいため。
  • テストやアンケートなどはたいていが横書きで、問題が左、回答欄が右になっている。
    • ウェクスラー成人知能検査(WAIS-III)における「記号探し」は問題が左、解答欄が右になっており、利き手によるスコアの補正は行われていない。
  • ギターは、右手でピッキングして左手で押弦する前提のため、右利き用のものを左利きで構えると弦の上下が入れ替わり、コードフォームや音階が全て逆になる。また、初心者が楽器屋でギターを購入する際、店員に右利き用でも問題ないとはぐらかされる事が多々ある。無理に右利き用のギターを使いそれを理由に挫折してしまう者も少なくない。
    • 実際には左利き用のギターを製造するメーカーも存在し、レフティ・ギター専門の楽器店も存在する(谷口楽器の項を参照)。
    • アルバート・キング松崎しげる甲斐よしひろなど、ごく一部の左利きのギタリストの中には、右利き用のギターをそのまま用いて、コードフォームや音階を独学でマスターした者も存在する。
  • 多くのは、シリンダー(回転式弾倉)や銃身の開閉レバー、銃床の角度(ベンド、キャスト、ピッチダウン)や頬当て(チークピース)、排莢の向きなどが右利き用に設計されている。
  • 日本食の正しい食器の並べ方は、箸先を左に、握る部分を右に向けて置き、左側に飯茶碗、右側に汁椀を置くようになっている。
  • 外科医の世界では左利きは認められないとさえ言われてきた。集団作業である手術において一人だけ左利きの医師がいると対面している右利きの助手と手がぶつかったり、右利きの執刀医とは逆の動きに混乱が生じたりして作業に支障をきたす。このため、現在においても外科医は利き手に関係なく右手中心の作業を要求される。しかし、チームで行う外科手術以外においてはそれほど問題視されておらず、他の診療科においてはそれほど重要な問題ではない。
  • カードゲームなどは利き腕の差は少ないが、トランプの場合、左で扱うとインデックスが見えなくなってしまう。
  • 自転車のスタンドロック開閉は右足での操作を前提としているため、左側にロックが設置されている。このため、左利きの者も右利きの者と同様に右足でロックを開閉しなければならない。

左利きの人は多くの場面で右手用製品を使わざるを得ず、結果としてかえって左利き用の物が使いにくくなる事も多い。また両利きクロスドミナンスになる人が殆どである。またこうした不便からくるストレスや、操作ミスによる事故を起こしやすいなどの理由から、左利きは右利きに比べて平均寿命が9年短いという説(スタンレー・コレンの報告)がある。しかし、今のところ科学的な精密調査による検証は行なわれていない。

また、集団生活において、横に並んで食事をすると左利きと右利きの利き腕がぶつかるといった問題がある。建物設計でも座席間の距離は、右利きの人だけが並んだことを想定している。これは古代の軍隊でも顕著であり、代表的な例として古代ギリシアの槍部隊であるファランクスも全員右手に槍を持つことが前提となっている。左手で槍を持つことは許されなかった。現代の軍隊でも、前述のように銃火器の構造上、左利きは不便である。日本の警察では、警官の装備は拳銃が右・警棒が左の配置になっている。これは、左利きであっても変える事が認められない(そもそも左利き用ホルスターが作られていない)。 たとえば、武士は利き腕に関係なく左腰に刀を差していた。当時は道が狭く、左利きが右腰に刀を差していると道ですれ違う時に相手の刀とぶつかってしまう。刀の接触は相手への非礼とされていたため、斬り合いに発展するなどのトラブルが度々発生した。これを避けるために左利きの者も左越しに刀を差すようになった、とする説が在る。

左利きの便[編集]

なかには、歴史的経緯から多数派である右利きにとって不便で少数派である左利きにとって便利になっているものもある。

  • コンピュータのキーボード配列として一般的なQWERTY配列は、左手の使用頻度のほうがわずかながら右手より多い。多数派である右利きに便利なように右手の使用頻度を高めたDvorak配列もあるが、普及していない。
  • ビデオゲームコントローラは、業務用ゲーム家庭用ゲームを問わず、方向キージョイスティックを左手で操作するものが標準となっている。ゲームの種類にもよるが、多くの場合、複雑・微妙な操作を要求されるのは左手のほう[15]である。ゲームダコが左手指にできることが多いことも、ビデオゲームのコントローラが左手偏重であることを示している。これは、初期の業務用ゲームからの慣習である。横井軍平は、本来方向キーは右で操作するのが自然であると述べている[16]。しかし今日「プロ」が多い競技性の高いビデオゲームのジャンルの場合、左有利とは言えない。
  • 文字を縦書きするときに手が汚れない。但し、これは中国語日本語韓国語のように右から左に縦書きする言語の場合であってモンゴル語のように行を左から右に書く言語の場合は当てはまらない。逆に、アラビア語のように横書きだが右から左に書く言語の場合は、左利きの方が手を汚さずに済む。
  • 主に車両が左側通行の国・地域で主流となっている右ハンドル車を運転する時、利き手でシフトレバーカーナビゲーションシステムを操作できる。特に、シフトレバーの操作が頻繁なマニュアルトランスミッション車の運転は尚更有利である。

左利きの寿命[編集]

統計によれば、高年齢層程左利きの割合が減少する。1991年に発表された論文[17]は、この統計は左利きの人は右利きの人に比べて9年も短命であることを示すものであると主張し、その原因は左利きの人は右利き中心の世界に適しておらず、この世界で遭遇する「苦難」のために事故で死亡することが多いためであろうと示唆している。しかしその後の多くの研究により、右利きの人に比べて左利きの人が短命であるという証拠は全くないことが明らかになっている[18][19][20][21][22]

左利きに対するバリアフリー[編集]

ユニバーサルデザインの視点から、右利き左利きどちらでも快適に暮らせる社会にしようとの動きも出始めている。

例えば、大手私鉄JRが導入しているバーレススタイルの自動改札機は、左手で使う場面も考え、券投入口が左に5度向いている。他にも左右両開きの冷蔵庫など家電製品にも対応品がある。

また左利き専用の商品もあり、そうした文具や調理器具、家具などの開発をめざす企業の集まりである「レフティ21プロジェクト」が2017年2月に発足している[23]。左利き用のはさみは多くの文具店にみられる。左利き用品の専門店もある。京セラが発売していたカメラ「サムライ」は右利き用と左利き用の両方を用意していた。アーミーナイフの一部にも左利き用モデルがある。百ます計算でも、左にあった数字が、右に来ている場合がある。これにより、左手に隠れてしまう数字が見えるようになり、やりやすくなる。

楽器については、左利きだと弾きづらいものもある。小学校の生徒が授業で扱う教育楽器のうち、鍵盤ハーモニカは左利きだとかなり弾きづらくなってしまうが、楽器メーカーは製造費用の関係もあって左利き用の鍵盤ハーモニカを製造していない[24]。一方、ギターやベースについては、楽器の単価が教育楽器にくらべて高く設定できるうえ一定の需要が見込めることもあり、左利き用モデルも発売されており、谷口楽器のような左利き専門の楽器店で購入することもできる。

マウスにも左利き専用のものがある。サンワサプライは2011年から左利き専用マウス「MA-ERG2LH」を製造販売している[25]。かつて2006年にロジテックが左利き専用マウス「MX-610L」を製造販売していた[26][27]。なお、ロジテック社CEOのゲリーノ・デルーカは左利きである。マイクロソフトビル・ゲイツも左利きであるが、マイクロソフトは左利き専用のマウスはない。ただし左右対称のマウスを基本形としているため、どちらの手でも同じように使える。

スポーツ[編集]

左利きのテニス選手(ラファエル・ナダル

スポーツにおいては、時として左利きであることが有利に働く場合がある。また、競技上の優位性確保のため、あえて利き手でない腕を用いる場合がある。

特に野球ボクシング相撲柔道卓球など直接人と勝負するスポーツや一対一で必ず対戦するようなスポーツにおいては左利きであることが有利に作用する。右利きと左利きの人口比から左利きが右利きと対戦する機会が多いのに対して右利きは左利きと対戦する機会が少ないからである。右利きにとっては慣れないフォームの相手と戦う不利に加え、左利きが逆方向・逆回転の攻撃をしてくる。このため、多くのスポーツで左利きを利点として戦う選手がトップクラスにいる(ボクシングで世界王座13度防衛、うち6連続KO勝ちの記録を持つ具志堅用高も左利き)。一般的にサッカーアイスホッケーなど、相手側と対称のコートで行う球技の場合、右側には右利きの選手、左側には左利きの選手を配置するのが有利であるとされる。

野球の左打ちは、上記の理由以外にも

  • 塁が近い。
  • 草野球では守備力の劣る者が務めることの多い右翼手(1.打者から遠いポジションの一つで、2.送球を受ける機会がなく、3.草野球の打者は右打ちが多く、流し打ちができる者が少ないため)の前に打球を運びやすい。
  • センターラインより右に打球を運びやすいため、一塁や二塁にいる走者が三塁に進塁しやすい。

等の理由から有利とされている。

左利き打者の場合は大半が左打ちだが、左手(利き手)をスイングの引き手にすることでバットが振り抜きやすくなるという理由などで、左利き打者が右打ちに矯正することも極稀にある。一方、左投げでは守備位置の制限が大きく、ほぼ投手一塁手外野手に限られる。これは捕球を右手、送球を左手で行うと一塁方向への送球の際右投げよりタイムラグが発生してしまうことが理由である(逆に進塁方向への送球は右投げより早く行うことが出来るが、こちらの守備機会は少ない)。ただ投手の場合左投げ投手の人口が少ないため対戦経験を積むことが難しく、アマチュアでは一般的には投手有利とされ、プロでも左で速球を投げる投手は右より速く感じられるという。さらにセットポジションでマウンドに立つとそのまま一塁を見ることができるので、一塁ランナーの牽制もしやすい。また、この優位性が広く認識されているので、リトルリーグ中学校の野球部などでは、左利きという理由だけで投手にされてしまうことも珍しくなく、場合によっては左利きであることを理由に生徒などに対して勧誘を行う指導者も見られる。逆に、右バッターが多いので、左利きの捕手は送球に不利であり特に少なく、左利き用のキャッチャーミットは都市部でも取り寄せでなければ入手困難である。

逆に、左利きであっても左腕で投げず、右腕で投げる選手もいる。阪神鳥谷敬ヤクルト由規巨人坂本勇人(兄のグラブを使った影響)[28]岩隈久志(箸は左手で持つ)、畠世周[28]などが左利きの右投げとして知られている。野球選手以外の有名人ではももいろクローバーZ百田夏菜子[29][30]などが彼らと同様である。

相撲では、古くは江戸時代に無敵を誇った大関雷電大正後期の土俵を支配した横綱栃木山、昭和の大横綱として知られる双葉山、柏鵬時代を作った大鵬柏戸、「黄金の左」の輪島、平成に入っても朝青龍などの横綱、現役力士の琴奨菊鶴竜阿炎など左利きの力士が知られる。ただし四つ身との関係では、利き腕を上手にする方が一般的(右利き:左四つ、左利き:右四つ)ではあるものの、利き腕をあえて下手にする場合もあり、右四つと左四つを使い分けるいわゆる「なまくら四つ」の力士も少なくないため、一概には言えない[31]

アイスホッケーにおいては、リンクがフェンスで囲まれていて左ポジションはフェンス際でのプレイにおいて、右利きではスティックが内向きとなり、フェンスに沿わせたパックの処理が難しく、シュートを打つ体勢にも不利だが、左利きは外向きとなり前述の点で有利であるため、ゴールキーパー以外は半数近くを左利きの選手で占めるチームも存在する。アイスホッケーではスティックの根元を右手で持つ場合「左打ち」(右打ちはその逆)とする。強豪国代表レベルになると左打ちが半数を超えることも多い(真ん中の選手が左打ちの場合が多い)。右利き左打ちの有利点はショットの威力は落ちるものの、小回りが効きパックを奪いやすい。またゴールキーパーは右利きが多く、ゴールキーパーとの相性も良いという説もある。NHLの通算ポイントの上位ランキング選手は中央のポジションにも関わらず、左打ち選手は多い(アイスホッケーの神様と言われるウェイン・グレツキー)、現役最高のセンターとも言われるも多いシドニー・クロスビーなど優秀な選手に左打ちが非常に多い。

ハンドボールにおいて、右45度、右サイドに左利きを置くことによって、プレーの幅が広がる。稀にセンターに左利きを置くこともある。

テニスや卓球のダブルスでは、ラケットを握る手が共に外側または中央に来るように2人が立つことによって、利き手が同じペアよりもカバーできる範囲が広がり有利である。

競馬では、左にササる(ヨレる)癖がある馬などで、左手でムチが巧みに扱えその癖を抑えられるのではないかという期待から、左利きの騎手が起用されることがある。実例としては、1954年の第21回東京優駿(日本ダービー)で、左回りの東京競馬場では内(左側)にササる癖が出るゴールデンウエーブが、左利きの岩下密政を鞍上に迎えて、見事に優勝したことが知られている。またばんえい競馬においては、普段と異なるムチの入れ方で馬を発奮させることを期待して左利きの騎手に騎乗を依頼するケースがある[32]

バレーボールでは、左利きの選手はセッター対角のポジションに置かれ、主にライトプレーヤーとして起用されることが多い。大林素子が得意としたコート右端から左端までのブロード(移動)攻撃は、右利きのプレイヤーが行う場合よりもさらに外側(体一つ分、若しくはアンテナぎりぎりの位置)からスパイクを打つことが出来、「モトコスペシャル」と呼ばれた。また、セッターが左利きの場合、右利きには難しいとされるツーアタックを比較的容易にこなせるため、攻撃の幅が広がるといった利点がある。中田久美、ジェフ・ストークなどが得意としていた。

短距離走では、トラックが左に向かっているため、走る際に体重がかけづらい(右半身で体重をかけなければならない)ため一般には不利といえる。

サーフィンスケートボードの左利きのスタンスの事を「グーフィー」と呼ぶ。右利きは「レギュラー」と呼ばれる。試合のパンフレットなど公式の案内では、「スタンス L」などグーフィーという言葉を避けている。

腕以外の左利き[編集]

単に左利きと言えば利き腕を指すことが多いが足、眼球、耳なども左右片方を重点的に使っている。サッカーなどでは左のポジションで左利きが非常に有利である。なお利き腕と利き足は必ずしも一致するわけではなく、利き腕は右手で利き足は左足の人(例ではサッカーの中村俊輔、野球の岩村明憲など)左手利きで右足利き(サッカーのカレッカ、野球のジェフ・ウィリアムスなど)も多数いる。利き目と利き腕が異なる者が銃を構える際、利き目でない目で照準を行うか、利き腕でない手で銃を持つこととなるため、そうでない者より難しくなる。拳銃ではこのような状態でも柔軟に対応可能だが、ブルース・ウィリスのように独特の構え方となる。

腕以外の左利きの不便も多々ある。

  • カメラのファインダーは本体の中央よりも左側にあり、右目で覗いている場合には左目の視界が開けているが、左目で覗くとカメラ本体が顔に被さって視界を遮られる。
  • ビデオカメラでファインダーが横に付いている形状の場合、ファインダーは本体の左側にあり右目で覗くようになっているため、左目で覗くことができない。
  • オートバイは右利きが前提の設計であり、スロットル(アクセル)操作が右手である。また、車体の左側から右手で引き上げなければメインスタンドがかけられない(メインスタンドのステップは左側だけに付いている)。

「左利き」という言葉の表現の転用[編集]

酒飲みの人を「左利き」「左が利く」という。これは、石細工を行う職人では左手にのみを持つため「のみを使う手」=「呑み手」という言葉遊びからである。「左党(さとう)」とも呼ばれるようになった。また、建築家の左甚五郎は左利きであったことから命名されたという説もある。

スペインでは「左利きの人」と言うと、悪意から犯罪を犯した人や泥棒を示すことがある。

脚注[編集]

  1. ^ 1892年にシカゴヘラルド紙の記者の作った造語である。野球の本塁が北西にあるのが原則であるため、左投げ投手の手(ポー:paw)は南(サウス:South)からくり出されることから名づけられた。広辞苑では「アメリカ南部出身の大リーグ所属投手に左利きが多かったことから」としている(これらの説には異論もある)。
  2. ^ ただし、常に左利きのことを指すとは限らない。スノーボードでは利き足が右のことをグーフィーと呼ぶ。
  3. ^ Hardyck, C., & Petrinovich, L. F. (1977). "Left-handedness," Psychological Bulletin, 84, 385–404.
  4. ^ 前原勝矢「『右利き・左利きの科学』利き手・利き足・利き眼・利き耳」 講談社 1989年
  5. ^ a b c d e 八田武志『左対右きき手大研究』化学同人、2008年
  6. ^ 子供の科学のWEBサイト KoKaNet!
  7. ^ Medland SE, Duffy DL, Wright MJ, Geffen GM, Martin NG. Handedness in twins: joint analysis of data from 35 samples. Twin Res Hum Genet. 2006 Feb;9(1):46-53.
  8. ^ 『左対右きき手大研究』化学同人、2008年
  9. ^ McManus, IC; Davison, A; Armour, JA (June 2013). “Multilocus genetic models of handedness closely resemble single-locus models in explaining family data and are compatible with genome-wide association studies.”. Annals of the New York Academy of Sciences 1288 (1): 48–58. doi:10.1111/nyas.12102. PMC: 4298034. PMID 23631511. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4298034/. 
  10. ^ http://x51.org/x/04/07/2252.php
  11. ^ イギリス国王ジョージ6世は幼少期から少年時代に、父ジョージ5世により左手に長いひもを結び付けられ、左手を使った時には父から乱暴に引っ張られ、この虐待によりジョージ6世は重度の吃音になってしまった。また水森亜土王貞治ルイス・キャロルネルソン・ロックフェラーウィンストン・チャーチルも左利きであったが、同様もしくは類似の虐待を受け、水森とキャロルに至っては前述のジョージ6世と同様、吃音に悩まされることとなってしまい、チャーチルも生涯後遺症に苦しめられた。
  12. ^ また「矯正」しようとするのは親や祖父母だけではなく、教育関係者の中にも「利き手矯正ができる」ことが教育者としての自身の実績や高評価につながると考える者もおり、幼稚園や小学校の教諭などが保護者の意向を無視して矯正を行おうとすることも見られる。
  13. ^ 『なぜ阪神は勝てないのか? ~タイガース再建への提言』(岡田彰布との共著)角川ONEテーマ21 (角川書店、2009年)p109: 実例として江夏豊は幼少期の折に兄から左利き用のグラブを買い与えられ、右利きであったにもかかわらず強制的に左利きへと矯正された。
  14. ^ 史上初の左ハンドル! アルゼ『CRサンダーV』発表 - https://www.pachinkovillage.com/news/?p=164
  15. ^ NINTENDO64の3DスティックやPlay Stationの左側アナログスティックは大半のタイトルで移動操作に割り当てられている。
  16. ^ 【ファミコンはこうして生まれた】 第5回:試行錯誤のなかから十字ボタンを見いだす
  17. ^ Coren S, Halpern DF (1991). “Left-handedness: a marker for decreased survival fitness”. Psychological Bulletin 109 (1): 90–106. doi:10.1037/0033-2909.109.1.90. PMID 2006231. 
  18. ^ Harris, LJ (1993). “Do left-handers die sooner than right-handers? Commentary on Coren and Halpern's (1991) "Left-handedness: a marker for decreased survival fitness"”. Psychological Bulletin 114 (2): 203–234. doi:10.1037/0033-2909.114.2.203. PMID 8416031. 
  19. ^ Person PG, Allebeck P (1994). “Do left-handers have increased mortality?”. Epidemiology 5 (3): 337–340. doi:10.1097/00001648-199405000-00013. PMID 8038249. 
  20. ^ Hicks RA, Johnson C, Cuevas T, Deharo D, Bautista J (1994). “Do right-handers live longer? An updated assessment of baseball player data”. Perceptual And Motor Skills 73 (3 Pt 2): 1243–1247. PMID 7936949. 
  21. ^ Westergaard GC, Lussier ID (1999). “Left-handedness and longevity in primates”. The International Journal Of Neuroscience 99 (1-4): 79–87. PMID 10495198. 
  22. ^ Martin WL, Freitas MB (2002). “Mean mortality among Brazilian left- and right-handers: modification or selective elimination?”. LATERALITY 7 (1): 31–44. PMID 15513186. 
  23. ^ 【チェック】そうよ商機よサウスポー 業界超えグッズ開発『毎日新聞』夕刊2018年10月4日(1面)2018年10月12日閲覧。
  24. ^ 南川朱生「左利き用の鍵盤ハーモニカについて
  25. ^ MA-ERG2LH - サンワサプライ
  26. ^ ロジクール、左利き向けレーザー双方向通信マウス「MX-610L」 - ITmedia 2006年3月9日
  27. ^ ロジクールの左利き専用マウス「MX610L」を試す - Impress PC Watch 2006年5月16日
  28. ^ a b “日本で1%しかいない左利きAB型の右腕・畠は天才か”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2017年7月24日). http://www.hochi.co.jp/giants/column/20170724-OHT1T50131.html 2018年2月8日閲覧。 
  29. ^ “ココ☆ナツ”. 百田夏菜子公式ブログ. (2010年8月7日). http://gree.jp/momota_kanako/blog/entry/481207530 2018年2月8日閲覧。 
  30. ^ “ももクロ・百田夏菜子、ノーバン始球式「100点!」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2017年8月17日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170816-OHT1T50216.html 2018年2月6日閲覧。 
  31. ^ 桑森真介『大相撲の見かた』(平凡社新書)80頁には「平成25年3月場所の幕内力士42名中、右四つは20名、左四つは6名、どちらともいえない力士は16名である。稽古で押しの練習をする場合でも、受け側は右胸を前に出し、押す側はその右胸を押すことが一般的だ。これは右四つで、右胸が前に出る体勢と合致している。つまり右四つがベースとなった稽古が行われているのである。」「一般的には、左四つは力士の中でも比較的少なく、左四つの体制を押すことには不慣れなために、左四つが有利になるのであろう。」という主張が記述されている。
  32. ^ 【古林 英一さん】ばんえい十勝オフィシャルホームページ

文献[編集]

  1. Hardyck, C., & Petrinovich, L. F. (1977). "Left-handedness," Psychological Bulletin
  2. Raymond, M.; Pontier, D.; Dufour, A.; and Pape, M. (1996). |Frequency-dependent maintenance of left-handedness in humans," Proceedings of the Royal Society of London
  3. Cantor, J. M.; Klassen, P. E.; Dickey, R.; Christensen, B. K.; Kuban, M. E.; Blak, T.; Williams, N. S.; & Blanchard, R. (2005). "Handedness in pedophilia and hebephilia," Archives of Sexual Behavior
  4. Schachter, S. C.; Boulton, A.; Manoach, D.; O'Connor, M.; Weintraub, S.; Blume, H.; & Schomer D. L. (1995). "Handedness in patients with intractable epilepsy: Correlations with side of temporal lobectomy and gender," Journal of Epilepsy
  5. Batheja, M., & McManus, I. C. (1985). "Handedness in the mentally handicapped," Developmental Medicine and Child Neurology
  6. Cornish, K. M., & McManus, I. C. (1996). "Hand preference and hand skill in children with autism," Journal of Autism and Developmental Disorders
  7. Grouios, G.; Sakadami, N.; Poderi, A.; & Alevriadou, A. (1999). "Excess of non-right handedness among individuals with intellectual disability: Experimental evidence and possible explanations," Journal of Intellectual Disability Research

関連項目[編集]

外部リンク[編集]