バッキー (マーベル・コミック)
Bucky | |
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出版の情報 | |
出版者 | マーベル・コミック |
初登場 | バッキーとして: 『キャプテン・アメリカ・コミックス』1号(1941年3月) ウィンター・ソルジャーとして: 『キャプテン・アメリカ』(vol. 5)1号 (2005年1月) キャプテン・アメリカとして: 『キャプテン・アメリカ』(vol. 5)34号 (2008年1月) |
クリエイター | ジョー・サイモン ジャック・カービー |
作中の情報 | |
本名 | James Buchanan Barnes |
所属チーム | ニューアベンジャーズ インベーダーズ ヤング・アリーズ Kid Commandos アベンジャーズ デパートメントX Legion of the Unliving |
著名な別名 | バッキー、ウィンター・ソルジャー、キャプテン・アメリカ |
能力 | Skilled acrobat, fighter, scout, and assassin Superhuman strength derived from cybernetic arm Vibranium-steel alloy shield |
バッキー(Bucky)は、マーベル・コミックの世界に登場する架空のスーパーヒーローである。本名は、ジェームス・ブキャナン・"バッキー"・バーンズ(James Buchanan "Bucky" Barnes)で、ジョー・サイモンとジャック・カービーが創造し、1940年代のマーベルの前身であるタイムリー・コミックスより出版された『キャプテン・アメリカ・コミックス』1号(1941年3月)でサイドキックキャラクターとして登場した[1]。2005年、オリジナルのバッキーは死亡していたという設定が変更され、ウィンター・ソルジャー(Winter Soldier)として生きていたことが明らかとなった。2008年にスティーブ・ロジャースが死亡した後は、キャプテン・アメリカ(Captain America)を名乗るようになった。
出版史
1940年、ジョー・サイモンがマーベル・コミックスの前身であるタイムリー・コミックスのためにキャプテン・アメリカの初期スケッチを作成したとき、彼は若いサイドキックも構想した。サイモンは自身の自叙伝にて、「私の高校時代の友人のバッキー・ピアソンにちなんでバッキーと名付けた」と語っている[2]。バッキー・バーンズは『キャプテン・アメリカ・コミックス』1号(1941年3月)で初登場し、その後も同コミックや他のタイムリー・コミック作品にも現れ、さらに子供だけのチームであるヤング・アリーズのひとりを務めた。
2005年の『キャプテン・アメリカ』誌にて、シリーズのライターのエド・ブルベイカーは、バッキーが第二次世界大戦の終わり頃に死亡したと見られているという展開を覆し、暗殺者として生き延びていたという後付け設定により復活させた。
バッキーの死亡設定は、長らく覆らなかった「コミックにおける死亡」の例の一つとして知られており、コミック・ファンの間では「コミックで生き返らないのはバッキー、ジェイソン・トッド[3]、ベンおじさん[4]だけだ」とまで言われていた[5]。
バッキーの死は、マーベル・ユニバースには若いサイドキックがなぜいないかを説明するのに使用され、また、スタン・リーは子供をサイドキックにするのを嫌っていた[6]。
キャラクター経歴
オリジンと第二次世界大戦期
バーンズ(15代アメリカ合衆国大統領のジェームズ・ブキャナンにちなんで名づけられた)は、1925年にインディアナ州シェルビービルで生まれた[7]。父親は軍人だったが第二次世界大戦前に死亡したため孤児となり、米軍キャンプで育てられ、その結果マスコットとして非公式に採用された。「バッキー」というあだ名で呼ばれた彼はティーンエイジャーであるにもかかわらず、軍服を着て、軍人生活を始める。やがて彼はプライベートのスティーブ・ロジャーズと出会い、友人となる。
1940年、バッキーはスティーブがキャプテン・アメリカの服に着替えている所に偶然出くわし秘密を共有することになった。バッキーはキャプテン・アメリカのパートナーに選ばれ、軍は彼をアメリカの若者を勇気づけるシンボルとした。二人はレッドスカルと戦い、そしてキャプテン・アメリカはバッキーをパートナーと認めた[8]。キャプテン・アメリカとバッキーはナチスと戦い続け、そしてスーパーヒーローチームのインベーダーズに参加し、最初の任務ではマスターマンと戦った[9]。
第二次世界大戦末期、キャプテン・アメリカとバッキーはバロン・ジーモの無人爆撃機を止めようとするが、空中で爆発に巻き込まれてしまう。ロジャースは大西洋の極寒地で氷漬けになり[10]、後にその身体はヒーロー達により解放され、アベンジャーズに参加する[11]。
なお、ウィンター・ソルジャーとしての復活時に上記のオリジン設定は修正され、バッキーは軍で幼少時より高度な軍事訓練を受けており特殊工作部隊への配属が予定されていたが、「キャプテン・アメリカと共に戦う少年兵士」というシンボルとして抜擢されたという設定になった。
ウィンター・ソルジャー
飛行機が爆発した後、ロシアの哨戒潜水艦のヴァシリー・カルポフ司令官と乗組員が冷凍された片腕の無いバッキーの身体を発見する。バッキーはモスクワで蘇るが、爆発によって脳に傷を負い、記憶喪失となってしまう。技術が向上すると、科学者は機械の腕をバッキーに付けた。
バッキーはデパートメントXのために働くソ連の暗殺者としてプログラムされ、ウィンター・ソルジャーのコードネームの下で任務を遂行する。また、ソ連のエージェントであった間、彼はブラック・ウィドウとも知り合っていた。ウィンター・ソルジャーは任務が無いときは常に冷凍保存されていたため、第二次世界大戦終了以降数年分しか齢をとっておらず、若い姿を保ち続けていた。1968年、ウィンター・ソルジャーは第二次大戦時に一度会っていたチャン・チン教授を殺すことになった。しかしながら彼は、ザ・マン・ウィズ・ノー・フェイスと呼ばれる者によって束縛され、その後辛くも脱出した[12]。また、ウィンター・ソルジャーはウルヴァリンをウエポンXから脱出させるのを手伝うが、ロミュラスの命令でダケンを妊娠していたウルヴァリンの妻のイツを殺害してしまう[13]。
現代。ウィンター・ソルジャーは、旧ソ連の元将軍のアレキサンダー・ルーキンの命令により、レッドスカルとジャック・ムーア(ノーマッド)を殺害した。ウィンター・ソルジャーはフィラデルフィアで数百が死亡するテロを起こし、ルーキンは手に入れたコズミック・キューブにパワーを補充する。さらに彼は国際的諜報機関S.H.I.E.L.D.のエージェントでスティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の恋人のシャロン・カーターを誘拐する。彼女は救出される際、ウィンター・ソルジャーがバッキーに似ていたとキャプテン・アメリカに報告する。S.H.I.E.L.D.のニック・フューリーはウィンター・ソルジャーの存在を確認するが、彼の正体を突き止めることはできなかった。
キャプテンアメリカはウィンター・ソルジャーを捜し出し、対決する。キューブのコントロールを得ると、「お前は自分が何者か思い出すんだ」とウィンター・ソルジャーに言った。バッキーは記憶を取り戻すが、それまでの行動に対する後悔の念に囚われ、コズミック・キューブでどこかに瞬間移動してその場を去った[14]。
彼はその後まもなく、キャプテン・アメリカがロンドンへのテロ攻撃を防ぐのを助けるために再登場する。彼の失った義手の代わりと自分を雇うことをニック・フューリーに頼んだ[15]。スーパーヒューマン登録法をめぐるシビル・ウォーのイベントの後、ウィンター・ソルジャーは、逮捕されたスティーヴ・ロジャースの脱獄させるフューリーの計画を助ける。しかしながら計画を実行する前にロジャースは暗殺されてしまう[16]。ウィンター・ソルジャーはスティーヴの死の責任は登録法賛成派のトニー・スターク(アイアンマン)のせいであり、彼を殺そうと考え、また、トニーが新しいキャプテン・アメリカを指名すると推測し、それができないようにS.H.I.E.L.D.のエージェントのブラック・ウィドウからキャプテン・アメリカの盾を盗んだ[17]。その後、クロナスでウィンター・ソルジャーはルーキンがレッドスカルであることを知り、そして悪の精神科医のドクター・ファウストスに洗脳されそうになった[18]。
ウィンター・ソルジャーの初登場エピソードは2011年10月に小学館集英社プロダクションより『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』というタイトルで日本語版が出版されている(ISBN 978-4-7968-7100-6)。
ニューキャプテン・アメリカ
フォースタスから逃れたウィンター・ソルジャー(バッキー)はS.H.I.E.L.D.によって捕らえられ、そしてスティーヴ・ロジャースが長官のトニー・スタークに手紙を残し、彼はキャプテン・アメリカの名を絶やさないで欲しいと望んでいたことを知る。スタークはバッキーが新しいキャプテンアメリカになることを提案する。バッキーは、スタークが自分の完全な自主性を保証してくれるなら、新しいキャプテンアメリカになるのに同意すると言った[19][20]。この協定はスーパーヒューマン登録法に反するので、スタークはニューキャプテン・アメリカの援助を極秘とした。バッキーはキャプテン・アメリカとなり、新しいコスチュームを身に纏った[21]。彼と仲間たちは、レッドスカルの陰謀を阻止するのに成功し、ニューキャプテン・アメリカは民主党と共和党の大統領候補者を暗殺の魔の手から救って民衆からの支持を得た。また彼はブラック・ウィドウとの関係を再開した[22]。
2008年に開始されたミニシリーズ『アベンジャーズ/インベーダーズ』では第二次世界大戦期のインベーダーズがタイムトラベルして現代のマーベル・ユニバースに出現し、マイティ・アベンジャーズとニューアベンジャーズに出会った。『アベンジャーズ/インベーダーズ』第4号ではS.H.I.E.L.D.のヘリキャリアーから降りてきた過去のバッキーが未来の自分自身であるキャプテン・アメリカと出会った[23]。
「シークレット・インベージョン」では、スクラルが地球侵略を開始して多数のヒーローが倒れた後、ニューキャプテン・アメリカはソーがセントラル・パークで市民を守っているのを見ている姿が確認できる[24]。その後彼は他のヒーローたち(マイティ・アベンジャーズ、ニューアベンジャーズ、イニシアチヴ、サンダーボルツ、ニック・フューリーとシークレット・ウォーリアーズ、ヤング・アベンジャーズ、フッドのグループ)と共に、スクラルの女王ヴィランケが率いるスーパースクラルの軍団と戦う[25]。
「シークレット・インベージョン」の後、バッキーはジム・ハモンド(初代ヒューマン・トーチ)の遺体を国連が保存し研究していることを知る。遺体はチャン・チン教授によって盗まれ、彼はそれを使ってウィルスを作り、地球の人口の半分を減らそうとしていた。バッキーはネイモアと協力してチンの野望を喰い止め、ジムの遺体を適切に埋葬されるように働きかけた[26]。
「シークレット・インベージョン」の縁でバッキーはニューアベンジャーズに加わり、自分の家を作戦基地として提供した。彼は、後にルークとジェシカの子供ダニエルの捜索に参加した[27]。バッキーがチームのリーダーになると考えられていたが、経験不足を理由に彼はそれを断った[28]。
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パワーと能力
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バッキー・バーンズは火器や手榴弾などの軍用の兵器の使用に熟練し、また同様に素手の戦闘や武道も心得ている。
ニューキャプテン・アメリカとなって以降は、先代キャプテン・アメリカより受け継いだ超合金製シールドを武器としているが、シールドのみではなく腰に下げた銃器も併用している。これは、超人血清によって強化された肉体を持つ先代と違い常人であるため、それを補うためである。
バッキーと呼ばれたその他のキャラクター
フレッド・デイヴィス(第二次世界大戦末 - 戦後のバッキー)
ナチスドイツ降伏直前にキャプテン・アメリカとバッキーが死亡したものと看做されると、国民や将兵の士気低下につながることを恐れたトルーマン大統領は、スピリット・オブ・'76と言うヒーローだったウィリアム・ナスランドにキャプテン・アメリカの代わりを務めるように依頼した。彼をサポートするのは、ニューヨーク・ヤンキースの元バットボーイであるフレッド・デイヴィス(Fred Davis)で、1942年より時折バーンズの代理でバッキーを務めていた。新しいキャプテン・アメリカとバッキーは戦争終結後もオール・ウィナーズ・スクアッドと共に犯罪と戦い続けていた。ナスランドは1946年にアンドロイドのアダムIIと戦って死亡し、キャプテンアメリカの名はアイデンティティはパトリオットことジェフリー・メイスが引き継いだ[30]。
デイヴィスは1948年までメイスをサポートしていたが、銃弾によって足に障害を負い、引退を余儀なくされた。1951年、デイヴィスは、戦争犯罪者を追う秘密組織に参加した[31]。
ジャック・モンロー(1950年代のバッキー)
1953年、キャプテン・アメリカとバッキーを崇拝するジャック・モンロー(Jack Monroe)という孤児は、同じく崇拝者であり、外見をスティーブ・ロジャースそっくりに整形した歴史の教師と出会う。さらに「ロジャース」はナチスの調査をしている際に超人血清の製造法を知り、二人は血清を使用して、キャプテン・アメリカとバッキーを名乗って共産圏のスパイやヴィランと戦い始める[32]。
しかし、「ロジャース」とモンローの血清は不完全なものであり、オリジナルのキャプテン・アメリカのように安定状態にならなかった。その結果、肉体的強度は人間の限界まで引き上げらてい居るにもかかわらず、精神は異常をきたすようになった。1954年半ばまでには、彼らは共産主義者と決めつけた相手ならば実際には無関係の一般人までも無差別に攻撃するようになっていた。1955年、FBIは何とか彼らを探し出して冷凍睡眠させた[33]。
モンローは精神異常が治るとノーマッドという名のヒーローとして活動を始めた。
リック・ジョーンズ
スティーヴ・ロジャースが現代に目覚めた後すぐ、マーベルのサイドキックキャラであるリック・ジョーンズと出会った。氷から解放されたばかりで混乱していたロジャースは姿が似ていた彼のことをのバッキーと呼んだ。また、ジョーンズ自身もキャプテン・アメリカのパートナーになろうと考え、バッキー服装を身につけた。
レマー・ホスキンス
キャプテン・アメリカの役割がジョン・ウォーカーによって引き継がれたとき、彼はバックアップチームとしてブロード・アーバン・コマンドーズ(バッキーズ)を形成した。ウォーカーの主なパートナーはアフリカ系アメリカ人のレマー・ホスキンス(Lemar Hoskins)で、「バッキー」を名乗った。
リッキー・バーンズ
リッキー・バーンズは、オンスロート事件の際にフランクリン・リチャーズが創造した並行世界「カウンターアース」(『ヒーローズ・リボーン』の舞台となった世界)でキャプテン・アメリカのサイドキックとなった少女である。リッキー・バーンズはその世界ではヤング・アリーズのメンバーだった。
その他のバージョン
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その他のメディア
テレビ
- The Marvel Super Heroes のキャプテン・アメリカのパートで登場した。
- 『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』では、スコット・メンヴィルの声で登場した。
- The Super Hero Squad Show のエピソード "World War Witch" ではロッド・ケラーの声で登場した。インベーダーズのメンバーであると見られる。
映画
- アニメ映画 Ultimate Avengers でアルティメット・バッキーが登場するが、声の出演はクレジットされていない。
- 2011年の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では、 セバスチャン・スタンが演じるジェームズ・バーンズがスティーブと同年代の親友「バッキー」として登場する[34]。また、映画とのタイアップのコミックではバッキーとスティーヴ・ロジャースの出会いが明らかにされ、若いバーンズがいじめっ子からロジャースを救った後に二人は友人となる[35]。同作品で死んだと思われたバッキーだが、2014年公開の続編『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』において洗脳された暗殺者「ウィンター・ソルジャー」として再登場する。
コンピュータゲーム
- 『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE』ではウィンター・ソルジャーがクリスピン・フリーマンの声で登場する。ドクター・ドゥームのマスターズ・オブ・イーヴルの一員である。
- Marvel: Ultimate Alliance 2 のWii、PS2、PSP版に登場する。
- Marvel Super Hero Squad: The Infinity Gauntletではバッキーとウィンター・ソルジャーがロッド・ケラーの声で登場した。
参考文献
- ^ The 1995 Marvel Milestone Edition: Captain America archival reprint has no cover date or number, and its postal indicia says "Originally published ... as Captain America #000". Timely's first comic Marvel Comics #1, likewise had no number on its cover, and was released with two different cover dates.
- ^ Simon, Joe, with Jim Simon. The Comic Book Makers (Crestwood/II, 1990), p. 50. ISBN 1-887591-35-4. Reissued (Vanguard Productions, 2003) ISBN 1-887591-35-4
- ^ 『バットマン』の2代目ロビン。2004年にヴィランとしてまさかの復活。
- ^ 『スパイダーマン』ことピーター・パーカーの叔父。
- ^ Archive of Jonathan V. Last (2007-03-13). "Captain America, RIP", The Wall Street Journal, March 13, 2007. Retrieved November 10, 2010. Original page
- ^ Lee, Stan, Origins of Marvel Comics (Simon and Schuster, 1974; Marvel Entertainment Group, 1997 reissue, ISBN 0-7851-0551-4), p. 17
- ^ Captain America v.5 #50
- ^ Adventures of Captain America #3-4
- ^ Giant-Size Invaders #1
- ^ depicted in Avengers #56
- ^ The Avengers #4 (1964年3月)
- ^ Captain America (v.5) #45
- ^ Wolverine (v.3) #40
- ^ Captain America (v.5) #14
- ^ Captain America (v.5) #18-21
- ^ Captain America #25
- ^ Captain America (v.5) #27
- ^ Captain America (v.5) #31
- ^ Captain America #30 (2007年9月)
- ^ Captain America #33 (2007年12月)
- ^ Captain America vol. 5, #34 (2008年3月)
- ^ Captain America #42
- ^ Avengers/Invaders #4
- ^ Secret Invasion #4
- ^ Secret Invasion #6
- ^ Captain America #43-48
- ^ New Avengers #48
- ^ New Avengers #51
- ^ Captain America vol. 5, #43
- ^ What If #4 (1977年8月)
- ^ Captain America Comics #66, 1948; Citizen V and the V-Battalion #1-#4, 2001
- ^ Young Men #24 (1953年12月)
- ^ Captain America #153 (1972年9月)
- ^ http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=64744/
- ^ Captain America: First Vengeance #1