レ・ミィ×コトナ

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レ・ミィ×コトナ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 2005年 - 2007年
レーベル avex
共同作業者

田中統英(音楽プロデューサー)[1]
森由里子(作詞)
marf(作詞)
山下慎一狼(作詞)
酒井陽一(作詞・作曲)
YUPA(作曲・編曲)
鳴瀬シュウヘイ(作曲・編曲)

Ryo(作曲・編曲)
公式サイト レ・ミィ×コトナ(閉鎖済)
メンバー

レ・ミィ(ボーカル)

コトナ・エレガンス(ボーカル)

レ・ミィ×コトナは、テレビアニメゾイドジェネシス』および、関連作品に登場する架空音楽ユニット。略称は「レミコト」。

概要[編集]

『ゾイドジェネシス』ヒロインのレ・ミィ(こやまきみこ)、コトナ・エレガンス(伊藤静)によって構成されている。アニメ本編での活動は無く、エンディングテーマの歌唱を務めた[2]。 現実世界では、エンディングテーマだけに留まらず、様々なメディア展開を繰り広げた。公式サイトでは「ゾイドジェネシスから生まれた究極のツンデレキャラ」と呼称された[注 1]

メンバー[編集]

レ・ミィ
『ゾイドジェネシス』におけるメインヒロイン。12歳でキダ藩次期後継者の姫君でもある。
楽曲中では「丸焼き」「乙女のビンタ」といった、アニメに登場するワードが数多く使用されている。
ソロで歌唱する場合は「passionate princess」と表記される(直訳で「情熱的な王女」)。
詳細は「レ・ミィ」を参照。
コトナ・エレガンス
『ゾイドジェネシス』におけるもう一人のヒロイン。17歳で、幼い容姿のミィとは対照的に、スタイルが良く大人びた容姿をしている。
ソロで歌唱する場合は「mystic sister」と表記される(直訳で「神秘的な姉」)。
詳細は「コトナ・エレガンス」を参照。

ディスコグラフィ[注 2][編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル 規格品番 楽曲 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2005年11月2日 ありのままでlovin’ U AVCA-22438 AVCA-22438/B AVCX-22438 DISC1(CD)

1. ありのままでlovin’ U

2. ありのままでlovin’ U Z’s staff real edition

3. ありのままでlovin’ U passionate princess Ver.

4. ありのままでlovin’ U mystic sister Ver.

5. ありのままでlovin’ U forceful TRANCE remix

6. ありのままでlovin’ U instrumental

7. SISTER’s VOICE1 (BONUS TRUCK)

8. SISTER’s VOICE2 (BONUS TRACK)


DISC2(DVD)

1. ありのままでlovin’ U original CLIP

2. ありのままでlovin’ U TRANCE CLIP

  • 『ゾイドジェネシス』第29話 - 第43話 エンディングテーマ。初回限定版には楽曲のPVが収録されたDVDが付属している。
  • レ・ミィからルージに対する想いが歌詞となっている。
  • 「SISTER's VOICE1」「SISTER's VOICE2」は通常盤のみに収録されている。それぞれ、レ・ミィとコトナ・エレガンスによる起床ボイス、就寝ボイスとなっている。
  • 「ありのままでlovin’ U Z’s staff real edition」は、歌中にレ・ミィとコトナのセリフが入ったバージョンで、エンディングテーマではこちらが使用されている。
  • ニンテンドーDS用ゲームソフト『スーパーロボット大戦K』では、ゲーム用音源にアレンジされたものが使用されている。
2nd 2006年2月22日 握りしめたその手に AVCA-22646 AVCX-22646 1. 握りしめたその手に

2. 握りしめたその手に (instrumental)

  • 『ゾイドジェネシス』第44話 - 第49話 エンディングテーマ。シングルCDは5000枚限定で発売された。
  • 「ありのままでlovin’ U」同様、レ・ミィからルージに対する想いが歌詞となっている。
3rd 2006年7月12日 瞳そらさず・・・ほら AVCA-22877 AVCX-22877 1. 瞳そらさず・・・ほら

2. 瞳そらさず・・・ほら Bio Heavy Metal Edit.

3. 瞳そらさず・・・ほら Instrumental[注 3]

4. realize Re・Mie×Kotona Twin Edit.

  • ニンテンドーDS用ゲームソフト『ゾイドダッシュ』CMソング
  • 「ありのままでlovin’ U」「握りしめたその手に」とは異なり、コトナ・エレガンスからルージに対する想いが歌詞となっている。
  • 「瞳そらさず・・・ほら Bio Heavy Metal Edit.」ではヘヴィメタル調にアレンジされている。バンドメンバーは以下の通り[3]
    • Guitar:Yuji
    • Bass:Ryo
    • Drum:酒井悠
    • Chorus:イザベラ
  • 公式サイトでは「初回盤」「通常盤」という2種類の存在が表記されているが、実際には「通常盤」しか発売されていない。

ミニアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 楽曲 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2006年3月1日 recollections 〜SPECIAL BOX〜 AVCA-22609 AVCA-22610 AVCX-22610 DISC1(CD)

1. recollectios I

2. 握りしめたその手に

3. realize mystic sister Ver. / passionate princess Ver.

4. lost your voice passionate princess Ver. / mystic sister Ver.

5. ありのままでlovin’ U Z’s staff real edition

6. 握りしめたその手に unpluged live at CLUB MURASAME

7. recollectios Ⅱ


DISC2(DVD)

1. ありのままでlovin' U

2. 握りしめたその手に

  • CDのみ、DVD付き共に初回限定生産で発売された。これまで発売された楽曲に加え、新曲も収録されている。
  • タイトルの「〜SPECIAL BOX〜」は、初回限定生産盤にのみ表記される。
  • CDのみのバージョンでは、「realize」をレ・ミィ、「lost your voice」をコトナ・エレガンスが歌唱している。DVD付きのバージョンでは「realize」をコトナ・エレガンス、「lost your voice」をレ・ミィが歌唱している。
  • 「recollectios I」と「recollectios II」はメロディが無く、楽曲に合わせアニメ中のセリフが組み込まれている。
  • このアルバムに収録されている「lost your voice」は、その後に発表された2人で歌唱している同名の楽曲と異なり、イントロにアコースティックギターの演奏がない。
  • DISC2はDVDとなっており、「ありのままでlovin’ U」「握りしめたその手に」のノンテロップバージョンエンディングアニメーションが収録されている。
  • DVD付きには、各種設定やイラスト等が収録されたブックレットが付属している。
2nd 2006年9月27日 Revelations AVCA-22945 1. into the revelation

2. are you ready now?

3. lost your voice Re・Mie×Kotona twin vocal edit

4. 握りしめたその手に BALLAD Ver.

5. 瞳そらさず・・・ほら mystic sister Ver.

6. 瞳そらさず・・・ほら passionate princess Ver.

7. out from revelation

8. DRAMA「ありのままでlovin’ U」starring Re・Mie

9. DRAMA「握りしめたその手に」starring Knots

10. DRAMA「瞳そらさず・・・ほら」starring Re・Mie×Kotona

  • 「into the revelation」と「out from revelation」はメロディが無く、楽曲に合わせアニメ中のセリフが組み込まれている。
  • 8〜10曲目は、アニメ後日談のドラマCDとなっている。

アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 楽曲 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2007年2月28日 Full Roasted Trax Re・Mie×Kotona COMPLETE BEST AVCA-26146 1. revelation I

2. 握りしめたその手に

3. とびきり鮮やかにGO![注 4]

4. are you ready now?

5. realize

6. revelation Ⅱ

7. lost your voice

8. 握りしめたその手に BALLAD Ver.

9. recollections I

10. 瞳そらさず・・・ほら[注 5]

11. 握りしめたその手に unplugged live at CLUB MURASAME

12. 風雲花人

13. 瞳そらさず・・・ほら Bio Heavy Metal Edit.

14. ありのままでlovin’ U

15. recollections Ⅱ

  • レ・ミィ×コトナとしての最後のCD。これまで発売された楽曲が全て収録されたベストアルバム(ただしinstrumentalやソロバージョンは除く)。
  • このアルバムに収録されている「ありのままでlovin’ U」は、「Z’s staff real edition」という表記がないものの、セリフ入りのバージョンとなっている。 また「realize」「lost your voice」は、これまでに収録された「Re・Mie×Kotona Twin Edit.」バージョンである。
  • 「revelation I」「revelation Ⅱ」は、「revelation」に収録された「into the revelation」「out from revelation」と同一楽曲である。
  • アルバム名の「Full Roasted」とは「丸焼き」という意味であり、丸焼き料理が得意であるレ・ミィにかけている。

サウンドトラック[編集]

発売日 タイトル 規格品番 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2006年3月15日 ゾイドジェネシス オリジナル サウンドトラック AVCA-22649 AVCX-22649 「ありのままでlovin’ U」「握りしめたその手に」のTVサイズバージョンが収録されている。

その他(CD)[編集]

発売日 タイトル 規格品番 楽曲 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2005年5月26日 ありのままでlovin’ U Re・Mie full roasted edition YYYY-00061[注 6] 1. ありのままでlovin’ U Re・Mie full roasted edition

映像作品(DVD)[編集]

発売日 タイトル 規格品番 映像・楽曲 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
1st 2006年11月1日 ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections 1st half SE AVBA-22949/B AVBA-22950/B DISC1(DVD)

1. ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections 1st half SE


DISC2(CD)

1. とびきり鮮やかにGO!

2. とびきり鮮やかにGO! instrumental

  • レ・ミィ×コトナを主役にした総集編DVD。声優による全編ナレーションが収録されている。
  • 6000枚限定で発売された。
  • 初回特典であるDISC2は総集編のオープニングとして使用されている新規楽曲を収録したCDとなっている。
  • コトナ・エレガンスのフィギュアが付属した限定バージョンも発売された。
  • タイトルの「SE」は限定バージョンにのみ表記される。
2nd 2006年11月1日 ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections 2nd half SE AVBA-22951/B AVBA-22952/B DISC1(DVD)

1. ゾイドジェネシス レ・ミィ×コトナ Reflections 2nd half SE


DISC2(CD)

1. 風雲花人

2. 風雲花人 instrumental

  • レ・ミィ×コトナを主役にした総集編DVD。声優による全編ナレーションが収録されている。
  • 6000枚限定で発売された。
  • 初回特典であるDISC2は総集編のエンディングとして使用されている新規楽曲を収録したCDとなっている。
  • レ・ミィのフィギュアが付属した限定バージョンも発売された。
  • タイトルの「SE」は限定バージョンにのみ表記される。

映像作品(Blu-ray)[編集]

発売日 タイトル 規格品番 映像 備考
初回限定盤 通常盤 レンタル盤
- 2016年1月6日 ゾイドジェネシス Blu-ray BOX BIXA-9364 BIXA-9365 DISC8

ノンテロップED「ありのままでlovin’ U」(第29話-第38話)

ノンテロップED「ありのままでlovin’ U」(第39話-第43話)

ノンテロップED「握りしめたその手に」(第44話-第49話)

レ・ミィ名場面集

コトナ名場面集

  • 本編放送終了後に発売されたBlu-ray BOX。
  • 映像特典として、ノンテロップEDの他、レ・ミィとコトナ・エレガンスの名場面集が収録された。
  • ブックレットでは「『ジェネシス』から誕生したアイドル、レ・ミィ×コトナ」とピックアップされ、「アニメ制作サイドも当初は予測していなかった動き」「2人の展開を熱望するファンの声」「当時流行の兆しがあった「萌え」の分野でいち早く頭角を現した」「それまで硬派なメカアニメとして捉えられていた『ゾイド』の歴史に、新たな1ページを書き加えるものであった」と評された。
  • ルージ・ファミロン役の平田宏美とこやまきみこ、伊藤静のクロストークでは、レコーディング時の思い出や、「握りしめたその手に」がスタッフ・キャストの間では「握り」と呼ばれていたことが書かれている。

ライブ[編集]

日時 形態 タイトル 会場 備考
2006年3月25日 TAF 2006 presents ave mode LIVE レ・ミィ×コトナが唄います! 東京ビッグサイト(東京国際アニメフェア2006) 司会:はりけ〜んず
トーク&ライブ レ・ミィ×コトナ ブースイベント

出演[編集]

ゲーム[編集]

  • ZOIDS SAGA DS ~legend of arcadia~(トミー) - ニンテンドーDS用ゲーム。レ・ミィとコトナ・エレガンスが参戦している(但しユニットとしてではない)。
  • スーパーロボット大戦K(バンプレスト) - ニンテンドーDS用ゲーム。レ・ミィとコトナ・エレガンスが参戦している他、上述の通り「ありのままでlovin’ U」がアレンジされ使用されている。
  • ゾイドバトルコロシアム(タカラトミー) - ニンテンドーDS用ゲーム。レ・ミィとコトナが参戦している。『ゾイドジェネシス』では「レ・ミィ×コトナ」というユニットは存在しないが、本作では存在しているという設定になっている。
  • ゾイドカードコロシアム(タイトー) - アーケードゲーム。レ・ミィとコトナ・エレガンスのカードが存在している他、第7弾のシークレットカードとして、「レ・ミィ×コトナ」のカードが存在する。
  • ゾイド-鋼の絆-(GREE) - ブラウザゲーム。レ・ミィとコトナ・エレガンスのカードが存在している。「ありのままでlovin’ U」のエンディングアニメーションをモチーフにしたカードが存在する。また、「レ・ミィ&コトナ」というカードが存在する。

テレビ番組[編集]

  • おはスタ(テレビ東京) - 2005年11月29日、こやまきみこと伊藤静本人が生出演。「ありのままでlovin’ U」を生放送で歌い上げた。この際、楽曲はおはスタオリジナルバージョンに編集されており、振り付けも披露された。番組終盤、サプライズで生きたヘビがスタジオに登場し、出演者が逃げ惑う中、伊藤静はヘビを鷲掴みにしていた。
  • おはスタ(テレビ東京) - 2006年3月7日、こやまきみこと伊藤静本人が生出演。「握りしめたその手に」を生放送で歌い上げた。前回出演時と同様、楽曲はおはスタオリジナルバージョンに編集されており、振り付けも披露された。番組MCの山寺宏一にCD売上ランキングの中で誰が好きか聞かれた際、こやまきみこは倖田來未と答えた。この放送回の天気予報コーナー「コロコロ天気キッズ」では、ゾイドジェネシスがピックアップされ、BGMとして「握りしめたその手に」が流れた。天気予報後、山寺宏一に「花粉症は大丈夫ナリか?[注 7]」と聞かれた際、伊藤静は「嬉しいことに全然大丈夫です」と答えた。

用語[編集]

以下の用語は「recollections〜SPECIAL BOX〜」に収録されているブックレットにて解説されている。

OFFICE full roasted
レ・ミィが所属するレコードレーベル。気性の激しいアーティストが多いことで有名。
IRON ROCK RECORDS
アイアンロックにあるレコードレーベル。社名はその所在地から命名された。コトナ・エレガンスが所属する。
CLUB MURASAME
「握りしめたその手に」のアンプラグドライブが行われたライブハウス。
TEAM RMKT
「レ・ミィ×コトナ」のCD企画を推進するプロジェクトチーム。サウンドメイキングに必要なスタッフが全て集められている。

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 実際にツンデレなのはレ・ミィのみである。
  2. ^ 「SISTER's VOICE1,2」「握りしめたその手に」以外はinstrumentalやバージョン違いでも、タイトルにかっこは付かない。
  3. ^ 他の楽曲と異なり、「Instrumental」の先頭が大文字になっている。
  4. ^ 裏表紙の目録には「とびきり鮮やかにGO!!」と表記されているが、歌詞カードには「とびきり鮮やかにGO!」と表記されている。
  5. ^ 裏表紙の目録には「瞳そらさず…ほら」と表記されているが、歌詞カードには「瞳そらさず・・・ほら」と表記されている。
  6. ^ avexが製造しているものの、一般流通ではない為。
  7. ^ 山寺宏一やじーさん、及び番組スタッフがステレオタイプおたくの扮装をしており、この様な口調になっている。他にも「萌えー!」や「キター!」など発言している(テロップもそれに合わせている)。この様な演出は前回出演時も同様である。

出典[編集]

外部リンク[編集]