霞流一

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霞 流一(かすみ りゅういち、1959年5月18日 - )は、日本推理作家。本名:有正 真一郎(ありまさ しんいちろう)。

来歴[編集]

岡山県生まれ。1982年早稲田大学政治経済学部を卒業後(在学中はワセダミステリクラブに所属)東宝に勤務するがその傍ら、1994年に『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリ大賞で佳作入選し、作家デビューを果たす。それ以降、いわゆる「バカミス」を中心に作品を発表し続け、1995年の『フォックスの死劇』、2001年の『スティームタイガーの死走』で二度のバカミステリ大賞を受賞。現在は、日本における「バカミスの第一人者」「バカミスキング」などと言われている。

ただし、全編にアクの強いギャグと衒学、異常なキャラクターを詰め込み、事件自体も残酷性や悲劇性の強いものが多いため、ライトで親しみやすいイメージのあるユーモアミステリーという言葉とは相容れない。一方でミステリとしての論理的な組み立てには強い拘りを持ち、特に消去法による推理が十八番である。また、著作のほとんどが、何らかの「動物づくし(スティームタイガーの死走の場合虎、など)」になっている。アイディア料理や美食に関する描写が多いのも特徴。

レギュラー探偵役としては、紅白探偵社嘱託(もと共同創立者だが大手に成長したので面倒になり経営を降りた)の私立探偵・紅門福助、出雲大社系の調査機関に所属する奇跡鑑定人・魚間岳士と天倉真喜郎のコンビ(実在の民間団体に所属する探偵というのは非常に珍しい。他には、探偵ではないが東郷隆描くところの大阪商工会議所秘密諜報員・定吉七番ぐらいである。もっとも、当然ながら実際の出雲大社や大阪商工会議所に奇跡鑑定機関や秘密諜報部は存在しない)、警視庁出入りの女鍼灸師・蜂草キラリなどが挙げられる。”権力と人気を駆使する”タレント国会議員探偵(元刑事ドラマのスターにして国家公安委員。何の根拠もなく警部クラスを顎でこき使う)駄柄善吾などを含め、彼らの癖の強さも並大抵ではない。

作品リスト[編集]

アンソロジー他[編集]

映画作品[編集]