スタースクリーム

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スタースクリーム(Starscream) は、タカラ(現:タカラトミー)のロボット玩具シリーズ「トランスフォーマー」(以下TF)に登場する架空の人物。数々のシリーズでその名が使用され、デストロン(Decepticons)軍団の中核であり野心家としての位置付けで登場する事が多い。

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー[編集]

性格・特徴[編集]

デストロン航空参謀でかつ、軍団のナンバー2であり、自称「ニューリーダー」を名乗る野心家[1]

白地に赤のラインが入ったボーイング F-15 イーグルに変形する。リーダーであるメガトロンに対し、事あるごとに反逆を繰り返しており、デストロンの覇権掌握を目論む。元は科学者で、サイバトロンとデストロンとの戦争が始まる前は惑星探査に従事していたが、戦争のスリルを好みデストロンのメンバーになった。本質的には臆病だが、キザでうぬぼれが強く、狡賢い故に、己の能力に強い自信を抱いており、現在の地位に不満を持っているものの、メガトロンの能力の高さの前に忸怩たる、憤懣やる方ない思いを抱いている。

仲間からは一定の評価は得ているものの、自分が失敗したり、ピンチに陥ると、その責任をすぐ仲間に擦りつける姑息な性格[2]ゆえに軽んじられているのが常であり、人望があるとは言い難い。そのため、ジェットロン部隊のリーダーであるにも関わらず、部下や他のデストロン達からそう思われていない節が見られる。[3]ただ、口の上手さを生かして、脅迫、恫喝など様々な手で、ようやく相手を丸め込んで命令している[4]

調子に乗りやすい性格はメガトロンに似ているが、利益を真っ先に自分が得ようとしたり、危険な作業や重労働を仲間に押し付けようとしたり、優秀なメンバーを弾き出そうとする態度や行動が見えたり[5]、軍団全体の利益よりも私利私欲を優先させるため、メガトロンに比べ仲間からの評価は良くないだけではなく、その事が原因でサイバトロン勢を圧倒していても、デストロン側が自滅して敗北に繋がるケースも多い。[6]ザ・ムービーでは負傷した同型の仲間[7](サンダークラッカーとスカイワープ)を宇宙へ追放している。

メガトロンに反逆してはいつも失敗し、「この愚か者めが!!」と逆襲され、その度に「どうか、お許しを…。」と卑屈に謝り通し、一応制裁は受けるものの、命や役職までは奪われずに、大抵はそれだけで許される。スタースクリームのナンバー2の反逆児というキャラクター性は、後の様々なシリーズに受け継がれていった。

元科学者・探検家ということもあり、創意工夫という点ではデストロンの中では優れている。中世にタイムトラベルした時には、現地調達した材料(現地民から奪った財宝、炭、鳩の糞など)で発電機と黒色火薬を作り出してエネルギーと武器を補充することに成功し(第30話「タイムトラベラー」)、また捨てられていた兵器からコンバットロンを造り、さらに反乱を起こした際の安全装置を付けるなどぬかりない点を見せている。

その一方で物事を実証する面では大いに問題があり、せっかく集めたエネルギーを利用して砲塔の実射試験を行ってメガトロンの叱責を受けたり(第2話「ルビークリスタルの秘密」)、綿密な実験を繰り返すメガトロンに「まだやるんですか?」とぼやいた挙句、余計な行動であわや計画が失敗するということがよくある(第12話「ソーラーエネルギーを盗め!」他)。

更にもう一方で危険予知能力にも優れ、作戦の危険性や問題点を発見し、実際に指摘した通りになるのだが、日頃の反逆行為が災いし、それをメガトロンに進言しても無視されてしまい、メガトロンがようやく言葉の正しさに気づいた頃には既に手遅れになっている。(第8話「謎の巨大隕石」他)また、第16話「アトランティス浮上」でメガトロンが同盟関係にあったアトランティス王ナーギルに闇討ちされかけたのに気づいて阻止したものの、サイバトロンの攻撃を受けた上、事情を理解していないメガトロンに叱責されてしまった。

年齢について、第1話でメガトロンから「若造」呼ばわりされているが、サイバトロンとデストロンとの戦争が勃発する以前に地球を訪れている事から1000万歳を超える計算になり、メガトロン(980万歳)より高齢のはずである。ただしこの「戦前」が、メガトロンがデストロン軍団を結成したことによって本格的な戦争に突入する以前を指しているのであれば辻褄は合う(この「戦前」の根拠としては、コンボイの前身であるオライオン・パックスなどがデストロンに対して「空を飛べる新しいタイプのロボット」程度の認識しか持っておらず、全く危機感を覚えていなかった事などが挙げられる)。なお、TFの物語は話を重ねるにつれ整合が取れていると言い難くなったこと(マトリクスの伝える歴史によるとデストロンは軍事用ロボットを祖先とし、学術調査をする科学者がいるとは考え辛い[8]、サイバトロンの祖先の民間用ロボットに科学者が含まれるなど)も挙げておく。

両腕に装備しているレーザー銃から機械を麻痺させるナルビームを発射する。また、胸にミサイルランチャーを備え、クラスターボムを射出し(第63話「インカの秘宝」)、この二つの武器は戦闘機に変形した状態でも使用可能。第10話「セイバートロン星の掟」では能力を自分に移したメガトロンがクラスターボムも使ったが、光線のような描写だった。

劇中ではナルビームに関して誇示する発言も頻繁に口にする事(第17話「ナイトバードの影」他)[9]から、なかなかの自信を持っているが、メガトロン相手には「へなへなレーザー」と呼ばれてしまい、あまり通用しない模様(第53話「スタースクリーム軍団」)。ナルビームは手に持って発射することも可能(第3話他)で[10]、他には腕の一部を展開し、三連装でミサイルを発射した事もあり(第13話「リジェの裏切り」[11])、右手の人差し指からビームを発射した事もあった(第27話「メガトロン地球征服作戦PARTII」)。

戦闘機に変形した状態での巡航速度はマッハ2.8とデストロン最速を自称する(テックスペック[12]によると、少なくともジェットロン内では最速)。他にも第2話でパチンコ型の武器を使用し、武器ではないが、腕を引き込んで、ドリル(電動ドリルの刃のようなもの)や(第49話「デバスターを倒せ!」)、ペンチ型のマニピュレーター(第48話「恐怖のコズミックルスト」)を出す機能も披露している。また、戦闘機に変形した状態では、下部から空輸用のアンカーを射出できる(第17話「ナイトバードの影」)。

またナルシストで、容姿にも自信があり、アニメ版においてその顔は同型のジェットロンより色黒である。第22話「二人のコンボイ」では自分のクローンを見て(勇敢さ等についてより前に)「そっくりでハンサム」という感想を述べている。

英語版では甲高い声の典型的な三枚目調であるが、日本語版ではニヒルな側面が強調されている。しかし、日本語版ではそういった二枚目な部分と、メガトロンに許しを請うヘタレともいえる三枚目的部分を持つギャップが、よりキャラクター性を深める要因となった。

劇中では、彼の実力に対する評価は高い傾向にある。コレクション版スタースクリームに付属しているファイルカードには、メガトロンの「野心を煽ると実力を発揮する」という旨のコメントが記載されており、また劇中では「だからいつまで経ってもナンバー1にはなれんのだ」との台詞が登場し、これらのことから、メガトロンから「優れた実力を持っているが、ナンバー2止まりの男」と評価されている模様。ユニクロン戦争後である2010初期のデストロン(スタースクリーム、レーザーウェーブが戦死、ガルバトロンが行方不明、サイクロナス、サウンドウェーブの様な優秀な参謀は存命の状態)の惨状を見るにデストロン内では貴重な戦略ができる指揮官であったようである。

彼に遭遇したマイスターが「相手にとって不足はない」と述べており(第32話「スカイゴッド」)、敵方であるサイバトロンでも一応は高い評価がなされていることが伺えるが、第13話「リジェの裏切り」ではクリフ/CLIFJUMPERのトリックに二度も騙され、クリフから「こんな単純な手に引っかかるのはお前くらい」と馬鹿にされ、クロミアからは「臆病なのは相変わらず」(第41話「アルファートリンを探せ」)、コンボイからは「相変わらず口だけは威勢がいい」(スクランブルシティ発動編)と言われており、臆病な性格や詰めの甘さもよく知られていることも匂わせている。

活躍[編集]

アニメではコンボイ、メガトロンに次ぐ高い登場回数を誇り、メガトロンとの権力闘争を繰り広げるが、常に失敗に終わり、第1話でサイバトロンを復活させてしまったという失態を犯す。

第62話「スカイファイアーの再生」において温厚な科学者スカイファイアー/Jetfireとの旧交、前身[13]が語られた。

ザ・ムービー』にて再起不能な瀕死のダメージを負ったメガトロンを、同容態のインセクトロンジェットロンともども放擲し、遂に念願のリーダーになったものの、セイバートロン星にて戴冠式を挙げている途中、ユニクロン/Unicronに強化改造されたガルバトロン/GalvatronのSFガンにより、一撃で破壊されて死亡した。

しかし、『2010』で幽霊となり再登場。他のトランスフォーマーに憑依することが可能で、第7話「スタースクリームの幽霊」で初登場し、サイクロナス/Cycronusに取り憑いてオクトーン/Octornと共謀し、第16話「スタースクリーム復活」ではスカージ/Scourge[14]アストロトレイン/Astrotrainラナバウト/Runaboutダイナザウラー/Trypticonといったデストロン兵達に憑依して巧みに操った[15]。ユニクロンと取引しボディを作らせてようやく復活するも、サイバトロンが仕組んだエネルゴンキューブの爆発により宇宙空間に飛ばされ、ガルバトロンらの銃撃を受けながらいずこかへと消えた。

海外版の展開では、『G-2』以前にアクションマスター化が確認されている。また、ファミコン用ゲームソフトで1986年発売の『トランスフォーマー コンボイの謎』では、2面と7面に登場。倒すと、1ステージ先までワープすることができるが、ゲームでの配色はオリジナルとは大きく異なっている。(黄色と白というサンストーム/Sunstormを彷彿とさせるカラーリング)

タイムパラドックスにより『ザ・ムービー』『2010』とは関連性のあるパラレルワールドと位置づけられている『バイナルテック』では存命しており、地球攻撃指揮官の任に就いている。また、『キスぷれ』では、例によって幽霊の状態で登場し、生身の人間の少女である当梨(あたり)や人間型コンピューターのテレトラン15(いちご)に評して身体を支配している。この当梨にとりついた状態は「あたりスクリーム」として、限定フィギュア化された。この状態でのテックスペックは体力1、知力7、速度1、耐久力1、地位9、勇気8、火力1、技能5と、著しく弱い。後にDr.アーカビル(マスターピースに固定フィギュアとして付属)によってF-15Eに変形する新しいボディに生まれ変わっている。

G1と同一世界である『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』ではガルバトロンに処刑された後の霊体(スパーク)が、宇宙を彷徨っているうちに時空を越えて惑星エネルゴアに辿り着く形で登場した。ワスピーター/Waspinertorに取り憑きデストロンを乗っ取ろうとするが、『ザ・ムービー』などでの彼の数多くの裏切りや虚言などの所業は未来のTFであるビースト戦士達にも伝えられており[16]、結局失敗して再び宇宙に消えていった。自惚れ屋で傲慢な性格は相変わらずの健在であった。また、『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』では、彼が他のTFと異なり幽霊として存在できる原因として「不死身のスパーク」を持つとされており、その不死性を再現したスパークを持つ実験体「プロトフォームX」(ランページ/Warlord)を生み出す実験がサイバトロンで行われるなど、彼の存在や行動は後世に長く伝えられ影響を及ぼしたことが明らかになっている。

コミック版での活躍[編集]

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー ザ☆コミックス[編集]

テレビマガジントランスフォーマーの第1話から登場。エネルギー強奪のために仲間のジェットロンと共に東京を襲撃。先発隊として待機していたメナゾールと共にサイバトロンを窮地に追い込むが、高速道路を利用した攻撃に敗れる。

第2作『超ロボット生命体物語ザ☆トランスフォーマー』の第4話では彼の幽霊がクインテッサ星人と結託して、彼らが作ったトランスフォーマー・巨銃兵士ギルトールに憑依。ガルバトロンと手を組んだ振りをし、デストロンのニューリーダーになることを宣言するが、ロディマスコンボイ、ガルバトロンの前に敗れる

その他[編集]

ケイブンシャの大百科別冊『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』に掲載された『最強のトランスフォーマーは』ではメガトロンとともにガルバトロンにより復活させられたという設定で登場。デストロン側の7人のメンバーとしてバトルロイヤルに参戦。登場直後、ロディマスを敵対視していた。サイクロナスとの連携でチャーを倒し、襲い掛かってきたウィーリーを足をつかみ、場外に落とす。その直後、ウィーリーの仇と攻撃してきたブラーをスカージとともに挟み撃ちにするが、避けられてしまいスカージと激突(スカージは場外)。4対4となった後はレックガーを倒し、ロディマスとウルトラマグナスを追い詰める。メガトロンから攻撃するように命令されるが、スタースクリームはメガトロンに反発。メガトロンの怒りを買い、場外に落とされてしまう。

玩具[編集]

元は『ダイアクロン』のジェット機ロボ 超高速戦闘タイプの仕様変更品。TFでは1985年6月に「22」のナンバーを与えられて発売。86年11月頃にはメガトロンとのセット箱「グッドバイメガトロン」も発売された。86年12月に絶版となる。開発担当は大野光仁[17]

2001年に『トランスフォーマー 復刻版』として復刻、e-Hobby限定でブラック・ゴーストバージョンの2体セットも発売された。2003年『トランスフォーマー コレクション9』ではアニメに準拠した彩色になり、ワルサーP38形態のメガトロンが同梱。『トランスフォーマー アンコール』にて「04」と何度も復刻されている。

玩具は塗装変更品として、スカイワープ/Skywarpサンダークラッカー/Thundercrackerが登場し、更に主翼等を変更したダージ/Dargeラムジェット/Ramjetスラスト/Thrustも発売された。これらのG1玩具を縮小、簡略化した『極小変形』版も登場し、スタースクリームとラムジェットがラインナップされた。

マイクロマスターではプリテンダーとして発売。日本でも1989年にマイスター、バンブル、グリムロックと共に「ヒーローセット」として発売[18]。この時の役職は航空宇宙司令官となっているが、地位の値は初代と同じ。

『アクションマスター』では陸上攻撃兵[19]として戦闘機に搭乗。後に同型のサンダークラッカーも発売された。(日本未発売)

1993年に始まったG2では初代玩具色替え[20]したスタースクリームとラムジェットが発売され、ナルビームの部分が新規変更された他、ライト・サウンドギミックのバックパックを背部に搭載することが出来た。(日本未発売)

『マシンウォーズ』ではスカイクウェイクの仕様変更品として発売。(日本未発売)

ロボットマスターズ』にて新規開発。「RM-12」のナンバーを与えられ発売。手のパーツが本体に格納できるように改善されている。また胸部には劇中で1回だけ使われたミサイルランチャーを展開。後にロボットマスターズ最終商品で、色違いとして限定ブラックバージョンや、スカイワープとサンダークラッカーがセットで発売された。

マスターピース』にて高価版の「MP-03」が2006年に登場、F-15に対地攻撃能力を付加したバリエーションであるF-15Eに変形。機種選定の理由は、変形機構上、戦闘機形態の下面にできる不自然な凸凹をコンフォーマル・フューエル・タンクで解消するためといわれている。デザインは河森正治で、デザイナーの航空機知識を活かした造形となったが、カラーリングなどによってユーザーからの賛否が分かれた。G1に準拠したカラーリングに変更したものが2008年にUSAエディションとして販売、さらに2011年にはe-Hobby限定で、全身クリア仕様の2010での幽霊となった姿のゴーストバージョンとして発売された他、ロボットマスターズ同様に塗装と表情を変更されたスカイワープやサンダークラッカーが発売された。Dr.アーカビルのフィギュアが付属。[21]

マスターピース版は2012年に、よりG1アニメに近づけた仕様変更がなされた「MP-11新破壊大帝スタースクリーム」が発売。MP-03版やUSAエディション版よりもアニメ準拠のデザインとカラーになり、各部も改修されている。ザ・ムービーでの戴冠式で見せたマントと肩当て、王冠も付属し、それらを装備させる事も可能。Dr.アーカビルフィギュアに変わり、実写版第1作のスタースクリームが見せたコクピットにホログラムのダミーパイロットを創り出すシーンを参照にした、クリアボディのホログラムパイロットフィギュアも同梱され、塗装変更品のサンストーム/SUNSTORMと、後にはマントや王冠等をオミットしたアシッドストーム/ASSIDSTORMが限定発売された。

『タイタニウム』ではThe War Withinの設定で発売。こちらも同型キャラにサンストームがいる。『EZコレクション』にもラインナップされ、スカイワープ、サンダークラッカーも加わった。

この他日本オリジナルとしては、変形出来ない代わりに可動を重視した海洋堂リボルテックのシリーズにも登場、コンボイ、メガトロン、ホットロディマスと共に発売されたが、こちらではコンボイのリカラー版のウルトラマグナスが追加されたものの、スカイワープとサンダークラッカーは登場しなかった。

海外の『クラシックス』の同形玩具が、日本展開の『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』でラインナップされている。日本国内では2008年発売。これまでの玩具と同じく、スカイワープとサンダークラッカーも登場した。[22]

「トランスフォーマー ジェネレーションズ』では、サンダークラッカーの色換え品のスタースクリームがスカイワープと共に登場した後、メトロマスタークラスで発売。メガトロンがチョップシップとのセットになったのと同じに、スタースクリームは実写版のようなビークルモードだが、ロボットモードではG1のような配色とスタイルになり、ワスピネーター(ワスピーター)とセットになって登場した。他に『トランスフォーマークラウド』ではジェネレーション版のブリッツウイングの頭部とカラー変更版として登場し、リデコ品とはいえ、始めて3段変形するスタースクリームとなった。

その他の玩具[編集]

トランスフォーマーガム
カバヤから発売。組み立て式の軟質プラ樹脂ミニプラモ。 シリーズ第1弾にラインナップ。整形色の都合上カラーリングが異なる(赤と黒でスラストのような配色)。
デストロン軍団22セット
セブンより発売された塩ビ人形セットに付属。
スーパーコレクションフィギュア トランスフォーマー ジェネレーション1
彩色済みコレクションフィギュア。ACT-1「出撃!サイバトロン編」にラインナップ。
MYCLONE TRANSFORMERS #1
ブロックタイプのディフォルメフィギュア。シリーズ第1弾にラインナップ。ナンバーは「MTF003」。
トランスフォーマーG1
カバヤより発売。モノクロのボトルキャップフィギュア。全12種類+シークレット2種類。ナンバーは「D-2」。
トランスフォーマー ヒストリーコレクション -1st-
カバヤより発売。彩色済みボトルキャップフィギュア。全6種類+シークレット1種類。
極小変形トランスフォーマー
変形可能な縮小版。シリーズ第1弾にラインナップ。ナンバーは「GTF03」。
サントリーコーヒーボス トランスフォーマーオリジナルフィギュア
デストロン側のラインナップ。全10種類。

ビーストウォーズII[編集]

デストロン機甲部隊の航空参謀として登場したキャラクター。本作は国内においてG1から続くシリーズと同一世界観上にあるという舞台設定だが、『ビースト』に登場した霊体のスタースクリーム(G1)とは別人である。顔立ちも歴代のスタースクリームとは異なっており、コンボイの顔立ちに近い(他のスタースクリームの顔に鼻があるのに対し、彼のみマスクがある)。

オネエ言葉で話し、G1に登場した同名のキャラと違い、ガルバトロンには忠誠を誓っているが、ガルバトロンの弟で副将のメガストームの事を快く思っておらず、地位が下のデストロン兵士ダージスラストを口先で丸め込んで利用する。ジェット機に変形し、合体可能なパートナーBBの尊敬を得ているなど、新たな設定とこれまでの作品の特色の一部が混じったキャラクターとなった。後にサイボーグサメに変形するヘルスクリームとしてパワーアップする。

声優は高橋広樹。後年高橋は『アニメイテッド』でオプティマスプライムを演じた際、「現場でスタースクリームと呼ばれるとつい反応してしまう」と語っている。[23]

玩具[編集]

元の玩具は『G-2』のドレッドウイングに同梱していたスモークスクリーンの流用(BBはそのままドレッドウイングを流用)。1998年3月に「D-13 スタースクリーム&BB」として発売。ビッグホーンとのセット箱「VS-13 2対1の対決」も発売されている。流用元の開発担当は江島多規男。

ヘルスクリームは『ビーストウォーズ』のサイバーシャークの仕様変更を行った国内オリジナル製品であり、10月に「D-23」のナンバーを与えられて発売。

マイクロン伝説〜ギャラクシーフォース[編集]

「ユニクロン三部作」と呼ばれる、設定をリセットされた新シリーズにて登場したスタースクリームについて記述。英語版の声優は三作共にマイケル・ドブソンだが、『アルマダ』のゲーム版のみマット・ヘザリントンが担当。

en:Starscream (Unicron Trilogy)

マイクロン伝説[編集]

破壊大帝メガトロンの右腕である、航空参謀。旧作同様にプライドが高く野心家であるが、正々堂々とした真っ向勝負を好む、パートナーのマイクロンたちを大事にしマイクロンからも慕われる、卑劣な行動を嫌ったりするなどといった若々しい武人としての側面が付与された。また、彼の左翼を変形させたウィングブレードや、この作品に登場するマイクロン達が合体して生まれるスターセイバーを使った活躍から、剣の達人というイメージが固定化された。なお、スーパーリンクではクリムゾンブレード、ギャラクシーフォースではバーテックスブレードという剣を用いており、このイメージは受け継がれている。

G1のスタースクリームと異なり、野心からメガトロンを倒そうとしたり蹴落とそうとすることは無く、基本的にメガトロンとデストロンに忠実な戦士である。

一回目の裏切りは、メガトロンからはマイクロンを渡されない、理不尽な八つ当たりをされるなどぞんざいに扱われ続けたことでメガトロンへの不満が蓄積し、そこをダブルフェイスが利用して両者を焚き付け、メガトロンに感情のままに真っ向から怒りをぶつけ倒そうとした。この裏切りはメガトロンに正面から叩き潰された。

二回目の裏切りは、メガトロンとスラストの立てた作戦により戦場に取り残され見捨てられた怒りと、その後かろうじて帰還した後にスラストの自分を潰そうとする思惑と、それを笑って受け取るメガトロンの会話を聞いたことで、メガトロンへの憎しみが爆発、メガトロンへの復讐のためにデストロンを脱退し、サイバトロンに身を寄せ、メガトロンと敵対した。
その際コンボイや、ホットロッド、地球人のアレクサ/Alexisをはじめとする子供たちと親交を結び、またサイバトロンたちと共に戦うことで、最初は馴染めなかったもののサイバトロンの「平和」に対する考え方を感じ、愛情と友情、正義の心に目覚め始める。メガトロンに対する憎しみの心も消えかかっていたが、その消えかかる憎しみと武人としてのプライドをスラストに指摘され、サイバトロンや子供達への裏切りに葛藤しながらもデストロンに復帰(三回目で、今度はサイバトロンへの裏切りといえる)するが、それ以後デストロンに属し敵対しながらもサイバトロンや地球の子供達への自責の念に苦しみ続けた。

四回目の裏切りはユニクロンの存在と脅威を思い知り、ユニクロンを倒すために信頼の置けるコンボイ率いるサイバトロンとメガトロン率いるデストロンの同盟の必要性を痛感するが、同盟ではなくコンボイを倒しサイバトロンも支配してユニクロンと戦おうとするメガトロンと対立、メガトロンを倒して自らがデストロンのリーダーとなってサイバトロンと同盟を結び戦うと宣言してメガトロンに挑む。
しかし、その真意はメガトロンを倒すのでなく「コンボイ率いるサイバトロンとメガトロン率いるデストロンの同盟」の実現のために自らの命をかけてメガトロンを説得しようとしていた。一騎打ちの末の斬り合いで、わざとメガトロンに斬られ、その信念と覚悟をメガトロンに伝え、最後にユニクロンに一撃を加え、その反撃で消え去ることでメガトロンの心を動かした。

この作品のスタースクリームは、自身より実力が高いもののことを素直に認め、また自分より優れているものを策略で蹴落とそうとする姿勢は見られない。特にメガトロンに対しての裏切りはメガトロンへの尊敬への裏返しであり、死の直前にはメガトロンに「あなたは、私にとって、最高の戦士」「あなたに、認めて貰いたかった……それだけかも知れません」と言っている。またメガトロンも実はスタースクリームにあえて辛くあたることでその能力や心を育てようとしており、スタースクリームの死後は、彼がいつか自分を超えることを願っていた想いを吐露し、彼が死んだ原因であるユニクロンへの怒りを顕わにするなど、デストロン流の師弟関係とも言える関係が示された。

日本語版は山野井仁が担当。

玩具[編集]

日本では2002年12月27日に「MD-02」のナンバーを与えられて発売。玩具はパートナーマイクロンはグリッド / SWINDLEが付属。9月10日に「MD-09」のナンバーを与えられて、「スタースクリームS(スーパーモード)」が発売、パートナーマイクロンもスパークグリッドに変更されている。サイズは共に海外版の基準でマックスコン(MAXCON)。

スーパーリンク[編集]

クインテッサ星人アルファQが、破壊されたユニクロン内部に浮かぶスパークから再生した戦士、ナイトスクリーム/StarScreamとして登場。名前の通り英語版では前作と同一人物だが、日本版は劇中では明確に描写されなかった為、ユニクロンへの総攻撃の際に体内で撃墜された飛行艇に乗っていたデストロンの一人とも考えられる。

中途半端な再生により、逆に実体を消すことの出来る幽霊のような能力を持つ。ガルバトロンの暗殺が使命だったが、捕縛される。その精神を解析したガルバトロンは旧知の人物(誰であるかは明言していない)であったことに驚き、忠実な部下として洗脳した為、その後は誰よりもガルバトロンに忠実な兵士として戦った。

太陽に接近した際に、他の再生・転生戦士と共に頭痛を訴え、その後は若干言動が荒っぽくなっているが、最後までガルバトロンに付き従い、共にエネルゴンの太陽の中に消えていった。

マイクロンのスタースクリームが正々堂々とし慈愛の心を持つ点でスタースクリームとしては異質なら、彼は、リーダーに対し絶大な忠誠心を持つという点で異質なスタースクリームといえる。日本語版は飛田展男が担当。

玩具[編集]

2003年12月27日に「SD-01」のナンバーを与えられて発売。 9月29日に「SD-19」のナンバーを与えられて「ナイトスクリームR」が発売された。エネルゴンウェポン(ドリル)が付属。サイズは共に海外版の基準でデラックスクラス。

ギャラクシーフォース[編集]

マスターメガトロンの右腕である。海外版では『マイクロン伝説』のスタースクリームや『スーパーリンク』のナイトスクリームと同一人物であるのだが、日本版では全くの別人である。

冷酷非道な野心家でありながらも、戦闘においてもかなりの実力を持ち、純粋に覇権を狙っている。様々な惑星に勢力が分散されたのをいいことに、報告を捻じ曲げたり、プラネットフォースの所在を示した宇宙地図を隠し持ったりと、更なる力を自ら得ることに執着した。

マスターメガトロンらの動きを一時的に封じ、単独でサイバトロン全員を退け、プラネットフォースの力の一部を我がものにし、スーパースタースクリームにパワーアップ。以後は完全にデストロンから離脱し、独自に行動するようになる。ギガロニアにてマスターガルバトロンに敗北し、消滅したかと思われたが、後に別次元にて生き長らえていたことが判明した。

日本語版は黒田崇矢が担当。

玩具[編集]

2003年12月28日に「GD-03」のナンバーを与えられて発売。サイズは海外版の基準ではサイズはヴォイジャークラス。付属フォースチップは「セイバートロン(デストロン)」。

スーパースタースクリームは8月11日に「ユナイテッドエディション」としてトイザらスで発売。付属フォースチップは「セイバートロン(デストロン)」に加え「地球(ゴールドバージョン)」。サイズは海外版の基準でスプリームクラス。

実写映画版[編集]

ディセプティコンのNo.2。F-22に変形。 声を担当したのは英語版がチャーリー・アドラー、日本語版が宮澤正。ゲーム版の声優は1作目がダニエル・ロイス、2作目は映画と同じくチャーリー・アドラー、3作目はスティーブン・ブルームが担当。

従来のデザインとは大きく変化し、体格は大柄で体色は地味になり、脚部は鳥の足に近い形状になっているなど猛禽の造型が取り込まれた。ただし、胸部に機首が来る、両腕に火器を装備している、背中に翼があるなど細部の意匠は受け継いだものになっている。 主な武装は両腕を変形させたミサイル(G1でスタースクリームが使用したものと同様のデザインとなっている)とガトリング砲、また2作目以降からは丸鋸も使用する。

従来のスタースクリームとは異なり、本シリーズ中ではメガトロンを追い落とそうとする傾向は見られず、終始残忍な卑劣漢として描かれていた。ノベライズなどでは、密かにメガトロン / Megatronに成り代わってディセプティコンのリーダーになろうと企んでおりそのためメガトロンの忠臣であるブラックアウト / Blackoutなどとは仲が悪い、というような一面も描かれているが基本的にはメガトロンに忠実である。調子に乗ってしくじる間抜けさや、メガトロンから叱責と折檻を受け卑屈に謝り倒すなど、これまでの作品におけるスタースクリームの三枚目的な一面を継承したキャラクターとなっている。

実力に関して、パワーはブラックアウトとほぼ互角とされるが、スピードでははるかに勝っている(前日譚である『ゴースト・オブ・イエスタデイ』ではブラックアウトと一騎打ちをし、圧倒している)。ジャズやアイアンハイドらも彼の力を素直に強いと認めており、実際に1作目でもラチェットとアイアンハイドの二人を一度に相手にして互角以上の戦いを繰り広げ、空中戦では負ける事がなかった。またオプティマス・プライム / Optimus Primeも狡猾であるという点ではメガトロン以上に厄介な存在であると見なしているようである。

このように能力的には優秀であると認められているものの、人格上の問題から他のディセプティコン達からは殆ど信用されずに侮られており、例えば『ゴースト・オブ・イエスタデイ』ではブラックアウトに反抗され、後日談であるコミック『The Reign of Starscream』などでは部下であったドレッドウィングやラムジェットに大々的に反乱を起こされた挙句に進行中であった計画をぶち壊しにされてしまっている。(このような反乱に対して、スタースクリームは容赦なく制裁を加えている。)

ちなみに、玩具版のテックスペックでは知能の値が4であるが、これはシリーズ史上最低の値である。

トランスフォーマー[編集]

フレンジーの「オールスパーク発見」の報告を合図に全兵士を招集。自身も戦闘に加わり、バンブルビーの脚部を破壊、アメリカ空軍のF-22編隊にまぎれて編隊を奇襲し次々に撃墜するなどの活躍を見せた。ディセプティコンはほぼ壊滅状態となったが、彼だけはこの戦闘を生き延びており、エンディングにて宇宙へ逃亡する姿が描かれている。

メガトロンから出会い頭に叱責を受ける場面がある。

トランスフォーマー/リベンジ[編集]

声は同じくチャーリー・アドラーだがエフェクトが外されており、G1のクリス・ラッタに近い演じ方をしている。前作同様、F-22に変形するが、伝説上のディセプティコンに肖り全身にオールスパークの刺青を入れるなど、デザインにも変化が見られる。その結果擬態能力が大幅に低下しており、敵である米兵たちにも「あれでは自分から正体をばらしているようなものだ」と指摘されていた。

前作で逃走した彼はサイバトロン(セイバートロン)星へ帰還。新たな兵士を召集し、土星の衛星にある拠点でメガトロンに代わってディセプティコンの指揮を取っていた。 前作と比べると出番や台詞は格段に増えているが、前作でメガトロンを置き去りにしたまま逃走した事でその怒りを買い折檻されたりするなど、よりG1のスタースクリームを思わせる姿が見られる。また、メガトロンやグラインダーとの3対1で攻めかかったにも関わらずオプティマスに叩きのめされたりするなどの面が見られるが、戦局が不利になると傷ついたメガトロンに「Not to call you a coward master, but sometimes cowards do survive.(あなたは臆病者ではない。ですが、時には臆病者が生き延びるのです)」と逃亡を促すなど、一応はNo.2としての役割を果たしている。

なお前作での大敗の原因となったサムの事を恨んでいるのか、劇中で彼に向けてツバを吐きかけるシーンがある。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン[編集]

前作同様の姿で登場。負傷したメガトロンに揉み手でおべっかを使い、サムを精神的にも肉体的にも嬲ろうとするなど、卑劣漢としての性格がより強調されている。

地球追放を受けたオートボット達を成層圏で待ち伏せし、彼らの乗る宇宙船ザンティウムを撃墜する戦果を挙げた。 シカゴの戦闘ではNESTのVTOL機を撃墜し、またエップス達とはぐれたサムとカーリーにも襲い掛かったが、ホイルジャックが開発した武器を操るサムによって片目を潰されてパニックに陥り、さらに残ったもう片方の目にも爆弾を突き立てられて爆死するという末路を辿った。

ノベライズでは、センチネルプライム / Sentinel Primeの乗る宇宙船アークも撃墜したのは彼だとされており、ディーノことミラージュ / Mirageを惨殺するなどしている。

玩具[編集]

実写版はボイジャークラスと、小型簡易変形版のベーシックの二種類が発売された。

リベンジ版でも同じようにボイジャークラスの他、EZコレクションが発売。色替えバージョンの海外限定のスカイワープとサンダークラッカーも登場した。

マスターピース版では、実写作品キャラとして初めて登場している。

アニメイテッド[編集]

ディセプティコンのナンバー2であり前身翼の戦闘機に変形。英語版の声はトム・ケニー。日本語版では『マイクロン伝説』のスタースクリームを演じた山野井仁が担当。性格設定や後に幽霊のようになるなど、G1のスタースクリームを彷彿とさせる点が多い。

性格は陰険で卑屈で自尊心の塊。オプティマス(コンボイ)部隊と初めて遭遇した際にメガトロン / Megatronを罠に嵌めて破壊し、ディセプティコンの新しいボスとして君臨しようとした。戦闘力もオプティマス部隊やエリートガードを寄せ付けないほど高い。武器は両腕のデュアルソニックブラスター。だが、人望の無さから他のディセプティコンはついてこなかった。また、G1と同じくナルシストであり、日本語版では何かと「イケメン」を自称する。

その後、復活したメガトロンの制裁を受け絶命するが、オールスパークの破片の力で復活し、不死身の体を得てメガトロンへの復讐に乗り出す。なお、スパーク自体は完全に消滅しており、それに伴いエネルギー反応が消失しているためTF達のセンサーに感知されない。その後自分のクローン軍団を作って打倒メガトロンを目論むが、クローン達にも裏切られた上にサムダック博士によって首だけになってしまい、メガトロンと共に宇宙を彷徨うことになる。

最終的には再度裏切ってメガトロンの切り札であるラグナッツスプリームを自爆させ、メガトロンをはじめ、全てを一掃しようとするも、プロールに額のオールスパークの破片を抜かれてしまい完全に死亡。なお、ラグナッツスプリームの自爆[24]は、結果としてオートボットの勝利へと繋がった。

口調や振る舞いはG1の海外版と同じく典型的な三枚目となっている。日本語版ではアドリブを多数織り交ぜるなどコミカルな吹き替えとなっている。

また、ビーストウォーズでランページがスタースクリームの不死身のスパークを参考にして生み出されたように、アニメイテッドではスタースクリームを拘束した際、オートボットはその飛行能力と戦闘能力に着目して、合体戦士セーフガード / Safeguardを生み出した[25]

玩具[編集]

2010年3月27日に「TA-07」のナンバーを与えられて発売。バンブルビーとのセット箱「セットB」も発売されている。サイズは海外版の基準でボイジャー(VOYAGER)。開発担当は国弘高史、アクティベイター版は江島多規男[26]

10月2日にアクティベイター版がバンブルビー、アイアンハイド、グリムロックとのセット箱「アニメイテッドスーパーコレクションvol.2」で発売。

プライム[編集]

ディセプティコンに属しており肩書きは航空参謀。日本語版の声は鶴岡聡、原語版ではスティーヴン・ブルームが演じる。後退翼を備えたF-2支援戦闘機に変形する。

ディセプティコンのナンバー2であり、メガトロンに代わって指揮を執る事が多い。赤とシルバーを基調としたカラーリングに、長身痩躯の体格と鋭く尖った顎が特徴的である。武器は両腕のカギ爪とミサイル、そしてブラスター。細身な体型だけあって腕力も弱くオートボット達との直接対決では圧倒されがちであるが、ビークルモードでの空中戦能力は非常に高く、ジェットビーコンジェネラル達を率いてホイルジャックの駆るジャックハンマーを撃墜している。 「一番の武器はこのオツム」と自負する通り、策略にかけては殊に才能を発揮するが、詰めが甘いので失敗が多く、自分の策が自分へ跳ね返る局面もしばしば。野心家ではあるものの本性はとても臆病かつ卑屈で人望もなく、リーダー就任演説ではビーコン達から不安がられ、蘇生させたスカイクエイクには侮られ、かつてメガトロン謀殺の為に結託したメディックノックアウトからも「リーダーになるの無理なんじゃないですか?」と言われてしまっている。

シーズン1(1~26話)ではメガトロンを蹴落とし、念願の破壊大帝の座を手にした。オートボットを倒そうと様々な作戦を講じたが失敗続きでうまくいかず、メガトロンの復活後は徹底的に折檻された上に処刑されかけてしまう。改心しようとしたものの、エアラクニッドがメガトロンの腹心に収まった事により居場所を失い、ディセプティコンを離脱してしまった。

シーズン2(27~52話)では、手を組んだはずのメックから裏切られてトランスフォームコグを抜き取られてしまった。その後は離脱したエアラクニッドと結託しようとして裏切られたり、自身のクローン軍団を製作してメガトロンへ嗾けたり、遺産争奪戦ではレッドエネルゴンエイペックスアーマーを手に入れたりと、シーズン2全般において暗躍し続けた。なおシーズン2では治療を目当てにディセプティコンの内部情報をオートボット達へ提供したり、シーズン1で見逃してもらったアーシーを助けたりとオートボットに対して協力する場面もあった。シーズン2終盤ではオートボット達から全てのオメガキーを奪い、これを手土産にディセプティコンへ復帰。メディックノックアウトの施術によりトランスフォームコグも戻されている。

シーズン3BeastHuntersでは、各地に散ったオートボット追跡の指揮を任される。シーズン3で帰還した科学参謀ショックウェーブと張り合う場面も見られた。なお56話において重傷を負ったメガトロンに対して、シーズン1のように見捨てたりせず撤退を促すなど、ナンバー2としての役目もきちんと果たしており、それ以降もメガトロン、しいてはディセプティコン全体のために働くようになっている。一方で成果を上げ続けるショックウェーブへの対抗心からか迂闊で詰めの甘い行動も目立ったが、65話でメガトロンがオートボットとの戦いで敗北し機能停止したのを目の当たりにした際には感情的になって仇討ちを叫ぶなど本当にメガトロンへの忠誠心を垣間見せている。

自衛隊の兵器に変形できるトランスフォーマーであり、初代のブリッツウイング(74式戦車)、スーパーリンクのブロウルとスィンドル(87式自走高射機関砲)、実写版玩具シリーズのブラジオン(90式戦車)に続き5体目となる。

日本版では変形時の掛け声のテンションがやたらと高く、台詞が格段に増やされている。テレビ愛知の予告では毎回母親に電話しており、アームズマイクロン劇場で登場した手製の絵葉書によると国立在住となっている。そうしたユーモラスなキャラ付けの甲斐あってか、日本版放送時のキャラクター人気ランキングでは一位を獲得している。

パートナーのアームズマイクロンは、ブラスターからイーグルへ変形するグル。スタースクリーム同様仕切りたがりの野心家で、ディセプティコンアームズマイクロン部隊のリーダーになろうとする。が、臆病さも同様であり、本来のリーダーであるゴラⅡからはしばしば制裁され、他のメンバーからも「ナンバー2どまり」と評されている。

玩具[編集]

2012年にアームズマイクロンシリーズ(海外版のヴォイジャークラスに相当)とファーストエディション(デラックスクラスに相当)、そしてEZコレクションなどの玩具がそれぞれ発売された。 ファーストエディション版の塗装を変更した日本限定品としてスカイワープサンダークラッカーが発売されている。ビーストハンター版の玩具もファーストエディション版のそれを改修したものとなっている。

Shattered Glass[編集]

ボットコン2008限定玩具シリーズ「Shattered Glass」に登場。オートボットとディセプティコンの善悪が反転したパラレルワールド「シャッタードバース」における、平和を愛するディセプティコンのNo.2である。メガトロンとはオートボットの襲撃から助けられて以来の仲で、彼に忠誠を誓っている。カラーリングや座右の銘は、G1におけるスタースクリームの旧友であるスカイファイアーに準じたものになっており、玩具はギャラクシーフォース版の仕様変更品。

逸話[編集]

タカラトミーのトランスフォーマー開発担当・蓮井章悟は数多くのスタースクリームを担当したことから、「ミスタースタースクリーム」と呼ばれている[26]

脚注[編集]

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  1. ^ メガトロンの「所詮貴様はNo.2(「トゥー」とも聞こえる)だ」等の発言から、デストロン軍の中では一応No.2と評価されていることがわかる。また、サイバトロン戦士やテレトラン1もスタースクリームを「デストロンのNo.2」と認識している描写もある。
  2. ^ 第63話(英語版9話「FIRE ON THE MOUNTAIN」)で、自分が資材強奪の指揮を執ったにも関わらず、強奪した部品が溶解した責任をサンダークラッカーに押しつけている。
  3. ^ 第63話でサンダークラッカーがメガトロンに対し「それではスタースクリームの臆病さを笑えない」とその性格を持ち出してからかった。第53話でもスタントロンからは「奴をのさばらせておくとつけ上がる!」と襲撃され、自身が生みだしたコンバットロンからも「俺達を騙すと只ではおかない!」と詰め寄られている。
  4. ^ メガトロンが不在だったりや負傷した際には、不承不承ながらも仲間達はスタースクリームの命令に従っている。
  5. ^ 第17話「ナイトバードの影」では強奪・洗脳したナイトバードを自分の地位を脅かされる事から行動不能にし、第53話「スタースクリーム軍団」ではレーザーウェーブ/Shockwaveをけなしたりしている。しかし、第30話「タイムトラベラー」では6世紀の世界から戻って来た際にメガトロンを懐かしがり、第54話「ブルーティカスの攻撃」では宇宙を飛行中に偶然セイバートロン星から追放されたレーザーウェーブと出会い、前回自身がけなしていたはずの彼の救援要請を承諾するなど調子のいい面も見られる。
  6. ^ その為一部から、「影のサイバトロン戦士」とすら揶揄されている。
  7. ^ アニメでは作画ミスにより、スタースクリームがいないシーンで何故か登場したり、二人になったり、名称不明のジェットロンが出たりしている。
  8. ^ とは言え現実社会でも、戦前の日本のように陸軍が地図の製作を担当している例は存在しており(陸地測量部)、地理学者や調査員を擁していても納得がいかないことはない。
  9. ^ 第41話(英語版52話「SEARCH OF ARPHA TRION」)では、ウーマンサイバトロンのリーダーであるエリータワンに対し、従来の赤桃色の光線ではないリング状連続光弾で放っている。
  10. ^ 玩具のパッケージ裏のイラストや第61話「マスカレード」では、光線銃のようなものを手に持って撃っている。また、ロボットマスターズ版とヘンケイ!変形!版ではアニメのように手にナルビームを持たせることが可能。
  11. ^ 第17話では一発だけ不発弾ミサイルを撃った。
  12. ^ 体力7、知力9、スピード10、耐久力7、地位9、勇気9、火力8、技能8
  13. ^ このシーンでは地球のF15をスキャンしていなかったにも関わらず、セイバートロンモード(三角形のジェット機)ではなく、F15の形状をしている。
  14. ^ 第7話のラストでも取り憑いている。
  15. ^ この時のサイバトロン、デストロン両陣営を散々翻弄した事から、「スタースクリームは死んでからの方が強い」と揶揄される程。
  16. ^ 「戦いの歴史はよく出来た」と豪語するダイノボット/Dinobotは「大嘘つきのコンコンチキ」と、ビーストコンボイ/OptimusPraimalは「貴様は宇宙の面汚し」「トランスフォーマーの恥」と酷評した。手を組んだブラックウィドー/BlackArachniaも作中で「ユニクロンにやられたなんて真っ赤な嘘、あんたはガルバトロンを裏切って処刑されたのよ」とスタースクリームの嘘を見破った。
  17. ^ 谷澤崇編「スタッフインタビュー 大野光仁」『トランスフォーマージェネレーション デラックス』ミリオン出版、2004年3月22日、ISBN 4-8130-1094-6、142頁。
  18. ^ プリテンダーアーマー部は他の3人と同じく日本未発売
  19. ^ 地位の値が5と歴代で最も低く、他のアクションマスターになった旧メンバー(サウンドウェーブは8、レーザーウェーブは9、デバスターは6など)や、新メンバーよりも低く、歴代で唯一ナンバー2ではなくなっている。
  20. ^ 白、赤、青だった初代と違い、主翼や従来の青い成形色パーツがグレー、キャノピーがクリアパープルになった。
  21. ^ 因みにDr.アーカビルは、何故かスカイワープとサンダークラッカーにも付属している。
  22. ^ 但し、日本国内では通販でしか購入出来なかった。また、新ジェットロンのメンバーは新たに別な型を興されて販売された。
  23. ^ フィギュア王No.147
  24. ^ メガトロンは爆発に巻き込まれたが、オプティマスはプロールによって、爆発による被害を免れた。
  25. ^ 『Transformers Animated: The Allspark Almanac』 - ISBN 978-1-60010-487-9参考
  26. ^ a b 谷澤崇編「TF BACKSTAGE 2010 アニメイテッド座談会 幸日左志×国弘高史×江島多規男×蓮井章悟」『トランスフォーマー ジェネレーション2010』ミリオン出版、2010年11月19日、ISBN 978-4-8130-2130-8、91-93頁。

関連項目[編集]