アニマトロン

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アニマトロン(Predacons)とは、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010に登場した架空の猛獣部隊。デストロンに所属する。

概要[編集]

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』5話「クインテッサ星人の陰謀」で初登場。

野獣メカへと変形する。5体が合体することにより、巨重合体兵プレダキング/Predakingとなる。知能は低いが、攻撃力、敏捷性に優れる。ロボットモードでは全員銃と剣を武器としている。また彼らの本当の力はプレダキングとなったときに現れると発言している。

誕生エピソードは特に描かれず、メトロフレックスのトランスフォームコグを巡る戦いでクインテッサ星人が増援として送ったのが初登場[1]。また、当時のグラビアなどではクインテッサ星人によって造られたと紹介するものもあった。クインテッサ星人がデストロンを裏切った後も、そのままデストロンとして活動している。

本編ではライバルであるスカイリンクスをはじめ、サイバトロンや他のキャラクターの前に敗北することが多かったが、国内では「デストロンの逆襲」キャンペーンの主力商品に抜擢されたことなどから、雑誌展開ではサイバトロンを大いに苦しめた存在として描かれた。

マーベルコミックではデストロンの実権を握ろうと企むレーザーウェーブによってメガトロンへの刺客として送り込まれ、一度はその抹殺に成功している。

なお、海外名のPredacons(プレダコン)は後に『ビーストウォーズ』のデストロン軍団の海外版における名前になっている。

メンバー[編集]

アニマトロン参謀レーザークロー/Razorclaw
- 稲葉実 / HM - 西村知道 / 英 - ジョー・リー
アニマトロン部隊の指揮官。ライオンに変形。肩のダブルショックガンとソニックブレードが武器。アニマルモード時は跳躍力と鋭い爪が自慢。血の気の多い性格でサイバトロンを毛嫌いしているが、利害が一致すれば共闘することもある。金と聞いて目を輝かせる一面もある。
プレダキングに合体する際には胴体に変形する。
砲兵ラムページ/Rampage
声 - 難波圭一山口健(19話)/ HM - 田中亮一 / 英 - ローリー・ファソ
ジャガーに変形。6万ボルトのライトニングライフルと5000℃のヒート剣が武器。暴れ者だがテレビを見る事が好き。
プレダキングに合体する際には左腕に変形する。ランページとも呼ばれる場合もあるが、『ビーストウォーズメタルス』でも、その同名キャラがいる。
余談だが、玩具での変形パターンはレーザークローと全く同じである。
空中攻撃兵ダイムボム/Divebomb
声 - 堀内賢雄塩屋翼(5、24話)/ HM - 沢木郁也 / 英 - ローリー・ファソ
イーグルに変形。赤外線スコープ付きレーザーライフルとレーザーソードが武器。空中よりの爆撃、また、イーグルの頭の部分にカメラが収納されており偵察を得意とする。
プレダキングに合体する際には右腕と背部のウイング部分に変形する。
補給兵タントラム/Tantrum
声 - 島香裕城山知馨夫(5話)、塩屋翼(26話) / HM - 佐藤正治 / 英 - フィリップ・L・クラーク
バッファローに変形。補給用の燃料タンクを持つ。接触反応型カービン銃とエレクトロソードが武器。
プレダキングに合体する際には左脚に変形する(玩具カタログ等では右脚)。
地上攻撃兵ヘッドストロング/Headstrong
声 - 喜多川拓郎江原正士(11話、15話)、堀内賢雄(5話、26話) / 英 - ロン・ファインベルグ
サイに変形。鋼鉄を貫く角で突進しての破壊行動が多い。爆裂弾を発射するプラズマガンとスーパーブレードが武器。射撃は苦手。逃げるよりも戦って死ぬことが本望らしい。
プレダキングに合体する際には右脚に変形する(玩具カタログ等では左脚)。
巨重合体兵プレダキング / Predaking
声 - 稲葉実 / HM - 西村知道、池水通洋(11話)、大塚芳忠(34話) / 英 - バド・デイビス
5体のアニマトロン部隊が合体した巨獣合体兵。野獣の本能と機敏さ、パワーを持つ。背中にあるダイムウイングの使用により飛行する。玩具の設定では他のデストロン合体兵士が知能1~3に対し、プレダキングは知能5と、合体兵士の中では比較的優れた非合体兵士並みの頭脳を持っている。とはいえ、それはあくまでも「デストロン合体兵士としては」の話であり、スカイリンクス(非合体戦士。知能8)には知能戦に持ち込まれると負けたり、通常攻撃が効かないダニエルの悪夢で実体化した怪物やトルネドロンにやられたりするなど、敗北するシーンが多かった。
武器は「フォトンサーベル」「ソニックブレード」、右腕の「電光ライフル」。足を振り上げて起こす竜巻「フットハリケーン」も使用する。

その後[編集]

ザ☆ヘッドマスターズ』にも引き続き登場しており、外宇宙探査に旅立ったスカイリンクスに代わりトレインボットが合体したライデンとライバル関係になる。

トランスフォーマーZ』ではプレダキングがデストロン九大魔将軍の一人、野獣将軍プレダキングとして再登場した。ダイアトラスの力の前に戦意を失って退却を図るが、ダイアトラスのゾーンパワードカッターにより真っ二つにされた。声は岸野幸正

玩具[編集]

アニマトロンは87年2月にそれぞれ「D-73~77」のナンバーを与えられて発売。国内のみ単品販売の他にプレダキングがセット販売として「D-78」で発売。他の合体戦士よりも大きく、この時期のトランスフォーマー商品では最大の大きさと最高の価格(11,000円)を誇り、「デストロンの逆襲」キャンペーンの主力商品となった。

スクランブル合体戦士・兵士とはコンセプトが異なるが、両腕・両脚同士を取り替えることは可能。また、タントラム、ヘッドストロング及びプレダキングには「脚部を入れ替えればアニメ版と同じになり、プレダキングがパワーアップ!」と書かれた説明書きが封入されていた。

海外の初期出荷版はパーツが一部ダイキャストになっており、2004年に発売された『復刻版』はその仕様で復刻されている。

2010年11月には本体にメタリック風塗装とアニメに準じた色分けが施された『2010エディション』が発売されている。

当時開発を担当した餘家英昭は新人のスタッフと3日間徹夜して開発し、「プレダキングを見るとそのときの疲労感がぐっとリコールされて、もう2度と嫌だと思ってしまう」と語る[2]

BeastHunters[編集]

トランスフォーマープライムシーズン3『BeastHunters』にてプレダコン/Predaconドラゴトロン/Predakingが登場。

ドラゴングリフォンなど地球の架空生物に似た姿をしたサイバトロン星の古代生物群であり、大戦中にショックウェーブにより化石から復元され地球に送り込まれていた。シーズン3では地球に送り込まれていたプレダコンたちが物語の鍵となっている。インシグニアは下顎が裂けた竜の頭部を模したものになっている。

ショックウェーブがサイバトロン星にて再生させたドラゴトロンを例にプレダコンの化石から遺伝子情報を抽出することでそれを元にしてのクローニングが可能と判明。それ以降ディセプティコンはプレダコンの戦力化を狙い地球各地に眠るプレダコンの化石を回収してそれからクローンを作るという計画を進めていた。しかし、ドラゴトロンが変形機能を発現したことと予想以上の知性を発揮し出したことでメガトロンたちはプレダコン全てがそうなることを危惧するようになり、オートボットに研究施設のある位置座標を漏らして彼らを誘き寄せ、そしてその思惑通りにオートボットが施設を爆破したことで再生途中のプレダコンは処分された。

ドラゴトロン / Predaking
声 - ピーター・メンサー / -
ショックウェーブにより蘇生させられたプレダコンの一体で、『BeastHunters』を通してのメインヴィランの一人となる。
巨大なドラゴン形態であるビーストモードでは飛行能力と火炎攻撃を武器とし、ロボットモードでは左腕を変形させて展開するブラスターとその高い身体能力から繰り出す格闘攻撃で敵を徹底的に叩きのめす。きわめて高い耐久性と戦闘能力を持っており、ホイルジャックのグレネードによるエネルゴン誘爆にも耐えきり戦闘を続行してみせたほか、ウルトラマグナスとホイルジャックの2体を同時に相手して圧倒してみせたほど。
当初は言葉を喋らず、変形もできなかったことからスタースクリームからは低能、メガトロンやショックウェーブから動物的な性質しか持たないと思われていたが、他のトランスフォーマーの言葉を理解していたり、ネメシスの端末の使い方を覚えてそれで自身の情報を集めたりと少しずつ能力を向上させて行き、ついにロボットモードへの変形機能まで発揮するようになる。
高い戦闘能力や激しい闘争本能とは裏腹に理知的で従順な性格をしており、ロボットモードを獲得してからもメガトロンに対する忠誠心は変わらなかったが、予想以上に高い能力からメガトロンたちから警戒されている。また同族への思い入れは強く、培養途中のプレダコンを皆殺しにしたオートボットには激しい憎悪を抱いている。しかし、ラチェットからオートボットのプレダコン再生施設襲撃はメガトロンたちが意図的に仕組んだものだと聞かされ、メガトロンもそれを肯定した事でディセプティコンとも袂を分かつたちとなる。その後、怒りのままメガトロンに挑み彼を追い詰めるもスタースクリームの横槍もあって形勢を逆転されてネメシスから放逐されるが、自身はネメシスの外壁に掴まって艦からの離脱を免れており、ネメシスがサイバトロン星に帰還すると同時にどこかへと飛び去っていった。

参乗合体 トランスフォーマーGo![編集]

上記の『プライム』シリーズとは同一の世界観とされているが、背景設定が微妙に異なっている。人間おににはと呼ばれており、ドラゴトロンを始めとする5体が日本の富士山に封印されていたが、現代においてドラゴトロン以外の4体四鬼衆が復活し、唯一封印の解けないドラゴトロンを復活させるべく活動を開始する。

悪鬼大帝ドラゴトロン / Predaking

プレダコン四鬼衆[編集]

武闘鬼ブドーラ / Grimwing
声 - 稲田徹
呪縛鬼ジュドーラ / Skystalker
声 - 伊丸岡篤
怪力鬼ガイドーラ / Lazerbach
声 - 岩崎征実
爆速鬼バクドーラ / Ripclaw
声 - 上田燿司

プレダコン邪鬼軍団[編集]

ドララ / Hun-gurr
ガララ / Twinstrike
ブララ / Blight
ジュララ / Rippersnapper
バララ / Windrazor
五体邪鬼合体 ゴラードラ / Abominus
ブラック邪鬼合体 ゴラードラ

脚注[編集]

  1. ^ 直前の場面では、惑星ジャールにてエネルギー不足に苦しむデストロンとして何人か登場している
  2. ^ 坂本章編「ROBOT IN DISGUISEを生み出した人々(1)」『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー ファーストシリーズ・コンプリート』ジャイブ出版、2004年12月23日、ISBN 4-86176-036-4、120頁。

外部リンク[編集]