横浜市営バス

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ハイブリッドノンステップバス(2007年4月14日、横浜駅西口にて撮影)
ハイブリッドノンステップバス
(2007年4月14日、横浜駅西口にて撮影)
後部行先表示、65系統最終バス(2007年08月18日撮影)
後部行先表示、65系統最終バス(2007年08月18日撮影)
横浜市営バスの路線網
横浜市営バスの路線網
定期観光バス(2007年4月28日、港の見える丘公園付近にて撮影)
定期観光バス(2007年4月28日、港の見える丘公園付近にて撮影)
みなとみらい100円バス(2007年09月09日、桜木町駅前にて撮影)
みなとみらい100円バス(2007年09月09日、桜木町駅前にて撮影)
あかいくつ号(2007年4月21日、赤レンガ倉庫にて撮影)
あかいくつ号(2007年4月21日、赤レンガ倉庫にて撮影)
あかいくつ号(2007年4月21日、車内にて撮影)
あかいくつ号(2007年4月21日、車内にて撮影)
花月園競輪場シャトルバス(5-1440)(2007年12月9日、鶴見駅西口にて撮影)
花月園競輪場シャトルバス(5-1440)(2007年12月9日、鶴見駅西口にて撮影)
東急バス・臨港グリーンバスの車両と並ぶ横浜市営バスの車両、2005年11月16日、綱島駅前にて撮影
東急バス・臨港グリーンバスの車両と並ぶ横浜市営バスの車両、2005年11月16日、綱島駅前にて撮影
磯子営業所、2007年12月14日撮影
磯子営業所、2007年12月14日撮影

横浜市営バス(よこはましえいバス)は、横浜市交通局自動車部が運営する公営路線バスである。市営バスないしは市バスとも呼ばれる。

目次

[編集] 沿革

1928年に急拡大した市域の足を確保する目的で横浜市営バスが誕生したが、これ以前にも市内には既に横浜自動車相武自動車東京横浜電鉄鶴見臨港鉄道などが事業を始めていた。間もなく鶴見区潮田地区で運行していた鶴見自動車商会を買収したが、民営会社の買収はこの1件にとどまり、他都市のような市当局による統合は行われなかった。これは当時自動車行政を監督していた神奈川県が市営バスよりも民営バスの育成に注力していたことと、戦時統制の進行過程において周囲の事業者のほとんどが東京急行電鉄の支配下に置かれ、整理・統合されてしまったことによる。このことが、現在でもかなりの線区で民営バス路線と競合していることにつながっている。

[編集] 経営状況

2003年度は黒字を確保したものの、横浜市交通局は地下鉄事業の赤字やモータリゼーションの進行もあり、依然厳しい状況が続いている。近年になり横浜市自体の財政状況が非常に厳しいこともあり市交通局の赤字が取り沙汰され、鉄道会社社長や大学教授などの有識者により組織された横浜市営交通あり方検討委員会が開かれるなど、交通局の完全民営化も視野に入れた検討がなされたが、結果的に「改善型公営企業」を目指し公営形態で継続することとなった。

このような状況により、バス部門では不採算路線や民間競合路線の移譲など、収入確保やコストダウンに意欲的であると同時に、小型バス路線の開設や最終バスの繰り下げなど、きめ細やかなバスサービスを実施し、新たな需要確保に邁進している。また、市の中心部を中心に広告パネル付きバス停留所上屋の整備を進めるなど、収入の増加に向けての努力の姿勢が見られるが、助役による約5,000万円の横領事件や、勤務乗車証の私的使用、学歴詐称などが発覚しており、職員のモラル向上が課題となっている。

人件費削減のため2007年12月9日に61系統と117系統が市交通局の外郭団体である横浜交通開発へ路線移譲され、2008年2月9日から緑営業所・磯子営業所所管路線の運行が横浜交通開発へ委託された。[1]

[編集] 路線再編成

不採算対策の一環として施行された路線移譲・再編成関連の経緯を以下の年表とする。

  • 2005年7月4日 - 芹が谷地区の30・71・77・203系統などで路線移譲前途のダイヤ改正、84系統を廃止
  • 2006年1月29日 - 30・71・203・206系統を神奈川中央交通へ移譲
  • 2006年2月20日 - 神奈川県生活交通確保対策地域協議会に9路線の退出意向を提出
  • 2006年3月16日 - 43系統を東急バスへ、110系統を横浜京急バスへ移譲
  • 2006年3月18日 - 123系統を廃止
  • 2006年3月27日 - 66・69・108系統と45系統の一部区間を廃止、76・98・145系統を廃止・再編し156・158系統を開設、77・138・139系統を神奈川中央交通へ移譲
  • 2006年3月31日 - 野庭営業所を廃止
  • 2006年8月31日 - 神奈川県生活交通確保対策地域協議会に追加して29路線(計38路線)の退出意向を提出
  • 2006年9月30日 - 70・85系統の一部区間を関係する地元企業の理解が得られたとして廃止
  • 2006年10月16日 - 横浜市道路局が「横浜市生活交通バス路線維持制度」を発表
    • 対象候補路線は10・11・17・18・26・27・33・54・60・72・73・80・109・121・134・300・302・308・310系統
  • 2006年11月6日 - 横浜市生活交通バス路線維持制度の適用路線を運行する事業者を募集開始
  • 2006年11月11日 - 107系統の一部区間を京浜急行バスへ移譲
  • 2007年3月16日 - 3・118系統を東急バスへ移譲
  • 2007年4月1日 - 大規模な路線再編を実施
    • 24・42・81・93・95・96・100・114・120・122・126・127・162(100円バス)・303系統を廃止
    • 10・14・17・18・31・33・38・41・54・57・61・73・99・107・109・202・302系統の一部区間を廃止又は経由地変更
    • 181系統と暫定運行措置対象路線の290・291・292・293・294系統を開設。68・79・201系統が暫定運行措置対象路線となる。
    • 4系統と横浜市生活交通バス路線維持制度の適用路線となる11・60・121・72・134系統を民営事業者(4系統は横浜京急バス、11・60・121系統は神奈川中央交通、72系統は臨港グリーンバス、134系統はフジエクスプレス)へ移譲。10・17・18・26・27・33・73・54・80・109・181・300・302・308・310系統が横浜市生活交通バス路線維持制度の適用路線となる。
    • 港北ニュータウン営業所を廃止
  • 2007年10月1日 - 1系統を神奈川中央交通へ移譲(但し中山駅前~緑車庫間は存続)
  • 2007年12月1日 - 116系統を神奈川中央交通へ移譲
  • 2008年2月12日 - 5・115系統を神奈川中央交通へ移譲(但し5系統の横浜駅西口~保土ヶ谷車庫間は存続)

このバス路線再編成・整理は、市営バス事業規模の適正化と経営の健全化を目的とし、以下の方針を以って進めるとされた。

  • 民間事業者との共同運行によって非効率となっている路線を移譲
  • 市営バスなどのバス路線や鉄道路線と並行・重複している路線の一部区間を廃止
  • 利用者数が少ない、又は採算が取れず維持が困難である路線を廃止

横浜市道路局の横浜市生活交通バス路線維持制度は、市営バスの一部の廃止予定路線を民間に移譲し、その補助を行うというもので、市営バスの路線再編を受けて創設された。対象候補路線は計19路線であったが、14路線については運行事業者が決定しなかったため、暫定的に横浜市営バスが継続して運行することとなった。

暫定運行措置対象路線は、運行経費の一部を横浜市の一般会計から繰出し2年間暫定運行を行うもので、一定の利用が見込まれる廃止区間をカバーする形で新たに5路線が開設された。また、既存系統の3路線も暫定運行措置対象路線となった。ダイヤは日中の1時間に1本のみの運行となる。但し既存系統である68・79系統と293系統は1時間に1本ではなく現行便数から多少の減便での措置となった。

これら一連の路線再編成は地域住民に与える影響が大きいため、その後に地域での説明会などが開催されたが、反発は非常に強いものとなった。またこの路線再編はあくまで採算が基準のため、81系統や95系統など利用客が多数あっても廃止となった系統があった。しかし、3系統や24系統の廃止を補う形で38系統の経由地が変更されるなど、利用者に対する一定の配慮は見られた。また、民間に移譲された路線はパターンダイヤになりかえって便利になったという意見もある。

この路線再編の詳細については交通局のサイトを参照されたい。[2]

[編集] 営業所

横浜市営バスの営業所と各担当路線は以下の通り。

  • 磯子営業所 - 横浜市磯子区森三丁目1-19
    • 8・10・58・61(交)・63・64・70・85・94・99・113・117(交)・215293・294系統
  • 港南営業所 - 横浜市港南区日野南三丁目1-1
    • 2・45・51(351)・52・107(367)・108・111・112・130・217系統
  • 港北営業所 - 横浜市港北区大豆戸町字塚田581
    • 13・14・38・41(355356)・67・88・104・129・300・301(370)・302・304・308系統
  • 浅間町営業所 - 横浜市西区浅間町四丁目340-1
    • 26・31・34・35・36・44・50・53・57・59・82・83・87・105・106・201・202・291・292系統
  • 滝頭営業所 - 横浜市磯子区滝頭三丁目1-33
    • 9・21(361)・68・78・101・102・103(366)・113・133・135・156・158・163(みなとみらい100円バス)219375系統
  • 鶴見営業所 - 横浜市鶴見区生麦一丁目3-1
    • 7・13(365)・15・16・17・18・19・27・29・46・48・86・128・155・181・213・290系統
  • 保土ヶ谷営業所 - 横浜市保土ケ谷区川辺町4-2
    • 5・22・25(358)・28・32・34・35・50(362)・62・75・79・89・92・101・115・136・151(市内遊覧バス)210(374)・211212218系統
  • 本牧営業所 - 横浜市中区本牧元町45-1
    • 8(363)・20・26・54・58・91・97・103・105(364)・106・109・148・222271(あかいくつ)系統
  • 緑営業所 - 横浜市緑区白山一丁目10-1
    • 1・12・33・36・39(373)・56(353)・82・119(354)・124・136・221(鴨居・東本郷線)・305(372)・306・310・311系統
  • 若葉台営業所 - 横浜市旭区若葉台二丁目15-1
    • 23・40・55・65(350)・73・74・80・90系統
備考
(交):横浜交通開発により運営される系統。 (緑字):深夜バス。 青字:特殊な路線。 橙字:小型バス路線。

浅間町営業所と保土ヶ谷営業所、滝頭営業所は横浜市営バスの主要営業所であり特殊路線と多数の路線を受け持っている。これに対し若葉台営業所と港南営業所は極端に本数の多い郊外の団地輸送路線を受け持っており、担当する系統の数自体は少ない。港北営業所と滝頭営業所にはCNG充填設備が設けられており、CNGバスが多数配置されている。

磯子営業所と緑営業所の路線運行は市交通局の外郭団体である横浜交通開発へ委託されており、61系統と117系統は横浜交通開発直営の路線となっている。なお、横浜交通開発直営の路線と運行委託される路線では、横浜市営バスの定期券・バスカードなどは全て共通の利用が可能である。

[編集] 廃止された営業所・派出所

  • 磯子営業所金沢派出所 - 横浜市金沢区幸浦二丁目1-17 - 1991年5月10日廃止
  • 港南営業所芹ケ谷派出所 - 横浜市港南区芹が谷三丁目33-3 - 1974年12月23日廃止
    • 翌24日から2006年3月27日まで野庭営業所芹ヶ谷詰所。同営業所廃止と共に神奈川中央交通に移譲。
  • 浅間町営業所中山出張所 - 1964年12月19日廃止
  • (初代)鶴見営業所 - 横浜市鶴見区生麦四丁目6-37 - 1981年5月5日廃止、現・港北営業所
  • 西営業所 - 横浜市西区高島二丁目18 - 1965年7月11日廃止、現・保土ヶ谷営業所
  • 野庭営業所 - 横浜市港南区野庭町字宮久保637-2 - 2006年4月1日廃止
  • 緑営業所川和派出所 - 横浜市都筑区川和町字上サ2469 - 1991年6月28日廃止
  • 港北ニュータウン営業所 - 横浜市都筑区大丸23-21 - 2007年4月1日廃止

[編集] 営業区域

横浜市内中心部である中区西区を中心に、泉区栄区瀬谷区を除く横浜市内15区と川崎市幸区[3]に路線網を有している。路線の総営業距離は2008年現在540kmほどで、毎日の利用数は約38万人である。後述の沿革により、市内では市営バスの他に多数の民営事業者がバスを運行しており[4]、市営バス路線網の中心地といえる横浜駅にも民営事業者[5]の路線が多数乗り入れている。かつては市内各地から横浜駅へ路線が集積する広い路線網であったが、近年の経営効率化のための路線移譲や廃止、短縮などにより縮小傾向にある。

各路線には数字のみの系統番号が附番されている。附番にはほぼ規則性がなく、一部において同一系統でも異なる路線が存在したり、往復で異なる系統であったりと多少複雑な面がある。また深夜バスや特殊路線などにも、行先表示には掲出されないが書類上の系統番号が存在する。一桁から300番台の系統まで存在しており、現在運行されている系統数は144本程である。

その他に横浜市街地での観光に特化した特殊路線や、市内での小規模な貸切運行とスクールバスを運行している。

各系統の詳細については所管営業所の記事を参考のこと。

[編集] 特殊な路線

[編集] 市内遊覧バス

横浜市営バスでは、横浜市内の名所を巡る市内遊覧バス「ベイサイドライン」(定期観光バス)の運行も手掛けている。かつては滝頭営業所が担当していたが、現在は保土ケ谷営業所が担当しており、書類上の系統は151系統である。

通年設定されているコースは一日コースと半日コース(午前・午後)の3種類があり、いずれも横浜駅東口から出発する。車両は通常の観光バスを使用していたが、近年は観光路線ブルーラインで使われていた2階建てバス(ヨンケーレ)を専用車に充当している。

2005年2006年には夏期限定ではとバスとの共同運行による夜のコースが設定された。その影響か2006年からははとバスのガイドが乗務している。

[編集] みなとみらい100円バス

  • 日の出町駅前 - 桜木町駅前 - ジャックモール - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫

みなとみらい21地区を運行する路線バスであり、運賃は大人100円・子供50円となっている。現在運行しているのは循環運行の日ノ出町駅ルートで、運行日は土曜日日曜日・祝日・振替休日だが、夏休み冬休み春休み期間中は平日も運行する。滝頭営業所が担当しており、車両はCNGノンステップバスが優先的に充当される。系統番号は掲出されないが書類上の系統番号は163系統である。かつては桜木町駅ルート、横浜駅ルート、大さん橋・山下公園ルートも存在した。

[編集] あかいくつ

  • 往路:桜木町駅前 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 - 日本大通り - 中華街(朝陽門) - 山下公園前 - 港の見える丘公園
  • 復路:港の見える丘公園 - 山下公園前 - 大桟橋 - 赤レンガ倉庫 - パシフィコ横浜 - 桜木町駅前

観光スポット周遊バス「あかいくつ」は、2005年3月に横浜高速鉄道みなとみらい線沿線の観光施設を巡る路線バスとして運行を開始した。運賃は大人100円・小児50円で、バスカード等の利用はできない。当路線専用のレトロ調バスで運行され、桜木町駅から港の見える丘公園で折り返し、再び桜木町駅に戻る循環運行路線である。前述の廃止となったみなとみらい100円バス桜木町駅ルートおよび大さん橋・山下公園ルートを統合したと考えられる路線ルートをとる。系統番号は掲出されないが書類上の系統番号は271系統で、本牧営業所が担当している。

  • ちなみに、このバスは2007年4月~6月に日本テレビ系列で放送されたドラマ「喰いタン2」第3話で、主人公達が乗っていた同車がテロリストに銃撃されるシーンに登場した(横浜が舞台になっているため)。このときの運転には、スタントマンの前歴を持つ本牧営業所所属の現役運転手が選ばれた。

[編集] 臨時営業路線

[編集] 37系統

  • 37:横浜駅西口(第2) - 三ツ沢グランド前
  • 37:東神奈川駅西口 - 三ツ沢グランド前

かつては市民運動会の開催日に運行されていたが、Jリーグ発足以後は、三ツ沢球技場(ニッパツ三ッ沢球技場)でサッカーの試合が行われる際などに運行されている。運行に際しては、全営業所から車両が充当される。行先表示は「三ツ沢グランド」となっているが、実際は直行便のため途中停留所はすべて通過し、三ツ沢グランド前まで運転する。なお、三ツ沢グランド前バス停は三ツ沢公園の敷地内に存在し、通常営業の路線は乗り入れないバス停となっている。横浜駅西口発着便については原則として北軽井沢を通るが、復路の横浜駅西口行については翠嵐高校前を通る場合がある。

[編集] 49系統

  • 49:横浜駅前 - 大桟橋(急行)
  • 49:桜木町駅前 - 大桟橋(急行)

かつては花月園競輪場への送迎バスにこの番号が付されていたが、現在は大桟橋への送迎バスに番号が付されており、横浜港国際客船ターミナルに大型客船が入港する際に稀に運行される。浅間町・本牧営業所が担当。なお、2003年から2005年までみなとみらい100円バスに「大さん橋・山下公園ルート」があったが、こちらは横浜港国際客船ターミナルに大型客船が入港していなくても大さん橋に発着していた。

[編集] 花月園競輪場シャトルバス

  • 鶴見駅西口 - 花月園競輪場
  • 東神奈川駅前 - 花月園競輪場
  • 花月園競輪場→東神奈川駅西口→横浜駅西口

花月園競輪場で競輪が開催される日に運行される無料送迎バスである。鶴見駅西口発着は港北・鶴見両営業所の担当で臨港バスとの共同運行、東神奈川駅・横浜駅西口方面は鶴見営業所の担当となっている。横浜駅西口行は花月園競輪場発のみの運行で、途中東神奈川駅西口に停車する。

[編集] 運賃

大部分の系統が大人210円・小児110円の均一料金となっている。なお、乗降方式は全て前乗り中降りの料金先払い制である。

  • 40・94系統のみ区間料金制を採用している。区間料金制の系統に乗車する際は乗務員に対して行き先を告げる必要がある。
  • 109系統については、横浜ベイブリッジ(首都高速湾岸線)区間を経由する場合は大人230円・小児120円の割増料金となる。
  • 深夜バス料金は通常料金の2倍であり、定期券一日乗車券でも乗車可能であるが、これらの乗車券を利用する場合は通常料金と深夜料金の差額を支払う必要がある。
  • バス共通カードを車内で発売しており、「あかいくつ」・市内定期遊覧バスを除く全路線と100円バスで利用が可能である。
  • マリンカードは販売を終了した2008年3月現在も市営バスで利用が可能となっている。その他にも川崎市営バス、神奈中バス、江ノ電バスのバス共通カード取扱車での利用も可能である。
  • 市営バスのみ利用できる一日乗車券を大人600円・小児300円で、市営バス・市営地下鉄共通の一日乗車券を大人830円・小児420円で車内・営業所・定期券発売所にて発売している。

[編集] 企画乗車券

通常の一日乗車券の他、以下の市営バス限定の企画乗車券が発売されている。

ファミリー環境一日乗車券
1世帯の家族5人までが土曜日・日曜日・祝日・振替休日および旧盆・年末年始期間中の1日に限り市営バスを何回でも利用可能。1枚1,000円
環境定期券制度
家族のうち1人でも通勤定期券、シニアパスを所持していれば、同居の家族が同伴で乗車する場合、人数に関係なく全線1人100円(子供50円)で乗車できる制度。他社発行の共通定期券でも制度を受ける事が可能。利用できる期間はファミリー環境一日乗車券と同じ。
あかいくつ一日乗車券
観光スポット周遊バス「あかいくつ」の他、みなとみらい100円バスを1日に限り何回でも利用可能。大人300円・小児150円
みなとぶらりチケット
横浜中心部の観光スポット周辺に利用エリアが限定されている一日乗車券。市営地下鉄にも横浜駅から伊勢佐木長者町駅まで利用可能。また、あかいくつ号や100円バスも利用可能。利用エリア外での乗車や乗り越しはその分の実費を支払わなければならず、バスの車内では注意を促す放送が流れる。提携施設や提携店舗での割引やサービスの特典も付加されている。大人500円、子供250円
みなとぶらりチケットワイド
みなとぶらりチケットのエリアに加えて、市営地下鉄新横浜駅で乗降が可能(横浜駅~新横浜駅間での乗降は不可)。新横浜地区の提携施設や提携店舗での割引やサービスの特典も付加されている。大人550円、子供280円

[編集] 乗り継ぎ運賃制度

2008年3月30日に施行された市営地下鉄グリーンライン開通に伴う再編と同時に、一部区間にて市営バスから市営バスへ乗り継ぐ場合に2回目の乗車運賃が無料となる乗り継ぎ運賃制度が新設された。区間内において1回目の乗車時に乗り継ぎ券を受け取り、2回目の乗車時に乗り継ぎ券を渡すことで利用ができる。現在この制度が利用可能な区間は以下の3つである。

  • 江田駅 - (301系統) - 池田・都筑ふれあいの丘 - (徒歩(7分)) - 御影橋 - (306・310・124・80・73系統) - センター南駅
    • 301系統江田駅~御影橋~センター南駅間運行便の廃止によるもの
  • 仲町台駅 - (301系統) - 池田・都筑ふれあいの丘 - (徒歩(7分)) - 御影橋 - (306・310・124・80・73系統) - センター南駅
    • 88系統仲町台~都筑ふれあいの丘~センター南駅間運行便の廃止によるもの
  • 緑車庫 - (36系統) - 菅田町入口 - (129系統) - 新横浜駅
    • 120系統菅田町~菅田町入口~新横浜駅間運行便の廃止によるもの

バスの乗り継ぎ制度では他の例として東京都交通局における全路線にて利用可能な2回目の乗車運賃が100円引となる乗り継ぎ割引、大阪市交通局が古くから実施している地下鉄への乗り継ぎも可能な乗り継ぎ制度などがあるが、当制度は設定区関が限定されており地下鉄との乗り継ぎも不可能なため、制度の新設を評価する意見がある一方さらなるサービス内容の充実を求める意見がある。

[編集] PASMO

横浜市営バスでは、市営地下鉄と共に2007年3月18日からPASMOを導入している。利用時にはバス利用特典サービスが適用される。車内では千円札・二千円札を一枚ずつチャージすることが可能であるが、10.001円以上の残額があるカードにはチャージができない。なお現在はICカードへの一日乗車券の搭載には未対応である。

市営バスのPASMO定期券は、現行の定期券が一部を除きほぼ全ての路線で使用可能であることから、ほぼ全ての車両にカードリーダー(車載器)が取り付けられるまで発売が見送られたが、2008年6月22日に全車両がPASMO利用に対応するため、同年7月1日から市営バスのPASMO定期券の発売を開始した。

鉄道駅との接続が多い路線を多数所管しているとの理由で浅間町営業所から導入され、2008(平成20)年6月22日に全営業所の所管路線で利用開始となった。

[編集] 車両

日産ディーゼル工業日野自動車いすゞ自動車三菱ふそうトラック・バスヨンケーレの5メーカーの車両を保有している。なお、事業用車両はこの限りではない。車両保有数は2008年現在約830両であり、低床車の導入に積極的でノンステップバスは全車両の約5割、ワンステップバスは約3割と非常に高い割合となっている。低公害車の導入にも比較的積極であり、電気式ハイブリッドバスを30台ほど、蓄圧式ハイブリッドバスを20台ほど、CNGガスバスを70台ほど保有している。

2004年度から新車購入は入札制となり、毎年単一メーカーの車両が大量に導入される。かつては営業所ごとに導入車両メーカーが指定されており、磯子・滝頭営業所は日産ディーゼル製、港南・浅間町・保土ヶ谷営業所は日野製、港北・鶴見営業所はいすゞ製、本牧・緑・若葉台営業所は三菱ふそう製の車両で統一されていた。現在でも各営業所でこの指定メーカー車の割合が高いが、年々他メーカー車で入り乱れていくものと考えられる。

車種は大型短尺車に加え、大型長尺車や中型車、小型車など、所管の路線事情に見合った車種が各営業所に配置されている。

  • 8・58・105系統など本牧方面の路線を担当する本牧・磯子営業所には大型長尺車が配置されている。また109系統を担当する本牧営業所には、首都高速道路を運行するために客席シートベルトとETCが装備された大型長尺車が配置されている。
  • 浅間町・港南営業所を除く全営業所に中型車が配置されている。また、磯子・緑・滝頭営業所には中型ロング車が在籍している。
  • 港南・若葉台営業所を除く全営業所に狭隘路線専用の小型車が配置されている。
  • 滝頭営業所と港北営業所にはCNGガスバスが多数配置されている。1999~2001年度に導入されたCNGノンステップバスの車両登録番号は、2002年FIFAワールドカップ決勝戦の横浜開催を記念して20-02とされた。
  • 浅間町・保土ヶ谷・港南営業所に電気式ハイブリッドノンステップバスが配置されている。
  • 若葉台・緑・本牧・磯子営業所には蓄圧式ハイブリッドバスが配置されている。
  • その他にも排気再循環装置付バス、リフト付バスなど低公害車とバリアフリー対策車両の導入に積極的である。
  • 保土ヶ谷営業所には市内遊覧バス用のヨンケーレ製2階建て車両が在籍している。
  • スクールバス用の特定車両が各営業所に配置されている。しかし2006年頃からスクールバス受託の競争入札化により民間事業者が参入し、市営バスとしては撤退が進んでいるため、車両数は減少している。
  • 本牧営業所には観光スポット周遊バス「あかいくつ」用の中型車・中型ロング車が配置されている。この車両は外装・内装ともにレトロ調の装飾となっており異彩を放っている。改装は東京特殊車体が担当した。なお車両購入費として、日本宝くじ協会から全5両のうち4両分の約1億4,000万円の助成を受けた。車両の登録番号は2009年横浜港開港150周年を記念して150で統一されている。運行当初に配置された2004年度車は中型車で、2008年度に増備された車両は中型ロング車とされた。
  • 利用者が忘れ物の問合せをする際などの利便を図るため、2007年後期導入車両から登録番号は車両番号と同一の希望ナンバーになっている。

座席表地は青色で、横浜マリンタワー帆船日本丸横浜ベイブリッジのイラストが入る織り柄となっている。その他にはまりんイラストの柄や、横浜市環境事業局の「ヨコハマはG30」をPRする柄の車両も存在する。

行先表示装置は通常の幕式の他にLED式や液晶式の試験導入があったが、2002年度導入車両からはLED式を本格的に採用した。なお、既存車両のLED式表示機への改造は、浅間町営業所所属の2台の試験的な改造のみに留まっている。

[編集] カラーリング

一般路線バス(大型車)
横浜市電のカラーリングを継承し、クリーム色の車体に青色のラインを配している。バンパーは銀色である。車体正面の青いラインはY字型に曲がっており、中心に横浜市紋章のエンブレムが設置される。基本的なデザインは半世紀前から変更されていないが、近年小規模な変更が2回行われた。
1996年度以降導入車両
正面の青いYラインが直線基調のものとなり、車体中央の青いラインに施されていた銀色の縁取りがなくなった。また、正面行先表示周辺を覆っていた青色塗装が省略された。この小変更以前の塗装車はファンから旧塗装車と呼ばれている。
2000年度・2001年度以降導入車両
いすゞ・日野製車両は2000年度から、三菱ふそう・日産ディーゼル製車両は2001年度の導入車両から、正面の青いラインが再びY型となった。
近年では車体全面を広告とするラッピングバスが多数在籍しているが、視覚障害者団体からの要請により正面の塗り分けは残される。ただし、ズーラシアのラッピングバスは正面もラッピングが施されている。また、横浜交通開発に譲渡された車両については、カラーリングの意匠はそのままに、車体正面の紋章が"TD"に変更され、車体側面などの"横浜市営"の表記は"横浜交通開発"に改められた。
一般路線バス(小型車)
オフホワイトの地に青いラインが引いてあり側面後部には短い斜めのストライプが3本入る。正面は市紋章エンブレムの周辺で分断された青いラインの両端が緑色と橙色になっており、車体背面(後部)のラインは橙色となっている。
CNGノンステップバス
白地の車体に濃い青色のバンパーで、車体には横浜国立大学の学生チームによるデザイン[6]、市交通局関連の広告、又ははまりんのラッピングが施されている。はまりんラッピングバスは車内の座席表地もはまりんイラストの柄となっている。当初、1999~2001年度に導入されたCNGノンステップバスは2002年FIFAワールドカップ決勝戦の横浜開催をPRするラッピングであった。
ズーラシア塗装
緑色の山の背景に大きく動物のイラストが描かれている。
あかいくつ
車体上半分がベージュ色、下半分が赤である。
2階建てバス
白色の車体。後部に青い横浜の名所イラストが描かれ、横浜ベイブリッジ・日本丸・横浜開港記念館の3種がある。
特定スクールバス
白に青・黄・水色のラインが入る。青色の面積が後部に行くにつれて大きくなっている。
観光バス(過去車両)
クリーム色にピンクと緑の帯を巻き、バンパーより下はダークグレーである。2007年に全車廃車され消滅した。
オープンバス(過去車両)
1998年横浜ベイスターズ優勝時に、廃車予定の路線バス車両1台(磯子営業所所属・日産ディーゼル製)を、1か月半の期間と20万円の費用をかけてオープンバスに改造されて優勝パレードに使用された。パレード使用後は解体する予定だったため仮ナンバー登録であったが、ファンからの要望で残される事になり、補強工事を施して正式にナンバーが登録され、翌年の横浜国際仮装行列から各種のイベントに用いられた。登録番号はCNGノンステップバスと共に2002年FIFAワールドカップ決勝戦の横浜開催を記念して20-02とされた。車両はその後、首都圏排ガス規制の影響により2003年北海道函館市の民間会社へ売却された。

[編集] 車両番号

車両には1~4桁の番号が付けられており、以下の法則に基づいている。

4 - 3 7 72
年式 メーカー 用途 固有番号

例:4-3772(あかいくつ1号車)

  • 上1桁目は導入された年度を示す(なお、その車両が購入された予算年度に基づいている。つまり、2007年度に導入されたものでも2006年度の予算で購入されれば6の数字が与えられる。この場合は2004年度購入車)。
  • 下4桁は1桁目がエンジンメーカー、2桁目が用途、残りの2桁が車両番号となる。ただし、車両番号の下2桁に「42」「49」が付く番号は忌番のため原則として使用しない。(1994年式までの車両には「42」「49」を使用していたが、2006年度末に消滅した)
    • エンジンメーカーは、1がいすゞ自動車、2が三菱ふそう、3が日野自動車、4が日産ディーゼル、5がその他のメーカーとなる。ハマちゃんバスに使用されていた日野ポンチョは厳密にはフランスPSA・プジョーシトロエン製のエンジンを搭載するため「5」が適用された。
    • 用途は、0が観光用などの貸切、1が特定車両、2が横浜交通開発所有の車両(かつては車掌台付車両に付番)、3以降がワンマンの通常路線バス車両となる。
      • ワンマンの通常路線バス車両番号は、下3桁が999に至る前に最初の番号(連番は300だが、リセットの最初は下3桁は301となる)に戻る場合がある。

[編集] その他

[編集] 運行情報

2005年4月1日より運行中のバスの現在位置や到着予測時刻を確認できるバスロケーションシステムの「横浜市営バス運行情報」が提供されており、パソコン・携帯電話で閲覧が可能である。また、2007年の交通局ホームページのリニューアル時より「市営交通緊急情報」のページが開設され、交通事故や災害などによりバスの運休・迂回運行が発生している場合に情報が表示される。

[編集] 一般車両を使ったバスツアー

横浜市交通局協力会(交通局の外郭団体)が主催する一般車両を使ったバスツアーは、毎回マニアックな企画でファンに好評を博している。

  • 2006年7月22日23日の2日間、鶴見営業所所属の109系統専用車いすゞ・富士重工7E・KC-LV280Qを使用した「いすゞKC-LV280Qで行くバス好き集まれ!バスツアー」が行われた。交通局主催のバスツアーに一般車両が使用されるのは交通局創立以来初めてのことであった。コースは、桜木町駅を午前9時と午後2時に出発し、前半は横浜の中心部や鶴見営業所の路線をつなぎ合わせたルートでスカイウォークへ向かうというもので、その後車両の公開と撮影会が行われた。後半は、ベイブリッジの下の国道357号線を渡り、山下公園・中華街・港の見える丘公園を抜け、根岸台で折り返しの後、桜木町駅へ戻る約4時間のコースであった。鶴見営業所所管の路線走行時は、音声合成装置で実際に停留所の放送が流れたり、また、交通局のイメージキャラクター「はまりん」が桜木町駅での見送りと出迎えの他、途中の停留所で突如出現し乗車するも途中で降りるなど様々なシチュエーションが用意された。
  • 同年11月11日には、第2弾として、廃車の近い本牧営業所所属の三菱ふそうの超低床型バス(エアロスターK・U-MP628M)を使用したバスツアーが行われた。
  • 2007年3月24日には、路線再編によって2006年度限りで廃止あるいは民間事業者へ移譲される路線を旧塗装車で巡る「ありがとうツアー」が企画された。
  • 2007年12月23日には、旧塗装車の廃車を惜しんで、2回目の「ありがとうツアー」が実施された。なお旧塗装車は、2008年10月現在、滝頭営業所所属の4-4418(CNG試作車)が現役で営業運転を続けている。

[編集] 脚注

  1. ^ 横浜交通開発株式会社 お問い合わせ
  2. ^ 市営バス バス路線の再編成について
  3. ^ 東端は川崎駅西口・安善町・C4バース、西端は奈良北団地、南端は金沢区総合庁舎、北端はあざみ野駅
  4. ^ 大別すると市東部は臨港バス、市西部は神奈中バス相鉄バス、市南部は京急バス江ノ電バス神奈中バス、市北部は東急バス小田急バスが路線網を有している。
  5. ^ 横浜駅へ乗り入れる一般路線を有す民営事業者は京浜急行バス横浜京急バス)、神奈川中央交通横浜神奈交バス)、相模鉄道江ノ島電鉄
  6. ^ 横浜市営バス 新デザインCNG Non-Stepバス

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク