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エゥーゴが[[ガンダムMk-II]]の規格に合わせて開発した大気圏突入用装備。[[エゥーゴ]]の戦略のうち、[[ジャブロー]]など地上の[[地球連邦軍]]拠点への電撃的な侵攻手段の開発は急務であった。同様の装備には既に[[バリュート (ガンダムシリーズ)|バリュート]]が存在したが、これは突入時に[[自由落下]]状態となることや、突入後はパラシュートを使用するために無防備となり、攻撃される可能性があった。加えて、大型[[HLV]]を使用できないエゥーゴの台所事情もあり、進行していたΖ計画のうちの大気圏突入能力を検証すべくフライングアーマーが開発された。底面にはホバーノズルも備えており、大気圏内においては[[サブフライトシステム]]としても機能する<ref>『HGUC 1/144 ガンダムMk-II+フライングアーマー』バンダイ、2005年5月、組立説明書。</ref>。 |
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2020年5月10日 (日) 08:32時点における版
フライングアーマーとは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』などのガンダムシリーズに登場する架空の兵器。MS(モビルスーツ)用の大気圏突入装備であり、次の3種が存在する。
- ガンダムMk-IIの規格に合わせて開発された試作機
- Ζガンダム系列の可変モビルスーツに、機体の一部として組み込まれているモジュール
- F90のミッションパックのP(プランジ)タイプ
本項目では主として1.について述べる。
概要
エゥーゴがガンダムMk-IIの規格に合わせて開発した大気圏突入用装備。エゥーゴの戦略のうち、ジャブローなど地上の地球連邦軍拠点への電撃的な侵攻手段の開発は急務であった。同様の装備には既にバリュートが存在したが、これは突入時に自由落下状態となることや、突入後はパラシュートを使用するために無防備となり、攻撃される可能性があった。加えて、大型HLVを使用できないエゥーゴの台所事情もあり、進行していたΖ計画のうちの大気圏突入能力を検証すべくフライングアーマーが開発された。底面にはホバーノズルも備えており、大気圏内においてはサブフライトシステムとしても機能する[1]。
劇中の活躍
劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』では、2機存在する。また、後述の開発経緯を経ず、ティターンズから奪取したという設定になっている。
『機動戦士ガンダムΖΖ』では、ネオ・ジオンの地球降下作戦を阻止するためにエル・ビアンノ搭乗のガンダムMk-IIが装備し、戦闘後に大気圏突入を行っている。地球降下以降は使用されていない。
雑誌『ガンダムマガジン』No.2掲載の岩田和久の漫画『機動戦士Ζガンダム 宇宙を越える者』ではリック・ディアス改が大気圏突入の折に装備する姿が見られる[2]が、直後のティターンズとの戦闘時には非装備となっており、リック・ディアスは戦闘によって機体を損傷した後、コクピット部のみで大気圏を突入している。