翔んで埼玉
翔んで埼玉 | |||
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ジャンル | ギャグ漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | 魔夜峰央 | ||
出版社 | 白泉社 | ||
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掲載誌 | 花とゆめ | ||
レーベル | ジェッツコミックス | ||
発表号 | 1982年冬の別冊 - 1983年夏の別冊 | ||
巻数 | 全1巻 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『翔んで埼玉』(とんでさいたま)は、魔夜峰央による日本の漫画作品。『花とゆめ』(白泉社)1982年冬の別冊および、1983年春の別冊・夏の別冊に3回に分けて連載された。
2021年8月、2022年に実写映画版の続編『翔んで埼玉II(仮題)』が公開予定であることが発表されたが[2]、主演俳優の体調不良により撮影は延期となっていた[3]。2022年10月、撮影が再開され2023年に公開予定であることが発表された[3]。
概要[編集]
作者の魔夜は『パタリロ!』の掲載誌である『花とゆめ』編集長(当時)の勧めで、出身地の新潟県から都会へと転居することになる。転居前は都会である東京に住めると浮かれていたが、実際は当時まだ田舎であった埼玉県の所沢市であり、近所にその編集長と白泉社の編集部長が居住していることも判明した。「締め切りを催促されたり、連載打ち切りを通告しに来るかもしれない」という極度のストレスの中、その合間に憂さ晴らしとして執筆したのが本作品である[4]。
自分が住んでいる埼玉県を「おちょくる面白さ」を狙ったものの、第3話まで執筆した後に魔夜がついに我慢の限界がきてしまい、神奈川県横浜市に転居する。その後も連載を続けていたが、単に「埼玉県に対する悪意のある作品となってしまう」懸念から漫画連載を中断。「未完の漫画作品」となった[5]。ただし、魔夜によればそれは表向きの理由で、真の理由は「本当のことをいうと描けないんです。いま埼玉をディスってごらんと言われても、私の中にそういう部分がない」点を挙げている[6]。また、連載時の状況について「一時的な気の迷いだったんでしょうね。錯乱していたのかもしれない。おっかない看守がふたりいて、独房の片隅で何とか自分を発散したい、ここから逃げ出したい!と、もう半狂乱で描いていたんでしょうね。相当追い詰められていたのではないかと」と語った[6]。
なお、本作品では埼玉県以上に茨城県も「日本の僻地」という酷い描かれ方をしているが、これは魔夜の妻が茨城県出身であることから「身内の地元ならば少しぐらいおちょくってもいい」と考えたためである。ただし後日、本作品を起因として妻が親戚からクレームをつけられたという[7]。埼玉県民から本作品に対するクレームは、2015年時点では「まだ無い」とのこと[8]。
1986年に、白泉社より短編集『やおい君の日常的でない生活』に収録される形で刊行されたが、このときはあまり話題にならなかった。
2015年に、SNSなどインターネット上で、ファンが本作品の一部を掲載したことで、本作品の衝撃的な内容が話題になり[9]、宝島社より復刊されることとなった。本作品の内容は『月曜から夜ふかし』でも紹介され、テレビ番組で取り上げられたことでさらに反響を呼んだ[10][11]。宝島社は当初、初版2万5000部の発行を計画していたが、反響の大きさを見て、部数を20万部へと増刷した[8]。
2016年2月時点で発行部数は50万部を突破し、ヒットを記念して宝島社は、埼玉県各市の市長にコメントを依頼し、所沢市・行田市・飯能市の市長からコメントが寄せられた[12]。埼玉県知事(当時)の上田清司も「悪名は無名に勝る」と肯定的なコメントを出している[13]。作者の魔夜は発表30年以上を経た後の好反響について「なぜ売れているのか分からないが、この作品をきっかけに、他の作品も注目されればうれしい」と語った[4]。
2019年8月25日に投開票された埼玉県知事選挙の啓発広告として、埼玉県選挙管理委員会が本作品を採用した。「無関心は、ださいたま!」などと自虐的に知事選への投票を促すYouTube動画が15万回再生されたり、投票率も32.31%と16年振りに30%台を回復するなどの反響を呼んだ[14][15]。さらに、10月27日に投開票された参議院埼玉県選挙区補欠選挙の啓発広告でも採用された[16]。
2021年、作中の代表的なセリフである「埼玉県人には、そこらへんの草でも食わせておけ!」[注 1]にちなんで、春日部市の飲食店で4月1日から「そこらへんの草天丼」などのグルメが出始め話題となっている[18][19]。なお、「そこらへんの草」は雑草ではなく、埼玉県産の新鮮な野菜を使用している[20]。
あらすじ[編集]
出身地・居住地によって激しい差別が行われている、架空世界の日本[注 2]。東京都区部の名門校・白鵬堂学院に麻実麗という男子学生が転入してくる。容姿端麗で都会的な物腰を身に着け、学問・スポーツ共に優れた麗に学院の学生たちは魅了され、当初は麗に反発していた生徒会長・白鵬堂百美も、やがて麗を慕うようになる。
しかし、麗の正体は埼玉県で一・二位を争う大地主・西園寺家の子息だった。麗の父親は大金を使って麗を東京都の丸の内で証券会社を経営する麻実家の養子にし、さらにアメリカ合衆国に留学させることで都会的な物腰を身につけさせ、ゆくゆくは麗を政治家にして、埼玉県民に対する差別政策を撤廃させようと目論んでいたのだ。
だが、デパートで麗が埼玉県出身の家政婦を庇ったことにより、麗もまた埼玉県出身であることが露見する。麗は百美に別れを告げて、所沢市へと戻り埼玉県民解放のための抵抗運動を始める。一方、百美は自宅を訪れた政界の実力者・階階堂進が地方出身者に対する差別政策を維持するために、麗のレジスタンスグループを殲滅しようと話しているのを耳にする。
百美は麗に危険を知らせるために所沢市へと向かい、麗を自分が勉強部屋代わりに借りている東京都心のマンションに匿う。しかし、マンションの住民にサイタマラリヤの患者が発生したことで、マンションに警察の手が伸びる。やむなく麗は百美を連れて埼玉県民居留地に身を隠すが、所沢でサイタマラリヤに感染していた百美が発症してしまう。埼玉県民居留地にやって来る医師などおらず、やむなく麗は百美を助ける代わりに警察への出頭を申し出る。しかし、警察の代わりに麗の身柄を拘束しに来た階階堂の部下は約束を反故にし、百美を助けようとはしなかった。
麗と百美が絶体絶命のピンチに陥る中、伝説の埼玉県民・埼玉デュークの部下が現れ、階階堂の部下を蹴散らし、さらには百美を助けるための血清を麗に渡して去っていく。危機を救われた麗と百美は埼玉デュークを求めて新たな旅に出る。
登場人物[編集]
- 麻実 麗(あさみ れい)
- 白鵬堂学院3年A組の転入生。男性。容姿端麗で都会的な物腰を身に付け、学問・スポーツともに優秀。東京・丸の内の麻実証券の御曹司とされ、学院に1億円(実写映画版では10億円)の寄付金を払っており、学院内でも特別扱いされている。正体は埼玉県で一・二位を争う大地主の西園寺家の子息で、父親が麗を政治家に育てるべく、麗を麻実家の養子にし、さらに埼玉県民らしさを払拭するために、アメリカ合衆国に留学させていた。父親の迂遠な計画に反発し、埼玉県民自身が自信を持って差別を自らの力で撤廃することが必要と考え、埼玉県民を解放する運動を展開する。
- 黒い長髪が原作では左目を隠していたが、実写映画版では右目にかかっている。
- 白鵬堂 百美(はくほうどう ももみ)
- 白鵬堂学院自治会長。名前も外見も女性風だが、れっきとした男性(いわゆる男の娘)。学院の理事長の孫で、当初はそのことを鼻にかけて横暴な態度をとっていた。しかし、隙がないために友達が出来ないことを麗に指摘され、さらに麗にキスされたことで(アメリカ生活が長い麗にとっては「挨拶代わり」だったが)、同性ながら麗に対して激しい恋心を抱くようになり、それを機に性格も丸くなり、弱者に対して憐みの心を持つようになった。麗に対する恋心から、麗の運動を支援する。
- 実写映画版では、苗字が「檀ノ浦」に、父親の職業が東京都知事に変更されている。学校やデートでは白いロングブーツを履いている。原作と同じく、髪型はボブカットで左目の下にほくろがある[21]。
- 階階堂 進(かいかいどう すすむ)
- 自民党幹事長。影の総理と言われる田×角×(たばつ かくばつ)の懐刀。地方出身者に対する差別政策を維持するため、麗の組織を殲滅しようとする[注 3]。
- 埼玉デューク(さいたまデューク)
- 伝説の埼玉県民。埼玉県民ながらその容姿・物腰は、一流の東京都民と見まごうほどであったと言われている。埼玉県民解放のための運動をおこなっていたが、20年前に行方不明となる。
- 原作では名前のみの登場で、実写映画版で初めてその姿が明らかになる。
用語解説[編集]
- 埼玉県
- 東京都の隣の県。県庁所在地は浦和市。生活水準・文化水準・ファッションセンスなど、あらゆる点で東京都と比べて劣っている。
- 埼玉県はようやく電化が始まったが、埼玉県民は電気の存在に慣れておらず、埼玉県民の中では比較的文化水準が高いと思われる麗の父親ですら、俳句を満足に詠むことが出来ず、常識的な慣用表現を理解できない。若者は慎太郎刈りや進駐軍放出のジャンパーを最新のファッションと思っている。
- 東京都と埼玉県の間には関所があり、埼玉県民は通行手形がないと関所を通過できない。東京都内では埼玉県民は徹底的に差別されており、東京都で病気や怪我をしても、医師にかかることを許されず、百貨店への立ち入りを禁止されており、埼玉県民居住区での生活が義務付けられている。
- 実写映画版では、四方を陸に囲まれた海なし県であるため、海を持つことと埼玉県産のサザエを名物とすることが埼玉県人の悲願となっているが、このことが「海のある県」である千葉県との対立要因ともなっている。また、埼玉県人は深谷市の名物である深谷ネギを時に武器として手にする。この他、現実世界と同様に、県内の蕨市にてALFEEのメンバーである高見沢俊彦、浦和市にて反町隆史が誕生している他、竹野内豊が所沢市で育っている。
- 東京都
- 日本の最重要都市にて、日本で最も都会指数が高い大都会。そのため、東京都民がそのことを鼻にかけて埼玉県民を差別・迫害するのが横行している。また、東京都内においても都会指数が低い地域やその住人については主に都会指数の高い地域の住人から見下される傾向にあり、実写映画版では東京都内ながら都会指数の低い西葛西について、A組の女子生徒からは東京ではなく千葉県内にあるものだと思い込まれていた旨の発言がある。
- 茨城県
- 埼玉県のさらに奥にある県。県庁所在地は水戸市。奥秩父から常磐線で荒野を三日三晩乗って着くところで、人口1,000人に満たない寒村である水戸市が、なぜ市なのか日本七不思議の一つとされる。
- 納豆以外の産物はないため非常に貧しく、県民の多くは埼玉県に出稼ぎに行っている。埼玉県より格下であり、埼玉県内では茨城県民の扱いは、奴隷のように強制労働に駆り出されている。
- 実写映画版では直接は登場しないが、隣接する千葉県と合わせて「チバラキ」と呼ばれる場面がある。
- 新潟県
- 影の総理・田×の出身地とされる県(実際の田×は江戸っ子)。新潟県民は名誉東京都民とされ、他県民より比較的優遇されている。魔夜峰央の出身地。
- 埼玉狩り
- 東京都民に紛れ込んだ埼玉県民を見つけ出し、埼玉県民が立ち入ってはいけない場所に入り込んだ埼玉県民を追い出すこと。埼玉県民を見つけ出す特殊訓練を受けた武装ガードマンが担う。埼玉県民は肥やしの臭いが染み付いているため、臭いで判明する。
- 実写映画版では埼玉狩りの実行役は、武装警備員の「SAT(Saitama Attack Team=埼玉強襲部隊)」が担っており、彼らの容姿や埼玉県人に接する態度は典型的な「悪の組織の戦闘員」そのものである。また、これに加えて通行手形を所持せずに東京都内に入り込んだ不法侵入者の「隠れ埼玉県人」を割り出す機能を有する特殊監視カメラが都内各所に設置されており、実際に「隠れ埼玉県人」が発見された時は、「埼玉警報」が発令される。
- 踏み絵
- 東京都民に紛れ込んだ埼玉県民を臭いで判別できないときにおこなわれる方法。埼玉県知事の写真を踏ませることで判別する。埼玉県民は子供の時に、県知事がいかに偉いか徹底的に教育されているので、肖像写真を踏むことができない。
- 実写映画版では踏み絵の対象が、埼玉県のシンボルであるしらこばとの焼き印が入った草加せんべいに変更されている。
- サイタマラリヤ(マラリアのもじり)
- 小型春日部蚊が媒介する、埼玉県特有の伝染病。最悪の場合、死に至る病気。埼玉県民は独自の抗体を有しているため発症しないが、他県民には非常に脅威となる。
- 実写映画版では「サイタマラリア」と呼ばれている。
実写映画版での追加要素[編集]
- 千葉県
- 埼玉県と同じく東京都の隣の県で、なおかつ埼玉県と同様に東京都から通行手形制度を突き付けられている。埼玉県とは異なり、東京都に迎合する方針を選んだ結果、県内にいくつもの「東京」と名のつく物を作ることを認められている。伝説パートでは東京ドイツ村(現実世界では2001年開園)、ららぽーとTOKYO-BAY(現実世界では2006年に現在の名称に変更)、伊藤ハム東京工場、東京ベイシティ交通が、現代パートでは東京ディズニーランドが、全て名前のみであるが登場した。
- 特産品はピーナッツで、なおかつ海を持っていることが千葉県人の誇りであると同時に、埼玉県を見下す要因ともなっている。ヌーの群れが出現し鉄道をさえぎることもある。
- 東京都よりも都会指数が低く、東京都民から見下されているという点では埼玉県と同じで、百美が埼玉県人の肩を持つ麗に大恥をかかせようと課した試練である「東京テイスティング」に難問として東京都内でも都会指数が著しく低い西葛西を仕込むも期待に反して正解された際には、A組の女子生徒たちからそもそも西葛西は東京ではなく千葉の中にあると思っていたとの発言があった。
- 現実世界と同様に県内にて桐谷美玲、同じく県内の館山市にてX JAPANのメンバーであるYOSHIKI、印西市にて真木よう子、茂原市にて小倉優子、千葉市にて市原悦子が誕生している他、小島よしおが稲毛区で育っている。
- 原作には登場しない千葉県を追加要素として取り上げた理由について、監督の武内英樹(千葉市出身)は「千葉と埼玉は永遠の好敵手。(原作は未完であり、)その先の物語を考えた時、何とか千葉を盛り込みたいと思った」と語っている[22]。
- 群馬県
- 埼玉県の隣の県。広大な山林に多くの野生動物が生息している秘境の地であり、このため県境には国土交通省によって「この先危険」[注 4]「この先の群馬県内において当局は命の保証は一切しない」と書かれた看板が立てられている。ジャングルには翼竜も生息しており、謎の巨大生物の生息も噂されるが、実は東京都と密約を結んでいる。
- 神奈川県
- 関東各県の中でも、東京都に並ぶほどの都会指数を有する県。これに加えて、神奈川県知事が東京都に追随する路線を貫いていることから、関東各県で最も東京都と蜜月関係を築いている。白鵬堂学院では、横浜市民は中央区などが属するB組。
- 栃木県
- 関東の県ではあるものの、撮影地に大谷資料館が採用されたほかは、作中ではあまり触れられない県。栃木県人の中には、千葉県に出稼ぎに行く者もいる。
書誌情報[編集]
- 魔夜峰央「翔んで埼玉」 『やおい君の日常的でない生活』白泉社〈ジェッツコミックス〉、1986年8月1日。ISBN 978-4-592-13093-2。
- 魔夜峰央 『翔んで埼玉』宝島社〈このマンガがすごい! comics〉、2015年12月24日。ISBN 978-4-8002-4939-5。
実写映画[編集]
翔んで埼玉 | |
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Fly Me To The Saitama | |
監督 | 武内英樹 |
脚本 | 徳永友一 |
原作 | 魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』 |
製作 |
若松央樹 古郡真也 |
出演者 |
二階堂ふみ GACKT 伊勢谷友介 ブラザートム 麻生久美子 島崎遥香 成田凌(友情出演) 中尾彬 間宮祥太朗 加藤諒 益若つばさ 武田久美子 麿赤兒 竹中直人 京本政樹 |
音楽 | Face 2 fAKE |
主題歌 | はなわ「埼玉県のうた」 |
撮影 | 谷川創平 |
編集 | 河村信二 |
制作会社 | FILM |
製作会社 | 映画「翔んで埼玉」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 |
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上映時間 | 106分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 37.6億円[23][24] |
2019年2月22日公開[1]。二階堂ふみとGACKTのダブル主演。なお、壇ノ浦百美役の二階堂は初めての男役を演じる。
原作が未完であることに鑑み、原作をベースとした「伝説パート」と、後年に埼玉在住のある一家が伝説と化した悲劇を聞いたことがきっかけとなり、郷土への愛を深めるという映画オリジナル展開「現代パート」が交錯する構成となる。埼玉県への対抗組織に属する千葉県出身キャラクターも登場する[25]。
冒頭しばらく「埼玉県民として見ていられないくらいのひどさで埼玉を痛めつけ」県民にとっては不愉快な場面が続くが、公開直前の2月7日には、埼玉県知事上田清司へ表敬訪問し“公認”も得た。2月22日の封切初日には、埼玉県の『埼玉新聞』が特別号、協賛企業が「埼玉県民が愛する“高級野菜の種”」を上映館で配布するなど、埼玉県では歓迎一色となっている[26]。
埼玉県出身者、千葉県出身者が多数キャスティングされている。ただし、主役の二階堂ふみ・GACKTは、いずれも沖縄県出身である[27]。
イタリアで開催の第21回ウディネ・ファーイースト映画祭で上映され[28]、武内英樹監督が『テルマエ・ロマエ』シリーズの2作に続き3度目のマイ・ムービーズ賞(ネット投票による観客賞)を受賞した[29]。
第23回ファンタジア国際映画祭・アジアン最優秀長編作品賞・金賞受賞を果たした[30]。
2021年8月11日、続編『翔んで埼玉II(仮題)』の制作決定が発表された[2]。撮影が同月下旬に始まったが、主演のGACKTが重度の発声障害により活動を無期限休止することになったのを受け、撮影全体が一時中断となった[31]。2022年10月1日、映画第1作のフジテレビでの放送前にGACKTがVTR出演[32]。芸能活動を再開し、本作の続編撮影も再開することを報告した[32]。2023年に公開予定[3]。
あらすじ(実写映画)[編集]
日なたで卵を焼くことができるほど暑い夏のある日、埼玉県熊谷市に住む菅原家の一家は、娘の愛海の結納のため、父の運転する自家用車[注 5]で東京都内に向かっていた。結婚を機に、東京都に引っ越して東京都民になりたいと愛海がはしゃいでいると、カーラジオ[注 6]のNACK5で、都市伝説を題材にしたラジオドラマが始まった。それは「埼玉解放の伝説の人物・麻実麗」の物語だった。
19XX年、東京では埼玉への迫害が続いていた。埼玉県人は通行手形なしでは都内に入ることもできず、過度に虐げられた生活を余儀なくされている。そんな東京の中でも、代々東京都知事を生み出してきた超名門校・白鵬堂学院に、海外から麻実麗という美少年が転校してきた。
差別を受ける埼玉出身のZ組生徒をなぜか庇い立てする麗に、不快感を抱く生徒会長・壇ノ浦百美は、全校生徒の前で東京各地の空気の匂いを当てさせる「東京テイスティング」[33]という無理難題を吹っかけて、麗に恥をかかせようとするが、麗はそれを見事クリア。逆に百美は麗に心惹かれるようになってゆく。
しかし麗と百美のデート中に、SATが差し出したシラコバトの絵柄が入った草加せんべいを踏み付けられなかったため、麗が埼玉県人であることが発覚してしまう。埼玉に対する激しい拒絶反応に苦しみながらも、愛する麗と共に逃避行を続ける百美。そしてこの騒動の陰では、埼玉より先に通行手形制度の撤廃を狙う「千葉解放戦線」が蠢いており、やがて事態は埼玉対千葉の全面戦争へと発展してゆく。
埼玉解放戦線、千葉解放戦線は流山橋付近の江戸川を挟んで対峙するが、実は百美が群馬県の赤城山で歴代の東京都知事が不正に蓄財した金塊を発見したことにより、事前に和解が成立しており、両軍は合流して東京都内に攻め込む。そして百美が不正蓄財を暴露したことにより、壇ノ浦建造は失脚する。百美と麗は埼玉デュークが計画していた、これといった特色のない埼玉の文化を、秘密裏に日本全国に広める「日本埼玉化計画」を開始する。
このドラマを聞きながら、埼玉出身の父・好海と千葉出身の母・真紀が夫婦喧嘩を始めてしまうが、埼玉と千葉の和解の顛末を聞いてすぐに仲直りする。それを傍から見ていて呆れる愛海だったが、婚約者の春翔も、結納会場に向かう自動車のカーラジオで同じドラマを聞いていて埼玉愛に目覚め、東京ではなく春日部市に新居を構えることを決意したと知り、愕然とするのであった。
キャスト[編集]
伝説パート[編集]
- 壇ノ浦 百美 - 二階堂ふみ(沖縄県出身[27])
- この映画の主人公。東京都知事・壇ノ浦建造の息子であり、東京屈指の名門校・白鵬堂学院の生徒会長を務める少女然の男子。東京都知事の息子であることを鼻にかけて埼玉県人には横暴な態度をとっているが、麗の登場によって次第に心変わりし麗に恋心を抱くようになる[25]。さらに麗たちと結託し歴代都知事の汚職告発作戦に貢献する。
- 麗に惹かれた後は完全に埼玉を見直して埼玉県の肩を持つ。
- 麻実 麗 - GACKT(沖縄県出身[27])
- この映画のもう一人の主人公。白鵬堂学院3年A組に転入してきた容姿端麗なアメリカ帰りの青年。丸の内にある大手証券会社の御曹司で、都会的なセンスを持ち、学院内でも特別扱いをされている。表向きは港区に籍のある東京都民だが、その正体は埼玉県の大地主・西園寺家の子息で、都知事となって埼玉県の通行手形制度を撤廃することを目標としている「埼玉解放戦線」の主要メンバー[25]。身内の埼玉県人を庇う。
- 阿久津 翔 - 伊勢谷友介(東京都出身[27])
- 建造の執事。実は千葉県出身であり、影では「千葉解放戦線」なるレジスタンスを率い、千葉県への言われなき差別を跳ねのけようと尽力する。都知事にすり寄ることで、埼玉とは違う形で千葉県の通行手形制度を撤廃するために暗躍している。映画オリジナルキャラクター。
- 壇ノ浦 建造 - 中尾彬(千葉県出身[27])
- 百美の父。東京都知事として権勢を振るっているが、神奈川県に拠点がある崎陽軒のマスコットキャラクター・「ひょうちゃん」が好きという一面もある。裏では闇通行手形を発行し、不正に蓄財した金銭を金塊に代え、某所に隠し持っている。最後は息子の百美の手によって歴代都知事の汚職を告発されて失脚する。
- 壇ノ浦 恵子 - 武田久美子(東京都出身[27])
- 百美の母。仕事に邁進する夫とは些か倦怠気味であり、執事・阿久津と「不適切な関係」。
- 埼玉デューク - 京本政樹(大阪府出身[27])
- 伝説の埼玉県人で麗の叔父(宗十郎の弟)。埼玉県人は普通どんなに東京人を装っていても大抵ボロが出てすぐにバレるのだが、彼だけはむしろ山の手の上流階級民のオーラすら感じさせ、誰もがそれを疑わなかった。虐げられていた埼玉県人を率いクーデターを画策していたところ、SAT(Saitama Attack Team、埼玉急襲部隊)に正体を知られたため行方不明となっていた。
- 西園寺 宗十郎 - 麿赤兒(奈良県出身[27])
- 麗の父親。埼玉デュークの兄でもある。
- 麗には実は弟の埼玉デュークが麗の実父(自分は麗の伯父)である秘密を打ち明けている。
- おかよ - 益若つばさ(埼玉県出身[27])
- 麗の家に住み込む家政婦。
- 下川 信男 - 加藤諒(静岡県出身[27])
- 白鵬堂学院3年Z組に所属する男子生徒。「Z組」は埼玉県出身者を隔離するためのクラスで、このクラスに所属する者は学園中から迫害されている。
- 埼玉県人の青年 - 間宮祥太朗(神奈川県出身[27])
- 物語冒頭、非合法な方法で東京都へ足を踏み入れた男性。SATの埼玉県人狩りに遭い、連行される。
- 神奈川県知事 - 竹中直人(神奈川県出身[27])
- この時代における神奈川県知事。東京都とは蜜月の関係。
- 山田 昌子 - 宮澤竹美
- 白鵬堂学院3年Z組に所属する女子生徒。
- 東郷 修 - 鈴木勝大
- 埼玉解放戦線員。
- 岩村 智史 - 福山翔大
- 埼玉解放戦線員。
- 浜野 さざえ - 小沢真珠
- 千葉解放戦線員。
- 浜野 あわび - 中原翔子
- 千葉解放戦線員。
- A組女子 - 高月彩良・秋月三佳・田中明・搗宮姫奈
- 麗の都会感に騙された取り巻き。
- 猿橋 - 岡山天音
- 西園寺宗十郎の側近。
- その他
現代パート[編集]
埼玉県熊谷市に住む「菅原家」の人々など。この時代はかつてのような埼玉・千葉・東京・神奈川の激烈な争いも終わり(?)、どの地域に住んでもどの会社に勤めても特に迫害はない。
- 菅原 好海 - ブラザートム(埼玉県出身[27])
- 父。埼玉生まれの埼玉育ちであり、郷土に誇りを持つ。埼玉県には海がないが両親からの伝統で海を好むという意味で好海と名付けられた。
- 菅原 真紀 - 麻生久美子(千葉県出身[27])
- 母。千葉県出身。一応夫に合わせて埼玉愛もそれなりにあるが、「チバラギの野郎」と千葉県を貶されると、優しい性格が一変する。
- 菅原 愛海 - 島崎遥香(埼玉県出身[27])
- 娘。自分が埼玉県出身であることを疎ましく思っており、父親の埼玉愛には冷めたツッコミを返す。婚約者との結婚の結納を控えていて、これを機に東京都に住もうと考えている。
- ラジオドラマ初期では母の真紀が千葉県出身であることを貶されて爆発し両親が壮大な夫婦喧嘩を始めてしまうが、終盤では埼玉と千葉が完全に融合してさらに絆が強くなる。
- 五十嵐 春翔 - 成田凌(友情出演)(埼玉県出身[27])
- 愛海の婚約者。埼玉県出身でさいたま市浦和区在住。ラジオドラマを聞いて郷土愛に目覚め、新居を埼玉県春日部市に強引に決めてしまう。
- しかし愛海は『クレヨンしんちゃん』好きではないので、春日部市の利点を享受できず不満に思う。
- らじっと(埼玉県出身)
- NACK5のマスコットキャラクター。埼玉の伝説の物語を朗読する。
Special Thanks(写真出演)[編集]
- YOSHIKI(千葉県出身)
- 高見沢俊彦(埼玉県出身)
- 真木よう子(千葉県出身)
- 桐谷美玲(千葉県出身)
- 反町隆史(埼玉県出身)
- 竹野内豊(東京都出身・埼玉県育ち)
- 小倉優子(千葉県出身)
- 小島よしお(沖縄県出身・千葉県育ち)
- 市原悦子(千葉県出身)
- 阿久津学 / エンペラー千葉 - JAGUAR(千葉県出身)
- アキラ100%(埼玉県出身)
スタッフ[編集]
- 原作 - 魔夜峰央(新潟県出身[27])「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」(宝島社)
- 監督 - 武内英樹(千葉県出身[27])
- 脚本 - 徳永友一(神奈川県出身[27])
- 音楽 - Face 2 fAKE(Achilles Damigosギリシャ出身 実家埼玉県、Oh!Be千葉県出身[27])
- 主題歌 - はなわ(埼玉県生まれ・佐賀県育ち[27])「埼玉県のうた」(ビクターエンタテインメント)
- 挿入歌 - さいたまんぞう「なぜか埼玉」[34]
- 製作 - 石原隆、村松秀信、遠藤圭介
- プロデューサー - 若松央樹、古郡真也
- 撮影 - 谷川創平
- 照明 - 李家俊理
- 録音 - 加藤大和
- 編集 - 河村信二
- 美術 - 棈木陽次
- 美術プロデューサー - 三竹寛典、古川重人
- 美術進行 - 森田誠之
- 装飾 - 竹原丈二
- 人物デザイン監修 / 衣装デザイン - 柘植伊佐夫
- 衣装 - 田中まゆみ
- ヘアメイク - 塚原ひろの、千葉友子(二階堂ふみ)、タナベコウタ(GACKT)
- VFXプロデューサー - 赤羽智史
- ミュージックエディター - 小西善行
- サウンドエディター / フォーリーアーティスト - 伊東晃
- 記録 - 渡辺美恵
- 監督補 - 森脇智延
- 助監督 - 楢木野礼
- 制作担当 - 碓井祐介
- アソシエイトプロデューサー - 片山怜子、高木由佳
- ラインプロデューサー - 関口周平
- 配給 - 東映
- 制作プロダクション - FILM
- 製作 - 映画「翔んで埼玉」製作委員会(フジテレビジョン、東映、テレビ埼玉)
受賞[編集]
- 第19回ニッポン・コネクション
-
- ニッポン・シネマ賞[35]
- 第62回ブルーリボン賞
-
- 作品賞[36]
- 第43回日本アカデミー賞
- 第38回藤本賞
-
- 特別賞(若松央樹)[40]
テレビ放送[編集]
回 | 放送日 | 放送時間(JST) | 放送局 | 放送枠 | 備考 | 視聴率[注 7] | 出典 |
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1 | 2020年2月8日 | 土曜 21:00 - 23:20 |
フジテレビ | 土曜プレミアム | 『ヲタクに恋は難しい』公開記念、地上波初放送、完全ノーカット。 ゲスト - 高畑充希、山﨑賢人。解説ナレーター - バッキー木場。 関東地区は20:54に『まもなく翔んで埼玉』を別途放送。 |
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2 | 2022年10月1日 | 土曜 21:00 - 23:15 |
フジテレビ | 土曜プレミアム | 本編放送前にGACKTがVTR出演し、続編の撮影再開を報告した。そして2023年に公開を決定した。 | 6.2% |
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 実写映画のCMにも使用されたセリフ。ただし、漫画内ではセリフは異なり「そこらへんの草でも食わせておけ!埼玉県民ならそれで治る!」となっている[17]。
- ^ 埼玉・茨城への苛烈な差別のほかにも、国会議員は実はすべて東京都民だったり、同じ東京都民の中でもどれだけ都会的な環境に住んでいるかを表す「都会指数」による差別が行われている。
- ^ 日本国政府は、地方出身者に対する差別の撤廃を謳ってはいるが、地方選出の国会議員は全員、偽装した東京都出身者によって占められており、差別が決してなくならない仕組みになっている。
- ^ 長野・群馬県境の毛無峠に同様の注意看板と県境表示が立つ。
- ^ 6代目三菱・ミニキャブバン中期型。三菱自動車工業サッカー部は浦和レッズの母体となったサッカーチームである。
- ^ クラリオン(現・フォルシアクラリオン・エレクトロニクス)製。同社はさいたま新都心に本社を置く地元企業である。
- ^ ビデオリサーチ調べ・関東地区。
出典[編集]
- ^ a b “二階堂ふみが初の男役&GACKTが高校生役!「翔んで埼玉」にダブル主演”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2018年4月9日) 2021年11月15日閲覧。
- ^ a b “映画「翔んで埼玉」続編制作決定!GACKT&二階堂ふみ続投、魔夜峰央「正気かおまえら」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月11日) 2021年11月15日閲覧。
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- ^ a b “魔夜峰央さんが語る『翔んで埼玉』未完の本当の理由”. AERA dot. (アエラドット). 朝日新聞出版 (2016年4月16日). 2021年11月15日閲覧。
- ^ 魔夜 2015, pp. 179–180.
- ^ a b “伝説の埼玉ディスり漫画「翔んで埼玉」の復刊に予約が殺到 発行数2万5000部の予定を20万部に増刷へ”. ねとらぼ. ITmedia (2015年12月21日). 2021年11月15日閲覧。
- ^ “魔夜峰央作 差別の残酷さを描いた伝説の埼玉マンガ『翔んで埼玉』→衝撃の内容にザワつくTL”. Togetter (2015年9月4日). 2021年11月15日閲覧。
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- ^ 高部知子 (2016年5月12日). “55万部!「翔んで埼玉」がバカ売れした理由 30年前の復刻マンガが、なぜ爆発したのか(…売れる一番のきっかけとなったのは『月曜から夜ふかし』)”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. 2021年11月15日閲覧。
- ^ “埼玉を否定しまくる伝説の漫画「翔んで埼玉」が30万部突破! 版元が埼玉県各市長にコメントを依頼する暴挙に”. ねとらぼ. ITmedia (2016年2月10日). 2021年11月15日閲覧。
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- ^ 2021年7月28日放送『キャッチ!』より[出典無効]
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- ^ “映画「翔んで埼玉」ノーカット放送16・7%マーク!”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年2月10日) 2021年11月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 映画『翔んで埼玉』公式サイト
- 翔んで埼玉|東映[映画]
- 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) - Twitter
- 映画『翔んで埼玉II(仮)』公式 (@tondesaitama_official) - Instagram
- 2019年2月22日(金)公開 映画『翔んで埼玉』 - YouTubeプレイリスト(最終更新日: 2019年4月12日)
- 翔んで埼玉 - 映画ナタリー、2020年8月28日閲覧
- 漫画作品 と
- 1982年の漫画
- 魔夜峰央
- 花とゆめ
- ギャグ漫画
- LGBT関連漫画
- ボーイズラブ漫画
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- 埼玉県を舞台とした漫画作品
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