男の娘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

男の娘(おとこのこ)とは、男性でありながら女性にしか見えない容姿と内面を持つ者を指す言葉[1]。服装や化粧を整え女性として生活していることも多い。現在では容姿や内面に関係なく、女装行為を行う男性の総称として広い概念で扱われており、女装行為を行う男性自身が名乗るケースも多い言葉となっている[2]おとこの娘オトコの娘オトコノコとも表記。発声すると「男の子」と区別がつかないため、それと区別するために「おとこのむすめ」や「おのこのいらつめ」と読む場合も多々ある。別の呼称として「女装美少年」や「女装男子」とも言われる(詳細は後述)。

「男の子」の「子」を「娘」に置き換えた当て字造語であり、古くは九州東海大学阿蘇校舎(現:東海大学阿蘇キャンパス)の1981年度数鹿流祭(学園祭)での配布物(サークル紹介)にも見られる。2010年頃からインターネットコミュニティなどで広く流布するようになった[3]。「子」を「娘」に置き換える表記は「眼鏡っ娘めがねっこ」などにも見られるが、「男の娘おとこのこ」は言葉の持つ意味合いやイメージの変化が大きい。

創作作品における男の娘おとこのこ[編集]

2006年9月9日にその名を冠する同人誌即売会「男の娘おとこのこCOSH☆H(後に「男の娘☆おとこのこ」へ改称)」が開催されるなど、同人誌を中心にひとつのジャンルとして認識されている。

漫画、アニメなどの創作作品内においては、「容姿が美少女少年」といった設定を指す言葉として一般に使われ、主に女装した少年・青年を指す傾向にある。また、声が萌え属性を持ち男性とは認識できないキャラクターを指しても使われる。創作作品においては「男子であることを知らない男性に恋心を抱かせる」といったストーリーが多く見られる。

男の娘おとこのこに該当する性質を備えたキャラクターは2000年代以前の過去の創作作品においても存在し、1980年代では週刊少年ジャンプで連載されアニメ化もされた漫画『ストップ!! ひばりくん!』の主人公「大空ひばり」、1990年代においては月刊コロコロコミックで連載された漫画『バーコードファイター』のヒロイン「有栖川桜」が代表例として挙げられている[4]

現在では漫画、アニメだけでなくアダルトゲームにおいて攻略対象ヒロインとして登場することも多く、脳内彼女の『女装山脈』のように攻略対象ヒロイン全員が男の娘おとこのこという作品もある。また『処女はお姉さまに恋してる』や『るいは智を呼ぶ』のように主人公が男の娘おとこのこである作品もあり、その場合人気投票で主人公がヒロインを抑えて1位になってしまうこともある。

男の娘おとこのこの年齢と性別[編集]

男の娘おとこのこに該当するのは創作作品では「男の子」と呼ぶにふさわしい年齢である小学生やティーンエイジャーくらいまでが定番であったが、現実では成人も含まれる(ただし、『』という漢字を使用するためにそれなりの若年であることが求められる)。特殊な例では、女装の娘を持つ父親や祖父もまた、まるで女の子に見える作品や、長い髪で、常に女装している若く美人の父親に、実の娘が憧れたりする作品もある[5]

男の娘おとこのこは、医学的な性転換の有無、性的指向が「同性愛」であるのか「異性愛」であるのかは重視されない。男の娘おとこのことは外見のことであり、内面やセクシャリティは関係なく、問い正すのは御法度とされる(男の娘おとこのこの由来はあくまでゲームであり、ゲームなどでは自由に問い正すことができない為)男の娘おとこのことは"女装"した"美"少年で、かつニューハーフや性風俗などに従事していないことがあげられる。本人にとって自然な状態でふるまうため、普通に男性的にしゃべる男の娘おとこのこもいるし、人によっては女声を研究し、女性のようにしゃべる男の娘おとこのこもいて、人によって様々である。

男の娘おとこのこと混同しやすい言葉として、同性愛(BL)、トランセクシャル・フィクション (TSF) 、ふたなりなどがあるが、これらは男の娘おとこのこと同義ではない。現実世界においては、外見が男の娘おとこのこだと判断されるような者の中にもセクシャルマイノリティ当事者とそうでない女装男性がいるが、一括りに「男の娘おとこのこ」と定義づける事はいささか乱暴だという意見もある。何故なら、男の娘おとこのこと呼ばれる者の中にも実は性同一性障害トランスジェンダーといったセクシャルマイノリティ当事者がいる事も事実として存在するからである。例え同じく男の娘おとこのこと呼ばれるような容姿を持っていたとしても、それをものともせずファッションの一環として女装を嗜んでいるかどうかが重要で、性を売りにした職業などに就いていると「男の娘おとこのこ」と呼べない。従って、ニューハーフやゲイ、オネェなどを同一視して、一律に「男の娘おとこのこ」と呼ぶことにはデリケートな問題が絡む。その他、トランスジェンダーやトランスセクシャルなど、セクシャリティや性的嗜好を気にせず触れ合うことが重要である。

創作作品から現実世界へ[編集]

これまで、現実世界で女装を行う男性を「女装子(じょそこ、じょそうっこ)」と呼ぶ(それに対して、本物の女性を「純女(じゅんめ、じゅんおんな、じゅんじょ[6])」と呼ぶケースもある。)のに対し、「男の娘おとこのこ」という言葉は主に創作作品の中の設定を指すことが多かったが、2010年代に入ると現実の女装男性に対しても一般誌やテレビが「男の娘おとこのこ」と表現することも多くなった[7][リンク切れ]。現実世界における先駆けとして、2009年5月1日には、ねまやそら、きりなま、その名を冠するメイド喫茶、女装メイドの居るお店「男の娘おとこのこカフェ&バーNEWTYPE」[8][9][10]が登場している。

2010年12月には、男の娘おとこのこ向けの通販サイト「Lagrangel[注釈 1]」が設立。

2011年7月4日にはコミックとらのあなより男の娘おとこのこ写真集「女々男子~綺麗な男の娘おとこのこは好きですか?」が発売[11]。モデルはすべてNEWTYPEのメイドが担当し、3次元でエロ要素を取り除いてグラビアが成立した例はこれが初めてとされている。過去にもあるにはあったが、ヴィジュアル的に難しいものがあり認められなかった。結果3次元では無理だと言われ、諦められていた。「女々男子」はその通例を打ち破り、一定の可能性を見出した。「女々男子」販売店では即日完売が相次ぎ、入手困難な状況に陥った。その状況を鑑みてNEWTYPEは本書に再編集をかけた「女々男子∞(エイト)」がインフォレストから2011年12月22日に一般書籍流通で発売されると発表した。

また、2011年9月30日にNEWTYPEはレーベルCiffonより「男の娘おとこのこDVD」を発売し、発売日にアイドルDVDデイリーランキングで4位を獲得。1000枚を売り上げた。

2011年8月には、NEWTYPEが男のメイク講座「NTメイクレクチャークラブ[注釈 2]」を開講。

2012年12月には、実写映画作品として女装の世界に目覚めた主人公をテーマにした『僕の中のオトコの[12]が公開された。

日本以外での広まり[編集]

漫画やアニメの浸透で、海外でも男の娘という観念は広まっている。

英語では女性的な男としての意味、または男の娘という文字の直接的な訳(FemboyまたはTomgirl[13])以外に、男の娘を可愛い女性に見えて男性であることが、騙されてに掛かった・地雷を踏んだとの意味で「トラップ(Trap)」と呼んでいる。日本由来なことも含めて、そのものずばり「Otokonoko」と言う名称を使用する場合もある。

中国語では「偽娘」と称している。コスプレが盛んな中華圏では二次元のみならず、三次元キャラの偽娘人気が高いのも特徴である。また、「アリス偽娘団」という少女時代AFTERSCHOOL などのK-POPをコピーする、中国の大学生によるユニット(女装チーム)まで現れている。日本の女子高生 やセーラームーンなどのコスプレもしている。

欧米では「gender bender」「cross dressing」等のジャンル(Tag)を使用して、男の娘(日本のキャラクターないしはオリジナル)のコスプレ画像やイラストがネットに投稿される場合がある[14]。一方、よくある「男の娘化」ではなく「女体化」は「sex change」で区別される。

年表[編集]

2000年代以前には女装男性はオカマと呼称される事が多く[15]、1990年代にはその性癖をからかわれるギャグキャラクターである中年男性や、美人に見えるが実は男であるというニューハーフ[16]がメディアに登場するようになったが、その多くは水商売などを職業としている者が多かった。2000年代に入ると女の子のような容姿で学生生活を送る男性などもメディアに取り上げられるようになった。

男の娘おとこのこ」と言う造語は、遅くとも2000年3月 - 5月頃にはインターネット掲示板2ちゃんねる」上で既に確認されている[17][リンク切れ][18][リンク切れ][19][リンク切れ][20][リンク切れ]。当時はキャラクターなどを形容する造語として女装少年じょそうしょうねん女装美少年じょそうびしょうねん女装男子じょそうだんし女装ショタじょそうしょた女装炉利じょそうろりロリショタなども使われており、「男の娘おとこのこ」はそれら造語の中でもごくまれに使われる程度であり、女装作品を現す言葉としては「女装少年」「女装美少年」が定着していた。

その後、「男の娘おとこのこ」という呼び方も徐々に広まっていき、2009年 - 2010年頃に「男の娘おとこのこ」ブームが起こると、「女装男子」としてテレビなどのメディアにおいても紹介されることとなった。

2000年代前半[編集]

2000年代後半[編集]

2010年代[編集]

  • 2010年4月1日沿岸バスより「オトコの娘フリーきっぷ」が発売されると発表される[25]エイプリルフールの嘘企画であったが、5月には同じキャラクターを用いた「萌えっ子フリーきっぷ」2ndシーズンが実際に発売された(2011年4月30日までの期間限定)。
  • 2010年4月、アルケミストによって「男の娘おとこのこゲーム・キャンペーン[注釈 3]」が開催される。
  • 2010年4月、一迅社新世紀オトコの娘マガジン『わぁい!』が創刊。
  • 2010年5月23日NHKBS情報番組「MAG・ネット」第8回放送において「オトコの娘」が特集される[26]
  • 2010年9月4日テレビ東京出没!アド街ック天国のAKIBA 2010において16位に「男の娘おとこのこ」がランクインされる[27]
  • 2010年10月、ミリオン出版の『おと☆娘』が創刊。
  • 2010年11月、新語・流行語大賞のノミネートワードベスト100に『男の娘おとこのこ』がランクインする。
  • 2010年12月、女装・男の娘おとこのこ専門の通販サイト『Lagrangel[注釈 1]』がオープンする。
  • 2011年5月12日、マイウェイ出版の『オトコノコ時代』が創刊。『オトコノコ倶楽部』の後継誌であり、出版社が変わった。
  • 2011年7月4日、全国のコミックとらのあなよりNEWTYPE公式男の娘おとこのこ写真集『女々男子』が発売、即日完売が相次ぐ。
  • 2011年8月、NEWTYPEは、女装子・男の娘おとこのこの為の女装メイク講座『NTメイクレクチャークラブ[注釈 2]』をスタートさせる。
  • 2011年9月9日、「男の娘☆おとこのこ(※登録されたのは後ろに「☆」がついたものであり、当項目で説明している一般用語としての《男の娘おとこのこ》ではない)」が同人誌即売会関係者の申請により商標登録として認められた[1]
  • 2011年9月30日、レーベルCiffonより『男の娘おとこのこDVD』[28]を発売。アイドルDVDデイリーランキング4位を獲得。
  • 2011年12月、ミリオン出版より女装写真集『TRap』発売。
  • 2011年12月26日インフォレストより『女々男子∞(エイト)』発売。
  • 2012年6月29日、レーベルCiffonより『男の娘おとこのこDVD2男の娘おとこのこ×男の娘おとこのこ[29]を発売。
  • 2012年12月1日、映画『僕の中のオトコの娘』が銀座シネパトスにて公開。以降、他劇場でも順次公開。

関連雑誌・書籍[編集]

逐次刊行物[編集]

  • 『オトコノコ倶楽部』三和出版 - 2009年5月12日創刊。
  • チェンジH少年画報社 -性転換少年専門漫画誌。不定期発刊後第3号yellowより季刊化。2009年7月13日創刊。
  • わぁい!』(季刊)一迅社 - 2010年4月24日創刊。現在は休刊。
  • 『おと☆娘』(おと☆にゃん)ミリオン出版 - 2010年10月25日創刊。現在は休刊。
  • 『オトコノコ時代』マイウェイ出版 - 『オトコノコ倶楽部』の後掲誌。 2011年5月12日創刊。

ルポルタージュ・評論[編集]

  • 『「男の娘」たち』(川本 直河出書房新社 - 180㎝ありながら女らしい男の娘や、サイト・イベント「プロパガンダ」などのルポルタージュ。「男の娘」は、ノンホル・ノンオペ[30]であるべきかなどの考察。

キャラクターブック[編集]

  • 『空想女装少年コレクション』 一迅社書籍編集部・編、一迅社〈DNAメディアブックス〉、2005年7月27日。ISBN 9784758010382
  • 『女装少年コレクション ゲーム編』 一迅社書籍編集部・編、一迅社、2008年7月29日。ISBN 9784758011150
  • 『女装少年コレクション ゲーム編2009』 一迅社書籍編集部・編、一迅社、2009年7月28日。ISBN 9784758011518

アンソロジーコミック[編集]

女装指南書[編集]

  • 三葉 『オンナノコになりたい!』 一迅社、2007年8月24日。ISBN 9784758010849
  • 三葉 『オンナノコになりたい! コスプレ編』 一迅社、2008年4月18日。ISBN 9784758011020
  • 三葉 『オンナノコになりたい! もっともっと、オンナノコ編』 一迅社、2010年12月14日。ISBN 9784758012034
  • 七ノ瀬 『女の子の声になろう!』 秀和システム、2009年7月24日。ISBN 9784798023304
  • 女装普及委員会 『オトコの娘のための変身ガイド―カワイイは女の子だけのものじゃない』 遊タイム出版、2008年9月27日。ISBN 9784860102678
  • 吉永, 真悟、菘, あつこ 『続オトコの娘のための変身ガイド―女声で歌う しぐさで魅せる』 遊タイム出版、2009年11月3日。ISBN 9784860102753
  • 鳥山仁、樺昭子、匡陸綽 『今日からオンナノコ!! : オンナノコになりたいオトコノコのための完全変身マニュアル』 三和出版、2009年12月7日。ISBN 9784776903895
  • 白石謙二 『女の子の声になろう! 即効ボイトレ編』 秀和システム、2011年4月23日。ISBN 9784798029023

関連作品[編集]

代表作にあたる作品を表記する。また、作品は発表順に記述する。

漫画[編集]

  • 玉三郎恋の狂騒曲(1972年) - 岸裕子作。女より女らしい主人公と、勝ち気なそのフィアンセの女性。主人公は、彼女との結婚式でも女装している。
  • スマッシュ!メグ(1980年) - 佐伯かよの作。主要人物の本田拓人が女装に目覚め、試合を含め常にスコート姿で行動する様になる。また、「女装のどこが悪い」と憤慨するシーンもある。
  • ストップ!! ひばりくん!(1981年) - 江口寿史作。主人公兼ヒロイン・ひばりが女装している。学校の身体検査も姉に身代わりを頼んで、切り抜ける。胸がないのを、ひばりを嫉妬する女子グループのリーダーに知られた事がある。
  • みあげた玉三郎大和正樹林律雄共著。全13話)講談社(1981年) - 新潟の私立高校に通う女装女子高生・九条和美(かずみ)が主人公のラブコメ。背が高く、脚がきれい。男嫌いで、恋の相手は殆ど女性(一人は男装女子)。作中でさまざまな「美少女ファッション」を披露している。
  • 前略・ミルクハウス(1983年) - 川原由美子作。主要人物の菊川涼音は美術大学の二年生で、授業でのモデルを務めることもある。服装や長い黒髪などは一見女性だが、実は女装癖のある男性。主人公の芹香に対し、好意を寄せているような描写もある[33]
  • プリンセス プリンス(1984年) - 1980年頃の欧州の王国にいる双子の王子と王女。王女は実は女として育てられた女装王女。貴族の令嬢たちとのお茶会[34]に出るより、真っ赤な婦人用乗馬服と真っ赤なブーツで乗馬を楽しんだり、女装のなりで(お姫様スカートではなく、短いミニスカートに着替え)剣術の稽古をする方が好き。そのせいか、「格好いい女性」として女たちからラブコールを受けている。かたや、双子の王子のほうも、「本当は女で男装させられてるのでは」と誤解した貴族の子息から「私は貴女のものです」と求愛されたりする。
  • ここはグリーン・ウッド(1986年) - 那州雪絵作。男子寄宿舎を舞台にした高校ラブコメ。主要人物の如月瞬や如月麗名(瞬の弟)、渡辺由樹が女の子に見間違えられる容姿をしており、プライベートでは瞬は女装していることが多い。瞬はレズビアンの気がある女性に見初められ、彼女から「ハニー」と呼ばれてデートもしている。
  • 素敵にアブノーマル(1989年) - 原なおこ作。主人公の明美(あけみ、あきよし)さんは、いつも女物のロングブーツやミニスカートを履き、ボディコンのスーツやドレスを着ることもある。本人は「女の服や靴はきれいだし、似合うから着てる」といい、「女装や女になりたい訳ではなく」、「好きな格好するとこうなる」と主張している[35]。彼女の家で父親に紹介される際は、短髪のウィッグが被らされ、 男装させられたが、本人は非常に不満であった。
  • 艶姿純情BOY(1990年)- 藤沢とおる作。女性以上に美少女な女形の主人公・純とそのライバルが、普段から女装して女子生徒として学園生活を送っている。長い髪で「お嬢様」のような外見だが、レディースや暴走族の総長だったりする。スケバンのような彼女、女と思い込んでる幼馴染の二枚目、留年しているツッパリなどから想いを寄せられている。彼女の継母に会った時も、レディースのライダースーツを着て(胸パッドを入れて)いながら「男ですから」と答えていたが、に酔うと「女だよ。見ての通り」と豹変する。最終章では女装で女性アイドル歌手になり、男女双方から声援を浴びる。純の両親は女物の服やセクシーな靴・下着ばかり買い与え、女らしくするよう諭している。
  • 天然色BOY(1992年) - 雨宮淳作。主人公兼ヒロインが女装している。雨宮は他にも女装もの作品多数[36]
  • バーコードファイター(1992年) - 小野敏洋作。ヒロインは女装する性同一性障害者である。
  • 明稜帝 梧桐勢十郎(1998年) - かずはじめ作。主要人物の御幸鋭児は常に女装して生活している。
  • しすこれ うん、やっぱりコレしかっ!!(1997-2003年) - うおなてれぴん作。登場人物の菊川はるかは常に女装し、プリマバレリーナになるべくバレエをレッスンしている。
  • 少女少年シリーズ(1998-2005年) - やぶうち優作。全8作。女性と間違えられてスカウトされ、女の子として芸能活動する男の娘の活躍を描く。連載が学年誌ということで毎年、読者が入れ替わるため、一年ごとに主人公の男の娘が替わる。
  • のーぶら(2002年) - 川津健二朗作。ヒロインが女装している。
  • プリティフェイス(2002年) - 叶恭弘作。主人公が事故による負傷と整形手術美容整形)で美少女の顔になり、女装しながら生活するようになっている。
  • プリンセス・プリンセス(2002年) - つだみきよ作。「姫」と呼ばれる女装男子が多く登場する。
  • ガールズザウルスDX(2002年) - 楠桂作。他人に「女性の姿」の幻影を見せるほど女性的な少年が登場している。
  • ブロッケンブラッド(2004年) - 塩野干支郎次作。主人公が魔法少女に変身するほか、本来の自分とは別の人物として女装する羽目になる。
  • みなみけ(2004年) - 桜場コハル作。主人公の友人である少年が女装し、主人公の家に出入りしている。
  • オトメン(乙男)(2006年) - 菅野文作。女の子に見間違えるほど可愛らしい容姿の持ち主である少年が登場している。
  • まりあ†ほりっく(2006年) - 遠藤海成作。主人公の1人が女装して女子校に通っている。
  • フダンシズムフダンシフル - もりしげ作。主人公が女装している。
  • ちょっと江戸まで(2008年) - 津田雅美作。男の子に見られる主人公の少女とは対照的に、女の子に見られる少年が登場している。
  • 姉と女装とエロ漫画家(2009年) - 幾夜大黒堂のアダルト漫画シリーズ。主人公は女装漫画家としてデビューして、普段から女装姿。
  • プラナス・ガール(2009年) - 松本トモキ作。ヒロインが女装している。
  • カイチュー!(読み切りは2006年。連載版は2009-2012年) - 林佑樹作。ヒロインは普段から女装姿。主人公(男性)に恋しており、肉体関係も狙っている。
  • 國崎出雲の事情(2010年) - ひらかわあや作。「女形」を拡大解釈していることもあり、男の娘おとこのこの要素を積極的に取り入れている。
  • いとをかし(2010年) - 楠見らんまの4コマ漫画。別に女装している訳ではないにも関わらず、可愛らしい女の子にしか見えない駄菓子屋の店主が主人公。いとこ(妻子あり)や祖父も、店主にそっくりの容姿で女の子に見える。
  • キャタピラー -CATERPILLAR-(2012年) - 作:村田真哉、画:匣咲いすか/速水時貞。ヒロインはクラインフェルター症候群暗殺者華蟷螂ハナカマキリ)。ゴスロリ姿の完璧な美少女だが、スカートの下に隠された股間の象徴は常識外れの巨根。元孤児で女装は殺しの武器として幼少時に叩き込まれた。
  • ひめゴト(2012年) - 佃煮のりお作。主人公の少年がとある事情から高校生活を女装して過ごす。
  • 犯罪王ポポネポ(2012年) - 小路啓之作。作中に男の娘おとこのこが多く登場する。
  • ぼくらのへんたい(2012年) - ふみふみこ作。それぞれ異なる事情のもとで女装している十代の少年たちを主役にしている。
  • ドーリィ♪カノン(2012年) - やぶうち優作。主人公によってクラスメイトが女装されることになり動画サイトで歌手活動する。前述の『少女少年』シリーズに含まれることもある[37]
  • 禁制×四重魂(タブー×カルテット)(2013年) 一迅社 - ムラナコ作。退魔巫女である主人公。元殺し屋。財閥令嬢の三人が男の娘であり、高校の同級生。学校へは無論、普段から女装姿。
  • プリンス プリンス (2015年)「コミック百合姫」連載 一迅社 - あおと響作。男装女子や男の娘も複数いる桃百合学園。二人の男装王子・伊吹カオルと柊詩音、学園の王女・神楽崎蘭子。さらにツインテールの男の娘で「姫」と呼ばれる・ナァナが繰り広げる学園ラブバトル。百合漫画誌での「男の娘」作品。
  • プリマックス(2015年) - 作:柴田ヨクサル、画:蒼木雅彦。主人公と親友たちが“カワイイ”の追求のために女装する。
  • ブレンド・S(2016年) - 中山幸作。原作単行本の第2巻にアイドルキャラを演じる「男の娘」がバイトの新メンバーとして登場。
  • プリンス・プリンセス (2016年) - 作:田伊りょうき。パール王国には双子の姫と王子がいる。カッコいいサン王子と可愛いレナ姫。しかし二人にはある秘密があった。

小説・ライトノベル[編集]

  • ざ・ちぇんじ! (1983年~1985年) 集英社 コバルト文庫 - 作:氷室冴子。平安期の『とりかへばや物語』を下敷きにした男女逆転小説。母の意思で女として育った女装の主人公・綺羅姫(の綺羅君は逆に男装している)は、姉の元服にあわせて、女として裳着を終え尚侍として宮廷に入る。女東宮の相手をしてるうちに恋心を抱くようになり、女の姿のまま愛の告白をする。
  • Vシリーズ(2002年~) - 作:森博嗣。主要人物の小鳥遊練無(たかなし ねりな)は常に女装して生活している。第一長編「黒猫の三角」はテレビドラマ化された。
  • 深山さんちのベルテイン - 女装しなくても女の子に見られる少年を主人公にしている。
  • MiX! - 心身ともに女性的な少年とライバルが女子新体操を行っている。
  • ドレスを着た男子(2012年) 福音館書店 - 作:デイヴィッド・ウォリアムズ、イラスト:クェンティン・ブレイク。嗜好を知られるのを避けるため、本当に欲しい「VOGUE」誌を他の商品と一緒に買うことから始めて、女の服が好きになり、自分でも着たいと思うようになる少年の物語。
  • 男子高校生のハレルヤ!(2012年) GA文庫ソフトバンククリエイティブ) - 作:一之瀬六樹。「ノーメイクでも女に見えるので、女だと間違えられた」「女のライバルと対決するため、ずっと女装で過ごしてきた」「母親から女装で育てられ、男性が苦手」という其々の理由で女子高「ユリウス女学院=略称・ユリ女(ゆりじょ)」 に通う3人の女装女子高生・真理、祐紀、桜。 学校の理事長は彼女らが男だと知っている。 美少女が好きという同窓会長の娘もおり、「女装ユリ」「百合男子」ものライトノベル。

ゲーム[編集]

アニメ[編集]

アニメ(海外)[編集]

  • Shezow(しーざう)- オーストラリアの女装ヒロインものアニメ。正義のヒロインに変身するが、身体は少年のままなので裏声で女性らしくふるまっている。ピンクを主体にしたコスチュームで、赤紫のミニスカートにセクシーな純白のロングブーツ。仲間に少年ヒーローに変身する少女もいる(同様にコスチュームやブーツが男物らしくごつくなるだけ。身体は少女のままなので低音でしゃべる)。

映画[編集]

イラスト・挿絵[編集]

  • 石原豪人 が『林月光』名義で、長い髪で胸がない「男の娘」の裸体などを、女装雑誌・耽美小説誌[38]にて挿絵を多く描いている。

関連人物[編集]

  • 青砥稿花紅彩画-この中に登場する「弁天小僧」こそ日本における男の娘の先駆けとされ、色香で相手を誘い据え膳の所で男であることをばらすと言う展開は歌舞伎の「弁天娘女男白浪」のオマージュともいえる。
  • いがらし奈波 - 漫画家いがらしゆみこの実子。「男の娘おとこのこタレント」として活動している。
  • 来栖美憂 - 女装趣味のフリーライター。
  • J'zK(茶漬け) - 男の娘カフェバー「NEWTYPE」の創始者。男の娘業界の第一人者で、牽引する人物でもある。[要検証 ]
  • 岬桜 - 様々な男の娘おとこのこイベントをプロデュース、MC、動画製作などを手がける。
  • 大島薫 - ホルモン治療も受けていない、豊胸手術や去勢手術もしていない純粋な男性として初めてAV女優専属契約を結ぶ
  • 男の娘だらけの魔女会 - ネットを中心に活動を行っている男性4人組ローカルアイドル、メンバー全員が女装している。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 男の娘☆おとこのこ 」の商標登録が認められていた ITmedia、2011年11月21日
  2. ^ 男の娘☆おとこのこ ちゃんねる - ニコニコチャンネル
  3. ^ 神庭亮介 2014.
  4. ^ 女装通信 - 女装少年の系譜/第一回【メジャー漫画・2000年編】(『オトコノコ倶楽部vol.1』のコンテンツより)(2011年2月8日時点のアーカイブ
  5. ^ 吾妻ひでお『ふたりと5人』、『同性時代』、『いとをかし』、車田正美『リングにかけろ2』、とり・みき『バラの進さま』など。
  6. ^ 「女装子×純女」(todori:作)など。
  7. ^ 『ヲタドルが教える最新ヲタク用語に注目せよ!』(2/5)[リンク切れ] 2010年8月19日 X BRANDDIME
  8. ^ 女装メイドの居るお店「“男の娘おとこのこ ”カフェ&バー NEWTYPE」 公式サイト
  9. ^ 秋葉原マップ:男の娘おとこのこ カフェ&バー NEWTYPE!BSD (ニュータイプ BSD) 【レポート】 (2009.11)
  10. ^ アキバ総研-アキバ系女装バー「NEWTYPE」(ニュータイプ)がオープン! 美麗男子「オトコの娘」が接客 - 秋葉原総合情報サイト (2009.5) (2009年5月11日時点のアーカイブ
  11. ^ 超絶カワイイ“男の娘おとこのこ ”が登場する写真集「女々男子」発売(2011年6月27日時点のアーカイブ) - 東京ウォーカー 2010.6.21
  12. ^ 僕の中のオトコの娘 -THE LITTLE GIRL IN ME- OFFICIAL SITE(2013年1月16日時点のアーカイブ
  13. ^ 「Tomgirl」は男装の少女を指す場合もある。日本の「おとこおんな」に近く、おてんば娘と言う意味もある。
  14. ^ 「deviantart」「Pinterest(ピンタレスト)」「Picssr」 など
  15. ^ 梶山季之の長編小説『血と油と運河』(『週刊読売』1974年連載)では、女装しているバーのホステスに対し、「ゲイ」という用語が用いられている。
  16. ^ 80年代初めの松原留美子が「ニューハーフ」の嚆矢とされる。(映画「蔵の中」(1981年公開)など)
  17. ^ 2ちゃんねる同人板ショタ燃え〜〜[リンク切れ]」の83レス目(2000年3月18日の書き込み)
  18. ^ 2ちゃんねる・同人板「格闘ゲームキャラ(男)誰が好き?[リンク切れ]」の21レス目(2000年5月17日の書き込み)
  19. ^ 2ちゃんねる・なんでもあり板現実の茄子姐を追いかけるスレ[リンク切れ]」の124レス目(2001年11月29日の書き込み)
  20. ^ PINKちゃんねるエロゲー板お兄ちゃん、ボク妊娠しちゃううううぅっ![リンク切れ]」の653レス目(2002年9月18日の書き込み)※18歳未満立入禁止
  21. ^ 女装キャラオンリーイベント「計画」公式サイト
  22. ^ “絵本もお役所も「萌え」 関連市場888億円の試算も”. 朝日新聞. (2007年1月21日). http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200701210078.html 2014年9月21日閲覧。 
  23. ^ 男の娘おとこのこ に関係する表現なら何でもOKイベント「男の娘☆おとこのこ 」公式サイト
  24. ^ 女装少年中心同人誌即売会「WEEDING!」公式サイト(2008年9月25日時点のアーカイブ
  25. ^ オトコの娘フリーきっぷ(2010年4月1日時点のアーカイブ
  26. ^ MAG・ネット 〜マンガ・アニメ・ゲームのゲンバ〜(2011年5月12日時点のアーカイブ
  27. ^ ☆★☆出没!アド街ック天国☆★☆今回オンエア【11位~20位】(2010年9月7日時点のアーカイブ
  28. ^ ASIN B005AI0XNG, 男の娘おとこのこ DVD
  29. ^ ASIN B007RNXWX0, 男の娘おとこのこ DVD2男の娘おとこのこ ×男の娘おとこのこ
  30. ^ ノンホルとは、女性ホルモンを使っていないこと。ノンオペとは、性別適合手術などの手術をしていないこと。
  31. ^ 女装少年アンソロジー』。
  32. ^ スーパー男の娘おとこのこ タイム、はじまるよっ★』。
  33. ^ 川原は連載開始にあたり、さまざまな「恋愛の教科書」を目指して描くと意欲を述べている。(「別冊少女コミック」 1983年3月号 )
  34. ^ 女子会」という言葉はまだ無い。
  35. ^ 『美少年学入門』(新書館、集英社、筑摩書房)で 中島梓は、女性のような美少年が、髪を長くのばし。帽子からロングブーツ(雨の日の長靴も)まで全て女物を着る(胸パッドは入れない、 ホットパンツのヒップに詰め物もしない)「美少年ファッション」を語っている。
  36. ^ 三和出版・ミリオン出版などの月刊風俗雑誌での発表が多い。「ヴィーナスの靴」のような「女性の」をテーマにした作品もあり。
  37. ^ 『少女少年』のシリーズ8作の主人公が小学生なのに対し、本作は中学1年生に設定されている。
  38. ^ 月刊誌『くいーん』、『JUNE』など

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]