にごりえ (映画)

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にごりえ
お力(淡島千景)と朝之助(山村聰
監督 今井正
脚本 水木洋子
井手俊郎
原作 樋口一葉
製作 伊藤武郎
出演者 丹阿弥谷津子
久我美子
淡島千景
音楽 團伊玖磨
撮影 中尾駿一郎
編集 宮田味津三
製作会社 文学座
新世紀映画社
配給 松竹
公開 日本の旗 1953年11月23日
上映時間 130分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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にごりえ』は、1953年(昭和28年)11月23日公開の日本映画である。文学座新世紀映画社製作、松竹配給。監督は今井正モノクロスタンダード、130分。

樋口一葉短編小説十三夜』『大つごもり』『にごりえ』の3編を原作とするオムニバス映画。文学座の俳優が総出演している。昭和28年度芸術祭参加作品。第27回キネマ旬報ベスト・テン第1位。

ストーリー[編集]

十三夜
夫の仕打ちに耐えかね、せきが実家に戻ってくる。話を聞いた母は憤慨し出戻りを許すが、父親は、子供と別れて実家で泣き暮らすなら辛抱して夫のもとで泣き暮らすのも同じ、と諭し、車屋を呼んで、夜道を帰す。しばらく行くと車屋が突然「これ以上引くのが嫌になったから降りてくれ」と言いだす。月夜の明かりで顔がのぞくと、それは幼なじみの録之助であった。せきは車を降り、肩を並べて歩き始める。録之助の身の上話を聞き、励ますせき。別の車が拾える広小路に着き、短い再会を終えて再び別々の道を行く二人。
大つごもり
女中のみねは、育ててくれた養父母に頼まれ、奉公先の女主人・あやに借金2円を申し込む。約束の大みそかの日、あやはそんな話は聞いていないと突っぱね、急用で出かけてしまう。ちょうどそのとき、当家に20円の入金があり、みねはこの金を茶の間の小箱に入れておくように頼まれる。茶の間では放蕩息子の若旦那・石之助が昼寝をしていたが、思いあぐねたみねは、小箱から黙って2円を持ちだし、訪ねてきた養母に渡してしまう。主人の嘉兵衛が戻ると、石之助は金を無心し始める。石之助とはなさぬ仲であるあやは、50円を歳暮代わりに石之助に渡して家から追い払う。その夜、主人夫婦は金勘定を始め、茶の間の小箱をみねに持ってこさせる。勝手に2円を持ちだしたことを言いだせないみね。あやが引き出しを開けると20円すべてがなくなっている。引き出しには、その金ももらっていくと書かれた石之助の書き置きが残されていた。
にごりえ
銘酒屋「菊乃井」の人気酌婦・お力に付きまとう男・源七。源七はお力に入れ上げたあげく、仕事が疎かになって落ちぶれ、妻と子と長屋住まいをかこっている。お力と別れてもなお忘れられず、いまだに仕事には身が入らない。妻には毎日愚痴をこぼされ、責められる日々。一度は惚れた男の惨状を知るがゆえに、お力も鬱鬱とした日を送っている。ある日、源七の子が菓子を持って家に帰る。お力にもらった菓子と知り、妻は怒り、子を連れ、家を出る。妻が戻ってみると、源七の姿がない。菊乃井でもお力が行方不明で騒ぎになっていた。捜索中の警官が心中らしい男女の遺体を見つける。女には抵抗のあとが認められた。

キャスト[編集]

十三夜
大つごもり
にごりえ
協力出演
その他の出演者(ノンクレジット)

スタッフ[編集]

受賞[編集]

DVD[編集]

2004年(平成16年)10月22日DVDが発売されている。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e 『今井正映画読本』、論創社、2012年、p.207

関連項目[編集]

外部リンク[編集]