シラコバト

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シラコバト
Collared.dove.jpg
シラコバト
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ハト目 Columbiformes
: ハト科 Columbidae
: キジバト属Streptopelia
: シラコバト S. decaocto
学名
Streptopelia decaocto
Frivaldszky, 1838
英名
Eurasian Collared Dove
Streptopelia decaocto

シラコバト(白子鳩、学名Streptopelia decaocto)は、ハト目ハト科に分類される鳥類の一種。シラバト、ノバトなどとも呼ばれる。

日本においては、埼玉県の県鳥となっている。

形態[編集]

全長約33cm。雌雄同色。全身が灰褐色で、背と尾は褐色みが増す。

分布[編集]

ユーラシア大陸北アフリカが主。

日本に生息する個体は江戸時代に移入されたものが野生化したといわれるが、もともと生息していたという説もある。生息区域は、関東地方北東部(千葉県北部、茨城県南西部、埼玉県東部)である。一時期は埼玉県東部(越谷市)にまで狭められ、1956年1月14日には種として国の天然記念物に指定された。その成果もあり、最近は群馬県南部でも生息が確認された。これとは別に、山口県萩市見島では朝鮮半島から飛来したと考えられる個体の観察記録が残る。

人間とのかかわり[編集]

埼玉県の県鳥(1965年11月3日に指定)及び越谷市の市の鳥(1988年11月3日に指定)であり、埼玉県のマスコット「コバトン」「さいたまっち」や、埼玉県議会のマスコット「ポッポ」、埼玉県警察のマスコット「ポッポくん」「ポポ美ちゃん」のモチーフにもなっている。童謡鳩ぽっぽ』は、その鳴き声をモチーフにしたとされている。

一方で飼料を餌にできる養鶏場の減少や鳥インフルエンザ対策での防鳥などにより埼玉県での推定生息数は1982年の1万羽から100羽程度に激減しており、埼玉県は飼育繁殖後の放鳥することを検討している[1]

シラコバト由縁の埼玉県の施設としては越谷市とさいたま市岩槻区にまたがるしらこばと水上公園、さいたま市西区埼玉県立大宮武蔵野高等学校(シラコバトが図案化された校章が用いられ、校歌にも歌われている)がある。また、越谷市のキャンベルタウン野鳥の森では、2008年8月1日より雄雌2羽ずつ計4羽の展示が行われている。また、東松山市埼玉県こども動物自然公園では2009年4月から展示を行い、繁殖に努めている。さいたま市大宮区大宮公園小動物園にも、2010年8月29日から雄雌2羽ずつ計4羽が埼玉県こども動物自然公園から贈られて展示を開始したが、2011年10月から埼玉県の研究機関で飼育していた25羽を譲り受け、フライングケージ内での展示が行われている。

2019年2月に公開された映画『翔んで埼玉』にも東京都民に紛れ込んだ埼玉県民を判別するための踏み絵として、シラコバトが描かれた草加せんべいが登場している[2]

保全状態評価[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「シラコバト激減 飼育繁殖を検討 埼玉県」『日本農業新聞』2021年9月23日13面
  2. ^ 東京へは通行手形が必須、踏み絵は草加せんべい…これが“ダ埼玉”のイメージだ!?【画像14点】”. Movie Walker(2019年2月21日作成). 2020年2月9日閲覧。
  3. ^ 【鳥類】環境省第4次レッドリスト(2012)<分類群順> (PDF)”. 環境省 (2012年8月28日). 2012年9月9日閲覧。

関連項目[編集]

  • 埼玉ポーズ - 手の形がシラコバトの羽をイメージしているとされる。