豚と軍艦
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豚と軍艦 | |
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監督 | 今村昌平 |
脚本 | 山内久 |
製作 | 大塚和 |
出演者 |
長門裕之 吉村実子 |
音楽 | 黛敏郎 |
撮影 | 姫田真佐久 |
編集 | 丹治睦夫 |
配給 | 日活 |
公開 |
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上映時間 | 108分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
『豚と軍艦』(ぶたとぐんかん)は、1961年公開の日本映画。
今村昌平監督、長門裕之、吉村実子主演。日活製作・配給。白黒 / 日活スコープ。
基地の町・横須賀に米軍の残飯を流用した養豚でひと儲けをたくらむやくざ組織があった。豚の飼育係を任され一時出世の夢を見たものの、内輪揉めに巻き込まれて自滅していくチンピラ男と、その恋人で、男たちに蹂躙されながらも自分の足で歩んでいく女。二人の生きざまを通して、戦後日本の現実を寓意的に描く。
脚本を務めた山内久にとっては、代表作の一つ。
スタッフ[編集]
- 監督 - 今村昌平
- 企画 - 大塚和
- 脚本 - 山内久
- 撮影 - 姫田真佐久
- 美術 - 中村公彦
- 音楽 - 黛敏郎
- 美術 - 中村公彦
- 照明 - 岩木保夫
- 録音 - 橋本文雄
- 編集 - 丹治睦夫
- スチール - 斎藤耕一
キャスト[編集]
- 欣太 - 長門裕之
- 春子 - 吉村実子
- 日森 - 三島雅夫
- 鉄次(やくざの兄貴分) - 丹波哲郎
- 星野 - 大坂志郎
- 大八 - 加藤武
- 軍治 - 小沢昭一
- 勝代 - 南田洋子
- 菊夫 - 佐藤英夫
- 貫市 - 東野英治郎
- 崎山 - 山内明
- 弘美 - 中原早苗
- ふみ - 菅井きん
- 春駒 - 加原武門
- 九郎 - 青木富夫
- 矢島 - 西村晃
- つね - 初井言栄
- 宮口医師 - 高原駿雄
- ジョージ - 神戸瓢介
- 増山 - 矢頭健男
- 陳 - 殿山泰司
- 王 - 城所英夫
- エプロン婆さん - 武智豊子
- 番外地の警官 - 河上信夫
- 築港の警官 - 玉村駿太郎
- 電工会社の女工 - 中川一二三
- 患者 - 福田文子
逸話[編集]
- 本作の終盤で、主人公のチンピラである欣太が便器に顔を突っ込んで死ぬシーンの際に、今村はスタッフに「トイレのセットをつくってくれ。そこで、スタッフは全部ウンチなりオシッコなりしろ。それで、流すな」と演出の指示をしたという。スタッフは「冗談じゃねえよ」と言わんばかりに反対し、美術のスタッフも「そんな事はできません」と断ったという[要出典]。
- アメリカ合衆国の映画監督、マーティン・スコセッシはこの映画を学生時代に観て「衝撃を受けた」と語っている。