ええじゃないか (映画)
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ええじゃないか | |
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監督 | 今村昌平 |
脚本 |
今村昌平 宮本研 |
製作 |
小沢昭一 友田二郎 杉崎重美 |
音楽 | 池辺晋一郎 |
撮影 | 姫田真佐久 |
編集 | 浦岡敬一 |
配給 | 松竹 |
公開 |
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上映時間 | 151分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
配給収入 | 4億2200万円[1] |
『ええじゃないか』は、1981年に松竹から公開された日本の映画である。構想約10年、前作『復讐するは我にあり』のヒットにより[2]、ようやく松竹より、製作が承認された[3]。今村昌平初の時代劇であり、制作費も公称5億円の超大作で、埼玉県の水元公園に巨大なオープンセットを組むなどされたが[4]、フランスでは人気が有り、高い評価を受ける一方で[5]、日本では興行成績が悪かった。
ストーリー[編集]
慶応2年(1866年)夏の西両国の見世物小屋から始まる。アメリカへの漂流民の源次(泉谷しげる)が帰国し、その妻イネ(桃井かおり)とアメリカへの密航を企てるが、イネの離脱により果たせず、慶応の「ええじゃないか」に参加し幕府に射殺される。
その他[編集]
- 「日本独特のミュージカルを作りたいね。両国の見世物小屋を舞台に魑魅魍魎が跋扈するダイナミックな奴だ。劇団四季のような外国から借りてきた、うそ臭いヤツじゃなくてね」と今村は意気込みを語っていた[6]。
- 火野正平が自身の著書、「若なるには時間がかかる」に記した内容では、今村昌平による、前回作「復讐するは我にあり」への火野の出演は、「ええじゃないか」の主役に向けたカメラテスト的な要素があり、火野自身はええじゃないかの台本を読み、この役は自分にピッタリで、自身が間違いなく主演を務めると思っていたが、泉谷になったと記されている。
- 埼玉県の水元公園に巨大なオープンセットはセットを兼ねた公園として残される計画があったが、取り壊された。
キャスト[編集]
- イネ:桃井かおり
- 源次:泉谷しげる
- 古川条理:緒形拳
- 金蔵:露口茂
- イトマン:草刈正雄
- 三次:樋浦勉
- ゴン:丹古母鬼馬二
- 孫七:火野正平
- 卯之吉:野口雅弘
- お甲:倍賞美津子
- お松:田中裕子
- 綾若:かわいのどか
- ヤモメの六:犬塚弘
- 原市之進:河野洋平
- 伊集院主馬:寺田農
- 月野木伴次郎:倉田保昭
- 吉野:池波志乃
- 小出大和守:高松英郎
- ヤミクモ太夫:白川和子
- 虎松:伴淳三郎
- 桝屋富衛門:三木のり平
- 中沢一作:河原崎長一郎
- 鵜飼作之丞:小沢昭一
- 古川縫:生田悦子
- 北町奉行所与力:江角英
- 北町奉行所同心:関川慎二
- 北町奉行所役人:戸塚孝
- 代官所役人:大島光幸
- 薩摩藩武士:吉中六
- 神奈川奉行所通詞:大林丈史
- 又吉:小林稔侍
- 仙吉:片岡功
- 組頭:上田忠好
- 千松:矢吹二朗
- 庄屋:浜田寅彦
- 上州屋:殿山泰司
- およし:亜湖
- 伝助:深水三章
- 小屋番:大村千吉
- 材木屋:西田昭一
- クジラ:村田雄浩
- カルワザ:河西健司
脚注[編集]
- ^ 「1981年邦画4社<封切配収ベスト作品>」、『キネマ旬報』1982年(昭和57年)2月下旬号、キネマ旬報社、1982年、 124頁。
- ^ “今村監督の唯一の失敗作 ええじゃないか”. 2017 6,9閲覧。
- ^ “今村監督の唯一の失敗作 ええじゃないか”. 2017 6,9閲覧。
- ^ “今村監督の唯一の失敗作 ええじゃないか”. 2017 6,9閲覧。
- ^ 撮る―カンヌからヤミ市へ 今村昌平 ええじゃないかの項目 ISBN 978-4875023579
- ^ “今村監督の唯一の失敗作 ええじゃないか”. 2017 6,9閲覧。
- ^ 撮る―カンヌからヤミ市へ 今村昌平 ええじゃないかの項目 ISBN 978-4875023579
外部リンク[編集]
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