横道世之介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

横道世之介』(よこみち よのすけ)は、吉田修一による日本小説である。2008年4月1日から2009年3月31日まで『毎日新聞』に連載、2009年9月16日に毎日新聞社より刊行された。2010年柴田錬三郎賞受賞作。また同年度の本屋大賞3位に入賞している。2013年2月23日、これを原作とした映画が全国公開された。

作者・吉田によると、主人公名を作品タイトルにする方針に沿い、まず世之介の名前が決定。「名字は韻を踏んだほうがいい。」という助言を踏まえ、作者の郷里でもある長崎で横着者を指す「横道もの」という言葉および、横道に逸れるといったニュアンスを意識し、決まったとのこと[1]

あらすじ[編集]

1987年、大学進学するために上京した主人公・横道世之介は長崎県の港町出身の18歳。性格は、どこか図々しくも人の頼みを断れないお人好し。世間知らずな社長令嬢でガールフレンドとなる与謝野祥子、大学の友人・倉持一平、年上の憧れの女性・片瀬千春、女性に興味がない同級生・加藤雄介など周りの人々をとりまく青春物語である。

映画[編集]

横道世之介
監督 沖田修一
脚本 沖田修一
前田司郎
原作 吉田修一
出演者 高良健吾
吉高由里子
音楽 高田漣
主題歌 ASIAN KUNG-FU GENERATION今を生きて
撮影 近藤龍人
編集 佐藤崇
製作会社 「横道世之介」製作委員会
配給 ショウゲート
公開 日本の旗 2013年2月23日
上映時間 160分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 2億1700万円
テンプレートを表示

2012年春に東京都内近郊及び長崎県で撮影され[2]、2013年2月23日に公開された。第56回ブルーリボン賞作品賞、第5回TAMA映画賞最優秀作品賞受賞作品。

主人公・横道世之介役の高良健吾と、ヒロイン与謝野祥子役の吉高由里子[3]の2人は2008年公開の映画『蛇にピアス』以来5年ぶりの共演となる。監督は『南極料理人』、『キツツキと雨』の沖田修一

キャッチコピーは「出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい――。」。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

評価[編集]

モニター試写では参加者の93パーセント以上がこの映画を薦めたいと回答し、公式サイトには84人以上の著名人からコメントが寄せられた[5]。公開初週の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場第10位となっている[6]。最終興収は2億1700万円[7]

受賞[編集]

ソフト化[編集]

Blu-ray/DVDは2013年8月7日発売。発売・販売元はバンダイビジュアル。

  • 通常版(Blu-ray版/DVD版ともに1枚組)
    • 封入特典:作品解説書
    • 映像特典:特報、予告編、TVスポット。
  • スペシャル版 特製ブックケース仕様(2枚組)
    • 封入特典:作品解説書、オリジナルライナーノート、ポストカード6枚
    • 本編ディスク Blu-ray
      • 映像特典:特報、予告編、TVスポット
    • 特典ディスク DVD
      • 映像特典:メイキング、未公開シーン、ロールナンバー集

脚注[編集]

  1. ^ 映画化で話題沸騰!『横道世之介』も電子書籍で読める!【特集企画 今日から始める電子書籍ライフ】毎日jp 2013年3月11日
  2. ^ 横道世之介 : 池松壮亮、伊藤歩、綾野剛の映画出演決定 若手実力派が顔をそろえる - まんたんウェブ 2012年03月15日
  3. ^ 沖田修一監督、高良健吾×吉高由里子で「横道世之介」映画化 - 映画.com 2012年2月9日
  4. ^ アジカン、高良健吾主演映画「横道世之介」に主題歌提供- ナタリー2012年10月2日
  5. ^ 口コミで着実な動員。映画『横道世之介』を“語りたい”観客が増加中ぴあ映画生活
  6. ^ 『ダイ・ハード』がV2獲得!アニメ『とある魔術の禁書目録』はまさかの3位初登場!【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2013年2月26日
  7. ^ 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」、『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社2014年、 200頁。
  8. ^ 第5回TAMA映画賞”. 第23回映画祭TAMA CINEMA FORUM. 2013年10月14日閲覧。
  9. ^ 第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2014年1月19日閲覧。
  10. ^ 第68回毎日映画コンクール発表!『舟を編む』が日本映画大賞 シネマトゥデイ 2014年1月21日
  11. ^ 高良健吾、主演男優賞&作品賞の2冠!沖田監督と黄金タッグだ…ブルーリボン賞”. スポーツ報知. 2014年1月23日閲覧。
  12. ^ 「映画芸術」2013年日本映画ベストテン&ワーストテン決定!!(2014年1月17日)、映画芸術、2014年1月28日閲覧。

参照[編集]

外部リンク[編集]