尾辻かな子
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おつじ かなこ
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2012年12月、事務所前出発式での演説の様子
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| 生年月日 | 1974年12月16日(38歳) |
| 出生地 | 奈良県 |
| 出身校 | 同志社大学 |
| 所属政党 | 民主党 |
| 公式サイト | 公式サイト |
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| 当選回数 | 1回 |
| 任期 | 2003年 - 2007年 |
尾辻 かな子(おつじ かなこ、1974年12月16日 - )は、日本のLGBT人権活動家、政治家。大阪府阪南市出身(ただし、出生は奈良県)。
元大阪府議会議員(堺市堺区選挙区。任期2003年4月〜2007年4月)。任期中、国・地方を通じ、同性愛者であることを公言(カミングアウト)している日本で唯一の公職者だった。2007年6月、秘書でパートナーの木村真紀と、名古屋のゲイエリアである女子大小路にある池田公園で開催されたHIV/AIDS予防啓発イベント、NLGR(名古屋レズビアンゲイレヴォリューション)の目玉として公開結婚式を挙げたが[1]、数ヶ月後に別離。なお、同性婚を認めていない日本法の下ではこの「結婚」は法的なものではない。
目次 |
学歴 [編集]
- 兵庫県立夢野台高等学校卒業。
- 高知大学農学部森林科学科中退。
- ソウル大学語学留学。
- 同志社大学商学部卒業(2001年)。
人物・来歴 [編集]
大学在籍中、特定非営利活動法人ドットジェイピーの議員インターンシッププログラムに参加。桂睦子茨木市議のもとで活動。
2003年4月の統一地方選挙で4期16年のキャリアを持つ元府議会議員山中きよ子の地盤と運動員を引き継ぎ(旧)堺市選挙区(定数10)から立候補、15,254票を獲得し最下位で当選(当時最年少)。当選と同時に議会内会派「さわやか大阪」結成。2004年4月、「さわやか大阪」と「無所属府民クラブ」が合併し、「主権おおさか」結成。2005年8月、講談社から自伝「カミングアウト〜自分らしさを見つける旅」を出版し、日本で初めて、自らがレズビアン(同性愛者)であることを公言した政治家となる。2006年2月から4月にかけ、全国4都市で計5回行われた「同性パートナーの法的保障を考える全国リレーシンポジウム:レインボートーク2006」呼びかけ人。同年4月、大阪府堺市の政令指定都市化に伴い、所属選挙区が堺市堺区(定数2)へ変更。同年5月、「主権おおさか」解散、新たに府民ネットおおさか結成(2006年当時、所属議員8人、議会第5位)。同年同月、東京プライド、レインボーマーチ札幌実行委員会、ゲイジャパンニュースと共同で、Act Against Homophobia運動を主宰。同年6月、米国務省インターナショナル・ヴィジター・リーダーシップ・プログラム(International Visitor Leadership Program)に選ばれワシントンD.C.、サンフランシスコ他各地を訪問。同年10月、関西レインボーパレード事務局長。
尾辻の議員活動におけるLGBT関連の実績としては、2005年10月大阪府住宅供給公社が運営管理する住宅について、同性カップルなど、法律上の親族以外の単身者同士でも同居を認めさせた(ハウス・シェアリング制度)ことがあげられる。
また、性同一性障害関連では、公明党などとの共同提案により、2005年3月に「性同一性障害を抱える人たちが普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決・都道府県議会レベルでは全国初)、2007年3月に「性同一性障害者のための社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決)という、2つの意見書を採択に導いた。
2007年6月、大阪府監査委員は、2004・2005年度当時の府議・会派に支給された政務調査費の一部が、調査研究以外の目的に支出された「目的外支出」と認定し、返還を勧告した。尾辻についても41万7504円(インターンシップ派遣事業年会費、駐車場1/2按分分等)が目的外支出と認定され自主返還した。
2007年4月の府議選には立候補しなかったため、同月29日付けで任期満了。同年7月12日公示、同月29日投票の第21回参議院議員通常選挙(比例代表区)に立候補(民主党公認)した。 しかし、獲得38,230.380票(民主党内35人中29位、全名簿掲載者159人中89位)で落選、日本初の“公言同性愛者”国会議員にはなれなかった。
2009年4月末、新宿二丁目の東京事務所を閉鎖した。
2012年12月16日に投開票が行われた第46回衆議院議員総選挙に大阪府第5区から民主党公認候補として立候補するも落選。
2013年5月8日、参議院議員であった室井邦彦が参議院議長へ辞職願を提出、同月9日の参議院本会議で辞職が許可された。これにより、尾辻は参議院議員の繰り上げ当選の資格を得た[2][3][4]。尾辻が当選となった場合、同年7月までの任期となる。
2007年第21回参議院議員通常選挙 [編集]
全国38,230.380票(民主党内35人中29位、全名簿掲載者159人中89位)
| 順位 | 県別 | 得票 | 率 | 上位累率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京 | 7,901.295 | 20.7% | 20.7% |
| 2 | 大阪(注) | 7,341.113 | 19.2% | 39.9% |
| 3 | 兵庫 | 2,808.580 | 7.3% | 47.2% |
| 4 | 鹿児島 | 2,477.002 | 6.5% | 53.7% |
| 5 | 神奈川 | 2,067.920 | 5.4% | 59.1% |
| 6 | 愛知 | 1,357.400 | 3.6% | 62.7% |
| 7 | 埼玉 | 1,303.468 | 3.4% | 66.1% |
| 8 | 千葉 | 1,192.377 | 3.1% | 69.2% |
| 47 | 島根 | 81.775 | 0.2% | 100.0% |
(注)堺市(全体):1,590.654票、(内、堺区):318.698票を含む。
エピソード [編集]
- 空手道2段(1992年アジアJr.空手道大会 組手・17歳の部 優勝)
- テコンドー初段(第27回 シドニー五輪世界選抜 日本代表選考競技会 -57kg級第2位)
- 前年の別の大会で同五輪で銅メダルを獲得した岡本依子にTKO負けを喫している。
著作 [編集]
- 『カミングアウト〜自分らしさを見つける旅』(講談社、2005年) ISBN 4062130904
- 『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援〜エンパワメントにつながるネットワークの構築にむけて』(加藤慶・渡辺大輔編著/石川大我ほか著)日本図書館協会選定図書(開成出版、2010年) ISBN 9784876034284
- (共著)『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援・増補版〜エンパワメントにつながるネットワークの構築にむけて』(加藤慶・渡辺大輔編著/尾辻かな子ほか著)(開成出版、2012年)
訳書 [編集]
- ジャスティン・リチャードソン、ピーター・パーネル『タンタンタンゴはパパふたり』(原題:And Tango Makes Three)前田和男との共訳(ポット出版、2008年) ISBN 4780801156
出演 [編集]
脚注 [編集]
- ^ イベントリポート・尾辻かな子さん&木村真紀さん 同性結婚式
- ^ 室井参院議員が辞職願 時事ドットコム 2013年5月8日閲覧
- ^ 室井氏の辞職許可=参院 時事ドットコム 2013年5月9日閲覧
- ^ 民主党の比例代表名簿登載者のうち、当選者の死亡や辞職が相次いだため、既に得票数順位第26位の樽井良和まで繰り上げ当選している。室井の辞職により本来ならば、次順位の第27位の木下厚、第28位の三輪信昭の順に当選資格を得るが、木下の離党(国民新党へ移籍)、三輪の除籍(新党きづなへ移籍)により比例名簿より抹消されているため、尾辻が当選資格を得る事となった。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- 公式ホームページ
- 尾辻かな子活動日記
- 尾辻かな子 (otsujikanako) - Twitter
- ARTICLES in Tokyo Wrestling
- 尾辻かな子関連映像(YouTube)