惜敗率

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惜敗率(せきはいりつ)とは、日本の選挙におけるある候補者の得票数を同一選挙区で最多得票当選者の得票数で割ったもの[1]

1996年以降の日本の衆議院議員総選挙では小選挙区比例代表並立制で立候補者が「小選挙区選挙」と「比例代表選挙」に重複立候補できる。比例代表の名簿には政党が複数の重複候補者を同一順位にすることが多いが[1]、その場合は惜敗率が高い候補、つまり当選者により肉薄していた落選者から順に、その回の選挙結果による各政党への比例配分割り当て数、比例復活がされる[1][2]

比例復活当選者記録[編集]

惜敗率が高い復活当選者[編集]

惜敗率が高い復活当選者
候補者 政党 選挙年 選挙区 比例代表 惜敗率
1 斎藤洋明 自由民主党 2017年 新潟3区 比例北陸信越 99.94%
2 高鳥修一 自由民主党 2021年 新潟6区 99.857%
3 岩田和親 自由民主党 2021年 佐賀1区 比例九州 99.856%
4 鷲尾英一郎 民主党 2014年 新潟2区 比例北陸信越 99.855%
5 大島敦 民主党 2012年 埼玉6区 比例北関東 99.78%
6 国定勇人 自由民主党 2021年 新潟4区 比例北陸信越 99.76%
7 鈴木貴子 民主党 2014年 北海道7区 比例北海道 99.69%
8 西川公也 自由民主党 2014年 栃木2区 比例北関東 99.681%
9 島聡 民主党 2000年 愛知13区 比例東海 99.676%
10 橋本清仁 民主党 2003年 宮城3区 比例東北 99.67%

惜敗率が低い復活当選者[編集]

惜敗率が低い復活当選者
候補者 政党 選挙年 選挙区 比例代表 惜敗率
1 菊地董 社会民主党 1996年 静岡7区 比例東海 19.72%
2 保坂展人 社会民主党 1996年 東京22区 比例東京 19.95%
3 吉田知代 日本維新の会 2021年 徳島1区 比例四国 20.17%
4 日吉雄太 立憲民主党 2017年 静岡7区 比例東海 20.37%
5 斉藤和子 日本共産党 2014年 千葉4区 比例南関東 20.38%
6 塩川鉄也 日本共産党 2005年 埼玉8区 比例北関東 24.11%
7 櫛渕万里 れいわ新選組 2021年 東京22区 比例東京 24.34%
8 平賀高成 日本共産党 1996年 静岡8区 比例東海 24.83%
9 深田肇 社会民主党 1996年 埼玉6区 比例北関東 24.89%
10 山本喜代宏 社会民主党 2003年 秋田2区 比例東北 25.27%
11 森夏枝 日本維新の会 2017年 京都3区 比例近畿 26.20%
12 日森文尋 社会民主党 2000年 埼玉13区 比例北関東 26.29%
※は比例候補上位の議員が欠けたことに伴う繰り上げ当選

惜敗率が最も高い落選者[編集]

惜敗率が最も高い落選者
候補者 政党 選挙区 比例代表 惜敗率
41 清水清一朗 自由民主党 東京20区 比例東京 98.24%
42 内藤尚 自由民主党 東京3区 98.31%
43 荒巻隆三 自由民主党 福岡6区 比例九州 95.34%
44 金田英行 自由民主党 北海道6区 比例北海道 98.08%
45 有田芳生 新党日本 東京11区 比例東京 97.04%
46 川端達夫 民主党 滋賀1区 比例近畿 90.57%
47 船橋利実 自由民主党 北海道1区 比例北海道 90.99%
48 馬淵澄夫 希望の党 奈良1区 比例近畿 97.27% 
49 屋良朝博 立憲民主党 沖縄3区 比例九州 91.76% 

※重複立候補者のみが対象、第46回の川端達夫は2014年に、第48回の馬淵澄夫は2019年に繰り上げ当選。

惜敗率当落ライン[編集]

自由民主党[編集]

比例同一順位の惜敗率当落ライン
北海道 東北 北関東 東京 南関東 北陸
信越
東海 近畿 中国 四国 九州
1996年 当選 85.85% 73.67% 99.20%
(94.74%)
76.14% 98.03%
(94.94%)
100.00% 91.36% 86.67%
(85.71%)
89.82% 100.00% 96.43%
(81.44%)
落選 72.29% 56.64% 94.74%
(94.23%)
59.44% 94.94%
(93.91%)
92.32% 84.01% 85.71%
(85.14%)
94.27% 91.05%
(81.40%)
2000年 当選 98.08% 100.00% 100.00% 100.00% 96.54% 100.00% 100.00% 99.56%
(94.99%)
100.00% 100.00% 100.00%
落選 97.13% 98.24% 96.54% 98.32% 93.75% 95.55% 96.48% 94.99%
(94.78%)
93.28% 72.52% 97.79%
2003年 当選 87.69% 96.52% 85.57% 93.01% 89.40% 91.11% 90.54%
(86.54%)
88.56% 83.07% 73.69% 96.19%
落選 84.10% 87.68% 79.68% 92.89% 89.13% 80.56% 86.54%
(82.89%)
88.19% 59.67% 95.34%
2005年 当選 98.20% 88.84% 88.80% 93.82% 84.45% 83.76% 78.00% 80.12% 94.13% 73.69% 84.25%
落選 98.08% 87.57% 11.11% 11.11% 11.11% 81.83% 75.12% 11.11% 11.11% 81.90%
2009年 当選 82.70%
(68.21%)
98.50% 78.13% 89.95% 76.50% 90.70% 83.08%
(81.11%)
76.60% 94.90% 80.20% 92.00%
落選 75.70%
(67.87%)
88.99% 77.24% 84.68% 75.75% 85.59% 81.11%
(79.48%)
76.25% 93.81% 77.27% 89.41%
2012年 当選 45.29% 46.49% 78.46% 47.64% 89.33% 43.34% 86.21% 73.20% 91.00% 75.34%
落選 11.11% 11.11% 11.11% 44.20% 11.11% 11.11% 83.13% 11.11% 11.11% 11.11%
2014年 当選 93.46% 52.96% 52.94% 79.94% 62.86% 72.98% 68.92% 85.82% 72.99% 72.74% 60.80%
落選 91.00% 52.06% 11.11% 11.11% 56.71% 11.11% 66.32% 85.12% 11.11% 11.11%
2017年 当選 86.97% 64.57% 64.68% 72.84% 47.17%
83.54%
(64.80%)[注釈 1]
71.95%
(70.07%)
(67.24%)
61.60% 80.84% 77.06% 74.86%
(69.67%)
落選 83.96% 56.47% 11.11% 11.11% 11.11% 77.73%
(58.59%)
70.07%
(67.24%)
(43.06%)
11.11% 75.95% 69.67%
(69.65%)
2021年 当選 93.22% 84.35% 78.52% 60.36% 93.43% 48.08% 68.01% 76.31% 80.03% 77.80% 85.64%
落選 90.45% 75.78% 54.93% 87.03% 11.11% 69.86% 11.11% 57.48% 78.19%
※ 赤色は多数の同一順位候補の当選者がいない場合。
※ 青色は多数の同一順位候補の当選者が全員当選して、さらに下位候補が当選した場合。
※ 当選における括弧内は上位候補の失職によって繰り上げ当選した候補の惜敗率。
※ 落選における括弧内は上位候補の失職による繰り上げ当選が発生しても当選できなかった候補の惜敗率。

民主党[編集]

比例同一順位の惜敗率当落ライン
北海道 東北 北関東 東京 南関東 北陸
信越
東海 近畿 中国 四国 九州
1996年 当選 100.00% 96.15% 71.11% 63.35%
(55.88%)
90.91% 49.15% 61.95% 50.44% 58.20% 93.64% 70.78%
落選 94.85% 72.65% 59.58% 55.88%
(50.23%)
86.91% 35.84% 59.58% 43.61% 43.42% 50.31% 43.00%
2000年 当選 100.00% 99.47%
(68.81%)
97.08% 74.01% 93.20% 93.67% 99.02% 89.54% 61.08%
(58.69%)
83.12% 86.19%
(82.42%)
落選 92.10% 68.81%
(68.48%)
68.07% 72.92% 90.78% 85.97% 80.49% 86.65% 58.69%
(58.22%)
77.78% 85.32%
(77.37%)
2003年 当選 69.96% 80.96% 82.83%
(78.95%)
85.95% 75.64% 67.37% 86.57%
(74.80%)
81.53% 80.95% 84.04% 71.64%
落選 80.86% 78.95%
(74.67%)
85.64% 75.17% 64.94% 83.37%
(64.32%)
79.23% 67.19% 79.37% 60.74%
2005年 当選 81.82%
(78.50%)
81.22% 77.31% 81.58% 84.85%
(79.26%)
80.00% 83.87% 81.23% 86.85%
(84.93%)
88.29%
(75.41%)
76.57%
(75.12%)
落選 78.50%
(71.60%)
80.80% 75.94% 76.89% 83.25%
(78.68%)
76.97% 83.00% 80.30% 84.93%
(64.76%)
75.41%
(72.52%)
75.12%
2009年 当選 99.09% 74.24% 85.23% 77.17% 57.90% 91.33% 48.78% 87.29% 65.80%
(60.78%)
89.73% 58.26%
落選 11.11% 11.11% 11.11% 11.11% 11.11% 11.11% 11.11% 11.11% 60.78%
(56.95%)
86.96% 11.11%
2012年 当選 73.11% 69.63% 79.57% 87.94% 66.48% 82.54% 89.70% 91.98%
(90.58%)
70.16% 75.06% 88.62%
落選 71.71% 68.91% 75.10% 80.40% 65.51% 82.50% 83.29% 90.58%
(77.53%)
58.72% 72.37% 87.91%
2014年 当選 92.38% 86.90% 73.13% 83.38% 67.31% 91.27% 80.12% 82.80%
(77.49%)
79.72% 88.79% 81.77%
落選 90.16% 84.44% 71.46% 81.39% 67.30% 90.97% 72.25% 77.49%
(67.65%)
78.00% 81.02% 81.70%
※ 赤色は多数の同一順位候補の当選者がいない場合。
※ 青色は多数の同一順位候補の当選者が全員当選して、さらに下位候補が当選した場合。
※ 当選における括弧内は上位候補の失職によって繰り上げ当選した候補の惜敗率。
※ 落選における括弧内は上位候補の失職による繰り上げ当選が発生しても当選できなかった候補の惜敗率。

同一比例ブロック・同党における落選重複候補より低惜敗率での復活当選例[編集]

比例名簿優遇当選 [編集]

  • 惜敗率が低い重複立候補者でも党が重点候補・重点選挙区とみなし、比例順位で他の候補者より優遇する場合がある。自民党では、合区や公認争いなどの選挙区統合等の候補者調整で希望選挙区から出馬ができずに比例単独候補に回ってもらった比例転出組へ、自党候補の共倒れを収めるための対価として名簿上位に登載するケースに見られる(この場合、党の73歳定年制が適用されないこともある)[3][4][5]。日本共産党では幹部、次世代の幹部候補に対して、各ブロックの名簿1位という比例1議席さえとれば当選出来る優先席が提供されてきている。そもそも選挙区自体持っていない多選幹部・幹部候補が多く、選挙区を持っていても比例単独名簿1位で毎回比例復活しているため、重複立候補者落選による比例復活最多者は一度も選挙区で勝ったことがない日本共産党の穀田恵二議員である[6]。2021年衆議院選挙時点で選挙区未出馬含め、選挙区で一度も勝利したことがないのものの連続当選し続けている共産党議員として、志位和夫(9連選)、高橋千鶴子(7連選)、塩川鉄也(8連選)、笠井亮(6連選)、穀田恵二(京都1区重複立候補9連敗・比例復活9連選)、田村貴昭(3連選)、本村伸子(2連選)、藤野保史(2連選)がいる[7][8]。政党に配分された議席を名簿1位に取られるため、当該候補より惜敗率が高い同じ党の候補者が落選するケースがある[2][6]

ブロック別[編集]

北海道[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 自由民主党 渡辺省一 北海道10区 落選 72.3% 05.8%
鈴木宗男 北海道13区 当選 66.5%
2000年 日本共産党 紙智子 北海道2区 落選 79.3% 36.4%
児玉健次 北海道3区 当選 42.9%
2005年 自由民主党 金田英行 北海道6区 落選 98.0% 41.3%
飯島夕雁 北海道10区 当選 56.7%

東北[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
2003年 自由民主党 斎藤正美 宮城5区 落選 87.6% 68.6%
玉澤徳一郎 岩手4区 当選 29.0%
2005年 斎藤正美 宮城5区 落選 87.5% 48.9%
玉澤徳一郎 岩手4区 当選 38.6%
2009年 御法川信英 秋田3区 落選 89.0% 53.4%
吉野正芳 福島3区 当選 35.6%
2012年 日本未来の党 達増陽子 岩手1区 落選 74.6% 08.6%
畑浩治 岩手2区 当選 66.0%

北関東[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 日本共産党 高村雅子 埼玉6区 落選 54.9% 01.2%
矢島恒夫 埼玉7区 当選 53.7%
2012年 日本維新の会 青柳仁士 埼玉4区 落選 65.16%[9] 15.71%
上野宏史 群馬1区 当選 49.45%[9]

東京[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 自由民主党 清水清一朗 東京20区 落選 98.2% 03.3%~22.1%
松島みどり 東京14区 落選 96.0%
近藤信好 東京13区 落選 92.2%
小沢潔 東京21区 当選 88.9%
深谷隆司 東京2区 当選 77.7%
越智通雄 東京6区 当選 76.1%
民主党 小川敏夫 東京9区 落選 88.6% 10.1%~25.3%
三木立 東京7区 落選 87.6%
海江田万里 東京1区 当選 77.5%
石井紘基 東京6区 当選 63.3%
社会民主党 常松裕志 東京19区 落選 28.1% 08.7%
保坂展人 東京22区 当選 19.4%
2000年 民主党 片山光代 東京8区 落選 72.9% 14.4%
城島正光 東京13区 当選 58.5%
2005年 日本共産党 池田真理子 東京20区 落選 28.7% 09.8%~28.7%
若林義春 東京22区 落選 18.9%
笠井亮 比例単独 当選 00.0%
2012年 日本維新の会 伊藤俊輔 東京23区 落選 67.8% 03.8%
山田宏 東京19区 当選 64.0%
2017年 日本共産党 池内沙織 東京12区 落選 74.1% 20.5%
宮本徹 東京20区 当選 53.6%
2021年 日本共産党 池内沙織 東京12区 落選 71.2% 16.6%
宮本徹 東京20区 当選 54.6%
※2005年衆院選の共産党は比例配分で1議席回ったが、比例1位の重複立候補の若林は小選挙区で供託金没収点に達しなかったため当選資格を失い、比例2位の比例単独立候補の笠井が当選となり、比例3位の重複立候補の池田は落選した。笠井の惜敗率0.0%は小選挙区に立候補しなかったが便宜上記載したもの。

南関東[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 自由民主党 水野賢一 千葉9区 落選 95.1% 01.2%
小此木八郎 神奈川3区 当選 93.9%
日本共産党 中嶋誠 千葉6区 落選 52.0% 06.4%
大森猛 神奈川5区 当選 45.8%
社会民主党 林由美子 神奈川1区 落選 40.2% 05.8%
伊藤茂 神奈川8区 当選 34.4%
2000年 日本共産党 笠木隆 神奈川10区 落選 51.8% 14.2%
大森猛 神奈川5区 当選 37.6%
2014年 日本共産党 遠藤昭子 山梨1区 落選 28.5% 08.2%
斉藤和子 千葉4区 当選 20.3%
※後に繰り上げ当選

北陸信越[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
2000年 自由民主党 白川勝彦 新潟6区 落選 95.5% 54.5%
岩崎忠夫 長野3区 当選 41.0%
自由党 菊田真紀子 新潟4区 落選 96.3% 48.8%
一川保夫 石川2区 当選 47.5%
2003年 自由民主党 吉田六左ェ門 新潟1区 落選 80.6% 38.4%
岩崎忠夫 長野3区 当選 52.2%

東海[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
2000年 自由民主党 鈴木淳司 愛知7区 落選 96.5% 18.2%
木村隆秀 愛知5区 当選 78.3%
2003年 木村隆秀 愛知5区 落選 86.9% 32.0%~36.0%
浅野勝人 愛知14区 落選 82.9%
平田耕一 三重3区 当選 50.9%
2012年 日本維新の会 松田直久 三重1区 落選 61.8% 13.0%
今井雅人 岐阜4区 当選 48.8%
※後に繰り上げ当選

近畿[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 民主党 山井和則 京都6区 落選 74.6% 00.9%~43.2%
中務正裕 大阪7区 落選 67.5%
大谷信盛 大阪9区 落選 47.2%
井上一成 大阪8区 当選 46.3%
山元勉 滋賀1区 当選 42.1%
家西悟 奈良1区 当選 31.4%
2000年 日本共産党 藤末衛 兵庫1区 落選 74.2% 21.9%
吉井英勝 大阪13区 当選 50.3%
2000年 自由党 梶原康弘 兵庫5区 落選 28.1% 12.9%~28.1%
豊田潤多郎 京都4区 落選 15.2%
中塚一宏 比例単独 当選 00.0%
2003年 民主党 岡田康裕 兵庫10区 落選 79.2% 04.3%
玉置一弥 京都1区 当選 75.9%
日本共産党 下角力 和歌山1区 落選 45.1% 02.8%~10.7%
山下芳生 大阪5区 落選 40.8%
石井郁子 大阪2区 当選 38.0%
吉井英勝 大阪13区 当選 34.4%
2012年 日本維新の会 清水鴻一郎 京都6区 落選 77.7% 25.9%~28.5%
清水貴之 兵庫4区 落選 75.4%
阪口直人 和歌山2区 当選 49.5%
三木圭恵 兵庫5区 当選 49.2%
2014年 日本共産党 石村和子 京都3区 落選 44.8% 06.7%
清水忠史 大阪4区 当選 38.1%
2017年 希望の党 馬淵澄夫 奈良1区 落選 97.2% 64.8%
井上一徳 京都5区 当選 32.4%
日本維新の会 美延映夫 大阪4区 落選 90.4% 64.2%
森夏枝 京都3区 当選 26.2%
※2000年衆院選の自由党は比例配分で3議席回ったが、比例1位の重複立候補3人中の1人である豊田は小選挙区で供託金没収点に達しなかったため当選資格を失い、比例4位の比例単独立候補の中塚が当選となり、比例5位の重複立候補の梶原は落選した。中塚の惜敗率0.0%は小選挙区に立候補しなかったが便宜上記載したもの。また、2012年の衆院選に出馬し落選した日本維新の会の清水鴻一郎は後に繰り上げ当選。2017年の衆院選に出馬し落選した当時希望の党所属だった馬淵、日本維新の会に所属していた美延は後に繰り上げ当選。

中国[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
2009年 自由民主党 寺田稔 広島5区 落選 93.8% 38.9%
阿部俊子 岡山3区 当選 54.9%

九州[編集]

政党名 候補者名 選挙区 当落 惜敗率
1996年 自由民主党 渡瀬憲明 熊本5区 落選 91.0% 38.1%~47.1%
宮島大典 長崎1区 落選 84.7%
嘉数知賢 沖縄3区 当選 56.6%
衛藤晟一 大分1区 当選 53.9%
2000年 衛藤晟一 大分1区 落選 97.8% 26.7%
嘉数知賢 沖縄3区 当選 71.1%
2003年 日本共産党 仁比聡平 福岡10区 落選 34.6% 01.1%
赤嶺政賢 沖縄1区 当選 33.5%
2005年 自由民主党 園田修光 鹿児島2区 落選 81.9% 23.9%~33.1%
持永哲志 宮崎3区 落選 79.9%
広津素子 佐賀3区 当選 56.0%
佐藤錬 大分1区 当選 48.8%
2014年 民主党 稲富修二 福岡2区 落選 81.7% 09.5%
大串博志 佐賀2区 当選 72.2%


脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 次点候補が繰り上げ当選を辞退したため次々点候補の数値。

出典[編集]

  1. ^ a b c 堀江湛『政治学・行政学の基礎知識』2007年、132ページ (真下英二「7日本の選挙制度」)
  2. ^ a b [衆院選2021]小選挙区で負けても…比例復活と惜敗率、「分かりにくい」と指摘も(読売新聞オンライン)”. Yahoo!ニュース. 2021年10月31日閲覧。
  3. ^ 「0増5減」比例転出議員は名簿上位で処遇 自民党”. テレ朝news. 2021年10月31日閲覧。
  4. ^ 福山氏「優遇の保証」なし 自民の衆院選比例四国順位|政治・行政|徳島ニュース|徳島新聞電子版”. 徳島新聞電子版. 2021年10月31日閲覧。
  5. ^ <自民党・新潟2区>公認争いが決着 細田健一氏の公認決定 鷲尾英一郎氏は比例に 県内ニュース | NST Niigata Smile TV”. www.nsttv.com. 2021年10月31日閲覧。
  6. ^ a b 一強多弱」政党制の分析: 得票の動きからみる過去・現在 p56,久保谷 政義 · 2016
  7. ^ 日本共産党比例代表候補の名簿登載順位”. www.jcp.or.jp. 2021年10月31日閲覧。
  8. ^ 日本放送協会. “比例代表 当選当確一覧 衆議院選挙2021 -衆院選- NHK”. www.nhk.or.jp. 2021年10月31日閲覧。
  9. ^ a b “北関東ブロック - 開票速報 - 第46回総選挙”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/kaihyo/B03.html 2021年11月12日閲覧。 

関連項目[編集]