脇雅史

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日本の旗 日本の政治家
脇 雅史
わき まさし
生年月日 1945年2月2日(69歳)
出生地 日本の旗 東京都杉並区
出身校 東京大学工学部卒業
前職 近畿地方建設局局長
所属政党 自由民主党額賀派→無派閥)
称号 工学士(東京大学・1967年
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選挙区 比例区
当選回数 3回
任期 1998年7月26日 - 2004年7月25日
2004年7月26日 - 2010年7月25日
2010年7月26日 - 現職
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脇 雅史(わき まさし、1945年2月2日 - )は、日本建設官僚政治家参議院議員(3期)、参議院政治倫理審査会会長、参議院選挙制度協議会座長、。

建設省道路局国道第二課課長、建設省河川局河川計画課課長、近畿地方建設局局長自由民主党参議院幹事長 自由民主党参議院国会対策委員会委員長などを歴任した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1945年2月東京都杉並区にて生まれた[1]東京都立西高等学校を経て、東京大学に進学した[1]。東京大学では、工学部土木工学科に在籍し[2]土木工学を学んだ。1967年3月、東京大学を卒業した[2]

官界にて[編集]

東京大学を卒業後、1967年4月建設省に入省した[2]。建設省の地方支分部局においては、1974年4月より中国地方建設局の太田川工事事務所に赴任した[2]1979年からは、中国地方建設局の企画部において企画課の課長を務めた[1]1983年12月からは、中部地方建設局の三重工事事務所にて所長を務めた[2]1992年1月からは、関東地方建設局にて河川部の部長を務めた[2]。また、建設省の内部部局においては、1981年4月より河川局の開発課にて課長補佐を務めた[2]1985年12月からは、河川局の海岸課にて海洋開発官を務めた[2]1990年4月からは、河川局の治水課にて都市河川室の室長を務めた[2]

1993年6月、建設省の道路局にて、国道第二課の課長に就任した[2]1994年7月には、建設省の河川局にて、河川計画課の課長に就任した[2]1995年6月には、近畿地方建設局にて局長に就任した[2]1997年8月、建設省を退官した[2]

政界にて[編集]

1998年第18回参議院議員通常選挙にて自由民主党公認で比例区から立候補し、初当選を果たした[2]。当選後、平成研究会に入会した。2004年第20回参議院議員通常選挙で再選を果たし[2]2010年第22回参議院議員通常選挙で三選を果たした[2]。この第22回参議院議員通常選挙によって、民国連立政権与党参議院で過半数を失った。そのため、同年8月、自由民主党参議院国会対策委員会委員長を務めていた鈴木政二が、参議院議院運営委員長に就任することになった。それにともない、自由民主党参議院国会対策委員会にて後任の委員長に就任した。2011年10月、自由民主党参議院国会対策委員会の委員長に再任された。2013年7月、自由民主党参議院幹事長に就任した。そのほか、参議院においては、政治倫理審査会会長などを務めた[1][2]。また、自由民主党においては、政務調査会にて国土強靱化総合調査会や道路政策特命委員会にて顧問を務めた[2]

政策・主張[編集]

参議院の位置づけ
良識の府とされる参議院に所属する議員は、閣内に入るべきではないと考えており、それを持論としている[3]。そのため、参議院で当選3回を数えるものの、旧政務次官大臣政務官副大臣国務大臣といった閣内の役職には一度も就いたことがない。第2次安倍改造内閣発足直前、自由民主党参議院会長溝手顕正から「あなたを閣僚として官邸に推薦したい。私の顔を立ててほしい」[3]と打診された際にも、「推薦するのは勝手だが、受けない」[3]と回答している。
選挙制度改革
参議院の選挙制度協議会の座長として、一票の格差を是正する改革案の取り纏めに尽力した。選挙制度協議会に対しては、参議院議長山崎正昭から、2014年中に改革案を取り纏めるよう求められていた[4]。また、同年中には、第23回参議院議員通常選挙の一票の格差に対して、最高裁判所が憲法判断を下すと予測されていた[4]。こうした経緯もあり、与野党を含めた各会派から意見を聴取し、自ら座長案を提示するなど[5]、改革案の取り纏めに奔走した。この座長案では有権者の数が少ない選挙区を隣接区と統合することで一票の格差を1.83倍にまで低下させるとしており[5]、各会派に対して座長案への賛否の表明や対案の提示を要請していた[5]。しかし、自由民主党参議院会長の溝手顕正は改革案の取り纏めを2015年の統一地方選挙以降に先延ばしようと考えており[4]、党としての対案を提示しないなど[4]、消極的な姿勢を取り続けた。業を煮やした脇は「参院議長から年内に結論を出すように言われている。自民党だけ案を出していないのはおかしい」[4]と指摘したうえで、非協力的な態度をとる溝手について「来春の統一地方選後まで選挙制度の見直しをやらないという会長の考えには大変な誤りがある。自民党の信用を失墜させる行為だ。責任を取るべきだ」[4]と批判し、参議院会長の辞任を要求した。

発言[編集]

選挙での候補者の選び方
2013年9月18日に行われた自民党女性議員の集会で「今の制度は政党の段階で候補者の選び方が未熟だ。政党が本当に正しい意味で国会議員を選べるか。これさえしっかりしていれば、あまり大きな声では言えないが、選ぶ人がアホでも、選ばれる人は立派だ」と発言し、その後も撤回を否定した[6]
一票の格差についての広島高等裁判所岡山支部判決
一票の格差が最大4.77倍だった同年7月の参議院選挙を無効と判断した広島高等裁判所岡山支部判決の一部について11月29日、「取り消してほしい。はなはだ変な判決だ」と批判した。また判決文で本質的協議が行われているとは認められないと指摘されたことに「裁判所に進行中の協議に言及する資格はない」とも述べた。政党幹部が判決の取り消しを求めるのは異例である[7]
普天間基地移設問題
2014年1月19日の沖縄県名護市長選挙で争点となったアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題に関して、1月21日の記者会見で「(米軍)基地といった迷惑施設、例えばごみ焼却場とか、そういったものはたくさんある」と述べた[8]

略歴[編集]

出演[編集]

テレビ[編集]

タイトル 放送日
安倍政権に期待するもの【1】 乗り超えるべき当面の難所 2013年1月19日
安倍政権に期待するもの【2】 挑戦すべき長期の課題 2013年1月26日

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「脇雅史(わきまさし)」『脇 雅史(わき まさし):参議院参議院2013年11月28日
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 参議院議員脇雅史2014年2月5日
  3. ^ a b c 共同通信「参院選挙改革に自民内紛/更迭方針、離党でけん制」『Web東奥・政局・最前線東奥日報社2014年9月6日
  4. ^ a b c d e f 「脇氏、溝手氏に参院会長辞任要求へ、選挙制度改革めぐり対立激化」『脇氏、溝手氏に参院会長辞任要求へ、選挙制度改革めぐり対立激化 - MSN産経ニュース産経デジタル2014年9月9日
  5. ^ a b c 「参院選『11合区』案――格差1.83倍、脇座長提示」『参院選「11合区」案 格差1・83倍、脇座長提示 - MSN産経ニュース産経デジタル2014年4月25日
  6. ^ 「選ぶ人がアホでも」 自民参院幹事長、有権者軽視?朝日新聞デジタル 2013年9月18日
  7. ^ 「取り消してほしい」と自民・脇参院幹事長 「本質的協議ない」との指摘に立腹MSN産経ニュース 2013年11月29日
  8. ^ 米軍基地は「迷惑施設」=自民・脇氏時事ドットコム 2014年1月21日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

党職
先代:
溝手顕正
自由民主党参議院幹事長
2013年 - 2014年
次代:
伊達忠一