FNS27時間テレビ (2008年)

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FNS27時間テレビ!!
みんな笑顔のひょうきん夢列島!!
ジャンル バラエティ番組 / 特別番組
演出 渡辺琢 / 三宅恵介(総合演出)
出演者 明石家さんまほか
オープニング 明石家さんまfeat.ひょうきんストリートBAND with 高島彩、中野美奈子「世界の国からナンデスカ '08」
ウィリアム・テル序曲(演奏者不詳)
エンディング BEGIN笑顔のまんま
ウィリアム・テル序曲
製作
製作総指揮 豊田皓港浩一 /
日枝久(制作代表)
プロデューサー 加茂裕治亀高美智子
(総合プロデューサー) ほか
制作 フジテレビ / フジネットワーク27社
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間放送時間と同じ
放送時間2008年7月26日19:00 - 翌日27日21:54
放送分26時間54分
フジテレビ

特記事項:
番組名由来及びベース番組は『オレたちひょうきん族』。
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FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』(FNS27じかんテレビ みんなえがおのひょうきんゆめれっとう)は、2008年7月26日土曜日)19:00 - 7月27日日曜日)21:54にフジテレビフジネットワーク系列で生放送された通算22回目のFNSの日ハイビジョン制作

番組概要

今回の番組テーマは「笑顔」。基本的にはBIG3の出演等、FNS27時間テレビの原点にかえった内容で、タイトルにも初期のFNS27時間テレビで用いられた「夢列島」を加えている。

明石家さんまの総合司会とビートたけしの12年ぶりの出演は、「オレたちひょうきん族」のディレクター、三宅恵介が定年退職前の記念にもう一度ひょうきん族をやりたいとさんま・たけしに出演をオファーしたのがきっかけである[1]。たけしは「日本全国名人大発見」の中継企画で全国を飛び回り、番組終盤では鬼瓦権造に扮して「車庫入れ」パフォーマンスを復活させ、自腹で購入したポン菓子製造機をスタジオに持ち込みフィナーレを飾った。

メインスタジオのV4スタジオには通し企画『FNS27時間テレビ向上委員会』のテーブルセットが中央にあり、そのそばに列島カーペット、鶴瓶のさんまの穴を埋めるのコーナー、ネタ見せスナック若手芸人の集まる店、懺悔室など各コーナーのセットと衣装部屋・化粧室が置かれた。

番組全体の平均視聴率は関東地区で13.8%、関西地区で17.0%だった。時間別最高視聴率は26日土曜23:00から24:30(さんま・鶴瓶・しのぶのトークコーナーから「今夜は眠れない」途中)までの19.6%で歴代10位。瞬間最高視聴率は、「クイズ!ヘキサゴンII今夜は生クイズパレード」でジミー大西が戸惑っている場面、7月26日22:56の26.7%だった[2]

主要出演者

総合司会

進行

中継

主な番組内容

通し企画

27時間テレビ向上委員会

視聴者の意見をFAXで公募し、その意見(チクリFAX)をもとに各界の著名人やタレントなどに扮した「向上委員会会員」が討論するスタイルの企画。コーナーの合間ごとに挿む形で放送された。2008年7月25日21:55 - 23:22(JST)の事前番組「FNS27時間テレビもうはじまってるぞ!!前夜祭生放送スペシャル!!」は『FNS27時間テレビ向上委員会』のスタイル(さんまは生電話で参加)が行われた。

向上委員会会員

2日通して出演

上田晋也水谷豊サガテレビの日焼けのジョー(佐賀のローカルタレント[3])、クルム伊達公子
有田哲平天龍源一郎高田延彦アントニオ猪木、某漫画(『DEATH NOTE』)の死神(リューク)
川田広樹ギャル曽根谷佳知假屋崎省吾
ゴリ青山テルマCrystal Kay
山崎弘也アオブダイピラルク
柴田英嗣れーざーれーさーくん(レーザー・レーサーを着用しただけ)、石油くん
河本準一本田昌毅ミートホープの社長、カルピン
井上聡ベジータ東海テレビの草笛名人
箕輪はるか:若かりし頃のさんまメッシクレオパトラ
近藤春菜角野卓造マイケル・ムーア軽部真一

7月26日のみ

遠藤章造はるな愛岩田稔
田中直樹アンジェラ・アキ

7月27日のみ

宮迫博之:ホームベース女、宮迫の親友、ひぐち君
蛍原徹湯浅卓北の国からの幼少時の黒板蛍
タカアシュラマン稲川淳二
トシラーメンマンカール・ルイス
小木博明ホセ・メンドーサニコラス・ケイジ
矢作兼ウディ・アレン柴田恭兵

日本全国名人大発見

「日本中を笑顔にする」というテーマのもと、日本中から様々な分野の「名人」を紹介するという、中継通し企画。ビートたけしが日本各地を巡って、各々の地元の名人に扮し、7キャラクターに変装した。

沖縄・北海道の名人は、目標に向かう途中でタイミングよく海や土の中に体ごと突っ込んだり、東京の名人(花火師)は花火の暴発で酷い目にあうなど、『オレたちひょうきん族』を髣髴とさせる光景を繰り広げた。さらに名人は、本題に入る前に「○○についての注意事項」を述べるなど、これまた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』を彷彿とさせる光景を展開した。佐渡島からの中継では新潟県佐渡市宿根木の「白川丸まつり」に伝わる五穀豊穣祈願伝統芸能舞踊「ちとちんとん」に、ダッチワイフを背負って乱入。たけしは1994年に放送された「FNS総力スペシャル 1億2500万人の平成夏休みバラエティー」の全国中継の際に取り上げられた「ちとちんとん」を気に入っており、今回の中継となった。

後日たけしは「あれやってウケるためには、(地位を得て)偉くなんないといけないわけ。若手が池落ちても面白くないわけだから。(偉くなった人間がこんな事やっちゃって、というからこそウケるのであって、あれと同じ事をやって)いちばん面白いのは総理大臣だからね」などと語っている[5]

なお、翌2009年の『FNSの日26時間テレビ2009 超笑顔パレード 爆笑!お台場合宿!!』でも「今夜も眠れない」にて「ビートたけし中継 笑顔DEポン!!」とのタイトルで本企画を踏襲したものが実施された。

土曜日

日曜日

爆笑レッドカーペット』の一般参加者版で、日本全国各地の一芸を持った素人や面白動物(通称:スマイリーさん)が登場。各地の一般人の中には、セミプロも含まれる。紹介ナレーターは立木文彦
  1. 司会・進行は、さんま、今田耕司中村仁美(フジテレビアナウンサー)高橋克実
  2. 「カムバック列島カーペット」の司会・進行は、さんま、今田、高島彩、中野美奈子[6]が務めた。
さんまはテレフォンショッキングにビビる大木からの紹介で出演。CM明けには往年の名コーナー『タモリ・さんまの日本一の最低男』のCM明けのジングルが流れた。
さんまがお台場のフジテレビ本社からネプリーグコーナーを収録する湾岸スタジオまで移動。湾岸スタジオに到着したさんまは『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』8月11日放送分を収録中の、スタジオへ乱入。ダウンタウンとの共演が実現した。生放送翌日2008年7月28日の『HEY!HEY!HEY!』番組冒頭では、「舞台裏」として当日の模様が放送された[7]
アミダばばあに扮したさんまが、「ひょうきんオールスターズ」(『オレたちひょうきん族』のコントキャラであるマイ爺さんに扮した片岡鶴太郎欧陽菲菲に扮した山田邦子浜村淳に扮した大平サブローアダモちゃんに扮した島崎俊郎)を率いて「ネプチューンチーム」(ネプチューンにしおかすみこ山本高広と対決。結果は、ネプチューンチーム70点、ひょうきんオールスターズ80点でひょうきんオールスターズが勝ち、賞金100万円を獲得した。
さんまは鮮魚店の主人夫婦の親戚のお兄さん役として出演。オープニング映像には、ブラックデビル知っとるケアミダばばあが登場している。
グランドフィナーレでは往年の名コーナー「ひょうきん懺悔室」が復活。三宅恵介が神父役、ブッチー武者が神様役で出演。
元ひょうきん族のレギュラーや今田耕司などが懺悔にかけられ、水を浴びせられた。
さんま・中居の今夜も眠れない」での『エンディングテーマを作ってほしい』というさんまの無茶ぶりに答えたBEGINが「笑顔のまんま」を歌う為に登場し、テレビ初披露した。
最後にビートたけしタケちゃんマンの衣装で登場。自前のポン菓子製造器を使い、大暴れした。さらにたけしは総合演出であった三宅恵介が「今年で定年退職をするのではなくあと2年、フジテレビに残る」という事実をさんまに告げ、さんまは三宅を懺悔室に入れて見事に水を浴びせた。
さんまがギャグの「しょうゆうこと」を決めて放送は終了した。

関連番組

  • FNS27時間テレビ もうはじまってるぞ!! 前夜祭生放送スペシャル!! - 2008年7月25日金曜日)21:55 - 23:22

主要スタッフ

脚注

  1. ^ 北野武×糸井重里 たけし、コノヤロー。第12回 お笑いの若手は目で誘う。”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2008年10月6日). 2011年6月25日閲覧。
  2. ^ “今年も熱い!27時間テレビが13.8%”. サンケイスポーツ. (2008年7月29日). http://www.sanspo.com/geino/news/080729/gnj0807290433008-n1.htm 
  3. ^ プロデューサーあ・うん 日やけのジョー
  4. ^ “中島美嘉が熱唱!メンバー森三中は欠席”. スポーツニッポン. (2008年7月28日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/07/28/02.html 
  5. ^ “ビートたけし・後編 「明かす“オレ流”お笑い哲学」:主役再び:”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2009年3月31日). オリジナルの2009年8月31日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20090831153123/http://hochi.yomiuri.co.jp/special/starAgain/news/20090331-OHT1T00126.htm 2013年5月22日閲覧。 
  6. ^ コーナーのもうひとつのネタ元・「一攫千金!日本ルー列島」の進行役でもある。
  7. ^ きくちPの音楽収録日記2008年7月27日、HEY!SAKIGAKE!JET!blog2008年7月28日
フジテレビ系列 FNS27時間テレビ
前番組 番組名 次番組
FNS27時間テレビ!!
みんな笑顔のひょうきん夢列島!!