あしたのジョーの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

あしたのジョーの登場人物は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画の漫画作品及びそれを原作とするアニメ作品『あしたのジョー』に登場する架空の人物の一覧である。

主要登場人物[編集]

丹下ジム[編集]

矢吹 丈(やぶき じょう)
声 - あおい輝彦ダイハツ・タントカスタムCM含む) / 富山敬(パイロットフィルム版) / 安原義人(ラジオドラマ版)
演 - 石橋正次(1970年実写映画版) / 山下智久(2011年実写映画版)
主人公。長い前髪と、引き締まった身体が特徴。擦り切れたベージュのコートと、赤いハンチング帽をいつも身につけている。生まれて間もなくからずっと施設で育った。しかし施設の退屈な暮らしに嫌気がさし脱走を繰り返し、やがて物語の舞台であるドヤ街にふらりと現れた。ドヤ街で詐欺行為を行い逮捕、少年院に送られた後ライバルとなる力石徹と対面し、ドヤ街で出会った段平指導の下ボクシングを始める事になる。刑期を終えた後は段平と共にプロボクサーとしての道を歩み、多くのライバル達と拳を交えていく。
粗野でケンカっ早い性格だが、時折お調子者の一面ものぞかせる。不遇な生い立ちからか孤独な不良少年(特にパチンコが趣味であるため)だったが、後に人間的にも成長をみせた。女心に鈍感で細やかな人付き合いは苦手だが、本質的には義理堅く弱者に優しい人柄である。しかし心の中に野獣のような荒々しい、恐ろしい一面が住んでいるのは事実で、丈と付き合いの長い人でも、その野獣の一面を感じて離れていってしまう悲劇も経験している。力石徹を死なせてしまった影響で、一時期テンプルを打てない状態(イップス)になっていた時期があったが、のちに克服。身体の成長による減量苦も同じく減量に苦しんだ力石への思いを武器に乗り越えた。
階級はバンタム級。一打必倒の威力を誇るクロスカウンターと、ノーガード(両手ぶらり)戦法を得意とする。並外れた強打と不屈の闘志で何度でも立ち上がる驚異的な打たれ強さに天性の勘、野性の本能を持ちクロスカウンターにさらにカウンターを合わせるダブルクロス、さらにそこにカウンターを合わせるトリプルクロスを使うなど技術力も高い。力石戦以降はガードの技術も向上した。対ホセ戦ではホセの使うコークスクリューパンチを無意識のうちに打ってしまうなどボクシングセンスもずば抜けている。最終的なボクシングキャリアは東洋太平洋チャンピオン(2度防衛)、WBC世界ランキング4位(アニメではWBA・WBCの1位のレオン・スマイリーにも勝利している)。
丹下 段平(たんげ だんぺい)
声 - 藤岡重慶 / 青野武(ボクシングマニア版) / 名古屋章(パイロットフィルム版) / 斉藤晴彦(ラジオドラマ版) / 山口智充(パチスロ版) / いずみ尚(パチスロあしたのジョー2版) / 佐橋大輔(ガンリキ)(キリンビバレッジ メッツコーラCM版、ダイハツ・タントカスタムCM)/ 山崎弘也ブラザー工業 PRIVIO CM版)
演 - 辰巳柳太郎(1970年実写映画版) / 香川照之(2011年実写映画版)
坊主頭に黒の眼帯、顔や頭に古傷がある出っ歯の中年男。拳闘キチガイを略して通称「拳キチ」(再放送では差別用語として音声が消される場合も)。いつも腹巻をつけ、杖をついて歩いている。
かつては日本タイトルに挑戦するほどの強豪プロボクサーであったが、左目の怪我が元でタイトルマッチを直前にしながら引退。極西拳闘クラブというジムの会長に就任するも、所属選手との衝突などの理由から経営は軌道に乗らず、巨額の負債を抱えて解散に追い込まれる。その後はなかば自暴自棄になり、ドヤ街でわずかな日銭を稼いでは酒に溺れる荒れた生活を送っていた。
丈の天性のパンチ力に惚れ込んだ段平は、彼を一流のボクサーに育てることを決意。ジム再建のために酒をやめ、昼夜を問わず働き始める。手紙による通信教育や、自ら少年院に出向き実地指導をするなどして彼にボクシングの基礎を叩き込んでいった。策士な一面もあるが、丈に指示を無視されたり大舞台に呼ばれると舞い上がってしまうなどセコンドとしては未熟な面も見られる。
丹下拳闘クラブは泪橋の下にある粗末な木造小屋であり、そこで丈と2人で暮らしている。丈が東洋太平洋チャンピオンになった後、泪橋の近くに新たなジム(丹下ジムに改称)を建設して移転し、門下生をとるようになった。
マンモス西
声 - 西尾徳(1) / だるま二郎(2) / 岸部シロー(劇場版) / 郷里大輔(ボクシングマニア版)
演 - 山本正明(1970年実写映画版) / 勝矢(2011年実写映画版)
本名西寛一(にしかんいち)、大阪出身。丈の最初で最大の友人。腕っ節が強い巨漢で、丈が最初に入れられた少年院鑑別所で部屋のボスとして君臨していた。特等少年院に送られてからは鑑別所時代の尊大な態度は全く影を潜め、気が小さく臆病な本性を露呈した。
少年院を退院後は、丈と共に丹下拳闘クラブに入門。粗暴な不良少年だった頃とはうって変わって真面目な好青年に成長し、ボクシングの練習に励む傍ら林食料品店(通称:林屋)で働き始めた。
一時期、かなりの巨漢で有った為ミドル級(日本では最重量の階級)のリミットにするため過酷な減量に耐えることができず外食し、ジョーに見咎められ仕置きを受けてからは真面目にボクシングに取り組むも、骨折を機に成績が上がらなくなり、ボクシングを諦め林屋に就職した。後に林紀子と結婚、引退後は若干細身になっている。原作では紀子と結婚後、ボクシングとは関わらなくなるが、アニメ版では最後までセコンドとして丈をサポートしている。
河野(こうの)
新ジムの練習生として丹下ジムに入会。原作漫画では引退後の西に代わってジョーのセコンドに付くがアニメ版では引き続き西がセコンドを務めており、実質その他の練習生として扱われアニメでの登場は確認されていない。ジョーも期待しており、練習の面倒を見る事が多い。入会前はチンピラも除けて通るほど鳴らしており、腕っ節は強いらしいが、ジョーとのスパーリングでは逃げ腰気味であった。原作漫画ではホセ・メンドーサ戦のセコンドにも付いている。カーロスのボタンを止めてやるのも原作漫画では河野の役であるが、アニメでは西であり、実質アニメでは存在しない扱いとなっている。

白木ジム[編集]

白木 葉子(しらき ようこ)
声 - 西沢和子(34話〜44話恵比寿まさ子)(1) / 田中エミ(2) / 檀ふみ(劇場版) / 世戸さおりダイハツ・タントカスタムCM)
演 - 高樹蓉子(1970年実写映画版) / 香里奈(2011年実写映画版)
日本有数の大富豪である白木財閥の令嬢。本作のヒロイン。オールバックの髪形で、いつも白っぽい服を身につけている。気丈でプライドが高く、他人にも自分と同等の品性を求めるところもある。力石の死後は白木ジムの会長に就任し、プロモーターとして丈を様々な面からサポートするようになる。
力石 徹(りきいし とおる)
声 - 仲村秀生(TV版) / 細川俊之(劇場版) / 堀秀行(ボクシングマニア版) / 清水紘治(ラジオドラマ版)
演 - 亀石征一郎(1970年実写映画版) / 伊勢谷友介(2011年実写映画版)
作品全体を通じ、丈にとっての最大のライバル。大柄な体格と、彫りの深い顔が特長。キザで無愛想だが、冷静さと優れた洞察力を持っている。
もともとウェルター級6回戦でデビュー後、13連続KO勝利を続ける天才ボクサーだったが、試合中に野次を飛ばした観客を殴って負傷させたため、少年院送りとなった。少年院では丈の脱走を妨害し、以後丈とボクシングの試合をすることになる。当初は丈を見下していた力石だったが、対戦後は丈をライバルとして認めた。その後、出所し、プロ復帰。階級はフェザー級で復帰した。
ジョーがバンタム級で活躍し始めると、力石も過酷な減量を行いジョーとの因縁の試合に臨んだ。壮絶な戦いの末にダブルクロスをアッパーによる、トリプルクロスで破り勝利を得たものの、試合終了直後リング禍により息を引き取る。丈は力石の死後も、かなりの間 彼のトラウマに悩まされ続けた。力石は丈のライバルでありながらファンの間で人気が高く、連載当時には講談社主催で実際に力石の葬式が行われている。
丈は、はじめは自分から力石のいるフェザー級に乗り込むつもりだったらしく、減量苦が原因で力石が負けるようなことがあれば、自分がフェザー級にいくつもりだった。
力石にはモデルがおり、空手道キックボクシング山崎照朝である[1][2][3]
作画担当のちばてつやがボクシングをよく理解せずに、力石徹を丈より大柄に描いてしまったため、設定の都合で、力石徹に減量が必要になってしまい、このような過酷な減量が行われ、このストーリーが生まれたということが判明している。力石は本来のウェルター級の66kgからフェザー級の57kgまで、さらにそこからバンタム級の53kgまで、合わせて13kg以上減量したことになり、もともと絞っている状態であることを考えれば驚異的な減量である。なおプロのボクシングトレーナー曰くウェルター級からバンタム級まで減量するというのは不可能であり死の危険もあるとのこと。
白木 幹之介(しらき みきのすけ)
声 - 大木民夫
演 - 見明凡太朗(1970年実写映画版) / 津川雅彦(2011年実写映画版)
白木財閥の創始者で若い頃にしていたボクシングが忘れられず、また将来のチャンピオン候補である力石のために白木ボクシングジムを設立した。白木葉子の祖父で、力石の死後は名誉会長を辞任する。

ライバル[編集]

ウルフ金串(ウルフ かなぐし)
声 - 加藤修(話数により今西正男)(1) / 納谷六朗(2)
演 - スピーディ早瀬(1970年実写映画版) / 虎牙光揮(2011年実写映画版)
坊主頭の青年。性格は短気で、多少冷酷な部分もある。「未来の世界チャンピオン」と言われたバンタム級の大型若手ボクサー。アジア拳ジム所属。全日本新人王決定戦でバンタム級の新人王となった直後控え室で絡んできた丈にストレートを放つが「クロスカウンター」の餌食となり丈と引き分ける。以降「クロスカウンター」封じの「ダブルクロスカウンター」を編み出し丈と互いのA級ライセンス切り替えを賭けた試合に臨む。その試合では丈に「ダブルクロスカウンター」を命中させダウンに追い込むも「ダブルクロス」にさらにカウンターした丈の「トリプルクロスカウンター」に敗れ、試合後にその試合で負った負傷がもとで引退に追い込まれる。
引退後はヤクザの用心棒となっていたが、喧嘩でゴロマキ権藤に痛めつけられているところを丈に助けられた。原作ではその場で丈との接触はなく、一方的に丈に助けられたのみで、その後は丈とホセの試合で試合場にいることが確認できるのみであった。アニメではその後、東洋太平洋チャンピオンになった丈と再会した折に、30万円を寸借詐欺して姿をくらましたように思われたが、世界タイトルマッチ直前にきちんと返済している。また、劇中に恋人やその弟も登場した。
カーロス・リベラ
声 - 広川太一郎(1) / 中尾隆聖(2) / ジョー山中(劇場版)
ベネズエラ出身の天才的ボクサー。陽気な性格の伊達男。世界ランクは6位に留まっているが、それはカーロスの実力を恐れた上位ランカーらが対戦を避けているためだと囁かれる程の実力者。その強さから「無冠の帝王」「ベネズエラの戦慄」「餓えた黒豹」など多くの異名を持つ。
葉子が丈のイップスを治させるために来日させ、丈を下した南郷や原島を下し、彼に興味を持った丈と白木ジムでスパーリングを行う。当初は軽い気持ちだったが丈の「クロスカウンター」を受けてついに本気になる。段平たちによりスパーリングは中断するも、後日丈を下したタイガー尾崎に真の実力を見せつけ勝利。両者の希望で試合を行うことに。腕でロープの反動を封じる戦法で「クロスカウンター」を封じ丈をダウンさせるも、今度は丈に攻撃をかわされアッパーでダウン。最後は頭突きや肘打ちなどお互いにルールを無視した反則だらけの試合になりノーコンテスト(アニメ版第2作では引き分け)になる。
その後ホセとの試合でコークスクリューパンチを受けたことにより、重度のパンチドランカーになる。その後マネージャーに見捨てられて行方不明になり、丈のハリマオ戦で再会した際に白木ジムが引き取った。
金 竜飛(きん りゅうひ)
声 - 若本規夫(2) / 古川登志夫(劇場版)
韓国出身のボクサーで、東洋太平洋バンタム級チャンピオン。冷徹ささえ感じさせる正確無比のテクニックから、「氷のチャンピオン」「精密機械」「戦うコンピューター」など数々の異名を持つ。幼少期の朝鮮戦争における悲惨な経験から食事をとりすぎると吐いてしまい、血を見るのが苦手になり試合後は手を入念に洗わないと気が済まないトラウマを負う。食欲もほとんどなく、減量苦もない。相手をダウンさせる隙を与えないほど殴り続ける「チョムチョム(舞々)」作戦が得意技。アニメ版では朝鮮戦争の時期と放映時期との問題で珍しい30代後半の高齢ボクサーという設定になってしまった。劇場版では、ほぼ試合はダイジェストのみで、ジョーの減量苦や彼の生い立ちも丸々カットされている。
レオン・スマイリー
アニメ版オリジナルキャラクター。WBCWBAの世界バンタム級1位にランクされる強豪で、13人目のキングと呼ばれている。トランプが得意。テレビ関東が日本に呼び寄せ、ホセとの対戦を目指していた丈が、最高の王者と闘うなら最高の挑戦者でいるべきという理由から対戦する。試合は最終ラウンドまでもつれ込み丈が判定勝ちをものにするが、これは丈のボクシング人生で唯一の判定勝ちである。試合後のドライブ中、衝突事故をおこして死亡する。
ハリマオ
声 - 田口昂(2)
マレーシア出身の野生児ボクサー。色黒で小柄な体格。言葉は現地語しかわからず、精神年齢も高い方ではない。チョコレートが大好物で、興奮して暴れる彼をなだめるのに使われている。ジャングルの村にやって来たイギリス人からボクシングを教わり、現地において野性味あふれる精神や運動能力を駆使して活躍した。葉子が丈の野性味を復活させようとジムの幹部に命じて探し出し、丈と試合させた。
ホセ・メンドーサ
声 - 宮村義人(2) / 岡田眞澄(劇場版)
メキシコ出身のボクサーでバンタム級チャンピオン(原作では、単に『世界バンタム級チャンピオン』とされているが、アニメでは当初、WBC王者として登場し、後にWBA王座を獲得し、統一王者になる)。くちひげが特徴。「コンピューター付きファイティングマシーン」と呼ばれる程の正確な技術と、冷静沈着な頭脳をもつボクサー。世界中から「キング・オブ・キングス」の異名で呼ばれている。単に強いだけではなく、非常に紳士的かつ常に愛する妻子への思いやりを欠かさない人格者。丈とは祝賀パーティで出会い、カーロスに関する誤解が解けた後は最大のライバルと見なすようになる。その後、WBA同級王者カロルド・ゴメス[4]を倒しバンタム級の統一王者になった。カーロス・リベラをたった一撃のコークスクリューパンチで、パンチドランカーにしてしまうほどパンチ力が強く、さらに、後にホセと対戦したWBA王者カロルドに至っては、死亡したほど。丈との試合では壮絶な打ち合いの末判定で勝利を収めたものの、試合を進める中で廃人になることも厭わぬ丈の亡者のごとき執念にしだいに恐怖を感じ、しばし取り乱して反則行為におよぶほど精神的に追い詰められ、試合終了後は白髪になってしまった。

ドヤ街の住人[編集]

サチ
声 - 白石冬美
演 - 溜呂木寿々江(1970年実写映画版) / 畠山彩奈(2011年実写映画版)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの紅一点。赤いスカートと下駄を常用。屋台のおでんを盗み食いして、ヤクザ鬼姫会に捕まったところを丈に救われた。丈に好意を寄せている。
キノコ
声 - 牛崎敬子(1) / 堀絢子(2)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。大きめサイズの鳥打帽を被っている、背の低い男の子。
太郎(たろう)
声 - 増岡弘(1) / 鈴木清信(2)
丈が来るまでのドヤ街の子供たちの最年長でリーダー格。ツギハギだらけの学生服を着用。
ヒョロ松
声 - 肝付兼太(話数により嶋俊介)(1)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。痩せ型の出っ歯の少年。原作ではチュー吉だが、アニメ版第1作では名称が変更されていた。
チュー吉
声 - つかせのりこ(2)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。痩せて出っ歯の少年。アニメ版第1作では名称が変更されていたが、アニメ版第2作で原作に準拠した名称に戻った。しかし、髪型はボサボサ頭へと変更されている。
トン吉
声 - 八奈見乗児(1) / 丸山裕子(2)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。いびつな坊主頭に、ブタ鼻でほっぺたの赤い男の子。
チビ
声 - 麻生みつ子(1)
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。目が小さく眉毛がハの字でイガグリ坊主の男の子[5]
ゴンタ
丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。初期には頻繁に登場していたが、中盤からは登場機会が減っている。
林 紀子(はやし のりこ)
声 - 小沢かおる(1) / 森脇恵(2) / 藤田淑子(劇場版2)
泪橋にある林食料品店(林屋)の一人娘。愛称は「紀(のり)ちゃん」。明るく優しい性格で、林屋の看板娘とされている。一時期丈に好意を抱き、甲斐甲斐しく丹下ジムに出入りして世話を焼いていた。後に西と結婚する。
林 敬七(はやし けいしち)
声 - 和久井節緒(1) / 矢田稔(2)
林食料品店の主人で紀子の父。小柄な外見に似ず、少年院帰りの西と丈を快く雇ってやる優しさと大きな度量の持ち主。
林 玉子(はやし たまこ)
声 - 阿部光子(1) / 斉藤昌(2)
敬七の妻で紀子の母。豪快な「肝っ玉母さん」タイプの女性。普段は丈に厳しく接するが、根は優しい性格。

その他の登場人物(五十音順)[編集]

青山 まもる(あおやま まもる)
声 - 小宮山清(1) / 千葉繁(2)演ー小松政夫(1970年実写映画版)
東光特等少年院で一番ひ弱な少年で院生からは「青びょうたん」とばかにされていたが、丹下のコーチによって高度なテクニック「こんにゃく戦法」[6]を習得し、少年院の寮対抗ボクシング大会でジョーを苦戦させる。それはジョーに防御を覚えさせるための丹下の計らいであった。試合前までジョーに憎まれていたが、試合後丹下の意図を理解したジョーとの間に友情が生まれる。
アップル加藤(アップル かとう)
力石戦後のジョーが復帰第2戦で闘った巻き毛カーリーヘアの猿顔ボクサー。原作はおろかアニメ第1作にも登場しないアニメ版第2作オリジナルのキャラで、バンタム級新人王にも輝いたホープという設定。
稲葉 粂太郎(いなば くめたろう)
ジョーがドサ周りの草拳闘に身を投じたときの草拳闘ボクサーのリーダー。かつては日本フェザー級タイトルの挑戦者だった。草拳闘ボクサーの中で浮き上がっていたジョーに対する唯一の理解者となる。ジョーとの試合の途中で彼に中央へ戻ることを促し、ジョーが試合を放棄して去った後、皆で祝福した。
ウスマン・ソムキッド[7]
タイのバンタム級チャンピオンにして東洋太平洋バンタム級5位の選手。愛称は「ソーマー」。キックボクシングから転向したことでスリップ・ダウンすらしたことがない体を駆使していたが、ジョーとの対戦ではボディーへの攻撃を受けるべくガードを下げたところ顔面に強打を受け、敗北。
大井川 豪平(おおいがわ ごうへい)
声 - 大木民夫(1)
丹下ジムの向う岸に掘っ立て小屋を建てて、押しかけホームドクターとして売り込んできた医者。
ガイコツ
声 - 城山堅(1) / 沢りつお(2)
野菊島の東光特等少年院でジョーや西と同じ第六寮だった院生。本名は不明。実家が銭湯を営んでおり、そこで女湯を出歯亀したために少年院入りさせられた。少年院以来登場はなかったが、丈とホセの世界戦では会場に足を運んでいる。
ゲリラ
声 - 飯塚昭三(1) / 鈴置洋孝(2)
野菊島の東光特等少年院でジョーや西と同じ第六寮だった長髪の院生。本名は不明。少年院にジョーが来るまでは、寮内のリーダー格だった。
剣持 健(けんもち けん)[8]
東洋太平洋バンタム級チャンピオンの金竜飛が来日してノンタイトル10回戦を行なうに当たり、2階級上のライト級にもかかわらず対戦相手として選ばれた大洋ジム所属のボクサー。
ゴロマキ権藤(ゴロマキ ごんどう)
声 - 大塚周夫(1) / 渡部猛(2)
全国のやくざ組織を雇われ歩く喧嘩のプロ。『ゴロマキ』はやくざの世界で喧嘩を意味する。ヤクザになっていた引退後のウルフ金串と喧嘩して顎を砕くなど圧倒したが、ウルフに対する態度がジョーの怒りを買って腹部を殴られる。だがジョーに敬意を抱き、ハリマオ対策の特訓に協力する。アニメ版第2作ではジョーの理解者として登場回数が多くなる。
サム・イアウケア
ハワイのフェザー級チャンプ。サトウキビを担ぐ労働者上がりのハードパンチャーで90%台のKO率を誇り「ハワイの猛牛」の異名をとる。
作中にてホセと対戦したがコークスクリューパンチで1ラウンドでKOされてしまった。再起不能と思われる重傷を負った。
滝川 修平(たきがわ しゅうへい)
東洋バンタム級8位から、同6位の吉岡満にKO勝ちして6位に浮上した横倉ジムのホープ。白木葉子から法外なファイトマネーを餌に、彼女がマレーシアから呼び寄せたハリマオのデビュー戦の相手に指名される。
Dr.キニスキー
声 - マイク・バーロー(2)
ボクサーの健康管理に関する研究で世界的な権威とされるハワイ大学の医学博士。ホセ・メンドーサの主治医も兼ねており、パンチドランカー症状を診断する見識に優れる。禿げ頭にチョビひげで恰幅の良い中年男性。
沼田(ぬまた)
声 - 小林清志(1)
少年院の院生。東光特等少年院の寮対抗ボクシング大会(第2回)に向けて、第七寮からの代表に確実視されていた。しかし、寮対抗の選手決定戦において同じく第七寮所属の青山に血だるまにされ、医務室へ運び込まれた。
パンチョ・レオ
声 - 立壁和也(1)
フィリピンのバンタム級8位で、全身に無数の古傷を持つキャリア10年のベテラン選手。フェザーからバンタムへ転向した力石徹の、バンタム級でのデビュー戦の相手として呼び寄せられた。
松木(まつき)
声 - 鈴置洋孝(2)
アニメ版第2作に登場する、白木葉子の忠実な秘書。下の名は不明。髪を七・三に分け眼鏡をかけた、謹厳実直そうな若い男。だが原作に登場した松木は、禿げてチョビひげを生やした中年であった。
Missオヤマ
声 - 田の中勇(1)
マンモス西の応援を依頼された、元女形のオカマ。紀子のセーラー服とスカーフで変装した。
村上 輝明(むらかみ てるあき)
声 - 及川ヒロオ(2)
元・全日本ライト級チャンプの経歴を持つが、10年前に引退した焼き鳥屋台の親父。かつて海外で、まだ新人だった頃のホセ・メンドーサと対戦した事があり、ホセの事を聞くためにジョーが会いに行く。原作およびアニメ版第1作には登場しないが、アニメ版第2作オリジナルキャラで第26話に登場した。
村瀬 武夫(むらせ たけお)
プロボクシング六回戦に念願のデビューを果たしたジョーが、プロのリングで闘った最初のボクサー。
ユリ
声 - 野沢雅子(1)
ドサ回り巡業の同僚・稲葉と山歩きをしている途中で足をくじいたジョーが手当てをしてもらった桧山牧場の娘。原作には登場しないオリジナルキャラで、アニメ版第1作の第69話に登場した。

脚注[編集]

  1. ^ あしたのジョー・力石徹のモデルがいた」、『FLASH (写真週刊誌)』、光文社2005年8月23日発売。
  2. ^ "あしたのジョーのライバル・力石徹のモデル". 藤井智久 (チーフプロデューサー). 鶴瓶のニッポン武勇伝 言わずに死ねるかっ!!我が家のスゴイ人GP. All-nippon News Network. テレビ朝日. 2006年9月21日放送.
  3. ^ “力石のモデルは山崎照朝さんだった!!” (日本語). 中日スポーツ (中日新聞社). (2011年2月13日) 
  4. ^ アニメ版オリジナルキャラクター。ジョーと対戦したレオン・スマイリーは、かつてカロルドのスパーリングパートナーだった。
  5. ^ ただし前述の5人はほぼワンセットでレギュラーだったのに比べ、原作・アニメ第1作ともに出番が著しく少ない。アニメ版第2作に至っては未登場。
  6. ^ 軽やかなフットワークで相手を翻弄し、相手の攻撃をかわしたりガードするなど、疲弊したところをなまくら刀のような威力が低めのパンチを何度もお見舞いさせてグロッキーにさせるというもの。あまりのえげつなさに、プロボクサーである力石ですら顔に冷や汗を浮かべ戦慄を覚えていた。
  7. ^ 原作ではほとんど「ソムキッ」と表記されていたが、試合前の両選手紹介のコマのみ「ソムキッ」表記だった。アニメ版第2作では、終始「ソムキッ」に統一された。
  8. ^ 原作では、剣持 弘(けんもち ひろし)となっている。