劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! | |
---|---|
監督 | 長石多可男 |
脚本 | 小林靖子 |
出演者 |
佐藤健 白鳥百合子 中村優一 秋山莉奈 石丸謙二郎 渡辺裕之 松本若菜 溝口琢矢 |
音楽 | 佐橋俊彦 |
撮影 | いのくままさお |
配給 | 東映 |
公開 | 2007年8月4日 |
上映時間 |
69分(劇場公開版) 79分(ファイナルカット版) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 13億8,000万円 |
前作 | 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE |
次作 |
劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事(『電王』次作) 劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王(シリーズ次作) |
『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(げきじょうばん かめんライダーでんおう おれ、たんじょう!)は、2007年8月4日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー電王』の映画化作品である。同時上映作品は『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』。
概要
平成仮面ライダーの劇場作品はテレビシリーズ本編とはパラレルな世界観の中でストーリーが展開することが多いが、本作品は平成仮面ライダーシリーズの劇場版で初めて、テレビ本編と劇場版のストーリーが密接にリンクしている(詳細は後述のテレビ本編とのリンクを参照)。これまでの劇場版仮面ライダーシリーズにはテレビ本編の主要キャストの一部が登場していないことが多いが、本作品はテレビシリーズと繋がっているため全員登場した。
本作の脚本を手がけたのはテレビ本編のメインライターである小林靖子。劇場版仮面ライダーの脚本を手がけるのは今回が初である。また監督は当時62歳のベテラン長石多可男が担当。夏の劇場版ライダーを手掛けるのは小林同様初であったが、長石が手掛けた最後の映画作品となった。
従来のシリーズ同様、公開直前のテレビ本編ミニコ-ナーでは、本作関連の映像が放送された。ただしショートムービーではなく、「映画とれたて情報」と銘打ったメイキング映像となっている。毎週、イマジンたちがナビゲートする形式で、前作までと異なりBパートと予告の間に放送された。
- ゲスト
テレビシリーズとのリンク
本作品とテレビシリーズを始めとした他の電王シリーズとは、次のような描写で世界観を共有している。
- 時期的には第27話で劇場版の最初のシーンに至るまでの経緯が断片的に描かれており、第28話冒頭ではアバンタイトルで本作の戦闘シーンを使用しており、ストーリー上は「第27話⇒本作⇒第28話」の順になる。
- 第23-24話のゲストキャラクター・ジークがテレビ本編から3年後の設定で登場。
- 第25-26話には本作の時代の侑斗とデネブがタイムトラベルにより登場。それに合わせて本作のシーンが断片的に登場する。彼らの目的は様々な時間から良太郎を集め、電王ソード、ロッド、アックス、ガンフォームを集結させることだった。これが後述するテレビ本編でのクライマックスフォーム登場のきっかけとなるため、平成仮面ライダーの劇場版で行われてきた最強フォームの先行登場はなく、次作『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』がクライマックスフォームの劇場版初登場の作品となる。
- 本作以前の、牙王とその一味がテレビシリーズの第27話に登場している。
- 本作で初登場した「神の路線」や「人の記憶による破壊された街の復活」という設定は、テレビシリーズにも登場する。
- エンディングで小太郎が描いた野上一家の絵は『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で再登場する。
あらすじ
宝石泥棒に憑依したイマジンを追って、過去の世界に向かった良太郎たち。しかし、それはデンライナーを奪うために仕組まれた罠だった。首謀者は時の列車ばかりを狙う強盗集団の首領・牙王。彼は“神の路線”を走り、全ての時間を支配できるという神の列車を手に入れるため、オーナー達を人質にデンライナーを過去へ走らせる。
残された良太郎とハナにデンライナーから脱出したモモタロスが合流するが良太郎は牙王に蹴られたショックで電王に関わる記憶が欠落していた。そこで11歳の良太郎(劇中で小太郎と命名される)やジークとも遭遇。小太郎は時間を超える列車に乗ってみたいと彼らに同行を申し出る。一行は桜井侑斗の助けを借り、ゼロライナーでその後を追った。様々な時代を通り抜け、良太郎たちがデンライナーを発見したのは江戸時代初期の『大坂の役』の頃。そこで牙王は神の路線へ繋がる最後の封印を解こうとしていた。
主な登場人物
- 千姫(せんひめ)
- 徳川秀忠の娘。我が侭な性格。才蔵に連れられて、豊臣秀頼の元から幸村の砦にいやいや疎開するところでハナと出会う。敵地に潜入しようとしたハナを自分に変装させ、自分は脱走した。
- 真田 幸村(さなだ ゆきむら)
- 戦国時代の武将。ガオウライナーを発掘する代わりに、牙王に戦に加担してもらうことを約束した。
- 佐助(さすけ)
- 幸村の部下。真田十勇士の猿飛佐助であるかは明言されていない。牙王の命令で、戦国時代にやってきた良太郎達の命を忍者軍団と共に狙う。
- 才蔵(さいぞう)
- 幸村の部下。真田十勇士の霧隠才蔵であるかは明言されていない。千姫を秀頼の所へ送り届ける命令を受けていた。
- 野上 真一(のがみ しんいち)、野上 加世子(のがみ かよこ)
- 野上姉弟の両親。良太郎が幼いころに亡くなっている。
牙王の一味
牙王が率いる時の列車専門の強盗集団のメンバーで、『俺、誕生!』における敵。TVシリーズ第26・27話にも登場。イマジン達は後にTVシリーズ終盤でも別個体として登場している。イマジン達のモチーフは、トカゲ・蛇といった爬虫類で、元の童話も明らかとなっているが、本来の契約者は言及されていない(牙王本人かも不明)。契約しなくても、戦国時代の忍者に憑依した。
- 牙王(がおう) / 仮面ライダーガオウ
- 多数のイマジンを従え時の列車を狙う強盗集団の首領。豪胆で狡猾、物を手掴みで食べるなど、野性的であり、戦闘スタイルも獣のように荒々しいのが特徴。戦闘能力も極めて高く、ガオウ変身時には電王 ソード・ロッド・アックス・ガンフォームとゼロノス ベガフォームの5人を同時に圧倒する程の力量を見せつけた。3大欲求の一つ「喰らう」ことに貪欲で、時間をも喰おうと画策。全ての時間を支配できる神の列車を求め、デンライナーをジャックする。その存在はハナがその名を聞いて驚く程で、イマジン達にも一目置かれている。
- ガオウライナーを手に入れた後、特異点である電王(良太郎)を消すため、1988年12月26日(良太郎の誕生日)にタイムスリップしその日の時間の消滅を図る。その後、電王4フォームとゼロノス ベガフォームと戦闘を行った後、ガオウライナーでデンライナー・ゼロライナーと戦ったが、ガオウライナーを破壊されてしまう。最期は電王 ソードフォームとの一騎打ちの末、砂と化して消滅した。
- 演者の渡辺裕之の脳内設定では息子に先立たれて過去や思い出を消し去るために凶行に走ったとされている。
- モレクイマジン
-
- 身長:190cm
- 体重:112kg
- 『ご先祖様はみんな卵』(ケニア民話)からトカゲ(モレクリザード=モロクトカゲ)をイメージして誕生した。宝石泥棒の加藤浩と契約し、契約内容である「デカイ宝石店を襲うこと」を果たすため加藤浩に憑依する。その一方で真の目的である、デンライナーから電王を引き離す作戦に従事する。舌を伸ばして攻撃したり、鎌・ダガーが付いた武器を使う他、大勢の相手を次々と踏みつけるキック・長い舌も使用する[1]。目的を果たした後、電王 ソードフォームと戦うが、「エクストリームスラッシュ(俺の必殺技パート1)」で倒された。
- TVシリーズ終盤ではイマジン軍団として、『さらば電王』では死郎配下のイマジンとして登場した。
- コブライマジン
-
- 身長:195cm
- 体重:118kg
- 『クマたいじの勇者』(タイ民話)からコブラをイメージして誕生した。武器は剣。デンライナーに居座った際にナオミの体を触ったり、ニュートイマジンと2人がかりでオーナーに暴行を加えマスターパスを奪ったり、モモタロスらが憑けない状態の良太郎に手を出すなど、度々粗暴に振舞う[2]。中盤で電王 ウイングフォームと戦うが、「ロイヤルスマッシュ」で倒された。
- TVシリーズ終盤ではイマジン軍団として、『さらば電王』では死郎配下として複数体登場。
- 『W&ディケイド』の『ディケイド 完結編』ではスーパーショッカーに選りすぐられた“精鋭”として登場。
- ゲッコーイマジン
-
- 身長:197cm
- 体重:120kg
- 『井守の怪』(『北越奇談』)からヤモリをイメージして誕生した。武器は剣。常にニュートイマジンにくっ付いており、デンライナーの車内ではニュート・花札[3]に興じる[4]。劇中後半で、電王 ロッドフォームと戦うが、「デンライダーキック」で倒された。 TVシリーズの第40話・第47話・最終話には別個体が登場。
- 『クライマックス刑事』では、デンライナー署にあったイマジンの指名手配に傷害容疑として載っていた。
- 『さらば電王』では死郎配下として複数体登場。『ディケイド』第1話にも登場している。
- 『W&ディケイド』の『ディケイド 完結編』ではコブライマジンと同様にスーパーショッカーに選りすぐられた“精鋭”として登場し、ズ・ゴオマ・グ(究極体)と共にディケイドと戦うが剣を奪われて二体とも斬り倒された[5]。
- 『スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーの怪人の1体として登場。
- ニュートイマジン
-
- 身長:192cm
- 体重:118kg
- 『井守の怪』(『北越奇談』)からイモリをイメージして誕生した。武器は両手に持った鎌。車内ではゲッコーイマジンと花札に興じる。ゲッコーイマジンにくっ付かれているが、本人はあまり気にしていない。劇中後半で電王 アックスフォームと戦うが、「ダイナミックチョップ」で倒された。TVシリーズの第40話には別個体が登場。
- 『クライマックス刑事』では、デンライナー署にあったイマジンの指名手配に不法侵入容疑として載っていた。
- 『さらば電王』では死郎配下として登場した。
- サラマンダーイマジン
-
- 身長:207cm
- 体重:141kg
- 『死神ショロトルの化身』(アステカ神話)からサンショウウオをイメージして誕生した。武器はハンマー・鉄球(鉄球は劇中未使用で、後にTVシリーズに登場するアルマジロイマジンに流用された)。車内ではナオミをメイド扱いしコーヒーを出すよう命令したり、コブラと同様ナオミに触るなど、行儀が悪く態度も高圧的。劇中後半で電王 ガンフォームと戦うが、「ワイルドショット」で倒された。
- スーツが後にTVシリーズの第45話に登場したスノーマンイマジンに改造されたため、牙王配下のイマジンで唯一別固体が登場しない[6]。
- 『クライマックス刑事』では、デンライナー署にあったイマジンの指名手配に窃盗容疑として載っていた。
仮面ライダー
仮面ライダーミニ電王
- 身長:115cm
- 体重:45kg
- パンチ力:2.5t
- キック力:3.5t
- 走力:100mを7.5秒
- ジャンプ力:ひと跳び17.5m
記憶喪失になった良太郎にとり憑けずにいたモモタロスが、代わりに小太郎に憑依し変身した特殊形態。
外見はソードフォームそのものであるが、身体の各パーツは小太郎の体格に合わせて小型化されている。武器もデンガッシャー・ソードモードを使用。ガオウが放った忍者軍団を小柄な素早い動きでなぎ倒した。
『超・電王』以降良太郎が少年の姿になってしまってからはミニ電王ではなく通常と同じ大きさに変身しているが、これは身体が小さくなっても記憶がそのままであったため。
仮面ライダーガオウ
- 身長:198cm
- 体重:102kg
- パンチ力:7t
- キック力:6t
- 走力:100mを6.2秒
- ジャンプ力:ひと跳び25m
牙王が自身のオーラをフリーエネルギーに変換して変身する仮面ライダー。名称やツールなどは電王と共通する部分が多く見受けられるが、フォームチェンジ機構は搭載されておらずプラットフォームに相当する形態も若干異なる。『俺、誕生!』劇場公開版では最初から装甲が装着される様子が描かれていたが、ファイナルカット版では修正され、プラットフォームにオーラアーマーが装着される描写がなされている。
基本カラーは銅でオーラアーマーには緑青の錆が浮いている。電仮面や肩、胸に設置された牙のような物が特徴で、電王と異なり体を走るレールにも牙のようなオーラーアーマーが装着されている。電仮面はワニの顔を模した形状で、複雑な変形の後に装着される。総合スペックは特別高いわけではないが、牙王の戦闘技術もあいまって劇中では電王の基本4フォームとゼロノス ベガフォームを圧倒した。左足に炎を纏って蹴る技もある。
- ツール
-
- マスターパス
- ガオウへの変身などに用いる金色のパス。元はオーナーの物だったが、牙王に奪われた。“神の路線”に入るためのキーアイテムで、インフィニティ(無限)と書かれた特殊なチケットと組み合わせて使用される。パス自体の機能かは不明だが、牙王の手元から離れ自動的にセタッチを行う描写が見られる[7]。
- ガオウベルト
- ガオウのベルト型変身ツール。基本カラーは黒で、フォームスイッチはガオウフォーム[8]のものが1つのみ。形状はターミナルバックルを除けば、ウイングフォームのデンオウベルトと同様である。主な機能はデンオウベルト等と同様。牙王が変身の意思を示すと、炎と共に腰に出現して自動的に装着される。
- 変身待機音はパイプオルガンの演奏のような荘厳なもの。
- ガオウガッシャー
- ガオウが携行するデンガッシャーに似た武器。ガオウメタル(オーラアーマーの1種)によって構成されている。デンガッシャーと同じく通常は4つのパーツに分離してベルト両サイドのホルダーにセットされているが、状況に応じて連結させることが可能。劇中で唯一使用されたソードモードは、デンガッシャーのそれとは異なり剣先が黄色い鋸状のものとなっている。ソードモード以外使用可能なのか、存在するのかは不明。
- ライダーチケット
- 過去に向かう際に必要となる特殊なチケット。劇中では「神の路線」に入る「Infinity」と書かれたチケットを使用。背景に∞(メビウスの輪)が描かれている。
- 『EPISODE YELLOW』ではオーナーがこれと同様のチケット(デンライナー専用で、カラーリングが白を基調としている)が持参しており、良太郎をデンライナーの運用としてこのチケットを託した。
- 必殺技
-
- タイラントクラッシュ
- フルチャージによりオーラソードを強化し、本体から分離させて遠隔操作する形で相手を斬り裂く。電王の「エクストリームスラッシュ」を遥かに凌ぐ威力を持つ。
- 専用ビークル
-
- ガオウストライカー
-
- ベース車種:ホンダXR250
- ガオウライナーの運転席を兼ねるバイク型のコントローラー。フロント部に銅色の牙を模したパーツが追加されていることを除けば、電王のマシンデンバードと外見・スペック・機能は同様。劇中ではガオウライナーの操縦にのみ使用された。
ガオウライナー
電車型のタイムマシンで、劇中では「神の列車」と呼称される。キバと後続車両で構成される。ガオウライナーという呼称は本作には登場せず、本作の時代の侑斗とキンタロスが憑く前の良太郎がテレビ本編で一度呼称したのみである。
どんな時代にも行くことができる特別な路線「神の路線」を走り、全ての時間を支配することが可能な特別な列車。オーナーや侑斗によると古代の王により作られたが、あまりにも強大な力を持つために1度も走ることはなかったらしい。
牙王の最大の目的であり、彼はこれを手に入れるために今回の行動(デンライナーのジャック)を起こす。戦国時代に封印されていたが、最終的に真田幸村の協力を得た牙王が発掘し、牙王の物になる。テレビ本編第25-27話にも登場。
- キバ
- 全長:26m(展開時)
- 全幅:3.38m
- 全高:4.49m
- ガオウライナーの1号車を構成する戦闘車両。モチーフはワニで、基本カラーは銅。マシンガオウストライカーの格納庫を兼ねており、ガオウライナー全体の制御車でもある。
- バトルモード時は巨大なワニのような外見となり、物質や時間を喰い尽くし消す他、ワニの口にあたる部分からフリーエネルギーの破壊光線を発射したり、上に付いている鰭をミサイルとして飛ばすことが可能。
- 過去の時間を「変える」のではなく「消す」ため、過去の影響を受けないはずの特異点にとっても危険である。
- 後続車両
- 全長:25m(全車)
- 全幅:3.9m(全車)
- 全高:3.65m(全車)
- キバの後方に複数両(7 - 8両)が連結されている。武器は上部に装備されたミサイル。
- 描写がないため内部の詳細は不明。玩具も発売されなかった。
キャスト
- 野上良太郎 / M、U、K、R、W良太郎 - 佐藤健
- ハナ - 白鳥百合子
- 桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム(声) - 中村優一
- ナオミ - 秋山莉奈
- 野上愛理(現代の愛理) - 松本若菜
- 尾崎正義 - 永田彬(RUN&GUN)
- 三浦イッセー - 上野亮
- オーナー - 石丸謙二郎
- 小太郎(11歳の良太郎) / M小太郎 - 溝口琢矢
- 加藤浩 - 松本実
- 野上加世子 - 松井涼子
- 野上真一 - 佐々木征史
- 野上愛理(1988年の愛理) - 工藤美友里
- 古代の王 - イムティアズ
- 佐助 - 川口真五(友情出演)
- 才蔵 - 山口祥行(友情出演)
- 真田幸村 - 陣内智則
- 千姫 - 星野亜希
- 牙王 / 仮面ライダーガオウ(声) - 渡辺裕之
声の出演
- モモタロス / M良太郎 / 仮面ライダー電王 ソードフォーム / M小太郎 / 仮面ライダーミニ電王 ソードフォーム - 関俊彦
- ウラタロス / U良太郎 / 仮面ライダー電王 ロッドフォーム - 遊佐浩二
- キンタロス / K良太郎 / 仮面ライダー電王 アックスフォーム - てらそままさき
- リュウタロス / R良太郎 / 仮面ライダー電王 ガンフォーム、ゲッコーイマジン - 鈴村健一
- デネブ / 仮面ライダーゼロノス ベガフォーム - 大塚芳忠
- ジーク / W良太郎 / 仮面ライダー電王 ウイングフォーム - 三木眞一郎
- モレクイマジン - 徳山秀典(友情出演)
- コブライマジン - 萩野崇(友情出演)
- ニュートイマジン - 齋藤ヤスカ(友情出演)
- サラマンダーイマジン - 内山眞人(友情出演)
スーツアクター
- 仮面ライダー電王[9] / モモタロス[9] - 高岩成二
- 仮面ライダーゼロノス[9] - 伊藤慎
- ウラタロス[9] / 仮面ライダー電王 ロッドフォーム[10] - 永徳
- キンタロス[9] - 岡元次郎
- リュウタロス[9] - おぐらとしひろ
- デネブ[9]、仮面ライダーガオウ[9] - 押川善文
- ジーク[9] / 仮面ライダー電王 ウイングフォーム[11] - 永瀬尚希
- 敵イマジン - 佐藤賢一[9]、渡辺淳[9]、伊藤教人[9]、六本木康弘[9]
- 仮面ライダーミニ電王 ソードフォーム[9] - 佐野弥生
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 梶淳(テレビ朝日)、白倉伸一郎・武部直美(東映)
- 監督 - 長石多可男
- 脚本 - 小林靖子
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 撮影 - いのくままさお
- 照明 - 斗沢秀
- 美術 - 大嶋修一
- 録音 - 畑幸太郎
- 編集 - 長田直樹
- 整音 - 曽我薫
- 助監督 - 柴崎貴行
- スクリプター - たかいわれいこ
- デザインワーク - 早瀬マサト(石森プロ)、菊地和浩・阿部統・田野部尚伯・高木義弘(PLEX)
- クリーチャーデザイン - 韮沢靖
- 衣装造形 - 竹田団吾
- プロデュース補 - 大森敬仁、郷田龍一
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 特撮監督 - 佛田洋
- 配給 - 東映
- 製作 - 劇場版「電王・ゲキレンジャー」製作委員会(東映、テレビ朝日、東映アニメーション、東映ビデオ、アサツー ディ・ケイ、東映エージエンシー、バンダイ)
キャッチコピー
- 戦闘神、降臨!! 急行せよ、時空の彼方へ。
主題歌・挿入歌
- 「夢で逢えたなら…」
- 作詞・作曲 - shogo.k / 編曲 - 亀田誠治 / 歌 - 175R
- 「Climax Jump(Hip-Hop Version)」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - AAA DEN-O form
- 冒頭のR良太郎登場シーンで流れる。
- 「Double-Action GAOH form」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - LOVE+HATE / 編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 牙王(渡辺裕之)
- ファイナルカット版のガオウ対ゼロノスの戦闘シーンで追加された。
- 「Double-Action Wing form」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - LOVE+HATE、鳴瀬シュウヘイ / 編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - ジーク(声:三木眞一郎) & 野上良太郎(佐藤健)
- ファイナルカット版の電王 ウイングフォーム対コブライマジンの戦闘シーンで追加された。
続編
- 仮面ライダー電王 ファイナルステージ
- 『仮面ライダー電王』のテレビ本編放映終了を記念してのイベント。本作とともに、テレビ本編の後日談にもなっている。
トピックス
- 『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』と本作の間に、劇場版シリーズ初となる短編作品『モモタロスのなつやすみ』を上映(これまでは2作品を続けて上映していた)。この作品は、モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロス・デネブに加え、『ゲキレンジャー』のマスター・シャーフーも登場する、クロスオーバー作品となっている。
- 前売り券の購入特典として、電王 ソードフォームとゲキレッドがそれぞれ描かれた「仮面ライダー電王 交通安全お守り」と「ゲキレンジャー 身体健勝お守り」が配布された(どちらか1つ選択)。お守りは、大ヒット祈願で参拝した豊川稲荷東京別院(赤坂豊川稲荷)で魂が込められている。
- 7月7日からのプレミア付き前売り券の購入特典に、モモタロスの未契約バージョン付き前売り券が発売。販売当日で売り切れるという事態が全国各地で発生した。[要出典]
- 同じテレビ朝日系列で放送されているアニメであるクレヨンしんちゃんにおいて、この映画の宣伝を兼ねた60分スペシャル番組(クレヨンしんちゃん 真夏の夜にオラ参上! 嵐を呼ぶ 電王VSしん王 60分スペシャル、2007年8月3日)が編成され、クロスオーバー作品が放映された(「仮面ライダー電王+しん王」)。
- 夏休み期間中に行われるスタンプラリーが東京急行電鉄、阪急阪神東宝グループ系鉄道(阪急、阪神、能勢)、JR九州で行われていた。そのうち東急ではラッピング電車の運行、阪急では握手会なども行われた。
- エイベックスが音楽に関わる平成ライダー作品では、従来映画封切前に劇場版サウンドトラックが発売されていたが、本作のサウンドトラックは諸般の事情により公開開始から約2ヵ月半遅れ、2007年10月24日に発売された。
- 本作品は2009年8月2日15:30 - 17:25枠、テレビ朝日系でノーカットによる地上波初放送された。
映像ソフト化
- デンライナーの車窓から 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! メイキング(DVD1枚組、2008年1月21日発売)
- 撮影風景のドキュメンタリー、スタッフやキャストのインタビューを収録。
- 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! 通常版DVD(1枚組、2008年1月21日発売)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- 特報・劇場予告編
- 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! コレクターズパックDVD(3枚組、2008年1月21日発売)
- ディスク1:本編DVD(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD1
- 製作発表会見
- 仮面ライダー電王〜ラッピングトレイン出発式〜
- 完成披露試写会舞台挨拶
- 渡辺裕之 一日駅長
- 劇場版「仮面ライダー電王」公開記念〜懐かしの&ちょっと前の仮面ライダーオールナイト〜
- 公開初日舞台挨拶
- TVスポット集
- ディスク3:特典DVD2
- スーツアクター徹底研究
- デンライナーの車窓から 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! メイキング 補完版
- 初回限定特典
- ライダーチケット型ライナーカード(4枚)
- 特製スリーブケース
- 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! Blu-ray(1枚組、2009年4月21日発売)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- 特報・劇場予告編
- おまけ「モモタロスのなつやすみ」
- 劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! ファイナルカット版DVD(1枚組、2008年5月21日発売)
- 本編: 約12分の未公開エピソードを追加・再編集、CG修正やBGM変更を施した本編を収録
- 映像特典
- おまけ「モモタロスのなつやすみ」
- 新作案内
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(監督:長石多可男)
- 初回限定特典
- スペシャルCD「Double Action Wing form / Double Action Wing form ジーク セリフVer.」
脚注
- ^ これは声を演じた徳山秀典が前作『カブト』で(変身前を)演じた仮面ライダーキックホッパーの技。
- ^ 声を演じた萩野はかつて『龍騎』で同じ蛇がモチーフの仮面ライダー王蛇を演じているが、スタッフによればこれは偶然だったとのこと。
- ^ 何故か劇場版のパンフレットではトランプになっている。
- ^ デザイナー韮沢靖がヤモリとイモリの英語表記を取り違えたため、gecko = ヤモリではなくイモリをイメージしてデザインされた。この取り違えはニュートイマジンについても同様で、newt = イモリではなくヤモリをイメージしたデザインとなっている。また韮沢は牙王の配下を爬虫類由来のイマジンで揃える予定だったが、イモリは両生類である。(韮沢靖『仮面ライダー電王 韮沢靖イマジンワークス SAY YOUR WISH…』p.86にて)
- ^ ゲッコーイマジンの剣は『さらば電王』でもコブライマジンの一体が使用した物を電王 アックスフォームに奪われ、味方を巻き込んで撃破されている。
- ^ 韮沢によるとモデル及び立ち位置は「アクマイザー3のガブラ」であるらしい(韮沢靖『仮面ライダー電王 韮沢靖イマジンワークス SAY YOUR WISH…』p.88にて)。
- ^ ただし、これに似た描写が『さらば電王』にも見受けられる。
- ^ ベルトからの発音のみで、商品化などの際に表記されることはない。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 本編エンドロール
- ^ 「LIST OF WORKS 永徳」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、93頁頁。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- ^ 「LIST OF WORKS 永瀬尚希」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、53頁頁。ISBN 978-4-7783-1210-7。