浅野拓磨
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![]() VfBシュトゥットガルトでの浅野 | ||||||
名前 | ||||||
愛称 | ジャガー | |||||
カタカナ | アサノ タクマ | |||||
ラテン文字 | ASANO Takuma | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1994年11月10日(23歳) | |||||
出身地 | 三重県菰野町 | |||||
身長 | 173cm | |||||
体重 | 71kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | FW | |||||
背番号 | 11 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2004-2006 | ペルナSC(竹永小) | |||||
2007-2009 | 菰野町立八風中学校 | |||||
2010-2012 | 三重県立四日市中央工業高等学校 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2013-2016 | サンフレッチェ広島 | 60 | (13) | |||
2016- | アーセナルFC | |||||
2016- | →シュトゥットガルト (loan) | 41 | (5) | |||
代表歴2 | ||||||
2015- |
![]() | 17 | (3) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2017年12月17日現在。 2. 2017年11月14日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
浅野 拓磨(あさの たくま、1994年11月10日 - )は、三重県出身のプロサッカー選手。ドイツ・ブンデスリーガ・VfBシュトゥットガルト所属。ポジションはフォワード。日本代表。
目次
来歴[編集]
プロ入り前[編集]
浅野は7人兄弟の三男で、男の子6人に末っ子が女であった。兄弟の影響で幼い頃から自身もサッカーを始めた。小学生時代はペルナSC、中学生時代は菰野町立八風中学校でプレーした。ちなみに2チームとも県外遠征をすることはあれども、当時は全国的には無名なチームだった。高校進学時は家庭の経済環境を考えた上でサッカーをしようと考えていたが、中学サッカー部の顧問や担任が両親を熱心に説得したことから地元サッカーの名門三重県立四日市中央工業高等学校へ進学することとなった。
進学した四中工では同期に田村翔太がおり共に活躍した。浅野は1年からAチームに絡み2年生からレギュラーを獲得し[1]、高校選手権では3年連続(第89回・第90回・第91回)で出場を果たし、特に第90回大会では史上4人目となる初戦から決勝まで全試合得点を挙げ大会得点王となった。第90回および第91回大会優秀選手および高校選抜にも選ばれ、高校卒業の際には横浜F・マリノスやサンフレッチェ広島含め複数クラブから獲得オファーが届いた[2]。
サンフレッチェ広島時代[編集]
2013年、浅野はサンフレッチェ広島とプロ契約を結んだ。同期入団に朴亨鎮・野津田岳人・金廷錫がいた。
2015年4月18日のFC東京戦でリーグ戦初ゴールを挙げる。また、リーグ戦ではスーパーサブに定着して全8得点は途中出場での得点となった。12月5日、チャンピオンシップの決勝ではガンバ大阪と対戦し、第2戦で佐藤寿人に代わって途中出場をして貴重な得点をあげた。 この活躍が評価され、浅野はJリーグアウォーズ2015においてベストヤングプレイヤー賞を受賞した[3]。
2016シーズンより背番号が「10」に変更された[4]。3月16日、AFCチャンピオンズリーグ第3節のブリーラム・ユナイテッドFCで2得点を決めてグループリーグ初勝利に貢献した。3月20日の大宮アルディージャ戦で先発出場したため、浅野の連続試合途中出場記録が歴代最長の33試合でストップした。7月18日、移籍前最終戦となった2ndステージ第4節の横浜F・マリノス戦ではフル出場し、広島を後にした。
シュトゥットガルト時代[編集]
2016年7月3日、プレミアリーグ・アーセナルFCへの完全移籍が発表された[5]が労働許可が下りず、8月26日にブンデスリーガ2部(当時)のシュトゥットガルトへ1年間の期限付き移籍する事が発表された[6]。9月8日、リーグ戦の1.FCハイデンハイム戦で途中出場をして移籍後初出場を果たした。9月20日、第6節のブラウンシュヴァイク戦で初アシストを記録。10月30日、第11節の山田大記が所属しているカールスルーエSC戦で移籍後初得点を決めた。2017年4月9日、カールスルーエSCとのダービーマッチでは移籍後初の1試合2得点を決めて勝利に貢献した。
2017年6月22日、シュトゥットガルトに残留することが発表された[7]。8月19日、開幕戦のヘルタ・ベルリン戦でブンデス1部デビューを飾った。11月25日、第13節のハノーファー96戦で今季初得点とともにブンデス1部初得点を決めた[8]。
日本代表[編集]
- 世代別代表
2016年、AFC U-23選手権2016にU-23日本代表として参加、決勝のU-23韓国戦では後半から投入され、2得点を挙げてU-23日本代表の逆転勝利の立役者のひとりとなった。同年6月3日に行われたキリンカップサッカー2016・ブルガリア戦で後半14分に途中出場し、後半42分に自身で得たPKを決め、A代表初ゴールを挙げた[9]。6月7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では代表初先発で起用された。
同年7月1日、リオデジャネイロオリンピックの18人のメンバーに選出された。初戦のU-23ナイジェリア代表戦[10]と第2戦のU-23コロンビア代表戦では得点を挙げ[11]、第3戦のU-23スウェーデン代表戦にも出場したが、チームはグループリーグ敗退となった。
- A代表
2015年7月23日に浅野は東アジアカップ2015に出場する日本代表メンバーに初選出された。8月2日の北朝鮮戦で代表初出場を果たした。
2016年9月1日に行われたW杯アジア3次予選1戦目・UAE戦では、後半から出場したがゴールラインを割ったように見えたシュートがゴールと認められず、「幻のゴール」となった[12]。同月6日に行われた第2戦目のタイ戦では、A代表初スタメンで出場し、後半30分に得点も挙げた[13]。
2017年8月31日、オーストラリア戦では右WGとして先発に抜擢されると、長友佑都からのクロスに合わせ貴重な先制点を挙げ、2-0での勝利と共に6大会連続W杯出場に貢献した。
人物[編集]
- 浅野の愛称であるジャガーは、サンフレッチェ広島携帯サイトのコラム内でライターの中野和也の「石原直樹がピューマのようであるなら、浅野拓磨はジャガーのようである」というフレーズが由来になっている。その後、Jリーグタイム(NHK BS1)のコーナーで「ジャガー浅野」の愛称が紹介され、同時期の自身の好調もありこの愛称が定着した。ゴールを決めた後は、顔の横で両手の爪を立てて口を大きく開ける『ジャガーポーズ』を見せる[14]。
- 30mを3.67秒で走るスピードが武器となっている。なお、この数字はフットボール界で最速と言われるピエール=エメリク・オーバメヤン(30m走3.70秒)や100m走の世界記録保持者のウサイン・ボルト(30m走3.78秒)より速い記録となっている[15]。
所属クラブ[編集]
ユース経歴
- ペルナSC
- 菰野町立八風中学校
- 三重県立四日市中央工業高等学校
プロ経歴
- 2013年 - 2016年7月
サンフレッチェ広島
- 2014年 - 2015年
Jリーグ・アンダー22選抜
- 2014年 - 2015年
- 2016年7月 -
アーセナルFC
- 2016年8月 -
VfBシュトゥットガルト (期限付き移籍)
- 2016年8月 -
個人成績[編集]
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2013 | 広島 | 29 | J1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 6 | 0 |
2014 | 11 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 13 | 0 | |||
2015 | 32 | 8 | 5 | 4 | 5 | 4 | 42 | 16 | |||
2016 | 10 | 14 | 4 | - | - | 14 | 4 | ||||
ドイツ | リーグ戦 | リーグ杯 | DFBポカール | 期間通算 | |||||||
2016-17 | シュトゥットガルト | 11 | ブンデス2部 | 24 | 4 | - | 1 | 0 | 25 | 4 | |
2017-18 | ブンデス1部 | - | |||||||||
通算 | 日本 | J1 | 58 | 12 | 7 | 4 | 10 | 4 | 75 | 20 | |
ドイツ | ブンデス1部 | - | |||||||||
ドイツ | ブンデス2部 | 24 | 4 | - | 1 | 0 | 25 | 4 | |||
総通算 | 82 | 16 | 7 | 4 | 11 | 4 | 100 | 24 |
その他の公式戦
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | 期間通算 | ||||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||||||
日本 | リーグ戦 | 期間通算 | |||||||||
2014 | J-22 | - | J3 | 2 | 0 | 2 | 0 | ||||
2015 | 1 | 0 | 1 | 0 | |||||||
通算 | 日本 | J3 | 3 | 0 | 3 | 0 | |||||
総通算 | 3 | 0 | 3 | 0 |
- 2014年
- XEROX SUPER CUP 1試合1得点
- 2015年
- Jリーグチャンピオンシップ 2試合1得点
- 2016年
- XEROX SUPER CUP 1試合1得点
国際大会個人成績 | FIFA | |||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | クラブW杯 | ||||
2013 | 広島 | 29 | 0 | 0 | - | |
2014 | 6 | 0 | - | |||
2015 | - | 4 | 1 | |||
2016 | 10 | 4 | 3 | - | ||
通算 | AFC | 10 | 3 | 4 | 1 |
略歴[編集]
- 公式戦初出場 : 2013年9月8日 天皇杯2回戦対福岡大学戦(福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場)
- 90分+3、佐藤寿人と途中交代出場
- Jリーグ初出場 : 2013年9月14日 J1第25節対川崎フロンターレ戦(等々力陸上競技場)
- 82分、千葉和彦と途中交代出場
- 公式戦初得点:2014年2月22日 ゼロックススーパーカップ対横浜F・マリノス戦(国立競技場)
- 59分佐藤寿人と途中交代出場、66分ゴール
- Jリーグ初得点:2015年4月18日 J1・1st第6節対FC東京戦(味の素スタジアム)
- 72分佐藤寿人と途中交代出場、82分ゴール
- J1連続試合途中出場記録:33試合(歴代最長)
代表歴[編集]
出場大会[編集]
- U-18日本代表
- 日本高校サッカー選抜
- NEXT GENERATION MUCH(2012年)
- U-20日本代表
- U-21日本代表
- U-22日本代表
- U-23日本代表
- 日本代表
- 2015年 - 東アジアカップ2015
- 2016年 - キリンカップサッカー2016
- 2016年 - 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
試合数[編集]
- 国際Aマッチ 17試合 3得点(2015年 - )
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2015 | 3 | 0 |
2016 | 7 | 2 |
2017 | 7 | 1 |
通算 | 17 | 3 |
ゴール[編集]
# | 開催年月日 | 開催地 | 対戦国 | 勝敗 | 試合概要 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 2016年6月3日 | 日本、豊田 | ![]() |
○7-2 | キリンカップサッカー2016 |
2. | 2016年9月6日 | タイ、バンコク | ![]() |
○2-0 | 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 |
3. | 2017年8月31日 | 日本、埼玉 | ![]() |
○2-0 | 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- Jリーグ ディビジョン1 / 明治安田生命J1リーグ:2回 (2013年、2015年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:3回 (2013年、2014年、2016年)
- 2. ブンデスリーガ:1回 (2016-17年)
代表[編集]
- AFC U-23選手権2016(2016年)
個人[編集]
- Jリーグベストヤングプレーヤー賞 (2015年)
脚注[編集]
- ^ “【高校選手権・注目校インタビュー】田村翔太×浅野拓磨(三重県立四日市中央工業)”. サッカーキング (2012年12月29日). 2013年2月26日閲覧。
- ^ “横浜FM、昨年度選手権得点王の四中工FW浅野の獲得を目指す”. ゲキサカ (2012年9月28日). 2013年2月26日閲覧。
- ^ “ベストヤングプレーヤー賞に浅野拓磨”. デイリースポーツ (2015年12月21日). 2016年1月14日閲覧。
- ^ “広島浅野が背番「10」、後輩森島司が「29」継承”. 日刊スポーツ (2016年1月14日). 2016年1月14日閲覧。
- ^ “浅野拓磨選手 アーセナル(イングランド/プレミアリーグ)へ完全移籍合意のお知らせ”. サンフレッチェ広島 (2016年7月3日). 2016年7月3日閲覧。
- ^ “浅野拓磨、細貝所属のシュトゥットガルトへレンタル”. kicker (2016年8月26日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ 浅野拓磨のシュトゥット残留、レンタル元のアーセナルも発表「幸運を」Kicker日本語版 2017年6月22日
- ^ 浅野拓磨が今季初ゴール!…こぼれ球を左足で押し込み貴重な先1制弾サッカーダイジェスト(2017年11月25日)
- ^ 浅野PKで代表初得点ジャガーポーズもデイリースポーツ 2016年6月3日
- ^ 日本、リオ五輪黒星発進…大量5失点で当日現地入りのナイジェリアに屈するサッカーキング 2016年8月5日
- ^ 日本、ドローで決勝T進出に望みつなぐ…2点差から浅野&中島弾で同点にサッカーキング 2016年8月8日
- ^ 浅野の“幻のゴール”、判定で日本がAFCに抗議文提出産経ニュース 2016年9月1日
- ^ 浅野拓磨「気持ちで押し込んだ」幻ゴール払拭の1発日刊スポーツ 2016年9月6日
- ^ 2発ジャガー浅野拓磨、五輪メダルへ「通過点」 nikkansports.com 2016年2月1日
- ^ 浅野拓磨が“五輪級の記録”でオバメヤン&ボルト超え! 独紙も驚愕「30mで3.67秒は異常な数値だ」 theWORLD(ザ・ワールド) 2017年1月29日
参考資料[編集]
- 浅野拓磨 - ゲキサカ
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 浅野拓磨 Takuma Asano (@AsaTaku29) - Twitter
- Takuma Asano (asatakugram) - Instagram
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