武藤雄樹

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武藤 雄樹
名前
愛称 ムトウ、ムトー
カタカナ ムトウ ユウキ
ラテン文字 MUTO Yuki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1988-11-07) 1988年11月7日(35歳)
出身地 神奈川県座間市[1]
身長 170cm
体重 68kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 柏レイソル
ポジション FW / MF
背番号 9
利き足 右足
ユース
2004-2006 武相高等学校
2007-2010 流通経済大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2011-2014 ベガルタ仙台 70 (6)
2015-2021 浦和レッズ 196 (41)
2021- 柏レイソル 51 (8)
代表歴
2015 日本の旗 日本 2 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月4日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

武藤 雄樹(むとう ゆうき、1988年11月7日 - )は、神奈川県座間市出身のプロサッカー選手Jリーグ柏レイソル所属。ポジションはフォワードミッドフィールダー。元日本代表

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

流通経済大学1年の時にJFLで15得点を獲得してJFLの得点ランキングで5位となった。また4年の時には主将として関東大学リーグで得点ランキングで2位となり、ベストイレブンとベストヒーロー賞を獲得した。

ベガルタ仙台[編集]

2011年にベガルタ仙台に入団。2011年10月8日の第91回天皇杯の2回戦ソニー仙台FC戦で決勝点となるペナルティキックを決めてプロ初得点を決めたのに続いて、翌週の10月15日のJ1リーグアビスパ福岡戦でリーグ戦初得点を決めた。

浦和レッズ[編集]

2014年12月12日、浦和レッズへ完全移籍することが発表された[2]。4月19日、第6節の横浜F・マリノス戦で移籍後初ゴールを決めると、2シャドーの一角としてレギュラーに定着した。 2015年6月3日の柏レイソル戦で、公式戦4試合連続ゴールを記録。浦和では福田正博エメルソン田中達也ワシントンに並ぶ記録となった。6月20日ヴィッセル神戸戦で梅崎司の先制点をアシストし、1stステージ優勝に貢献した。8月22日の古巣のベガルタ仙台戦でプロでは自身初となるシーズン二桁得点を達成した。また最終的にスコアを13得点まで伸ばし、チーム内得点王となった。

2016年には背番号「9」を背負う。4月24日、1stステージ第8節の川崎フロンターレ戦で1得点をきめてチームは首位に浮上した。10月29日、2ndステージ第16節のジュビロ磐田戦では先制点を決めて2ndステージ優勝に貢献した。

2017年4月7日、第6節のベガルタ仙台戦では古巣相手に得点を決めた。

柏レイソル[編集]

2021年7月12日、柏レイソルへの完全移籍が発表された[3]。同年8月9日、J1リーグ第23節・ヴィッセル神戸戦で移籍後初出場した[4]

2022年6月18日、J1リーグ第17節・ヴィッセル神戸戦で移籍後初得点を記録した[5]。同年7月10日、J1リーグ第21節・サガン鳥栖戦で決勝点を決めて勝利に貢献し、史上98人目のJ1通算50得点を記録した[6]。 33歳8カ月3日での到達は日本選手で7番目の年長到達となった[7]

日本代表[編集]

2015年7月23日、EAFF東アジアカップ2015に出場する日本代表メンバーに初選出された。8月2日の北朝鮮戦で代表初出場を果たし、初得点も決めた。この大会で得点王に輝いた。

エピソード[編集]

  • ロメロ・フランク白井裕人は大学の同期。また1年先輩に浦和でチームメイトになる宇賀神友弥がいた[8]
  • 仙台時代、2014年5月7日に行われたヴィッセル神戸戦後、チームメイトのダニエル・ヴコヴィッチTwitter上で寿司を巡る可笑しなやりとりを交わした。これがネット上で話題を呼び「武藤と言えば寿司」というイメージが作られた。2018年8月には「がってん寿司」を経営するアール・ディー・シーとスポンサー契約を締結したことをTwitter上で報告した[9]。以降、武藤が得点を決めた際は「がってん寿司」のロゴマークを模したポーズを決めることが恒例となっている。
  • 同じ武藤繋がりでプロレスラー武藤敬司と親交を持つようになり、武藤雄樹の活躍を知った武藤敬司から2015年の1stステージで無敗優勝を決めたらプロレスLOVEポーズを公認すると宣言された。その期待に応えるように浦和レッズは無敗優勝を決め、上記の「がってん寿司」と契約するまでゴールを決めた時は、プロレスLOVEポーズを披露していた。

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2007 流経大 - JFL 21 15 - 1 0 22 15
2008 11 19 5 - 2 3 21 8
2009 19 9 - 1 0 20 9
2010 流経大FC 32 4 2 - - 4 2
流経大 11 - - - 1 0 1 0
2011 仙台 19 J1 5 1 1 0 3 2 9 3
2012 13 1 7 1 1 0 21 2
2013 22 0 1 0 1 0 24 0
2014 30 4 6 1 1 0 37 5
2015 浦和 32 13 2 0 4 0 38 13
2016 9 34 12 5 1 1 0 40 13
2017 31 6 2 1 2 1 35 8
2018 32 7 5 0 6 0 43 7
2019 23 1 2 0 1 0 26 1
2020 28 2 1 0 - 29 2
2021 16 0 3 0 1 0 20 0
19 13 0 0 0 0 0 13 0
2022 9 19 7 0 0 2 0 21 7
2023 19 1 5 1 4 0 28 2
2024
通算 日本 J1 317 55 40 5 27 3 384 63
日本 JFL 63 31 - 4 3 67 34
日本 - - 1 0 1 0
総通算 380 86 40 5 32 6 452 97

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2013 仙台 19 5 0 -
2015 浦和 3 1 -
2016 9 6 3 -
2017 12 2 2 0
2019 9 2 -
通算 AFC 35 8 2 0

その他の国際公式戦

タイトル[編集]

クラブ[編集]

浦和レッズ

個人[編集]

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 2試合 2得点(2015年)


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2015 2 2
通算 2 2

代表戦ゴール[編集]

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2015年8月2日 中国武漢 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 ●1-2 EAFF東アジアカップ2015
2. 2015年8月9日 中華人民共和国の旗 中国 △1-1

脚注[編集]

  1. ^ “仙台FW武藤結婚「守るものできた」”. ニッカンスポーツ. (2013年12月30日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131230-1237847.html 2014年7月24日閲覧。 
  2. ^ 武藤雄樹選手 浦和レッズへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)ベガルタ仙台、2014年12月12日http://www.vegalta.co.jp/news/press_release/2014/12/post-2176.html2015年1月13日閲覧 
  3. ^ 浦和武藤雄樹が柏移籍「日立台楽しみ」 浦和ファンの「チャント忘れない」”. 日刊スポーツ (2021年7月12日). 2021年7月12日閲覧。
  4. ^ 【公式】神戸vs柏の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月9日):Jリーグ.jp”. Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ). 2022年7月18日閲覧。
  5. ^ 待望の移籍後初ゴール…初FW武藤雄樹「ゴールを決めることから逃げたくない」”. ゲキサカ. 2022年7月18日閲覧。
  6. ^ 試合巧者の柏が武藤雄樹のJ1通算50点を冷静に守って連敗を「3」でストップ! 鳥栖は手痛い連敗【明治安田J1第21節】【超ワールドサッカー】”. 超ワールドサッカー. 2022年7月18日閲覧。
  7. ^ 【データが語る】33歳の柏武藤雄樹がJ1史上98人目の通算50得点 日本選手7番目の年長到達 - データが語る - サッカーコラム : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年7月18日閲覧。
  8. ^ 武藤雄樹や宇賀神友弥などJリーガー多数…流通経済大出身の主な選手 ゲキサカ(2015年9月9日)
  9. ^ http://twitter.com/yuukimutou/status/1025256200135430144

関連項目[編集]

外部リンク[編集]