スタジアム・オーストラリア

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スタジアム・オーストラリア
アコー・スタジアム
スタジアム・オーストラリアの位置(シドニー内)
スタジアム・オーストラリア
施設情報
所在地 シドニー・オリンピック公園(地図)
位置 南緯33度50分50秒 東経151度3分48秒 / 南緯33.84722度 東経151.06333度 / -33.84722; 151.06333座標: 南緯33度50分50秒 東経151度3分48秒 / 南緯33.84722度 東経151.06333度 / -33.84722; 151.06333
起工 1996年9月
開場 1999年3月6日
所有者 Stadium Australia Group
運用者 Stadium Australia Group
グラウンド 天然芝
大型映像装置 パナソニック製アストロビジョン
建設費 6億9000万豪ドル[1]
設計者 Bligh Lobb Sports Architects(現POPULOUS
旧称
テルストラ・スタジアム
使用チーム、大会
2000年シドニーオリンピック
2000年シドニーパラリンピック
AFCアジアカップ2015
2023 FIFA女子ワールドカップ
ナショナルラグビーリーグ
シドニー・スワンズAFL
収容人員
83,500(可動席込み)
81,500(可動席無し)

スタジアム・オーストラリア: Stadium Australia)は、オーストラリアシドニー西部近郊のシドニー・オリンピック・パークにある競技場。アコーホテルズ命名権を取得していることから、アコー・スタジアムAccor Stadium)の呼称が一般に用いられている。他にも、「オリンピック・スタジアム」、以前の命名権からテルストラ・スタジアムTelstra Stadium)、スタジアムがホームブッシュにあることから「ホームブッシュ・スタジアム」などと呼ばれることもある。

2000年シドニーオリンピック開催のために6億9000万豪ドルをかけ建築され、大会期間中メイン会場として使用された。現在は陸上トラックのない球技場で、サッカーラグビークリケットオーストラリアンフットボールなどのスポーツイベントで使用されている。

概要[編集]

シドニーオリンピック開催のために建築され、1999年3月6日スタジアム・オーストラリアとして開場。こけら落としとしてナショナルラグビーリーグの試合がダブルヘッダーで行われ、10万人以上の観客を集めた。

当時は110,000人[2]収容の陸上競技場であったが、オリンピック後の2001年からラグビーワールドカップの2003年までの数年にかけて、陸上トラックおよび一部座席の撤去、可動式スタンドの設置、両サイドの屋根の取り付けなどの改修が行われた。収容人数も83,500人へと縮小されている。

可動式スタンドの設置は、長方形のグラウンドで行うスポーツと、楕円形のグラウンドで行うスポーツの両方に対応するためで、クリケットオーストラリアンフットボールなどを行う場合は、可動スタンドを奥に収容して、グランドを楕円形に広げることによって競技ができるようになっている。

2019年のNRLグランドファイナル(GF)を最後に開閉式屋根を取り付けるなどの大規模改修に着手のはずだった。しかし新型コロナウイルス感染症の世界的流行で改修を断念[3]

命名権[編集]

命名権は開場当初は使用されていなかったが、2002年に通信会社のテルストラが購入し、テルストラ・スタジアムの呼称が2007年まで使用された。その後、ANZ銀行が年間450万豪ドルの7年契約で購入し、2008年より現在のANZスタジアムの名が使われている。ANZとの契約は延長されることが決まり、少なくとも2017年いっぱいまでは現在の名が使われることになった。

2021年11月、アコーが命名権を取得[4]

歴史[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

先代
サンフォード・スタジアム
アセンズ
オリンピックのサッカー競技
決勝戦会場

2000
次代
アテネ・オリンピックスタジアム
アテネ
先代
ミレニアム・スタジアム
カーディフ
ラグビーワールドカップ
決勝戦会場

2003
次代
スタッド・ド・フランス
サン=ドニ
先代
ハリーファ国際スタジアム
ドーハ
AFCアジアカップ
決勝戦会場

2015
次代
シェイク・ザイード・スタジアム
アブダビ
先代
パルク・オリンピック・リヨン
デシーヌ=シャルピュー
FIFA女子ワールドカップ
決勝会場

2023
次代