室屋成

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室屋 成 Football pictogram.svg
名前
愛称 アジアのベジェリン
カタカナ ムロヤ セイ
ラテン文字 MUROYA Sei
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1994-04-05) 1994年4月5日(24歳)
出身地 大阪府泉南郡熊取町
身長 176cm
体重 69kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 FC東京
ポジション DF
背番号 2
利き足 右足[1]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2016- FC東京 38 (0)
代表歴2
2011  日本 U-17
2011-2013  日本 U-18/19
2014-2016  日本 U-21/22/23
2017- 日本の旗 日本 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2017年12月2日現在。
2. 2017年12月9日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

室屋 成(むろや せい、1994年4月5日 - )は、大阪府泉南郡熊取町出身[2][3]サッカー選手。ポジションは、主にディフェンダー(DF)[4]FC東京所属。明治大学政治経済学部[5]卒業。日本代表

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

5歳の時に兄の影響でサッカーを始め[5][6]、同学年の南野拓実と共に地元のゼッセル熊取FCに所属[6][1]。得点に貪欲な南野に対し、室屋は気の利いた動きや[7]アシストでサポート。お互いに刺激を受ける存在だった[8]

2010年、青森山田高校監督黒田剛の勧誘を受けて[注 1]同校へ進学し、2年時に[11]サイドバック(SB)へと転向[12]2012年度の全国高校選手権ではベスト16に終わるも、優秀選手に選出。同賞受賞選手から構成された日本高校選抜にも参加し、デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会で初優勝を果たした[13][14]

清水エスパルスからのオファーを受けていたが[15][16][12]長友選手を輩出して、SB育成が上手い」(室屋談)明治大学への進学を選び[2][17]2013年より同大学サッカー部に所属[5]。同年6月にはFC東京キャンプに帯同し、ランコ・ポポヴィッチ監督から「最大のサプライズ」「今すぐ来てくれ」と絶賛されたが、部との掛け持ちが難しく辞退[3]

2015年4月、FC東京に特別指定選手として選手登録[4][18]。関東大学リーグを欠場することになった反面、厳しい競争の中で得たものは大きく[19][17]、クロス精度や危機管理能力を向上させた[20]

FC東京[編集]

2016年2月、明治大学サッカー部を退部。在学のまま(後述)FC東京に加入した[21]。同月練習に合流するも、第5中足骨骨折の重傷を負った[22][23]約4ヶ月の離脱を経てU-23チームで復帰。同年6月12日のJ3第12節藤枝戦で復帰後かつプロ入り後初の公式戦出場を果たした[24][25]。翌月からはトップチームに合流し、7月9日J1第2ステージ第2節甲府戦でJ1初出場[26]。攻守に落ち着いたプレーで[27]同節以降は右SBで先発出場を続けた。11月9日、天皇杯4回戦Honda FC戦では鮮やかなループシュートで決勝点となるプロ初ゴールを挙げた[28]

2017年は鹿島との開幕戦でフル出場。一時は徳永悠平とのポジション争いで[29]劣勢に立たされたが[30]主力として定着し、3バック採用時にはウイングバック(WB)でプレー[注 2]。より攻撃参加と運動量が求められる同ポジションでの起用は当たり[31][32]ルヴァンカップ・プレーオフ第2戦広島戦ではミドルシュートを決め、これが決勝点となった[33]。8月のドイツ遠征後はチームが3バックを基本とし、レギュラーとして得点にも絡んでいたが浦和戦で負傷離脱してしまった。その後はJ3で調整をして9月30日、第28節のジュビロ磐田戦で復帰を果たした[34]

2018年4月11日、第7節の鹿島戦でJ1リーグ初得点を決めた[35]

日本代表[編集]

高い持久力を武器に[2]U-17日本代表の左SBとして2011 FIFA U-17ワールドカップの4試合に出場し、チームの8強入りに貢献した[16]

推進力、運動量、両サイドをこなす器用さを評価され[11][36]リオデジャネイロオリンピックを目指す日本代表メンバーとしてもプレーを続けた。2016年1月にはAFC U-23選手権2016に唯一の大学生プレーヤーとして出場した[37]。持ち前の運動量と攻守に身体を張るハードワークで、チームの主軸として奮戦[19]。大会を通じて安定した出来を見せ、準々決勝のU-23イラン代表戦では左足から鋭いクロスを放ち[38]豊川雄太の決勝点をアシスト[39][37]。オリンピック出場権獲得及び大会優勝に貢献した。

負傷明けのため、オリンピック本大会メンバー選考では当落選上にいたが[24]、最終選考の場となった[40]キリンチャレンジカップU-23南アフリカ代表戦では果敢な攻め上がりから矢島慎也の得点をアシストし、左右両サイドでのユーティリティー性も発揮[41][40]。実戦復帰後、初のフル出場ではあったが[41]上々のプレーでオリンピック本大会のメンバーに選出された[42]。同大会では初戦ナイジェリア代表戦こそ失点に絡む不安定なプレーを見せたが、2戦目以降は積極性を取り戻し[43]グループリーグ敗退のチームにあって全3試合にフル出場した。

2017年12月5日、EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017に向けた日本代表に追加招集され、これがA代表初選出となった。12月9日、北朝鮮戦で代表初先発で代表デビュー果たした[44]

エピソード [編集]

  • 大学の先輩に当たる長友佑都とは在学中に年代別代表のSBとして登用された点で重なり、しばしば「長友2世」とも形容されるが[1][45][46][17]、室屋によれば「憧れだし真似ていきたい部分もある」が、「SBとしてのタイプは違う」[47]。なお、FC東京における特別指定登録時の背番号(36番)も同じ。
  • プロ入りに当たっては、室屋のようにスポーツ推薦で入学しながらサッカー部を途中退部してプロ入りする場合、休学や中退に至るのが通例であった[48]。しかし、明大サッカー部は室屋の練習態度及び学業への取組みを認めて大学と掛け合い[49]、大学の理解の下で[38]退学を回避[50]。円満に在学でのプロ入りを認められた[51][38]。同部にとってはこのような形でのプロ入りは室屋が初の例であった[38][52]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴
  • 2016年 - 日本の旗 FC東京

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 明治大 2 - - - 1 0 1 0
2016 FC東京 6 J1 12 0 4 0 2 1 18 1
2017 2 26 0 6 0 0 0 32 0
2018
通算 日本 J1 38 0 10 0 2 1 50 1
日本 - - 1 0 1 0
総通算 38 0 10 0 3 1 51 1
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2016 F東23 6 J3 4 0 4 0
2017 2 1 0 1 0
通算 日本 J3 5 0 5 0
総通算 5 0 5 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2016 FC東京 6 7 0
通算 AFC 7 0
出場歴

タイトル[編集]

チーム[編集]

青森山田高等学校
明治大学
  • アミノバイタルカップ (2013年)

代表[編集]

U-23日本代表

個人[編集]

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 1試合 0得点(2017年 - )


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2017 1 0
通算 1 0

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 黒田とゼッセル熊取代表の杉山恵三大阪体育大学の先輩後輩。黒田がゼッセルを訪問した際に室屋を目に留め、練習に招いた[9][10]
  2. ^ 徳永はストッパーに配されたため両名の併用が可能となった[31]
出典
  1. ^ a b c 【横浜M】俊輔も認めた“長友2世”室屋、万能性アピール スポーツ報知 (2014年8月11日)[リンク切れ]
  2. ^ a b c d e 青森山田・室屋「泥くさく立ち向かう」 日刊スポーツ (2012年12月30日)
  3. ^ a b <首都スポ>FC東京加入の明大・室屋に単独インタビュー”. 2016年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月2日閲覧。中日スポーツ (2016年2月日)
  4. ^ a b c 2015年JFA・Jリーグ特別指定選手に明治大所属の室屋成選手を承認 日本サッカー協会 (2015年4月24日)
  5. ^ a b c サッカーNavi(34)ルーキー紹介2013 Vol.2 明大スポーツ (2013年9月17日)
  6. ^ a b 南野&室屋、U21絆コンビがリオ五輪共闘 日刊スポーツ (2014年12月18日)
  7. ^ 幼稚園時代に出会った南野拓実選手と室屋成選手。“幼馴染”のふたりが築いた最高のライバル関係 (3/5) ジュニアサッカーを応援しよう! (2016年7月29日)
  8. ^ 幼稚園時代に出会った南野拓実選手と室屋成選手。“幼馴染”のふたりが築いた最高のライバル関係 (2/5) ジュニアサッカーを応援しよう! (2016年7月29日)
  9. ^ サッカーダイジェスト No.1360』 日本スポーツ企画出版社2016年、32頁。
  10. ^ 幼稚園時代に出会った南野拓実選手と室屋成選手。“幼馴染”のふたりが築いた最高のライバル関係 (4/5) ジュニアサッカーを応援しよう! (2016年7月29日)
  11. ^ a b U21に長友以上、明大2年室屋 日刊スポーツ (2014年8月6日)
  12. ^ a b U-23代表で異彩を放つサイドバック。ついに南野拓実を捉えた室屋成の青春。(2/4) Number Web (2016年1月22日)
  13. ^ 日本高校選抜チーム直前合宿・欧州遠征メンバー (3/20-4/3) 日本サッカー協会 (2013年3月18日)
  14. ^ 日本高校選抜、ドイツでの国際ユースサッカー大会で初優勝! Goal.com (2013年4月2日)
  15. ^ 新鋭校の台頭や人材の拡散が進む高校サッカー“戦国時代”を迎えた選手権の新たな楽しみ方 スポーツナビ 2012年12月21日
  16. ^ a b 明治大1年の室屋成、大学屈指のサイドバックが抱く大いなる野望 SOCCER KING (2014年2月9日)
  17. ^ a b c 明大・室屋“東京修行”の成果出す きょうJ1湘南と練習試合”. 2015年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月3日閲覧。東京中日スポーツ (2015年11月26日)
  18. ^ 室屋成選手(明治大学)「JFA・Jリーグ特別指定選手」承認のお知らせ FC東京 (2015年4月24日)
  19. ^ a b U-23代表で異彩を放つサイドバック。ついに南野拓実を捉えた室屋成の青春。(3/4) Number Web (2016年1月22日)
  20. ^ 【大学サッカー/注目選手】明治大DF室屋成(青森山田高出身)「違いを見せつけて勝ちます」 サッカーキング (2015年10月11日)
  21. ^ 室屋成選手(明治大学) 2016シーズン新加入内定のお知らせ FC東京 (2016年2月5日)
  22. ^ 室屋成選手の手術結果について FC東京 (2016年2月20日)
  23. ^ 【U23】室屋、リオピンチ! 左足骨折重傷だった スポーツ報知 (2016年2月15日)
  24. ^ a b U23室屋、中島J3東京で実戦復帰 選考当落線上 (2016年6月13日)
  25. ^ リオ五輪出場を目指すDF室屋とMF中島がFC東京U-23で実践復帰 ゲキサカ (2016年6月12日)
  26. ^ 室屋JデビューのFC東京が悪夢払拭! 森重の決勝ヘッドで甲府下す ゲキサカ (2016年7月9日)
  27. ^ 不慣れなお立ち台と、堂々たるプレー。FC東京は室屋成の復帰を待っていた。(2/3) Number web (2016年7月13日)
  28. ^ DF室屋、うれしい初得点が決勝弾「たまたま」FC東京、8強進出 デイリースポーツ (2016年11月10日)
  29. ^ 室屋スタメン濃厚 充実2年目、徳永から右SB奪う! 東京中日スポーツ (2017年2月24日)
  30. ^ 【FC東京 vs 大宮】ウォーミングアップコラム J's GOAL (2017年5月9日)
  31. ^ a b 【THE REAL】FC東京・室屋成が魅せた新境地…ウイングバックでさらに輝きを増す攻撃力と献身力 CYCLE (2017年7月28日)
  32. ^ FC東京・室屋成、決勝ゴールは「チームプレーの延長線上」…ウイングバックに手ごたえ GOAL.com (2017年7月26日)
  33. ^ FC東京・室屋が右足でミドル弾決めて8強入り! 新布陣がハマった! デイリースポーツ (2017年7月27日)
  34. ^ 負傷離脱中に指揮官交代…「すごく悔しかった」FC東京DF室屋が5戦ぶり復帰で存在感ゲキサカ(2017年9月30日)
  35. ^ 同点OG誘発の室屋成がJ1初ゴール!!FC東京が鹿島に逆転勝ちで破竹の4連勝ゲキサカ(2018年4月11日)
  36. ^ 各チーム1人の制限の中、指揮官も期待寄せるU-21代表DF室屋 ゲキサカ (2014年8月21日)
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  39. ^ 「出来すぎと思うくらいの大会」…自信を手に入れたU-23代表DF室屋 ゲキサカ (2016年1月31日)
  40. ^ a b 南アに快勝…それでも残るサッカー五輪代表の憂い 日本経済新聞 (2016年7月1日)
  41. ^ a b 【リオ五輪代表】「相手ペースの流れを変えた」アシスト。室屋成が復活の狼煙を上げる サッカーダイジェストweb (2016年6月30日)
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  43. ^ 室屋 攻守で存在感「開き直って前向きなプレーを心掛けた」 スポーツニッポン (2016年8月9日)
  44. ^ ハリルJ、スタメン発表 GK中村&DF室屋が代表デビュー 初V川崎FとG大阪が3人ずつスポニチアネックス(2017年12月9日)
  45. ^ “長友2世”室屋「ロシアW杯目指す」 デイリースポーツ (2014年8月12日)
  46. ^ FC東京“長友2世”を特別指定…U-22代表、明大室屋を受け入れ ゲキサカ (2015年4月24日)
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  65. ^ AFCがW杯予選予備登録メンバー97人を公表! 鈴木優磨、長沢駿、ブルガリアの加藤も登録 ゲキサカ (2017年3月25日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]