2013年のJリーグ ディビジョン1

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Jリーグ ディビジョン1
シーズン 2013
優勝 サンフレッチェ広島F.C
降格 湘南ベルマーレ
ジュビロ磐田
大分トリニータ
ACL 2014出場 サンフレッチェ広島F.C
横浜F・マリノス
川崎フロンターレ
セレッソ大阪
試合数 306
ゴール数 879 (1試合平均2.87)
得点王 大久保嘉人(川崎・26得点)
最大差勝利ホーム試合
仙台 6-0 大分(第25節・9月14日)
最大差勝利アウェー試合
清水 0-5 横浜FM(第2節・3月9日)
最多得点試合
清水 6-4 鳥栖(第29節・10月19日)
最多連勝記録
7 - 大宮(第4節-第10節)
最多連続負け無し記録
10 - 大宮(第1節-第10節)
C大阪(第20節-第29節)
最多連続勝ち無し記録
16 - 大分(第13節-第28節)
最多連敗記録
8 - 大宮(第16節-第23節、第25節-第32節)
最多観客動員
62,632人 - 横浜FM vs 新潟(第33節・11月30日)
最少観客動員
5,698人 - 磐田 vs 新潟(第15節・7月10日)
平均観客動員 17,226人
2012
2014

この項目では、2013年シーズンのJリーグ ディビジョン1(J1)について述べる。

2013年シーズンのJ1のクラブ[編集]

2013年シーズンにJ1で戦うクラブは以下のクラブである。新規昇格のクラブはなく、ヴァンフォーレ甲府は1年でのJ1復帰、湘南ベルマーレは3年ぶり、J1昇格プレーオフを勝ち抜いた大分トリニータは4年ぶりのJ1復帰となる。

なお今年度から、浦和レッドダイヤモンズさいたま市浦和駒場スタジアムアルビレックス新潟新潟市陸上競技場の本拠地登録をそれぞれ抹消し、埼玉スタジアム2002東北電力・ビッグスワンスタジアムに本拠地を一本化している。[注 1]

チーム名 監督 所在
都道府県
ホームスタジアム 前年成績
ベガルタ仙台 日本の旗 手倉森誠 宮城県 ユアテックスタジアム仙台 J1 2位
鹿島アントラーズ ブラジルの旗 トニーニョ・セレーゾ 茨城県 県立カシマサッカースタジアム J1 11位
浦和レッズ オーストリアの旗セルビアの旗 ミハイロ・ペトロヴィッチ 埼玉県 埼玉スタジアム2002 J1 3位
大宮アルディージャ スロベニアの旗 ズデンコ・ベルデニック NACK5スタジアム大宮 J1 13位
柏レイソル ブラジルの旗 ネルシーニョ 千葉県 日立柏サッカー場 J1 6位
FC東京 オーストリアの旗セルビアの旗 ランコ・ポポヴィッチ 東京都 味の素スタジアム J1 10位
川崎フロンターレ 日本の旗 風間八宏 神奈川県 等々力陸上競技場 J1 8位
横浜F・マリノス 日本の旗 樋口靖洋 日産スタジアム
ニッパツ三ツ沢球技場
J1 4位
湘南ベルマーレ 韓国の旗 曺貴裁 Shonan BMW スタジアム平塚 J2 2位
ヴァンフォーレ甲府 日本の旗 城福浩 山梨県 山梨中銀スタジアム J2 優勝
アルビレックス新潟 日本の旗 柳下正明 新潟県 東北電力ビッグスワンスタジアム J1 15位
清水エスパルス イランの旗アメリカ合衆国の旗 アフシン・ゴトビ 静岡県 IAIスタジアム日本平[注 2] J1 9位
ジュビロ磐田 日本の旗 森下仁志 ヤマハスタジアム(磐田) J1 12位
名古屋グランパス セルビアの旗 ドラガン・ストイコビッチ 愛知県 名古屋市瑞穂陸上競技場
豊田スタジアム
J1 7位
セレッソ大阪 ブラジルの旗 レヴィー・クルピ 大阪府 キンチョウスタジアム
大阪長居スタジアム
J1 14位
サンフレッチェ広島F.C 日本の旗 森保一 広島県 エディオンスタジアム広島[注 3] J1 優勝
サガン鳥栖 韓国の旗 尹晶煥 佐賀県 ベストアメニティスタジアム J1 5位
大分トリニータ 日本の旗 田坂和昭 大分県 大分銀行ドーム J2 6位
  • 監督・本拠地名については開幕時点のもの。

監督交代[編集]

特記なき場合、監督代行はトップチームのヘッドコーチが務めている。

チーム名 前監督 退任日 監督代行 新監督 就任日 備考
ジュビロ磐田 日本の旗 森下仁志 5月4日[1] 日本の旗 長澤徹 日本の旗 関塚隆 5月19日[2] 外部からの招聘
大宮アルディージャ スロベニアの旗 ズデンコ・ベルデニック 8月11日[3] 日本の旗 岡本武行GM 日本の旗 小倉勉 8月20日[4] コーチからの昇格

レギュレーションの変更点[編集]

試合開催方式等に特に大きな変更点は無い。

なお、前年まではJ1優勝チームにFIFAクラブワールドカップへの開催国出場枠が与えられていた(AFCチャンピオンズリーグで日本からの参加チームが優勝しなかった場合に限る)が、2013年大会モロッコでの開催となるため、本年は同大会への出場権は与えられない。

スケジュール[編集]

J1は2013年3月2日に開幕し、12月7日閉幕の全34節で行われる。前年同様毎週土曜日の開催を原則とするが、2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選FIFAコンフェデレーションズカップ2013東アジアカップ2013の日程を考慮して、5月末から7月はじめにかけて5週間、7月下旬に2週間の休止期間が設けられており、日程調整のために7月に水曜日開催の節が3試合(第15・17・18節)設けられている。

リーグ概要[編集]

9年ぶりの優勝を狙う横浜FMが開幕6連勝と絶好のスタートを切り、まずは第1節から第7節まで首位に立った。しかし第8節で、前シーズン終盤からの好調を維持していた大宮が横浜FMをかわし、クラブ史上初の首位に浮上[5]。大宮は第10節まで無敗(8勝2分け)で、前シーズンと合わせて21試合連続無敗のJリーグ新記録を樹立し[6]、第16節まで首位をキープした。

前半戦の折り返しとなる第17節、夏場に入って調子を上げてきた前年王者・広島がシーズン初の首位に浮上。一時は独走しかけた大宮は、第15節までに11勝(3分け1敗)を挙げながら、第16節以降は一転して2度の8連敗を含む3勝16敗と極度の不振に陥り、最終的には14位に終わった。広島は第20節まで首位をキープするが、第21節で横浜FMが再度首位に浮上。第22節で再び広島が首位に立ったが、第23節で横浜FMが奪還。優勝争いはこの横浜FMと広島に加え、開幕以降常に2位-4位を維持してきた浦和、若干離れて鹿島とC大阪が追う形で終盤戦を迎えた。

横浜FMは第28節で一度広島に首位を奪われるが、天王山となった第29節の直接対決で広島を下し、シーズン4度目の首位に浮上。以後2位以下を引き離し、第32節時点で2位の浦和に勝ち点4差をつけ、2試合を残してあと1勝すれば他チームの動向に関係なく優勝というところまでこぎ着けた。ところが迎えた第33節、横浜FMはホームにJリーグのリーグ戦では史上最多となる62,632人の観衆[7]を集めての試合で、後半戦好調だった新潟に完封負け[8]。同じく第33節で敗れた浦和、C大阪もここで脱落し、横浜FM、広島、鹿島の3チームが最終節に優勝の可能性を残した[9]

迎えた最終節、鹿島との直接対決を制した広島に対し、横浜FMは川崎に痛恨の敗戦(これが2013年シーズン最初で最後の連敗だった[10])。広島が逆転で、史上4クラブ目となるJ1連覇を達成した。ACL出場権は広島と横浜FMに加え、最終節の勝利で3位に浮上した川崎が獲得。川崎は開幕6戦未勝利からの巻き返しを果たし、大久保嘉人が得点王を獲得した。また天皇杯の決勝に1位広島と2位横浜FMが進出が決定したため、最終節に浦和との対決に勝ち4位に浮上したC大阪も繰り上げでACL出場権を獲得した。

一方の残留争いでは、大分と磐田の2チームが開幕から極度に低迷。共に第5節以降一度も降格圏から抜け出すことが出来ず、大分は6試合を残した第28節に、磐田は3試合を残した第31節に降格が確定した。大分はJ1ワースト記録を更新する年間わずか2勝で、史上初となるホーム未勝利を喫する[11]等、4年ぶりのJ1で苦闘。磐田も総失点数56のうち約3割にあたる19失点が75-90分に喰らうという終了間際の攻防の脆さを露呈し[12]、年間4勝と苦しんで1994年のJリーグ参入以降初の降格となった。残る1つの降格枠は甲府、鳥栖、湘南等による争いとなったが、後半戦に入り復調した甲府と鳥栖に引き離された湘南が、第32節に2試合を残して降格が確定。自動降格枠が3になった2009年以降、2試合を残して降格チームが全て決まるのは初めての事だった。

順位表[編集]

順位 クラブ名 勝点 得点 失点 備考
1 サンフレッチェ広島 63 19 6 9 51 29 +22 ACL2014出場権・連覇
2 横浜F・マリノス 62 18 8 8 49 31 +18 ACL2014出場権
3 川崎フロンターレ 60 18 6 10 65 51 +14
4 セレッソ大阪 59 16 11 7 53 32 +21 ACL2014出場権(繰り上げ)
5 鹿島アントラーズ 59 18 5 11 60 52 +8 J1残留(15位以上)
6 浦和レッズ 58 17 7 10 66 56 +10
7 アルビレックス新潟 55 17 4 13 48 42 +6
8 FC東京 54 16 6 12 61 47 +14
9 清水エスパルス 50 15 5 14 48 57 -9
10 柏レイソル 48 13 9 12 56 59 -3
11 名古屋グランパス 47 13 8 13 47 48 -1
12 サガン鳥栖 46 13 7 14 54 63 -9
13 ベガルタ仙台 45 11 12 11 41 38 +3
14 大宮アルディージャ 45 14 3 17 45 48 -3
15 ヴァンフォーレ甲府 37 8 13 13 30 41 -11
16 湘南ベルマーレ 25 6 7 21 34 62 -28 J2自動降格
17 ジュビロ磐田 23 4 11 19 40 56 -16
18 大分トリニータ 14 2 8 24 31 67 -36

戦績表[編集]

http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1f&t=table&y=2013 (Jリーグ公式記録)

得点ランキング[編集]

順位 選手(所属) 得点
1 日本の旗 大久保嘉人(川崎) 26
2 日本の旗 川又堅碁(新潟) 23
3 日本の旗 柿谷曜一朗(C大阪) 21
4 日本の旗 豊田陽平(鳥栖) 20
5 日本の旗 大迫勇也(鹿島) 19
日本の旗 工藤壮人(柏)

出典・脚注[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 駒場は2010年以後、新潟市陸は2004年以後、J1公式戦の開催は行っていなかった。
  2. ^ 命名権満了及び新規契約に伴い、「アウトソーシングスタジアム日本平」(アウスタ)から名称変更。
  3. ^ 命名権導入に伴い、「広島広域公園陸上競技場」(広島ビッグアーチ)から名称変更。

出典[編集]

  1. ^ “森下仁志監督 退任のお知らせ” (プレスリリース), ジュビロ磐田, (2013年5月4日), http://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=3136 2013年5月4日閲覧。 
  2. ^ “関塚隆監督就任について” (プレスリリース), ジュビロ磐田, (2013年5月19日), http://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=3162 2013年5月19日閲覧。 
  3. ^ “監督交代のお知らせ” (プレスリリース), 大宮アルディージャ, (2013年8月11日), http://www.ardija.co.jp/news/detail/4143.html 2013年8月11日閲覧。 
  4. ^ “監督就任のお知らせ” (プレスリリース), 大宮アルディージャ, (2013年8月20日), http://www.ardija.co.jp/news/detail/4184.html 2013年8月20日閲覧。 
  5. ^ 大宮4発快勝!J1新記録の19戦不敗でクラブ史上初の首位”. スポーツニッポン (2013年4月26日). 2013年12月8日閲覧。
  6. ^ 大宮、昨季王者も撃破で21戦連続無敗”. デイリースポーツ (2013年5月7日). 2013年12月8日閲覧。
  7. ^ “J1第33節 横浜FM vs 新潟(日産ス)62,632人 J1リーグ戦最多入場者数試合記録更新!” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2013年11月30日), http://www.j-league.or.jp/release/000/00005512.html 2014年12月23日閲覧。 
  8. ^ “横浜 6万2632人のため息 J史上最多観客の前で零敗”. スポーツニッポン. (2013年12月1日). http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/12/01/kiji/K20131201007112340.html 2014年12月23日閲覧。 
  9. ^ “J1優勝争い争いは横浜、広島、鹿島の3チームに絞られる”. スポーツニッポン. (2013年12月1日). http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/12/01/kiji/K20131201007115720.html 2014年12月23日閲覧。 
  10. ^ 飯尾篤史 (2013年11月12日). “俊輔と憲剛、2人の“勝負強さ”観。J最終節の明暗の続きは、天皇杯へ。”. Number web. 文藝春秋. 2014年12月23日閲覧。
  11. ^ “大分 史上初ホーム未勝利 後半終了間際に失点”. 西日本新聞. (2013年12月1日). http://www.nishinippon.co.jp/nsp/trinita/article/55601 2013年12月8日閲覧。 
  12. ^ 飯尾篤史 (2013年11月12日). “ジュビロ降格の陰に3つの「不在」。パートナー、リーダー、そして伝統。”. Number web. 文藝春秋. 2014年12月23日閲覧。