井手口陽介

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井手口 陽介 Football pictogram.svg
名前
カタカナ イデグチ ヨウスケ
ラテン文字 IDEGUCHI Yosuke
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-08-23) 1996年8月23日(21歳)
出身地 福岡県福岡市[1]
身長 171cm
体重 71kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ガンバ大阪
ポジション MF (CH)
背番号 8
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014- ガンバ大阪 60 (8)
2014-2015 Jリーグ・アンダー22選抜 11 (1)
代表歴2
2017- 日本の旗 日本 9 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2017年12月2日現在。
2. 2017年12月9日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

井手口 陽介(いでぐち ようすけ、1996年8月23日 - )は、福岡県福岡市[1]出身のプロサッカー選手Jリーグガンバ大阪所属。ポジションミッドフィールダー。兄は同じくプロサッカー選手の井手口正昭。日本代表。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

幼少時から、既にサッカーをしていた8歳上と5歳上の2人の兄以上にサッカーに没頭、小学1年生の時に開催された2002 FIFAワールドカップでは、当時、ロナウドのファンだったため、ブラジル代表の試合は全てビデオ録画し、気に入ったシーンを何度も巻き戻してチェックするほどだった。小学4年生で中央FCに入団(翌年チーム名がストリートSCに変更)、小学6年で油山カメリアFCに移籍[2]、当時のポジションはフォワードだった。同時にアビスパ福岡スーパースクールに通う。アビスパ福岡ジュニアに所属していた5歳年上の次兄が、当時原口元気が所属していた埼玉・江南南サッカー少年団と対戦した試合を見て、江南南のプレーの質の高さに驚いた母が「陽介が中学生になるタイミングには福岡を出て、より高いレベルに挑戦させてみたい」と考え、陽介にガンバ大阪ジュニアユースのセレクション受験を提案[3]、セレクションで本人の手応えはなかったものの、選考にあたったガンバ大阪アカデミーのスタッフ全員が満場一致でその才能に太鼓判を押し、最終選考を待たずして早々と合格を告げられ[4]、中学進学時に阪南大学の選手だった長兄のいる大阪に渡りガンバ大阪ジュニアユースに入団。早くから頭角を現し中心選手として活躍、2011年メニコンカップ クラブユース東西対抗戦では最優秀選手賞を受賞する。また、2011年末には飛び級でユースチームの練習に参加し、その年のJユースカップにも出場した。ユース昇格後は年代別代表にも選出され、高校2年生の2013年には、トップチームに2種登録選手として登録された[5]

ガンバ大阪[編集]

2014年、トップチームのキャンプに参加し3月19日のナビスコカップ・グループリーグ第1節神戸戦では公式戦初のベンチ入りを果たした。3月31日、ガンバ大阪のトップチームへの昇格が発表された[6]。ガンバ大阪でのユースチーム在籍中のトップチームへの飛び級昇格は宇佐美貴史以来5人目となった。4月16日、ナビスコカップ鳥栖戦で公式戦デビューを果たした。

2015年、4月29日の松本山雅FC戦でリーグ戦デビューした。その後はベンチ入りする機会すらほとんどなかったが、シーズン終盤になると主に試合後半の守備要員として投入され、チャンピオンシップでも2試合途中出場した。天皇杯決勝浦和戦では試合開始早々に米倉恒貴が負傷交代したことで、サイドバックに回った今野泰幸に代わりボランチを務め、勝ち越した後半は浦和の猛攻を受けるも中盤でのボール奪取能力を発揮し浦和の攻撃を凌ぎきりガンバの天皇杯連覇に貢献した[7]

2016年、前半戦はU-23代表との兼ね合いで出場機会が限られたが、後半戦は主力に定着。9月17日、豊田スタジアムにてJ1リーグ初ゴールを記録。また、10月にはルヴァンカップでの活躍が認められ、ニューヒーロー賞を受賞した。ガンバでは2007年の安田理大、2014年の宇佐美貴史以来3人目。10月22日、2ndステージ第15節の横浜F・マリノス戦では自身初の1試合2得点を決める活躍を見せた[8]。Jリーグカップ決勝の浦和レッズ戦では豊富な運動量でボール奪取能力を発揮したがチームはPK戦の末敗れた。シーズン終了後のJリーグアウォーズではJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。ガンバでは宇佐美貴史以来2人目、Jリーグカップニューヒーロー賞とのW受賞は2002年の坪井慶介以来14年ぶり3人目となった。また同年度の日刊スポーツ 提供「黄金の脚賞」を受賞し、ガンバの公式応援番組『GAMBA TV〜青と黒〜』の年末特別企画「GAMBA TV アウォーズ」においてMVPを受賞した。

2017年、背番号が「8」番に変更された。3月1日、AFCチャンピオンズリーグ2017済州ユナイテッドFC戦で負傷離脱してしまったが、19日の浦和レッズ戦で途中交代から復帰を果たした。4月21日、第8節の大宮アルディージャ戦でミドルシュートを決めたが、清水の金子翔太が決めたJ1通算2万ゴールの記録には数分間に合わなかった。

日本代表[編集]

2016年、AFC U-23選手権2016のU-23日本代表メンバーに最年少として選出、グループリーグ第3戦のサウジアラビア戦ではインサイドハーフとして出場して貴重な2点目をあげた。7月1日、リオデジャネイロオリンピックの正式メンバーにチーム最年少として選出された。8月8日、グループステージ第2戦のU-23コロンビア戦ではボランチとして先発するも、自身の判断ミスから[9]テオフィロ・グティエレスの得点を許し[10]2-2の引き分けに終わった。8月11日、第3戦のU-23スウェーデン戦では後半途中からインサイドハーフとして出場するも、チームはコロンビアに続いて3位で予選敗退に終わった。11月4日、キリンチャレンジカップとW杯アジア3次予選の日本代表メンバーに初召集されたが、出場は無かった。

2017年6月7日、キリンチャレンジカップのシリア戦で山口蛍に代わって途中出場し、A代表デビューを果たす[11]。6月13日、2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選イラク戦で代表初先発を飾った。8月31日の対オーストラリア戦では、82分にダメ押しとなる代表初ゴールを挙げ、日本代表の6大会連続W杯出場に貢献した[12]。21歳8日でのW杯最終予選ゴールは中田英寿に次ぐ若さでW杯出場決定試合では歴代最年少となった[13]

人物[編集]

  • U-17日本代表の監督をしていた吉武博文監督と反りが合わず、合宿でプレーに納得がいかなかった井手口がペットボトルを蹴り上げ、これを吉武監督が厳しく戒めた。頭ごなしに説教された井手口は苛立ちを抑えることができず、宿泊先のホテルのフロントに練習着を預け、勝手に合宿から離脱した。その後、二度とU-17日本代表に招集されることはなかった[14]
  • G大阪ユースに所属していた高校2年の頃、私生活で荒れサッカーを辞めることも考えたが、兄・正昭の説得と当時大病を患っていた母親の言葉で立ち直りプロでの活躍を目指すようになった[13]
  • 2015年末に一般女性と入籍し[13]、2016年6月17日に長女が誕生した[15]
  • 2017年8月のW杯最終予選オーストラリア戦の後、ネット上でプレーや風貌、インタビューの受け答えが中田英寿に似ていると話題になった[16]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2014 G大阪 26 J1 0 0 2 0 0 0 2 0
2015 21 8 0 4 0 4 0 16 0
2016 22 4 5 0 1 0 28 4
2017 8 30 4 0 0 3 1 33 5
通算 日本 J1 60 8 11 0 8 1 79 9
総通算 60 8 11 0 8 1 79 9
その他の公式戦
国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 期間通算
出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 期間通算
2014 J-22 - J3 3 0 3 0
2015 8 1 8 1
通算 日本 J3 11 1 11 1
総通算 11 1 11 1
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2015 G大阪 21 1 0
2016 5 0
2017 8 6 0
通算 AFC 12 0
その他の国際公式戦
出場歴

タイトル[編集]

クラブ[編集]

ガンバ大阪ユース
ガンバ大阪

代表[編集]

U-23日本代表

個人[編集]

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 9試合 2得点(2017年 - )


日本代表 国際Aマッチ
出場 得点
2017 9 2
通算 9 2

ゴール[編集]

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2017年8月31日 日本さいたま市 オーストラリアの旗 オーストラリア ○2-0 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
2. 2017年12月9日 日本調布市 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 ○1-0 EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017

脚注[編集]

  1. ^ a b MF8井手口 陽介”. ガンバ大阪. 2017年10月8日閲覧。
  2. ^ “日本代表、井手口陽介のルーツを辿る~その才能はいかにして磨かれたのか(前編)(2/3)”. SOCCER DIGEST WEB (日本スポーツ企画出版社). (2017年9月3日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=29550 2017年9月3日閲覧。 
  3. ^ “日本代表、井手口陽介のルーツを辿る~その才能はいかにして磨かれたのか(前編)(3/3)”. SOCCER DIGEST WEB (日本スポーツ企画出版社). (2017年9月3日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail3/id=29550 2017年9月3日閲覧。 
  4. ^ “日本代表、井手口陽介のルーツを辿る~その才能はいかにして磨かれたのか(後編)(1/4)”. SOCCER DIGEST WEB (日本スポーツ企画出版社). (2017年9月3日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail1/id=29551 2017年9月3日閲覧。 
  5. ^ 登録選手追加・変更・抹消のお知らせ Jリーグ公式サイト、2013年4月12日
  6. ^ ガンバ大阪ユース MF 井手口陽介選手プロ契約のお知らせ ガンバ大阪オフィシャルサイト、2014年3月31日
  7. ^ “【天皇杯】G大阪 2-1 浦和|遠藤、今野、明神のDNAを受け継ぐ若きボランチ。新時代を切り拓いた19歳の井手口が大舞台で示した可能性”. soccerdigestweb. (2016年1月1日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=13371 2016年1月11日閲覧。 
  8. ^ 横浜中沢「化けますよ」2発のG大阪井手口を絶賛 日刊スポーツ(2016年10月22日)
  9. ^ 「自分の判断ミス」…初先発の井手口、1失点目を反省「次につなげる」 SOCCERKING 2016年8月8日
  10. ^ 井手口 五輪初先発も失点絡み反省「改善しないといけない」 スポーツニッポン 2016年8月9日
  11. ^ 井手口陽介が代表初出場、後半8分に山口と交代 デイリースポーツ 2017年6月7日
  12. ^ 井手口「結果を残す」抜擢に豪快ミドルでW杯決定弾 日刊スポーツ 2017年8月31日
  13. ^ a b c 「怪物」と評された井手口 ハリル抜てきに応えた 日刊スポーツ 2017年9月1日
  14. ^ 豪戦シュートで時の人 MF井手口“合宿脱走”のヤンチャ伝説
  15. ^ 井手口陽介選手 結婚および第一子誕生のお知らせ ガンバ大阪オフィシャルサイト、2016年6月19日
  16. ^ 代表初ゴールの井手口、元日本代表・中田氏に似ているとネットで話題に デイリースポーツ 2017年8月31日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]