シュミット・ダニエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シュミット・ダニエル Football pictogram.svg
シュミットダニエル.jpg
名前
本名 矢吹・ダニエル・勇二
Daniel Yuji Yabuki
愛称 ダン
カタカナ シュミット ダニエル
ラテン文字 SCHMIDT Daniel
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-02-03) 1992年2月3日(30歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州
身長 197cm[1]
体重 88kg[1]
選手情報
在籍チーム ベルギーの旗 シント=トロイデンVV
ポジション GK
背番号 21
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2019 日本の旗 ベガルタ仙台 57 (0)
2014 日本の旗 ロアッソ熊本 (loan) 4 (0)
2015 日本の旗 ロアッソ熊本 (loan) 26 (0)
2016 日本の旗 松本山雅FC (loan) 41 (0)
2019- ベルギーの旗 シント=トロイデンVV 75 (0)
代表歴2
2018- 日本の旗 日本 11 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年4月10日現在。
2. 2022年9月27日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

シュミット・ダニエルSCHMIDT Daniel, 1992年2月3日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州出身のプロサッカー選手ジュピラー・プロ・リーグシント=トロイデンVV所属。ポジションはゴールキーパー日本代表

来歴

アメリカ合衆国イリノイ州ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれ、2歳で日本仙台市に移った[2]

小学校2年でサッカーを始め、中学校3年までは守備的MFとしてプレーし足元の技術を鍛えた[2]東北学院中学校では体育のサッカーで素人にボールを奪われたことでサッカー部を辞め、バレーボール部に入部[3]。数か月後に復帰し、新人戦に向けて第2GKが不在だったため、バレー部での経験を買われて兼任GKとしてトレーニングを積む[3]東北学院高校入学後にGKに転向[2]。高校3年の夏、ベガルタ仙台の練習に参加し獲得オファーを受けたが、「プロで活躍しなければ意味がない」と中央大学法学部へ進学した[2]。1年時から3年連続で川崎フロンターレ特別指定選手として登録され、リーグ戦でベンチ入りを経験[4][5][6]。2、3年時には全日本大学選抜にも選出された。しかし大学では岡西宏祐の控えで、4年生になってからようやくレギュラーとして出場機会を得た[7]。その後再び仙台から声がかかり、2013年8月から仙台の練習に合流、翌月の仮契約に至った[3]

2014年より、ベガルタ仙台へ入団[8]。同年4月、GKに怪我人が相次いだロアッソ熊本へ1ヶ月間の育成型期限付き移籍[9]。移籍直後の長崎戦にてスタメン出場、Jリーグデビューを果たした。5月、期限付き移籍期間満了に伴い仙台へ復帰した[10]。復帰後のナビスコカップ第7節神戸戦でスタメン出場、仙台で初めて公式戦に出場した。なお同シーズン終了後、チームメイトの藤村慶太とともに、スペイン南東部ムルシアの「ラマンガ・クラブ ハイパフォーマンスセンター」へ1か月間留学した[11]

2015年6月1日に下位に低迷していたロアッソ熊本へ再び期限付き移籍[12]すると才能を開花。チームの失点を大幅に減らし、ロアッソ熊本の後半戦大躍進の立役者となった[13]。同年10月10日に入籍[14]。12月24日に、同シーズンにJ2へ降格した松本山雅FCへの期限付き移籍が発表された[15]

2016年、松本ではレギュラーとして活躍。シーズン終了後に仙台への復帰が発表された[16]

2019年7月1日ジュピラー・プロ・リーグシント=トロイデンVVへの完全移籍が発表され[17]7月13日鹿島アントラーズ戦が仙台での最後の試合となった。

日本代表

2016年10月、日本代表候補GK合宿のメンバーに選出[18]

2018年8月30日、日本代表に初招集された。11月16日のキリンチャレンジカップベネズエラ戦で日本代表初出場。

2019年1月、AFCアジアカップ2019に臨む日本代表に召集され、グループリーグ第3戦のウズベキスタン戦にスタメンで出場し、終了間際の枠内を捉えたミドルシュートを止めるなど活躍。試合終了後に相手チームの監督であったエクトル・クーペルから称賛されている[19]

2019年6月9日、エルサルバドル戦で仙台OB森保監督とシュミットが揃って凱旋。

2022年9月、エクアドル戦でPKを止めてチームをピンチから救いメディアのMOMに選出[20][21]。Twitterのトレンドでも1位に躍り出た[22][23]

サポーターが選ぶ「メンバー入りしてほしい選手アンケート」で1位に輝くなど本戦への期待が高まる中、2022年11月、カタールワールドカップの出場メンバーに初選出された[24][25]。ワールドカップのメンバーに選ばれた日本代表選手の中で歴代最長身である[26]

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 仙台 16 J1 0 0 0 0 - 0 0
熊本 31 J2 4 0 - - 4 0
仙台 16 J1 0 0 1 0 0 0 1 0
2015 0 0 0 0 - 0 0
熊本 41 J2 26 0 - 2 0 28 0
2016 松本 1 41 0 - 1 0 42 0
2017 仙台 J1 20 0 4 0 0 0 24 0
2018 18 0 1 0 3 0 22 0
2019 19 0 2 0 0 0 21 0
ベルギー リーグ戦 リーグ杯ベルギー杯 期間通算
2019-20 シント・トロイデン 21 ジュピラー 20 0 - 2 0 22 0
2020-21 24 0 - 0 0 24 0
2021-22 31 0 - - 0 0 31 0
2022-23
通算 日本 J1 57 0 8 0 3 0 68 0
日本 J2 71 0 - 3 0 74 0
ベルギー ジュピラー 75 0 - 2 0 77 0
総通算 203 0 8 0 8 0 219 0
  • 2010年 - 2012年は特別指定選手としての出場は無し。

その他の公式戦

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 11試合 0得点(2018年 - )


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2018 1 0
2019 4 0
2020 2 0
2021 0 0
2022 4 0
通算 11 0

出場

No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 大会
1. 2018年11月16日 日本の旗 大分 大分スポーツ公園総合競技場 ベネズエラの旗 ベネズエラ △1-1[27] キリンチャレンジカップ2018
2. 2019年1月17日 アラブ首長国連邦の旗 アル・アイン ハリファインターナショナルスタジアム ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン ○2-1[28] AFCアジアカップ2019
3. 2019年3月26日 日本の旗 神戸 ノエビアスタジアム神戸 ボリビアの旗 ボリビア ○1-0[29] キリンチャレンジカップ2019
4. 2019年6月5日 日本の旗 豊田 豊田スタジアム トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ △0-0[30]
5. 2019年6月9日 日本の旗 宮城 ひとめぼれスタジアム宮城 エルサルバドルの旗 エルサルバドル ○2-0[31]
6. 2020年10月13日 オランダの旗 ユトレヒト スタディオン・ハルヘンワールト コートジボワールの旗 コートジボワール ○1-0[32] 国際親善試合
7. 2020年11月17日 オーストリアの旗 グラーツ メルクール・アレーナ メキシコの旗 メキシコ ●0-2[33]
8. 2022年6月2日 日本の旗 札幌 札幌ドーム パラグアイの旗 パラグアイ ○4-1[34] キリンチャレンジカップ2022
9. 2022年6月14日 日本の旗 大阪 パナソニックスタジアム吹田 チュニジアの旗 チュニジア ●0-3[35] キリンカップサッカー2022
10. 2022年9月23日 ドイツの旗 デュッセルドルフ デュッセルドルフ・アレーナ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ○2-0[36] キリンチャレンジカップ2022
11. 2022年9月27日 ドイツの旗 デュッセルドルフ デュッセルドルフ・アレーナ エクアドルの旗 エクアドル △0-0[37] キリンチャレンジカップ2022

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ a b シュミット ダニエル”. J. League Data Site. 2019年6月27日閲覧。
  2. ^ a b c d J最長身ダニエル仙台で定位置奪取だnikkansports.com、2013年12月17日
  3. ^ a b c 「シュミットダニエルの僕的サッカー人生」『クラブ情報誌ベガルタ仙台』第148号、ベガルタ仙台、2015年6月、 14-15頁。
  4. ^ シュミット ダニエル選手 JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせKAWASAKI FRONTALE、2010年8月11日
  5. ^ シュミット ダニエル選手 JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせKAWASAKI FRONTALE、2011年3月9日
  6. ^ シュミット ダニエル選手 JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせKAWASAKI FRONTALE、2012年3月23日
  7. ^ 我慢の日々乗り越え…注目の中央大GKシュミット、自身を「印象づける一年に」ゲキサカ、2013年2月18日
  8. ^ 中央大学 シュミット ダニエル選手 2014シーズン新加入内定のお知らせベガルタ仙台オフィシャルウェブサイト、2013年11月26日
  9. ^ シュミット ダニエル選手、期限付き移籍加入のお知らせロアッソ熊本 公式サイト、2014年4月20日
  10. ^ シュミット ダニエル選手 ベガルタ仙台へ復帰のお知らせベガルタ仙台オフィシャルウェブサイト、2014年5月16日
  11. ^ 仙台ダニエル&藤村 スペインで武者修行”. nikkansports.com (2014年12月4日). 2015年3月4日閲覧。
  12. ^ シュミット ダニエル選手、期限付き移籍加入のお知らせロアッソ熊本 公式サイト、2015年5月30日
  13. ^ シュミット、熊本で実戦重ね開花”. 河北新報 (2015年11月13日). 2015年11月20日閲覧。
  14. ^ “シュミット ダニエル選手 入籍のお知らせ” (プレスリリース), ベガルタ仙台, (2015年12月24日), http://www.vegalta.co.jp/news/press_release/2015/12/post-3160.html 2015年12月31日閲覧。 
  15. ^ シュミット ダニエル選手 ベガルタ仙台から期限付移籍加入のお知らせ”. 松本山雅FC公式ホームページ (2015年12月24日). 2015年12月24日閲覧。
  16. ^ シュミット ダニエル選手 復帰のお知らせ”. ベガルタ仙台公式ホームページ (2016年12月9日). 2016年12月9日閲覧。
  17. ^ シント=トロイデンVVへ完全移籍に向けて シュミット ダニエル選手が基本合意 ベガルタ仙台 2019年7月1日
  18. ^ “代表GK合宿招集197センチ松本シュミットが完封”. 日刊スポーツ. (2016年10月17日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/1725401.html 2020年3月15日閲覧。 
  19. ^ 名将クーペルがシュミットの好守を絶賛。「日本のGKが素晴らしいセーブを…」フットボールチャンネル 2019年1月18日
  20. ^ みんなで採点!! エクアドルとスコアレスドローの森保J、最も評価が高かったのは…”. 2022年9月28日閲覧。
  21. ^ 【日本0-0エクアドル|採点&寸評】”. 2022年9月27日閲覧。
  22. ^ 【日本代表】「シュミット」がツイッタートレンド1位に”. 2022年9月28日閲覧。
  23. ^ 「シュミット」SNSトレンド1位で絶賛の嵐!”. 2022年9月28日閲覧。
  24. ^ 「サポーターが選ぶ26人」最多票は…スポニチアネックスアンケート結果発表”. 2022年11月1日閲覧。
  25. ^ FIFAワールドカップカタール2022™ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー”. 2022年11月1日閲覧。
  26. ^ 39歳川島永嗣は最年長記録更新、197センチのシュミット・ダニエルは過去最長身【サッカーW杯】”. 中日スポーツ東京中日スポーツ. 中日新聞社 (2022年11月1日). 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月3日閲覧。
  27. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2018 [11/16|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]”. www.jfa.jp. 2021年4月11日閲覧。
  28. ^ AFC アジアカップ UAE 2019” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年4月11日閲覧。
  29. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2019 [3/26|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]”. www.jfa.jp. 2021年4月11日閲覧。
  30. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2019 [6/5|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]”. www.jfa.jp. 2021年4月11日閲覧。
  31. ^ キリンチャレンジカップ2019 [6/9 スタメン/試合結果]” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年4月11日閲覧。
  32. ^ 国際親善試合 スタメン/試合結果” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年4月11日閲覧。
  33. ^ 国際親善試合 スタメン/試合結果” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年4月11日閲覧。
  34. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2022 [6/2|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会国際親善試合. 2022年8月15日閲覧。
  35. ^ スタメン/試合結果│キリンカップサッカー2022 [6/14|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年8月15日閲覧。
  36. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2022 [9/23|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年9月23日閲覧。
  37. ^ スタメン/試合結果│キリンチャレンジカップ2022 [9/27|SAMURAI BLUE|日本代表|JFA|日本サッカー協会]” (日本語). JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年9月27日閲覧。

関連項目

外部リンク