武藤嘉紀

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武藤 嘉紀 Football pictogram.svg
Yoshinori-Muto-2015-07.jpg
名前
愛称 よっち[1][2]
カタカナ ムトウ ヨシノリ
ラテン文字 MUTO Yoshinori
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 1992年7月15日(24歳)
出身地 東京都世田谷区[3]
身長 179cm
体重 72kg
選手情報
在籍チーム ドイツの旗 1.FSVマインツ05
ポジション MF[3] / FW[4]
背番号 9
利き足 右足[1]
ユース
バディSC
2005-2007 FC東京U-15深川
2008-2010 FC東京U-18
2011-2013 慶應義塾大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2013-2015 日本の旗 FC東京 51 (23)
2015- ドイツの旗 1.FSVマインツ05 21 (8)
代表歴2
2014- 日本の旗 日本 18 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2016年8月28日現在。
2. 2015年11月12日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

武藤 嘉紀(むとう よしのり、1992年7月15日 - )は、東京都世田谷区出身のサッカー選手ブンデスリーガ1.FSVマインツ05所属。日本代表ポジションミッドフィールダーフォワード慶應義塾大学経済学部[5]卒業。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

3歳でバディスポーツ幼児園[注 1]に入園後、4歳でバディサッカークラブに入部し、本格的にサッカーを始める[6][1][7]。その後、小学校の6年間は同クラブで活躍し、6年生の時にはキャプテンを務める。

小学校4年時よりFC東京のスクールへも通い[8]2005年に東京都世田谷区立桜丘中学校進学時から[注 2]同クラブ下部組織に加入した。このときの同期には高木利弥(中学校も同じ[9])、上形洋介江口貴俊佐々木陽次廣木雄磨松藤正伸三浦龍輝がいる。この頃から攻撃的MF(サイドハーフ)でプレーするようになった[7][6]2007年のU-15高円宮杯で全国大会得点ランキング2位に輝いたことなどが評価され[10][7]2008年よりU-15からU-18へ昇格。脚力とフィジカルの強さを買われ[11]、U-18ではDF(サイドバック)でも起用された[6][12]。攻撃的MFに戻った2010年(3年時)には[13]パワーを活かした仕掛けを武器に[14]エースとして活躍した[13][8]。この年、2種登録選手‎としてトップチームに登録されている[15]。翌年からのトップチーム昇格を打診されていたが[16][10]、「今、プロの世界に飛び込んでもやっていけない」という判断のもと、大学進学を選択した[17][12]

2011年慶應義塾大学経済学部へ進学し、ソッカー部に所属。1年時から7試合で6得点というハイペースで得点を量産するも[18]試合中の接触により左膝半月板を損傷[19]。目標としていた新人王[17]及び得点王の獲得を逃した[10]。復帰後はチームプレーに重きを置きつつも、要所で得点に絡み、同部での中心選手となった[20]2012年6月、ユース時代を過ごした古巣FC東京特別指定選手として登録され[21][22]練習に参加した。2013年3月に行われたデンソーカップチャレンジサッカーでは、関東大学選抜Aとして出場し、2年生で唯一ベストイレブンに選出された[23]。その活躍が認められて[20]同月の全日本大学選抜に選出され、ドイツキャンプ及びデンソーカップサッカー日韓大学定期戦に参加した[24][25]。同年7月、前年に続いてFC東京に特別指定選手として登録されると[3][26]同月6日のJ1第14節広島戦で途中出場し、Jリーグデビューを果たした。

FC東京[編集]

2014年からFC東京へ正式に加入した[27]。ソッカー部監督の須田芳正からもプロ入りを後押しされ[注 3]、内部進学であったことから3年次で円滑に退部することが出来[30][31]、在学のままプロ契約を結んだ[32][33][5]

同年J1第1節の対柏レイソル戦にて、FC東京の新人選手では2008年長友佑都以来となるJリーグ開幕戦での先発出場[33]を果たし、3トップの左ウイングとして相手の守備網と互角の勝負を演じた[34]。運動量[35]とスピード[36][37]を活かし、2トップの一角やサイドハーフでの起用にも順応を見せた上[38][37]、ドリブル突破による[39][37]1対1での打開力[40]を発揮してJ1第21節浦和戦でシーズン7得点目を挙げ、クラブの新人最多得点記録を更新した[注 4][41]プレッシャーの高まりや疲労の蓄積[42][43]、FW平山相太の負傷離脱によるポストプレーの負担の増加が重なり[44]シーズン終盤には得点のペースを落としたが、J1第31節の対名古屋グランパスエイト戦でのゴールにより、渡邉千真が持つリーグ新人最多記録の13得点に並んだ[45]。同年12月、新人では小野伸二中澤佑二に次いで15年ぶり史上3人目となる[46]Jリーグベストイレブン選出を果たした。

武藤の心身の消耗を憂慮していた[43]FC東京GM立石敬之から賛同を得られず、志望した冬季の海外移籍はならなかったが[47]2015年夏季の海外移籍を視野に契約を更新し[43]、Jリーグでの登録をFWに変更した。開幕戦から得点を重ね、3月度の月間MVPを受賞した[48]。J1第15節の対松本山雅FC戦で同シーズン通算10得点目を決めた。デビューから2年連続での二桁得点は城彰二以来となるJリーグ史上2人目の快挙となった[49][50]第1ステージ最終節の対清水エスパルス戦では得点こそ無かったものの、ドリブルで4人のマーカーを引きつけながら前田遼一の得点をアシストし[51]、FC東京での最後の試合を勝利で飾った。

1.FSVマインツ05[編集]

FC東京からの移籍容認に十分な活躍を続けたことで[50]2015年3月にはイングランド・プレミアリーグチェルシーFCから[52]、翌4月にはドイツ・ブンデスリーガ1.FSVマインツ05からそれぞれ移籍のプランを提示された。熟慮の末[53][54]、来日したクリスティアン・ハイデルGMから直接高評価を伝えるなど[55][56]、本人曰く「誠意を見せてくれて必要としてくれた」[53][57]マインツを選択し、5月30日にFC東京から同クラブへの移籍が発表された[54]。契約期間は2019年6月末までの4年間[58][59]。移籍金は非公表ながら[58]推定300万ユーロ(4億円)とされ[60][61][注 5]、立石GMによれば、マインツの提示額は武藤にオファーを出した4クラブの中で最安値でありFC東京の想定を下回っていたが、活躍度合や別クラブへの売却時には額を上乗せできる付帯条項を設けることで合意に至った[62]8月10日DFBポカール1回戦エネルギー・コットブス戦でマインツ移籍後の公式戦に初出場し、同月15日にブンデスリーガ開幕節のインゴルシュタット戦に途中出場してリーグ戦デビューを果たした。自身も志望していた[63][64]サイドでのプレーが中心になると目されていたが[65]、スピードを買われて[66]1トップで移籍後初の先発出場となった第2節ボルシアMG戦では懸命な奔走で攻守に貢献し[67]、第3節ハノーファー戦では移籍後初ゴールを含む2得点1アシストを記録[65]。当初マルティン・シュミット監督は対戦相手に応じて1トップを使い分けるとしていたが[68]、武藤の献身的な前線からの守備と[65]ドイツの巨漢DFとの競り合いを厭わない姿勢を賛辞し[69]、他のFW陣の不振も重なって[70]武藤を1トップで起用し続けた。第11節アウクスブルク戦では自身プロ初のハットトリックを決めてマン・オブ・ザ・マッチに選出され[71]高原直泰以来ブンデスリーガでハットトリックを決めた2人目の日本人選手となった[72]。2016年2月6日、ブンデスリーガ第20節ハノーファー戦で右膝外側側副靱帯を部分断裂[73]。3月下旬に練習に復帰するも、練習中に別箇所の右膝同靭帯を損傷[73][74]。治療に専念するために帰国し[75]、2015-16シーズンを終えた。

2016年8月7日、リバプールFCとのプレシーズンマッチで怪我から復帰を果たした。8月17日、ブンデスリーガ開幕戦のドルトムント戦で途中出場から今シーズン初得点を決めた。

日本代表[編集]

2014年9月、キリンチャレンジカップ2014に臨む日本代表に招集され[76][注 6]、5日のウルグアイ戦で国際Aマッチ初出場を果たし、同月9日のベネズエラ戦で初得点を決めた。

2015年1月開催のAFCアジアカップ2015においては、パレスチナ戦で相手プレーヤーの退場を誘発する働きを見せた他[79]ヨルダン戦では香川真司の得点をアシストした[80][81]。3トップ全ての位置で起用され、スーパーサブとしての[81]役割をこなした。しかし、準々決勝のUAE戦では決定機でシュートを外すなど精彩を欠き[82][83]チームも敗退。個人としても大会を通じ無得点に終わった。

人物[編集]

  • 姉2人弟2人の5人姉弟[84][29]スポーツアカデミー代表取締役社長の中野成章は母方の祖父[84]にあたる。モデルの立野リカはいとこ[85]
  • 利き足は右、利き手は左[45]
  • 同じ小学校の2学年上で、のちにFC東京の下部組織でともに育ち、トップチームでも一緒に在籍した三田啓貴は、小学校1年生の時からの幼なじみであり、大の親友[86]
  • 2015年7月3日、慶應義塾大学で同級生だった客室乗務員と結婚[87]。新婦の父は衆議院議員渡辺周[87]。2016年4月25日、所属事務所から第1子となる女児が誕生したことが発表される[88]
  • 本人は東京生まれ東京育ちであるが濃い顔立ちから沖縄出身と間違われることがある[89]。FC東京在籍時のチームメイトであった森重真人からは武井壮に似ていると言われた事もある[90]
  • 座右の銘には「強烈な努力」を掲げており、高校時代に囲碁棋士の藤沢秀行のドキュメント番組を見ていた時にこの言葉に胸を打たれたという[91]
  • 目標とする選手はFCバルセロナルイス・スアレスだとマインツの入団会見で語った[92]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 ルヴァン杯 天皇杯 期間通算
2012 FC東京 34 J1 0 0 0 0 - 0 0
2013 40 1 0 - - 1 0
2014 14 33 13 5 1 1 0 39 14
2015 17 10 5 2 - 22 12
ドイツ リーグ戦 リーグ杯 DFBポカール 期間通算
2015-16 マインツ 9 ブンデス1部 20 7 - 1 0 21 7
2016-17 -
通算 日本 J1 51 23 10 3 1 0 62 26
ドイツ ブンデス1部 20 7 - 1 0 21 7
総通算 71 30 10 3 2 0 83 33
  • 2010年は2種登録選手としての試合出場は無し
  • 2012年、2013年は特別指定選手
出場歴

タイトル[編集]

クラブ[編集]

FC東京U-18

個人[編集]

慶應義塾大学
FC東京

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 18試合2得点 (2014年 - )


日本代表 国際Aマッチ
出場 得点
2014 6 1
2015 12 1
通算 18 2

ゴール[編集]

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2014年09月09日 日本横浜 ベネズエラの旗 ベネズエラ △2-2 キリンチャレンジカップ2014
2. 2015年10月13日 イランテヘラン イランの旗 イラン △1-1 国際親善試合

関連情報[編集]

出演[編集]

CM

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 武藤のほかに、女優・土屋太鳳、男子マラソン川内優輝もバディの出身者。
  2. ^ FC東京は小学生を対象とするジュニアチームを保有していない。
  3. ^ 須田は、2013年6月に武藤がハットトリックを含む別格の活躍をした中央大学[28]を受けて「ここに置いておくのは日本サッカーのためにならないと思った」旨述懐している[29]
  4. ^ 2003年に阿部吉朗が6得点を記録。
  5. ^ 報道により前後[55][56]
  6. ^ 慶應義塾大学出身者のA代表選出は反町康治以来23年ぶり[77]。これにより、年度末には同学より小泉体育奨励賞を受賞[78]
出典
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]